四月になれば彼女はのレビュー・感想・評価
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どんな愛も必ず満ちていく!
皆さんの評価があまり上がらない理由を、鑑賞させていただいて良くわかりました。この作品は、ストレートな恋愛の成功と失敗を描いたものではありません。人間の持つごく自然な恋愛感情に、簡単に飛び込めないめちゃ臆病な世代を描いているような気がしました。世代と言って仕舞えば、今の若者を指しているようですが、大きな括りで言うと突破力のある生命力が衰退している人たちのことと言えるかもしれません。それでもそれは悪いことでもないし、あるがままなので、私はそれなりにOKだと思います。そういう角度で描かれた原作ですから、若者の支持が高いのかもしれないと想像しています。この作品の中では、10年前の学生時代に佐藤健を振った森七菜が、佐藤と行くはずだった南米やヨーロッパを一人で訪れ、自身の佐藤に対する愛を確かめます(直近ではすでに不治の病に侵されています)。その想いを現在の結婚相手であった長澤まさみにバトンタッチするという流れは、ある意味不自然で難しい流れだとは思いますが、それでも時間が経つにつれて、だんだん腑に落ちてくるような気がするのは私だけでしょうか。いずれにしても、佐藤、森、長澤の三人は現代の雰囲気が作り出した、立ちはだかるハードルに向かって、行動しない、飛ばない人間の要素を冷徹なまでに描き出していて切ないです。しかしながら、あるがままに生きるという意味では、結局何の問題もないのかもしれません。それは最後の海岸での佐藤と長澤の抱擁が示しているように、物事はちゃんと幸福の方へ満ちていくのでしょうか。最後に流れる藤井風の楽曲「満ちてゆく」の曲が、ぴたりとハマるところが本当にすごいと思いました。
「雨の匂い」「街の活気」「人の気持ち」見えないけどたしかにそこにあるもの
2024年映画館鑑賞24作品目
4月13日(土)イオンシネマ石巻
6ミタポイント0円
山田智和監督作品脚本作品初鑑賞
木戸雄一郎脚本作品初鑑賞
脚本は他に『映画ドラえもん のび太の新恐竜』『百花』の川村元気(原作者)
婚約者が突然いなくなる知的なラブストーリー
含蓄?のある台詞が多く飛び交う噛めば噛むほど味が出る作品でU-NEXTで動画配信されたら是非また観てみたいと思う
なんか村上春樹の小説みたい
ペンタックスというニックネームのネーミングセンスも「ねずみ」とか「突撃隊」を思い出した
そう感じるのはヤフーニュースでバカなコタツ記事を読み過ぎの悪影響でしょうかね
バカがますますバカになります
粗筋
精神科医の藤代俊は大学時代に写真サークルに所属していた
サークルの後輩の春と交際を始めた俊は撮影のため2人で海外旅行に行こうと計画を立てたが春の父それに反対
男手一つに育ててくれた父に考慮し春は撮影旅行に同行せず泣く泣く俊と別れた
父親が医師で母の勧めもあり医者になった俊は患者として知り合った獣医の坂本弥生と交際をはじめやがて同棲をする仲に
婚約し2人で結婚式の準備をしていたそんな矢先に弥生は失踪した
弥生は余命僅かの春が療養しているホスピスで看護師として働いていた
ホスピスに来る前に春は余命わずかと知り俊と行くはずだった海外に撮影旅行に出かけていた
弥生は春の俊への手紙を読み春に会うため俊に黙ってホスピスの看護師になったのだ
有名なウユニ塩湖が壮観
予告編は塩湖の印象しかなかった
つかみはOK
プラハにアイスランド?アイルランド?
過密スケジュールで海外移動した森七菜はその仕事に対して愚痴をこぼしていたらしい
某芸人たちからクレームが殺到しそうだがのんびり屋の自分からすれば七菜の気持ちわからないではない
バーのBGMで長澤まさみの事務所の先輩の斉藤由貴の『卒業』を流したりバーのマスター役の仲野太賀がちあきなおみの名曲『喝采』を熱唱したりと芸が細かい
ともさかりえのキャスティングもなかなか
俊が弥生のことで弥生の妹が働いているパチンコ店を訪ねるわけだが屋上で喫煙する妹役の河合優実の「お姉ちゃんと自分は違いますよ」的な雰囲気を醸し出す芝居に感心した
父親役が竹野内豊っても豪華な顔ぶれの一つ
そこは田山涼成みたいな感じの俳優でもいい気がするがちょっと歳を取りすぎているかな
美男美女ばかりが出演するなかでチョイ役でもしっかり爪痕を残す水澤に俳優としての意地を感じた
映画は1人で鑑賞する主義ですがこの作品は是非できれば恋人や夫婦で観てほしいですね
マッチングアプリで知り合った人妻や女子中高生でもいいでしょう
男女でなく男同士女同士でもそういう仲なら是非とも2人で観ましょう
フードコートなどで感想を大いに語り合い理解を深めてみるのも悪くありません
少しは世の中が良くなる気がします
こんな野暮天でもそれは強く感じた稀有な作品ですね
まあ自分はいろいろと面倒なのでやりませんが
あとスナックサンドの人やっぱりうまいですね意外と芝居が
若い女の子みくびってはいけませんよ
配役
大学時代写真サークルに所属していた精神科医の藤代俊に佐藤健
俊の婚約者で獣医の坂本弥生に長澤まさみ
俊の大学時代の後輩で写真サークルに所属していた元カノの伊予田春に森七菜
俊の行きつけのバーのマスターで友人のタスクに仲野太賀
俊の大学時代の写真サークルの部長のペンタックスに中島歩
弥生の妹でパチンコ店従業員の坂本純に河合優実
俊が勤める病院の先輩医師で子持ちの小泉奈々にともさかりえ
弥生が勤める動物園の飼育員の北村に橋本じゅん
俊の患者の桑原に水澤紳吾
結婚式のプランナーの高橋に瀬奈じゅん
施設の利用者の長谷川綾子に島かおり
施設長の中河玲子に高田聖子
春の父で春を溺愛し春が幼少の頃に妻に逃げられた伊予田衛に竹野内豊
価値観 vs 価値観
愛とは何かを3つの視点を中心に考えさせられる。
主人公は精神病の医者でありながら、結婚生活に関して欠けている部分があり、嫁に対しての感情は希薄になりつつある。ただ、登場人物の中では最も共感できる人物だった。
嫁は一度結婚から逃げ出した過去を持ち、現在の結婚生活に関して若干の不満を持つ女性のように感じた。
元カノは、感情豊かで、かつての思い出を追随するように主人公へ文通をしている。
ただし、嫁と元カノに確執もなければ仲間意識もなく、深い関係ではないので、女性同士のどろどろしたような展開ではない。ある意味特殊な恋愛映画のように感じた。
一方で、私自身結婚について深く考える経験がなく、共感できなかった部分がある。マリッジブルーや、過去の恋愛の清算、結婚後の生活を経験していない為、特に主人公の嫁の行動に対して理解ができなかった。
また、伏線(嫁の妹へのメールの返信、嫁の行動理由、元カノ父の現在等)の回収を期待してしまい、頭がそっちに持ってかれてしまった。
所々登場人物の行動理由について余地が残されており、ある意味小説のプロデュースになっている。後ほど自分も確認したい。(特に嫁の妹!)
映画を通して、俳優や女優の演技を始め、音楽や撮影場所などの演出にこだわりがあり、パーっと見る分には綺麗な映画だった。ただし、演出のみが点数の大半である。私個人としては、”カメラをきっかけとして男女が繋がる”、”恋人が亡くなる”、といった大衆に理解される大筋のみを重視し、感情が動く理由の説明に不足を感じた。映画化に伴う物語の抽出や改変が難しいのは理解しなければならないが、物足りなさを感じてしまう。
人それぞれの恋愛観
今回の映画『四月になれば彼女は』の監督は、MVの監督で有名な山田智和監督です。
(過去に担当したMVでは、米津玄師の『Lemon』、あいみょんの『マリーゴールド』、宇多田ヒカルの『Gold~また逢う日まで~』等、素敵な作品を世に送り出してくれています。)
そういったことから、知っている人の中では「あの山田智和監督が長編映画作品を初めて監督するの? 観に行ってみるか」と、期待して観に行った方もいるのではないでしょうか?
かく言う自分は……残念ながらそんなこと知らずに映画を観てきました。
ただ「面白そう」と、告知と主題歌の良さから滲み出る良作感に惹かれて観てきました。
が正直、観終わったときの感想は微妙でした。
万人受けする映画では決してない。
恋愛に悩める人の為の映画、俳優陣の方がそんなことをインタビューで言っていたのを聞きながら、恋愛に無縁な自分にはこの映画は難しいものだと感じさせられるばかり。
そんな自分ですが、自分なりに考えてみたので映画レビュー書いていこうと思います。
この映画には、3人の主人公が居ます。
精神科医の藤代 綾、獣医の坂本 弥生、元カノの伊予田 春、の3人です。
(男性1人に、女性2人です)
それぞれが悩みを持っていて、共通して恋愛についての苦い思い出も抱えています。
悩みがあるとモヤモヤしますよね?
苦い思い出も笑い話に出来れば少しはラクになりますよね?
劇中の彼女達はモヤモヤと苦い思い出を昇華するために終始動いているのだと思います。
今身の内で起こっている問題(モヤモヤ)を解決出来れば、人は幸せです。
なので最後まで問題(モヤモヤ)を解決しようとしない藤代 綾は最後まで幸せになることはありません。
そんな藤代 綾は、態度もモヤモヤしているので劇中の登場人物達から、『しっかりしろよ』っと色々なことを言われます。
バーテンダーの「まだ分かんないの?」や、同僚や坂本 弥生の妹からの、「どうして、そんな状態で結婚しようと思ったの?」、
「お姉ちゃんのこと全然わかってないよね?」等です。
全て的を得た登場人物達からの言葉なのでしょう。が、自分としては彼らが藤代 綾に厳しく言うのは納得いきませんでした。
藤代 綾は藤代 綾なりに真剣なのに……。
恐らくですが、こんなに厳しい言葉をかけられるのは、藤代 綾と彼らの間に過去様々なことがあったからだと思います。
過去は詳しく描かれていませんが、本音で厳しいことを言うぐらいには仲が良いのだと思います。
本音は仲が良くないと、気をつかってなかなか言えないものですからね……。
藤代 綾は愛されやすい人間なのかもしれません。
特に元カノや今カノの想いはデカイように思います。
だから二人とも彼のことを想って、劇中でアクションを起こして、彼から離れました。
皆さんは、
『自分よりも大切な存在、自分よりも大切にしたいと想えた存在はいますか?』
この映画のレビューは、「理解不能」という内容の不評なものが多いですが、それはどうしてなんでしょうか……?
彼女達の行動は、理解不能でしたかね……?
人のことを想って、好きになって何かをする時、盲目になったり、バカになったりするものじゃないんですかね……?
好きな作品を語る時、熱い気持ちになってしまうように、そのものへの想い入れが強いほど、動く感情はデカイはずです。
彼女達は主人公が好きすぎるが故に、自分のせいで彼の人生を壊すのが怖かったのかも知れません。
気持ちがデカすぎたが故に、最終的には自己中になって、彼を傷つける結果になった。
その行動の先の結果(手紙を送ったり、失踪して元カノに会いにいく)が意味不明なのは、彼女達が盲目になって、バカになっていたからなんじゃないかなと思うと、この作品は面白いのかもしれません。
そして、この作品で忘れていけないのはペンタックスという存在です。
ペンタックスは、伊予田 春との出会いのキッカケと坂本 弥生との再会のキッカケを作ってくれた存在です。
作中冒頭付近で、坂本 弥生が、教会って結婚式だけでなく葬式もやる、ということをを少し面白がっていたシーンがあります。
あれは後日譚として、伊予田 春の葬式と坂本 弥生との結婚式をどちらも教会で行う伏線のようなものではないですかね……?
そして、そのどちらの式にも参加するのは、主人公の藤代 綾はもちろんのこと、そのほかで言えばペンタックスのみです、恐らく。
ペンタックスは、劇中で恋愛とは無縁な存在ですが、藤代 綾の恋愛において1番助けを出している存在かもしれません。
ペンタックスがいるので、きっと藤代 綾の未来は明るいです。
あとですが、今回の長編映画『四月になれば彼女は』の主題歌である『満ちてゆく』の「手を放す、軽くなる、満ちていく」という歌詞には、物語が終わった後、この2人の行方を明るく照らしてほしいというニュアンスの意味があるそうで、それも相まってこれからの藤代 綾と坂本 弥生はきっと大丈夫だと思わせてくれます。
あと、山田智和監督さん、今話した主題歌の『満ちていく』のMVの監督も担当しているということで、気になった方は見てみるといいかもしれません。
(作品の解像度が上がるかも?)
あとですが、作中通しての謎として
「愛を終わらせない方法とは、それはなんでしょう?」
というものがありますが、
坂本 弥生の言う
「手に入れないこと」
は、正解では無いのでしょう……。
坂本 弥生自体、それについて悩んで失踪していますから。
坂本 弥生は答えを見つけるために、藤代 綾の元カノである伊予田 春に会いに行きます。
彼女が自分とは違う価値観を持っていたからです。
坂本 弥生は独特な恋愛観を持っていると妹にも思われるほど、少し変わった人です。
「手に入れないこと」とは、満たされないことです。
満足しないこと、満タンにならないこと。
劇中で、ワイングラスを割った坂本 弥生はそれをキッカケに失踪します。
そのワイングラスは藤代 綾との同居をはじめる記念として買った思い出の品です。
思い出の品なのは藤代 綾も同じはずなのに藤代 綾はそのことを覚えていないようで、割れたワイングラスを簡単に捨ててしまいます。
割れたワイングラスは液体を注いでも満たされることはありません。
満たされない彼女がワイングラスを割ってしまった。
彼女は複雑な顔をして、
そして、その日を境に失踪した。
その行先は、藤代 綾に対して手紙という形で愛を伝え続けていた元カノの伊予田 春です。
坂本 弥生達が怠った、愛を伝えること、愛を育むことを逆に怠たらなかった人間の元へ。
そして彼女の気持ちを知り、藤代 綾と最後は再会して、エンドロールには2人の行方を明るく照らす意味を込められた『満たされる』と言う曲が流れる。
きっと、2人は伊予田 春という愛を伝えるピースが加わることで、愛を手に入れたはずです。
つまり、「愛を終わらせない方法は、なんでしょう?」の答えは、『愛することを怠らないことです』、多分。
自分が愛していれば、少なからずその愛が終わることはありません。
俳優陣の繊細な演技が見所。
俳優陣の繊細な演技が素晴らしい。
佐藤健演じる藤代が回想シーンで、春に告白するとき、すごく緊張が伝わってきました。エスカレーターで泣き崩れるシーン、端整な顔が歪み、ここもまたよかったです。
森七菜演じる春も、ピュアな雰囲気がはまってました。ただ、死ぬ前にしては、ずいぶん元気に海外行ったり、たい焼き食べてるなあとは思いましたが。。大学時代の彼女はよかった。
春の父親が娘に依存してる様子は、竹野内豊だからよかった。「苦しいんだ」と呟いたシーンで気持ちが伝わりました。あれは、ただの親父風の俳優が演じたら気持ち悪いだけです。
長澤まさみ演ずる弥生には、少々呆れましたが、あれも長澤まさみだからよかった。もう少し粘着質なタイプの女優だったら、ただの痛いメンヘラ女になるところ。
映像も全体的にキレイ。
たぶん弥生のメンヘラ気質にちょっとついていけない人も多いと思うけど、絶妙なキャスティングに救われています。
春がお父さんと彼氏を選べない、ということは、即ちここでは佐藤健と竹野内豊を選べないということ。
それは選べないよね~と勝手に納得。ここも、キャスティングの妙。
内容的には「愛することを怠る」という表現が印象的でした。
たしかに恋愛中って、好きなら好きなほど、ピークが過ぎたのではないかと不安になったりしますよね。
そういう頃の気持ちを思い出しました。
素敵な景色
大人であるほど「どゆこと?」と思いそう
事情があるとは言え、10年前の彼氏に手紙を送りつける元カノも怖いし、婚約者の元カノの暮らす病院に行って勤める女も怖いし、婚約者は職場をいきなり長く休んだり辞めるって大人としてどうなの?とか、元カノは何故手紙を送る住所を知ってたの?とか、元カノは何故婚約者の正体がわかったの?とか、細かい違和感が残る映画でした…
フィーリングで見るべきで、余計なことを深く考えてしまう大人が見る映画ではないのかも。でもテーマは「愛とは」なのだろうし、大人向けだと思うのですが…
主人公の言葉の足りなさとかはわかるけど、出奔するくらいなら喧嘩してでも話し合えばいいのに。
友達になりたくないタイプの人達だなぁ…
とか、考える自分が冷めてるのかなとか、見ながら考え出してしまいました笑
子供を束縛する父親とか、昔の恋愛を引きずる主人公とかは妙にリアルだなという気がしたので、男性が思い描くロマンチック、なのだと思うとなんとなく納得できる気もしました。
こういう評価は良くないと思うけれど、岩井俊二さんみたいな、リアルでありながらどこかファンタジーな、紙一重の世界観を描きたかったのかな、という気も…そういう匙加減の難しさを感じたりもしました。
映像と役者陣の演技、藤井風さんの歌はよかったです。
愛を静かに語る映画です
正直に言うと、派手な演出はありません。派手な出来事もありません。それ故に共感出来ることが多いはずと思える映画です。
原作を先に読んで、見に行ってきました。限られた時間の中で完結させているため、原作の内容とは多少違ってきています。ですが、キャストさんの繊細で優しい演技、映像・音楽もマッチして、なんとも言えない感覚がありました。主題歌の「満ちてゆく」エンディングで流れた時、自分の想いと重なって涙が溢れました。
映画を見ながら、恋人のこと、家族のこと、そして、自分のことを振り返ってほしいなと思います。この映画は、見る度に感動が増す映画。できれば、2度目3度目と見に行ってほしい映画です。
あと、付け加えるとしたら、優しくなれる映画かなと思います。
「語らない美学」
まず役者さんの演技について触れたいと思います。
登場人物が少なかった分、違和感のある演技をすると目立ちやすい映画だったと思いますが、全員が全員役に嵌っていて素晴らしかったと感じました。
次にストーリーですが、原作が川村元気さんということで、「百花」を観た身としては小説を読んでから映画を観たかったのですが、結局読む機会を逃し映画を観る日を迎えてしまいました。
肝心な話の内容ですが、僕自身大好きなタイプの話でした。まだ高校生という我が身にとって結婚観というのはあまり共感できるものではなかったのですが、関係性が変わるということについては交際などで自分自身これまで何度も考えてきたことがあったので、この映画を観て視野が広がった感じがしています。
タイトルにも記載しましたが、本当に語らない美学という言葉が当てはまる映画だなと感じました。その分登場人物の行動と内面が、僕の頭の中ですぐ結び付かないシーンも少々あり、評価が低くされている理由もここにあるのかなということを考えて観ていました。
ただ僕自身はそういった映画が好きです。
幸せとは何か、そういった人間の心情を描いてくれる映画や小説は、これからもたくさん観て読んでいこうと思います。
そしてエンディングの藤井風さん。最高でした。曲は最近ずっと聴いていましたが、エンドロールで流れる曲はやはり格別でした。映画を観て曲への理解も深まり、これからもしばらくリピートすることになると思います。
自分でも総評をなぜ4.5にしたのかは分かりません。ただ、なにかが欠けている気がしたので0.5マイナスさせていただきました。
ただ、本当に良い映画だったので、是非もう一度観に行きたいと思います。加えて、小説も読もうと思います。
レビューを読んでいただきありがとうございました。
変化に寄り添うこと
つまらん、主題歌が勿体無い
なんかつまらんくて7割は寝たと思う。
難しいって言ってる人いるけど、別に難しくはない
てか春さん彼女がいる元カレに手紙かくとかキモいし、弥生も元カノがいる所で働くってキモすぎる:(´◦ω◦`):
原作とはかなり違う
良くも悪くも原作とはかなり違う。森七菜が長澤まさみに、わかっていた、来てくれてありがとう、と言ったところで涙腺崩壊。厳しいコメント多いけど、いい映画だと思います。森七菜さんが可愛かった。
色々と考える機会を与えてくれた
ふわっと、ぼんやりしたような感じ。
愛を終わらせない方法はない
冒頭、式場見学のシーンより。
同棲している彼女がピアノを習っている事さえも知らない彼、別々の寝室。
「愛を終わらせない方法ってなんだと思う?」という過去された質問さえも忘れてしまっていた。
愛を終わらせない方法は手に入れない事だと。
手に入れる事ができなかった彼の元恋人からの手紙、
そこから読み取れる痛いほどの愛に彼女は心を乱されたに違いない。
愛が本当に終わってしまう前に彼女はその熱に触れようとする。
ただ実際に元恋人に会ってその熱は過去のものだと、その熱を元恋人自身も追っている事を知る。
愛を終わらせない方法など無かった。
途中、先輩の医師が放つセリフ。
「今の時代、皆んなどこかしら病んでいる。」
登場人物みな、どこかしらに問題をかかえていて、極端に言えば心なのか、身体なのか、どこかしら病んでいた気がする。
そんな病をお互いに分かり合って、補い合っていく必要があるのかもしれない。
皆さんは愛が終わらないように、愛する事をサボらないで欲しい。
これまでの恋を思い出し、これからの恋を思わせてくれる映画
いい意味で淡く不完全燃焼になるような映画。なので、ものすごく原作を読みたくなる。(読もう!)
愛を終わらせない方法とは…とひたすら考えさせられる。愛の終わりについては「恋人同士の気持ちのすれ違い」とかそういう単純な言葉では表せられないほどぼんやり曖昧なものなのかもね。
一度でも恋をしたことがある人はその恋を思い出すなと思ったし、これからの恋についてもきっと想いを馳せるだろう。
好きな気持ちだけではどうにもならないこともある。けれどもその好きな気持ちをもし未来の私から見たらどう思うのだろう。未来から見た時、希望ある愛の形になっているだろうか。
ふわふわと色んな考えを巡らせながら見られる映画。脇役キャストの方々は、出演時間こそ短いものの、とてもいい味を出しているし、主役三人が上手い具合に引き立っている。
タイトルに立ち戻り考察できるほど深く入り込めなかったので、やはり原作を読んでみようと思う。
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