ボーはおそれているのレビュー・感想・評価
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ボーさんお疲れ様でした‼️90点
まず初めに3時間もある映画ですが全然体感的に感じませんでした。観て良かったなぁと思いました!1回見ればおなかいっぱいな作品。R15だけどこの作品R18だろ。笑
ホアキンがよくあそこまで演技したなぁと拍手しかない。やっぱ前半のドタバタ感や狂ってる人達ばかりでこれぞアリアスター監督の作品です。
ただ少し展開が遅くなったのが少し残念。森へ行き、自分の人生と物語が一致するという場面だが少し長すぎかなと。絵本みたいで観てて嫌だなって感じはなかったが。
最後も中々の展開で面白かったなぁ!
物語の意味は1度観ても分からないのでパンフレットを購入することをオススメする。パンフもオシャレで観てて楽しいし飾りたい!やたらと「水」が出てきますがその意味が分かります。また監督のインタビューも載っており観てて面白い。
主人公の煉獄の旅
同監督は「ミッドサマー」くらいしか見てないです
今作は理不尽劇がメインでザックリ言えばライトなデイヴィッド・リンチって
印象ですかね。
個人的な考察?みたいな受け止め方としては主人公は序盤の蜘蛛で亡くなるか
瀕死になったんだと思います。
それ以後は主人公の煉獄の旅(水ですがw)だったんじゃないですかね?
ゆえに夢や妄想の類なので警察に行こうとか思わなかったんでしょう
最後の裁判でも翌日以後の事は言われてないですし、母親に関しては生死より
主人公の心の贖罪と言うか引っ掛かりだったんでしょう屋根裏の父は想像出来
なかった異形の象徴とか?まぁ細かく観れば恐らく色々繋がりはあるんで
しょう。ただ主人公自体が運営施設にぶち込まれる人間なので全部偽りで
実は空っぽの人生なのかもしれませんね、個人的にはそんな風に解釈しました。
長いけどこういうのが好きな人にはたまらない一本かと思います。
狂った悪夢の3時間
カオスな世界観とホアキン・フェニックスの狂気に満ちた演技に圧倒!!
アリ・アスター監督作品は初鑑賞。
観る前から3時間という上映時間におよび腰だったのですが、
割とあっという間の3時間でした。
4部構成なんですね。
冒頭はボーの住んでいる環境の酷さ、扱いの酷さみたいなものが強調され
2部では、ボーを受け入れてくれている家族との関係性がどんどん暴走気味になり
3部では、紙芝居的にボーの人生がなぞられ
でラストという展開です。
ホラーというより、強烈に観てていや〜な表現が満載になっていて、
そういう怖さというか、悍ましさというか、すごく疲れます(笑)
よくまあ、こんなに詰め込めるもんだなと感心する次第です。
それから虚実入り混じるというか、ボーの現実と空想の境目がよくわからないとか、
何が現実で起こっているのか、そうでないのか、的な観せ方は、
全然ジャンルが違う映画ですが、アンソニー・ホプキンス主演の『ファーザー』を思い出しました。
こちらもある意味カオスだったので、同様の凄さを感じましたね。
ラスト付近はA24らしいといいますか、
ある物体?を見るに、『MEN 同じ顔の男たち』のラストに近い悍ましさというか
もはや造型が笑えるレベルといいますか、観たら「えっ!?」と思う方が多いだろうな〜と思いました。
やはりホアキン・フェニックスの演技が凄すぎですね。
狂気に満ちているし、よくまあいろんな表情・所作ができるなと思いますし、
表情の変化も凄いんですよね。
ジョーカーともナポレオンとも違うホアキンが観れてよかったです。
万人にオススメできる映画ではありませんが、
一度ご覧になられると視野が広がりそうな、そんな気がする映画です。
私は素直に「面白い」と感じました。
アリ・アスター監督の過去作を鑑賞するかどうか迷い中です。
230 トイレ我慢できるかおそれている
ファーストシーン やはり外国の日常は恐ろしいわ
セカンドシーン 博愛主義のオカンでも娘が虐げられると怒るのだ!
サードシーン この監督は中だるみしてもなんぞ意味があると
思ってしまうので目が離せんのだな
フォースシーン オカン舞台装置にカネ掛け過ぎやろ
サードシーンまで意味深満載で
それぞれがどんなオチに繋がるんや?、と期待させるが
最期の落とし方は個人的にウケなかった。
オカンをチョーク攻撃した後は
ポーの脳内完結です、だったら納得(せえへんか)。
60点
イオンシネマ近江八幡 20240217
パンフ購入
愛憎劇
父の命日に帰省する予定だったのに
そこから、延々と狂った中年男性の
あやふやな不思議な世界が繰り広げられる。
産まれた時にボーが落下。
この時から母親への恐怖が始まったのかも
しれない。
家の鍵を盗まれたり、全裸で疾走して車に
轢かれる。そして轢いたイカれた家族にお世話に
なりカオス状態。逃げだしし森の中へ。
妄想か現実か分からない劇をみる。
奇抜な人物のオンパレード。
舞台のシーンはオオカミの家の方々が
携わってたんだ。
母と子の愛憎劇をたっぶり味わいました。
ボーが旅に出て少しでも成長してたら
何かしら変わったのかもね。
一つ思うのは母親がずっと恐怖だったの
でしょう。
狂気と幻想にユーモアを添えて
中盤くらいまでなんだ?これ?だったのだけど、娘がペンキ飲んで死ぬところあたりから盛り上がってきて、目が離せなくなった。こんな狂気の沙汰な映画を一般の劇場でやってはいけないと思う。舌触りは、ラースフォントリアーのハウスジャックビルト。落ちも、ハウス〜と同じなはず。ハウス〜と同様、かなり人を選ぶ映画で、人によって大名作かクソ映画かに二分されるかと思う。マライアのオールウェイザビーマイベイビー流しながらセックスするとか、ホント笑っちゃった。意味はわからんが、凄いものを見たな感があり、上映時間3時間は納得。監督の狂った思考にきちんと応えている俳優陣も凄いが、この意味不明な会話を日本語訳した翻訳家の方が凄いと思った。お疲れ様でした。
ホアキン、疲れたろう。僕も疲れたんだ…。
今注目の監督とアカデミー賞主演男優賞俳優が組んだ作品だからって、名作とは限らない。
でも、名作だと思えない自分はなんかカッコ悪いから、無理矢理にでも意味を見つけ出して絶賛してみる、そんな事はしたくないので正直に。
なんだかとても眠いんだ…ホアキン…
映画好きを吹聴している身で、一瞬だけとは言え寝落ちしました。ごめんなさい。
始まってしばらくは、映像に隠されたメッセージや暗喩、隠喩から伏線まで、何一つ見落とさないぞ!と意気込んでいたものの、もう、疲れちゃって。無いよね多分。そんなメッセージとか隠された意図とか。むしろ監督の嫌がらせかと思ったよ。逆にそれならある意味深いな…。
映画通して人生の縮図とか、深層心理の抽象的な表現とか、人間の欲望の具現化とか、それっぽいこと言ったら分かってる風でかっこいいのかもしれないけど、正直なんっにも解らんかった。受け取り手に伝える為の工夫をしない発信物は、ただの独り言。
そんな感想しかない3時間。
実写版悪夢
現実と虚構の間の話し
アリ・アスターらしさ全開
些細なことでもすぐ怖がるボーが怪死した母の元へ帰省するだけの話。ちょっと難しめの話ではあったが、3時間イカレタ映像が続く。
半年前からずっと期待していた今作がついに公開したので、見に行った。感想としては、アリアスターらしさ全開でそこは良かった。前半展開がゆっくりで、「大丈夫!?」って思ったけど、後半は色々やばかった。そのヤバさがアリアスターらしいと感じた。そのヤバいせいで話の筋がいまいちわからないところがあった。後半からは話も普通に面白い。
↓↓↓↓考察?↓↓↓↓
彼は作中で母親離れできていないことがわかる。
彼は「オーガズムによる心雑音が原因で、父親は亡くなった」ことを母親から伝えられ、セックスの恐怖を植え付けられてしまっていた(ラストで、それは嘘だったことが明かされるのだが)。ボーは、他の女性を知らない、純粋な存在のまま。母親は極めて巧妙なやり方で、彼を依存的な幼児のままにすることに成功している。
また、作中にボーの人生を舞台にしたような芝居が出てくるが、あれは妻がいて、子供もいる。だが、母親にコントロールされていなかったらきっと実現できていたであろう。
このように、母親は子供をコントロールすることができ、人生を破壊することだってできるということに母親の狂気を感じた。
で、ラストの結末だが、アリアスター監督なので最高のハッピーエンドなんだろうということは確信していた。過去2作品も最高のハッピーエンドだった。
今回ボーはやっと母親からの支配から抜け出したと思いきや、母親の怒りによって裁判をかけられ、ボードは転覆し、彼は溺死する。
今回もまた、いつも通り最高のハッピーエンドで幕を閉じるのであった。
親子のお話
アリアスターの過去作と比べ抜きん出てわかりづらく、その上長尺なので神経を使いすぎて疲れてしまった。
確信が持てないのであくまでも想像でしかないが、一言で言えば「母親のお仕置き」というところか。
ボーは父親の命日のために実家へ帰省しようとするが、多くのトラブルに遭い予定通りの行動ができなくなってしまう。
が、それは全て母親が仕掛けたある意味テスト?であったということかと思う。
母親は常時ボーを監視ししており、自分を最優先に思い帰省してくれるかを試したのではないだろうか。
自宅のアパートから実家までの道程で起こったトラブルは全て母親が仕組んだ障害であり、出逢った人達も全て会社関係者が演じ(会社の年表にそれぞれの写真があったような)、さながら「トゥルーマン・ショー」のようにそれを大勢の観客が観ており、最後に母親への愛情が疑われ公開裁判で断罪される。
ボーが過度の不安症で定期的にカウンセリングを受けているが、そこで自分の過干渉に対しあまり良い感情を持っていないことを知った母親自身も元々ボーへ不満を持っており(いつまでも自発的に行動できなかったり、子供の頃自分が怪我をしたにも関わらず迷子からわざと出てこなかったりなどで)、なんとなく親子で憎しみあっているような構図が伺える。
ビジネスマンとしては相当有能な母親のようだが、その支配下にいなかった人物として監視されている事を耳打ちしたグレースと、数週間前に母親の会社を辞めたためこの計画を知らずにボーと性交渉を持ってしまったエレインの2人がいるが、エレインに限って言えば家系的に性交渉でオーガズムに達すると死んでしまうという嘘がバレてしまう最悪の計画外を起こし、結果重い罰を与えられてしまう。
名前や地名、またトラブルに関して要所要所で「水」が関係しており最後も水に落ちて死んでしまうが、あれはやはり母親の胎内に戻るというメタファーという事になるのだろうか。
森の中の芝居や童貞なのに3人の男の子がいたり説明できないシーンも山ほどあり結局よくわからず、と言うかわかってもらおうとしてつくってない映画なので、全く分からなくても良い映画だと開き直ってます。
※パンフレット買えばよかったかな。
エンドレス理不尽展開
こちらの頭も「ボー」っとしてきます。。
さて本作、鑑賞前から何やら「難解?」そうな評判を聞いており、ならばと、前情報は予告すら観ない徹底した状態で挑みました。さらに『ミッドサマー ディレクターズカット版(170分)』に味を占めたのか?今回は179分。。それもあったので昨夜は早めに寝たのに、寄る年波で寝貯めが出来ずに夜中に目が覚め、結局「寝られないから確定申告を終わらせる」始末。とは言え「面倒くさいことが終わった!」と喜んで映画館に向かったのですが。。。
いやぁ、、難解というか、正直言うと殆ど解りません(苦笑)。
序盤はディストピア×カオスでその内容どころか、ボーの身に起こることの一つ一つが変過ぎて笑えます。と言うか、あまりの変さにこの世界観がどうして成り立っているのか、或いはこれはボー(と私たち)だけに見えているのか?と思えるほど、「おかしな人」と「そうは見えない人」が同居している中、明らかに平常心でないのがボーだけという状況。そのきっかけきっかけでボーが気を失い、そして目が覚めるとまた状況が一変しているという繰り返しなのですが、少しずつ展開のある物語はボーに試練を与え、且つ解決せずにどんどんと山積みされていきます。
序盤に続き、前半、中盤、後半そして終盤と大きく5つほどの構成だったと思いますが、ちょいちょい臭わせるように挟み込まれる「過去のシーン」と「ボーの見る夢」で、徐々に明かされる因果に対し「見ないよう」にしたり、「記憶から消す」ことで「平然と生き続けている」ことを責められているようで、観ている私もボーと一緒に身につまされます。そして皮肉なことに、これだけ追い込まれてもまだ「死にたくない」ボーに対しまた苦笑。ある意味図太いです。
とは言え、やはり179分は長い。。その上、後半から終盤にかけてはかなり宗教的であったり、いよいよあからさまに現実と非現実を行ったり来たりするボーに対して、こちらの頭も「ボー」っとしてきます。観客は私同様に「おひとりオジサン」が多かったような気がしますが、いびきは聞こえてこないまでも私の周辺も「半ば気を失っているんじゃないか?」という雰囲気。そしてようやくエンドクレジットまで行き着いても「実はまだ何かあるんじゃないか?」と殆ど席を立つ人はおらず。完全に終わって客電が点き、難しい顔をしてバラバラと帰り始めるオジサンたちに交じり、私は「ああ、映画評に何を書いていいやら」と思いながら映画館を出ました。その後、この作品を特集したラジオ番組を聴きたい気持ちを押さえ、いつも以上に何も言ってない映画評を書いております(すいません)。。
『ヘレディタリー 継承』『ミッドサマー』と続いてホップ、ステップからの、かなり難度の高いジャンプは正直言うと万人受けする作品ではないと思いますが、アリ・アスター監督作品ファンなら観る前からめげずに是非挑戦してもらいたい一作。とは言え、一度観て解ったという人は早々いないなと思いますのでその点はご留意ください。
さて、これ以上書くことも思いつかず、、聴かずに保存していたラジオ番組の「監督インタビュー」や「感想戦」のポッドキャストを聴いてみて味わいなおします。お粗末様でした~
監督、きがへんになりそうです
意味深な予告に惹かれ、名優ホアキン・フェニックス主演ということで、公開初日に鑑賞してきました。先に観た「ハイキュー‼︎、」はほぼ満席でしたが、こちらの観客は10人程度で、話題性はあったと思うのですが、観客動員には結びついていない感じでした。
ストーリーは、不安障害を抱えてセラピーを受けながら一人暮らしをしている中年男性ボーが、アパートの隣人、街の住人など、全ての人に恐怖を感じながら生活している中、実家の母が事故死したらしいことを知り、入浴中に天井から見知らぬ男が降ってくる、全裸で車にはねられる、若い女の子から理不尽になじられる、森の中で不思議な芝居を観るなど、奇異な出来事を経験しながら、実家を目指す姿を描くというもの。
そう言われてもどんな話かわからないと思いますが、だいじょうぶです。私もわかっていません。はっきり言って、序盤から何がなんだか、わけがわかりませんでした。でも、終盤に、やっとの思いでたどり着いた実家で、ことの発端と一連の不可思議な体験の謎の真相がわかりかけます。「なるほど、そういうことか」とわかりかけたと思ったのですが、その後やっぱりまたわけのわからない展開へと続き、そのまま終幕となります。
全編通して、現実と妄想や幻覚、あるいは記憶とトラウマが複雑に絡み合った、得体の知れない気持ち悪さが漂います。観客の感じるこの感覚は、おそらく不安障害を患うボーが味わっている感覚そのものだと思います。これは以前に観た「ファーザー」とよく似た感覚です。ありふれた日常の中の些細な出来事が、最悪な事態に発展したり、悪意をもって自身に降りかかってきたりと、ボーは常に不安や恐怖を感じているのでしょう。
そんなボーを形成したのは、母・モナでしょう。全ての愛を注ぎ、いろいろな意味で自分の管理下に置こうしたことが、ボーの親離れを妨げ、外の世界への恐怖を植えつけたのではないでしょうか。モナにとってそれは、自分を穢す性器としか見えない夫への不満、出産の痛み、育児の苦しさから、自分を癒す行為でもあったのかもしれません。
本作では、水がキーアイテムとして描かれます。セラピストの処方薬を水なしで飲んで焦り、母の死の動揺を入浴で落ち着かせ、幼き日の浴室での出来事を回想するなど、水は安心感と恐怖心をもたらす表裏一体のアイテムとして描かれます。もしかすると、羊水のメタファーとして母そのものを表しているのかもしれません。そう考えると、ラストシーンの巨大プールのもつ意味もいろいろと解釈できそうです。
主演はホアキン・フェニックスで、これまでの出演作とまた一線を画す、さすがの演技で魅せてくれます。脇を固めるのは、ネイサン・レイン、エイミー・ライアン、ドゥニ・メノーシェ、パティ・ルポーンら。
アリ・アスター考
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