感性で観るべき家族愛が底流にある異色作
今年のアカデミー賞作品賞有力作品。理屈で観てはいけない。感性で観る作品である。理詰めで観ると、マルチバース乱発でストーリーが雑然として分かり難い作品になってしまう。しかし、詳細に拘らず、感覚的に観ると、作品を貫いている普遍的なテーマがあることが分かる。作り手が、敢えてストーリーを理路整然とせず、感性で観ることを誘導しているように感じた。
本作の主人公は、破産寸前のコインランドリーの経営者エ... 続きを見る
予告の音楽に不安があったけど
途中で知ってるな、、、この話と気が付き、終わりも分かっていたのだけど、泣けるね、、、これは。
何ヶ所か嗚咽レベルでやばいな。
思っていた通りのストーリーなんだけど、6人の役者の演技にたまらないね。
中でもやっぱりヤスケンですね。ひとつの映画でカメレオンですね。
知識としてシベリア抑留は知ってるけど、ようやく理解できた感じがします。本当は11年ですから、2時間では理解出来ていないのだろう... 続きを見る
希望が文字となり、文字が希望を伝える
予備知識なしで見たもんだから、ラスト30分は涙が止まらない。帰国後のシーンは、安田顕に松坂桃李でしょ。絶対、ヤバイよね。想像しただけで目が潤んでくるのに、実際にスクリーンに映し出されると、もうダメ、堤防が決壊したごとく涙が押し寄せてくる。
5万8千人が死亡したソ連によるシベリア抑留。実際の抑留者の証言からすると、実態はもっと過酷で残酷だったと思うが、国際法に反した非道な行為をソ連が行な... 続きを見る
令和を代表する歴史的名作、時間経過でさらに評価される気がする
基本的に恋愛物は苦手だし興味もないが
本格ミステリーという触れ込みなので視聴しましたが
この作品は贔屓なしに稀に見る傑作だと素直に感じました
その根拠としてはアメリカの善と悪というか闇とされる
・白人同士の差別、マイノリティへの集団迫害
対する善の部分は
・アメリカの美しい大自然
・健気な少女が大人へと成長する過程
が絶妙に描かれているからです
と言うのはミステリー色が強くなる良... 続きを見る
「忘れる」とは、、、
「忘れる」って何か。考えさせるれる。
認知症の家族が身近にいるととても切ない。
認知症の表現が良かったと思います。単に忘れてしまうということではなく、何かを繰り返してしまう、誤認や勘違いと、認知症の人目線があった。
ネタバレになりそうなので曖昧な表現となりますが、忘れていく母親とにイライラしてしまう。自分は、忘れたいことは忘れられない。
しかし本当は、、、半分の花火とは、、、と、最後の方... 続きを見る
感謝の気持ちで満点です
もしかしたら、原作ファンの方からも、映画として楽しみにしていた方からも、多くの〝なんだかなぁ〟との声が聞こえてくるかもしれません。
ですが、私は今、密かにかつ猛烈に感動してます。
出版業界の事情は知りませんが、この原作を英語圏の人にも紹介したいと思った人がいて、採算ベースで判断する現地アメリカの出版社を説き伏せてくれて、その結果それを読む人がいて、更に映画にしたいという人まで現れて、挙句に... 続きを見る
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