首のレビュー・感想・評価
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視点は興味深い…が…ある意味未完成か…?
男だらけの戦国武士の間には、当然ホモセクシャルもあったはず…確かにそうだ!
しかし…その発想を「軸」にするのは…さすがに無理があった😰ムダに思えるシーンが散見し、物語そのものに入っていけない。正直、気持ち悪い。役者も乗ってないのが、伝わってきます。
次々と続く合戦シーン…そこまで…必要か?ブレる「軸」…無理に登場する「軸」
北野監督としては珍しい…「あがく」感じ…を感じました。
我々が学習してきた歴史…着飾った歴史の裏には、生々しい…教科書には書けない…その当時の当たり前の「実情」があり、その「実情」を描くことが…歴史を冷静に見つめ直す基点になる…。そんな気概を感じながら観ていました。しかし…。
監督の意図するもの…それが何なのか?…どんどんぼやけてくる。どんどん観ている者が冷静になっていく。入ってこないストーリー。必要とは思えない「笑い」。
北野監督の良さがあまり出なかったのでは…。カンヌでのスタンディングオベーションが…なんか「儀式的」で、しっくりこなかったように感じた理由がわかった気がします。
編集の技術を超える…聴衆のニーズの多さ…監督の意思…。結局…まとめきれなかった!…という印象が強い。
北野映画ファンとしては不完全燃焼という…感想を拭えない。
ただ…各武将が着ている衣装が美しい。それと能「敦盛」を演じているシーンは、芸術そのものだったのは…さすが北野映画だなと感激しました✨
こんな映画撮る監督クビだよ!
退屈な2時間やったなぁ。
みんなが命を削って首を取れ!首を斬れ!と叫んでいる戦国武将たち。そんな必死な彼らを嘲笑うかのようなラスト。
それは分かるけれど、同性愛の要素も要らなかったし織田信長以外のキャラが微妙。秀吉役の北野武がお付きの人との掛け合いで笑いを生み出そうとした台詞回しも、ひとっつも笑われへんし、キツいなぁと観ながら思った。
毎年見てる大河ドラマの方がよっぽどおもしろい。
何もこころに残るものがなかった。
狂気の世界観!クセが強過ぎて力尽きました^^;
北野監督作品、初視聴。
さすが役者さん達が豪華!
武将から百姓に兎に角人が多過ぎて目が回るほどに騒がしい!
ギャクとバイオレンスと男色と…ふんだんに練り込まれていて混沌とした狂気のブラックコメディ映画。
あまりにもクセが強く、観終わった後はゲッソリ…
作品の持つ凄まじいパワーに完全に精気を吸われました(^^;;
これを構想した北野監督の頭の中はどうなっているんだ?!
足りないのは、森さんなのかもしれない。
男色、北野監督も大名と家臣の関係を恋人の関係程にならないと、命を捧げて戦うことはない。様なことを言っていた。
それは、たけし軍団へのまた、戦場のメリークリスマスや御法度の大島渚監督へのオマージュであったのかもしれない。と感じました。
加瀬亮演じる信長の狂気が前評判の一つであったが、何せそもそも血で血を洗う戦国時代、アウトレイジシリーズの加瀬亮の方が言い知れぬ狂気を感じた。
寺島さんのあのシーン言わなければよかったのに。
すげー良かった。
名古屋弁でまくしたてる信長
北野作品は得意ではないが、レビューが賛否両論なので観てみた。なるほど挑発的な映像が数々あったが、やっぱり醒めて観ているのか感動するものではなかったね。
あんなに名古屋弁でまくしたてる加瀬亮扮する信長は初めて観たし、信長があんな正統派名古屋弁ならどうして北野武扮する秀吉が標準語なのかね。ちょっとね。
でも新左衛門役の木村祐一と茂助役の中村獅童は目立っていたと思ったな。特に中村獅童の汚れ具合は大したものだったよ。
タケシ・キタノはリドリー・スコットを超えた⁈
何度もいろんな人に映像化されて来た「本能寺の変」を完璧に北野武風に捉えた、彼の代表作にもなりうる作品だった。
同じ週に観たナポレオンと比較しても、合戦シーンも引けを取らない迫力があり、世界のキタノを十分に感じられた。
役者も北野組に参加することを楽しんでいる雰囲気がよく出ていて、アドリブも含めた台詞回しも小気味よく、映画館でも笑いが起きていた。
おそらく本能寺の変にまつわる文献を読み漁って、タケシさん的解釈をして、笑いや踊りのエッセンスを加えて、本能寺の変を語り切った「首」、あっぱれでした。
誰も真実を見た人なんて居ないんだから。
こういう事を「映画」として皆に知らしめて話題にする事こそ「映画」の役割なんだと思うんですよね♪
実際、織田信長って「もしかして!こんなクズ野郎だったのでは!?」って考える余地出来ますよね?
この作品を観たら(笑)
なんだかんだ理屈じゃぁないんです!
観終わって、自分が「好き」か「嫌い」か? で判断すれば♪
あまりにベタ褒めでも、あまりに貶しても...『う~~ん?どっちなんだ!?一体この映画は!?』ってなった時点で もう成功してると思うんですよね♪
私の感想ですか?
「超良かった」です!!
「中村獅童いい」
今年235本目。
「怪物の木こり」と今作中村獅童の映画だったと言うとちょっと言い過ぎですかね。この2作とにかく彼が凄い。突き抜けている。こう言う演技見ると「凄かったあ」とレビュー書いていて余韻が残ります。作品最後がかなりいい。ここでスパッと終わるのビートたけし尊敬します。彼の哲学のようなラスト。お笑いはボケてツッコんでスパッと終わるそこに通ずるものを感じました。
熱狂!
カウンター狂乱の滅多斬り。容赦なく描写される最期。人間味滲み出る本能の闘いは鮮烈。それでいて苦く、熱く、泥臭く。美化されない生々しい生き様がリアルで親近感沸かせる。ここから不意に魅せる北野節で笑える戦国スペクタクル。重厚感溢れる予告から一気に惹き込まれる新たな時代の幕開け。
何度も観返したい
豪華俳優陣の演技が素晴らしい。
なかでも、加瀬亮さんの狂気の演技と浅野忠信の冷静な演技。
初めから終わりまで終始ドキドキ・ハラハラ。
最後のシーンは「えっ?終わったの?」という感じで、観終わってから咀嚼するのに時間がかかり、「嗚呼そういうことだったのか」と分かる。
それも北野映画らしい。
時折見せるユーモアも。
エグイ描写とシンプルな構成
構成とプロットは非常にシンプル
ありもしない美徳、出来もしない出世、成就しえない恋を首に見立てて固執したやつが
どんどん不幸せになっていくストーリーでわかりやすい。ハナからそんなもの気にしてない猿とわかったうえで我慢できる狸だけが生き残る
描写は北野らしい描写はグロ、間はシニカルに展開していく。
こんなもんだろと思ってみたらほんとにこんなもん、そんな映画
シニカルな笑い
北野監督が秀吉って似合わないなあ、と思ったが、北野映画ということで北野ワールドの一員でした。
まず、加瀬亮の尾張弁丸出しのイカれた信長を怪演。その他、クセのある面々が多数。秀吉ら三人組の掛け合いは思わずクスッとしてしまう。そして薔薇要素が必要だったのかはわからん!
首が簡単にすっぽんと飛ぶのはシニカルでした。
やめとけ
戦国判アウトレイジだと聞いてはいたが、全く盛り上がりに欠けてストーリー展開がつまらなかった。これなら現代版ヤクザ同士の抗争を描いた方が面白かったと思う。
無駄にいい役者が沢山出演してるが、脚本渡されて出演を打診された時点で断った渡辺謙は賢明だったと思うよ。とにかくクダラナイ。男色も意味不明。役者がかわいそう。金と時間の無駄。たけしはもう撮らない方がいいね。晩節を汚すよ。
何かを失ったタケシ映画
今までの特に初期のタケシ映画に期待できた映像表現が今回の作品では見ることができなかった。
良くも悪くも撮影的な物語表現が普通だったような気がする。
物語の展開やキャラクター設定は、タケシらしいとは思うがタケシ映画としての映像的なヒリヒリ感を感じなかった。
写っているのは確かにヒリヒリしているのだが映画表現としてはヒリヒリしない。
今回から撮影スタッフが変わったからか。
物語はタケシ映画だが、映像での語り方が普通になってしまった。
これはこれで凄いとは思うけど。
ただ、タケシ映画は、初期のような荒さがあるが魅力的な映像表現がタケシ映画には合うと個人的には思う。
役者も素晴らしいが・・・ちょっと物語的に乗れなかった。
宣教師達は怖かったろうな…
面白かったです。
戦国時代の武将達は皆、あんな感じだったんだろうな…と思わせます。
忠義や大義は表向きでその実は裏切りの連続。
大河ドラマや教科書のイメージと大違いw
あと宣教師達は諸外国と比べて日本はさぞ不思議で恐ろしい国だと思った事でしょう。
宣教師達が残した記録を勉強したくなりますね。
映画の方は日本映画独自の嫌な間も無いしストレスなく鑑賞出来ます(所々、日本映画独自の不愉快なギャーギャーはありますが…)。
茶番パートとおっさんずラブを2割くらい減らしたら、もっと良かった
パワハラと尾張訛りの信長(加瀬亮)、真面目で空気を読めない説教坊主の明智(西島秀俊)、食えない狸の家康(小林薫)、なんだバカヤロー連発してる秀吉(ビートたけし)、しれっと大事してる千利休(岸部一徳)が、キャラクターにハマっていて、とても良い。
秀吉・秀長(大森南朋)・黒田官兵衛(浅野忠信)のシーンは、これアドリブで笑ってるだろ!って思ったけど、それも秀吉陣営ではリアルっぽくて良き。荒木村重(遠藤憲一)には、なんだかサラリーマン的悲哀を感じました。
一緒に見に行った歴史好きが、御前会議でもめて暴力沙汰になるとか、斬首刑を農民達がわいわい見に来るとかリアルだし、話への絡め方は好き嫌いあるにしても、男色と主従関係、人間関係を結びつけるのはそれ程違和感はない、戦国時代というと、シリアスな忠義話になりがちなところに、いじりを入れてくるのは面白い視点だと。
荒川良々がやった役のことを聞いたところ、あのいじりとかが、これまでの大河的な歴史物と全然違う代表ということですが、歴史ファンに受け入れられるのか興味深い。
私はコミカルパートとおっさんずラブパートをもう少し少なくした方が、本筋に意識が集中できて良かったです。
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