首のレビュー・感想・評価
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よくこれでカンヌに出しましたね
北野映画は好きですが、今回はちょっと内容がなさすぎた。
外国人がこれ見てわかるんかな?
残虐シーンは別にいいけど、子供はやめて欲しいです。
あと、寺島進、しなない演技、すべってますよ!
全然笑えないし、不自然なだけ!
悪くないじゃん…
45点
映画評価:45点
みんな知っているのに、
誰も詳細を知らない話し
それが《本能寺》
歴史家の方や、夢想家たちが想像を巡らし
想いを馳せる題材。
その本能寺と首をテーマに北野武が挑戦した作品
今までテレビ等には写らなかった着眼点に
正直ハッとさせられました。
割と戦国時代で当たり前だった
衆道(男色文化)を皮切りに男たちの色恋沙汰をメインにすえている。
当たり前だったけど、
イメージ戦略で映されてこなかったテーマ
他にも方言や、裏切り、お座なりなテンション
もっと腐っていて、もっと狂っている
そんな戦略時代をオブラートに包んで表現した
現代では到底理解出来ないであろう
そういう昔の日本文化が詰まっていた。
それらを知る良いキッカケではあるものの、
内容自体はそれら文化の紹介にすぎず
面白いというものではない。
歴史に興味がない人が見れば更に嫌いになりそうだし、歴史好きからすると文句が出てきそうな…
良くも悪くも一石を投じているという意味では
大成功なのではないだろうか?
個人的に一つ文句をつけるとするならタイトル
内容からして《首》ではなく《道》だと思う。
確かに首はポンポン飛んではいたけど、
伝えている内容は首ではなく、様々な人の道。
【2024.7.3観賞】
理性の解放
激しくも劇的きわまりない戦国時代。首狩り族の本能こそ神におもねらない人間の本性。
欲望のままに刀を振るい、首(死)をサッカーボールのように弄び、愛欲の束縛を解放し快楽をむさぼる行為は、脳髄に刺激を加え、理性を解放し、既成概念を破る知的な行為。逆に言えば、知的な行為としての実感がなければ、快楽にもなりえない。たけしの笑いの真髄だ。
本作はたんなるコント映画、好色映画ではなく、一般化された道徳や既成概念では表現できない"人間の真実"を伝えうる物語。
船上の荒川良々に「早く死ねよ!」とか、ラストの終わり方が最高。
たけしの秀吉がすごく良かった。愚者を演じながら、戦後の翌年に足立区で生まれたたけし自身を重ねているようで、何とも言えずチャーミングで面白かった。
そして、テレビ王になって軍団を引き連れるたけしは加瀬亮の信長そのものでヒリヒリした。弥助に首をはねられて終わりゃウケるわな。
首が飛ぶ。グロ多め。同性愛有。
刺激のある映画。全てが新しく感じた時代劇でした。個人的には好きな映画です。
首が飛ぶ、飛ぶ、また飛ぶ。
人間の命はとてもはかなく一瞬であると思わせる。
一瞬で今生きていた人の命が突然消える。
共感性何たらかもしれないけど、自分がもし斬られる立場だったら、
うんまあ、怖いけど一瞬で楽になるならいいのかとすごく考えてしまう。
終始グロ映像がありでございますので、苦手な人は見るのやめましょう。
ダイエットにもいいかもしれません。
いろんなホラーを見ておりますが、この映画はしばらく食欲がなくなるレベルに暇さえあれば血が飛びます。
ボーイズラブというのでしょうか。
そういった同性愛の表現も多数あります。
理解ある人であれば楽しめると思いますが、
汚いおじさん同士なので美しいものではないです。
家族や恋人とは見ないほうががいいかもしれません。気まずいです。
北野武が中心となるのかと思いきや、
明智光秀(西島秀俊さん)を中心に話が進むのですが、とにかく豪華で主役級の俳優さんが多いので、登場人物が多いのに加え存在感が全員あり、ん~この人は誰だっけ?ってなる。
キム兄さん結構な役どころですごいな~と思った。
個人的にはあさイチの副島さんが出てたのがおお…と思った。
一瞬のちょい役かと思ったら結構出てる。
奇抜なキャスティングも好き。
終わり方も意味わからんくて好き。
普通の時代劇が好きな人には勧めません。
なんかこうズバッとした刺激を求めている人、ぜひどうぞ。
大河風コント?
日本史上、初めて武力で全国を統一した男、秀吉。
そして彼は、名も無き尾張の農民の子から、天皇に次ぐ公家の最高位「関白」にもなった、日本史上最高の「成り上がり者」である。
故に、戦国時代を扱う小説、映画、演劇、ドラマの主人公として、重要な役柄としての登場回数は数え切れない。
私が知る限り、彼が主人公や準主役級である場合、本能寺の変までは信長の忠臣として描かれることが多いように思う。近年の大河ドラマであれば「秀吉」、「軍師官兵衛」(いずれも秀吉役は竹中直人)。
一方、脇役である場合、天下への野心を抱く腹黒い男として描かれる場合が多いように思う。同じく近年の大河ドラマであれば「麒麟がくる」(秀吉役は佐々木蔵之介)。
秀吉が主役で野心剥き出しである作品は見た記憶がない。そして、「首」を中心テーマに据えた作品も見たことがない。そういう意味で、この映画の設定は斬新かつ奇抜だ。それに加えて当時の男色(今風に言えばBL)を人物関係の重要な要素に据えているのも面白い。
しかし、豪華だが非常にオチの弱いコントのようにしか見えない。首だ首だと散々煽っておいて、「首なんかどうでもいい」というオチはどうだ?ふざけたことを真面目にやることで染み出るコメディ的な面白さも薄い。荒木村重(遠藤憲一)と明智光秀(西島秀俊)の演技は流石だが、BLはちっとも笑えない。全体を通して殺陣も凄味を感じるほどではない。
何というか、ビートたけしが「世界の北野武」の名を借りて、ずっとやりたかったスケールの大きいコントをやった、という印象しか残らなかった。秀吉の腹黒さ、したたかさの演技と笑いのギャップがもっと欲しかった。できたはずだ。
あっと驚く斬新な設定、芸達者な豪華な役者陣を生かし切れていない。惜しい。
タイトルの通り「首」
相変わらず全員悪人
体の白い犬は尾も白い
映画館で観なくてよかった!
、、うぅん?違う視点はよいが、、?
Netflixで先日に観ました、、えっ?早くも映画配信で?と思いながら観ましたが、、映画タイトルの首を象徴するかのような首を斬首するシーンが冒頭から複数回も
有りリアリティーを全面に出した北野監督の手法なのでしょうが、
織田信長を演じた役者さんが何故か違和感を感じ、その他の役者さんが演じる武将にも少し違和感を
感じましたね。あぁ、この武将は
違う俳優が演じたらとも感じた、
北野組の常連の役者で堅め過ぎて
内容が入ってこなかった、、。
脚本は良いのに演じる役者により
良くも悪くもなる作品であるなと
個人的に感じた。
惜しい作品ですね、北野監督がAmazonと映画制作を始めるらしいとニュースが入って来たが次回作品に期待しています。
印
ヅラが…
首が飛ぶ、名古屋弁の信長、侍BL。それだけ。
枯れた北野映画Reprise
20代の頃、北野映画をよく見ました。いちばんはソナチネでしたかね。権力と陰謀。静寂と暴力。死への憧憬に近い執着。溢れ出んばかりの作家性には憧れました。
アウトレイジ以後は、「うまく枯れた」印象があります。持ち味である暴力やねちっこい関係性の描き方を生かしながら、エンターテイメントの文脈にそれを載せ、過剰にシリアス・アーティスティックな描写を控えて、当代の売れっ子役者によるきらびやかな「悪人ショー」に仕立てたのは2000年代以降の北野映画の一つの発明だったかなと思います。
本作も基本的にはそうで、短絡的な言葉ですが、シンプルな話アウトレイジ戦国編でしょう笑 心なしか、火縄銃の射撃音がヤ⚪︎ザの拳銃と同じだったような。
会話劇のすぐ隣に殺戮が転がっていること。偉い人たちがみんな人間関係に翻弄されめんどくさそうな顔ばっかりしていること。皮肉と間を活用した、乾いたユーモア。北野映画ですね〜。そしてオチは「こんなげーむにまじになっちゃってどうすんの」のオマージュを思わせますね笑 なんやねん!という下らないラスト。堪能しました。
この映画は男色もポイントの一つですが、男の濡れ場をやるのは3-4×10月以来かな?そんなに美しい描き方してないのがいいんですよね。生々しくて、欲望!って感じで。
すごく差し迫った表現を感じたわけでもないですし、エンタメとして、とんでもないクオリティ!ってわけではないとも思います。でも、なんか役者も楽しそうですし、こういうエンタメ映画定期的に出してほしいですけどね。ワガママですが。
良くも悪くも北野武
加瀬亮の信長の狂いっぷりが凄く良かった。
これまで散々描かれてきた信長像だが、もしかするとこれが一番近いのかも知れない、とさえ思えた。
劇中の光秀の台詞『所詮は人の子であったか…』と見限られたが、第六天魔王としての雰囲気はあれぐらい狂ってたのかもね。
映画としての問題は、あれだけ豪華な俳優を起用してるのに狂言回しな役の曽呂利、木村祐一の演技が酷すぎる。
逆に茂助が中村獅童なのは役不足すぎる。
たけしの秀吉も…
監督、製作に専念してもらって出なきゃよかったのに。
このキャスト、この設定で中途半端なコント要素を排除したバージョンを見てみたい気もするが、
まぁ、このキャスト、この規模は北野武映画だから出来たことであって…
良くも悪くも、まさしく北野映画な作品でした
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