ハンガー・ゲーム0

劇場公開日:

ハンガー・ゲーム0

解説

スーザン・コリンズのベストセラー小説を映画化した世界的ヒットシリーズ「ハンガー・ゲーム」の前日譚。シリーズ第1作で主人公カットニスがプレイヤーに志願する64年前を舞台に、ドナルド・サザーランドが演じた独裁者コリオレーナス・スノーの少年時代を描く。

反乱を起こした12の地区を戒めるため、毎年各地区から1人ずつ選ばれた少年少女が最後の1人になるまで殺し合う「ハンガー・ゲーム」。記念すべき第10回の新しい試みとして、贄の教育係に任命された18歳のスノーは、貧しい境遇から抜け出すべく優勝を目指す。しかし彼が担当することになったのは、最も弱い第12地区出身で“歌”を唯一の武器とする少女ルーシーだった。

イギリス出身の俳優トム・ブライスが若き日のコリオレーナス・スノー役で主演を務め、「ウエスト・サイド・ストーリー」のレイチェル・ゼグラーがルーシーを演じる。「ハンガー・ゲーム」シリーズのフランシス・ローレンス監督が引き続きメガホンをとり、「アサシン クリード」のマイケル・レスリーと「リトル・ミス・サンシャイン」のマイケル・アーントが脚本を担当。

2023年製作/157分/G/アメリカ
原題:The Hunger Games: The Ballad of Songbirds & Snakes
配給:KADOKAWA
劇場公開日:2023年12月22日

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映画レビュー

3.5独裁者スノーの若き日の出来事を描いた作品

2024年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

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BANAO1975

4.0スノーの変化

2024年3月25日
iPhoneアプリから投稿
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共感した! 3件)
やぶ

4.0前衛的で実験的に舞台劇のような映画

2024年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

確かに青春ライトノベルが原作の若者をターゲットにした軽い映画と
高を括っていた。
しかしどうだろう?
車もテレビもビデオもある時代。
戦争が続いて食糧不足で、人間の心は荒廃している。
支配的立場の父親が暗殺された貧しい孤児のコルレオーナス・スノー
(トム・ブライス)は出世と金を得るため「ハンガーゲーム」に
参加する。
12人の挑戦者たちが互いに戦って勝者の一人を選ぶゲーム。
その中で最弱の12番目の挑戦者ルーシー・グレイの教育係として。
ルーシーは「ウエストサイド・ストーリー」の
マリア役のレイチェル・ゼグラー。
彼女は歌姫の設定で、予想外に勝ち上がって行く。
そしてスノーこそ後の独裁的な大統領スノー
(ドナルド・サザーランドが演じた)なのだ。
つまり「ハンガーゲーム」の前日譚が「ハンガーゲーム0」。
このリアリティ番組のような構成の映画は必ずしも成功したとは
言えないが、真面目で実験的で誠実な構成である。
動物園の檻の中に閉じ込められる挑戦者たち。
そして廃墟のコロシウムで素手で戦わされ、敵は毒蛇だったり、
それを実況するテレビ局といった時代設定で、ルールも次々と書き換えられ
更新されて行く。
学生部長のピーター・ディンクレイジ、
博士役のヴィオラ・デイヴィスの美しくメイクした姿と、
舞台装置のような美術などなど、
詰まらないと切り捨てるのは簡単だが、
刺激的な挑戦を感じた。
強者が勝者とは限らず、
真面目な優しい心が、独裁者に育つ環境など、
中々面白かった。

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琥珀糖

3.5主人公が正義や人の心に目覚める話ではない

2024年1月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

映画の後情報で、主人公の青年が独裁者スノーの若き日の姿であり、ハンガーゲーム4作の前日譚であると知りました。私は第4作は観ていました。

国としての体裁は整えたものの、キャピトルは反乱する地区を幾つも抱え、地区の人々は生きるために狙い、騙し、奪っていくディストピア的国家が舞台であると思いました。
前半、話を見渡す限り、あまりいい奴が現れない。主人公も含めて、自分だけもしくはごく身近な存在のために身を削る物語であり、生きながらえる可能性は低く、その価値もない者たち(私にはそんな風に思えました)のサバイバルアクションが繰り広げられた。大量の毒蛇だけでなく、もしかしたら博士が創り出したキメラが闘いに加わるかも知れず、とにかく誰がいつ裏切るか分からないサスペンスの中で、帰趨を追う展開自体は退屈を招くことはなかった。

それで、コロシアムから兵役へと舞台が変わるうちに、主人公の想いが変化していくのかと思ったのだが、そうではなかった。例えば、「自分の身に向ける気持ちばかりで、正義感も情感もあまり持っていない若き日のスノーが、いったんは人を想う気持ちを抱くが、やはり体制に押し潰される。しかし魅惑溢れる流浪の民であるルーシーの姿と生き方に打たれて、一人のヒトとして立ち上がる力を得る」なんて言う筋書きではなかったんですね。

愛によって生まれ変わることなく、怜悧で冷徹な統治者に進化してしまうスノーに、壮大なダークファンタジーの片鱗を感じなさいと言う物語。ルーシーかキャピトルかの選択は、スノーには訪れない。まぁ、シリーズの創生譚の位置付けも含めて、どこで腑に落ちるかと言う作品だと感じました。

私はギターを抱えたルーシーとは、別作で出逢いたかったかも知れない。

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Uさん
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