古の王子と3つの花

劇場公開日:

古の王子と3つの花

解説

「キリクと魔女」「ディリリとパリの時間旅行」などで知られるフランスのアニメーション監督ミッシェル・オスロが、異なる都と時代に生きる3人の王子が知恵と勇気で自らの運命を切りひらいていく姿をエキゾチックな映像美で描いたアニメーション映画。

ルーブル美術館とコラボレーションを行い、古代エジプト・クシュ王国の王子が戦わずして上下エジプトを統一し黒人初のファラオとなるまでを描く「ファラオ」、理不尽な城主によって森に追放された中世フランスの王子が野生児となって城主に立ち向かう「美しき野生児」、18世紀オスマン・トルコ帝国で王宮を追われてバラの王女の国へと逃げ込んだ王子が、揚げ菓子を通じて王女と出会う「バラの王女と揚げ菓子の王子」の3つの物語が展開する。

2022年製作/83分/G/フランス・ベルギー合作
原題または英題:Le pharaon, le sauvage et la maitresse roses
配給:チャイルド・フィルム
劇場公開日:2023年7月21日

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(C)2022 Nord-Ouest Films-StudioO - Les Productions du Ch'timi - Musee du Louvre - Artemis

映画レビュー

4.5どこを切り取っても絵になる

2023年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ミシェル・オスロ監督の創作意欲が衰えていないことがまず嬉しい。本作は3つの物語のオムニバス形式で、それぞれ異なるスタイルの映像で描かれる。最初のファラオの物語は、エジプト壁画の横構図のような形式で、これがオスロ監督の絵のスタイルにすごく合っていて最高。色彩豊かに色泥られた古代エジプトの壁画が動き出しかのような感動がある。これは元々、美術館の依頼で制作したものだそうで、エジプト関係の展覧会の一貫で上映されたらしいから、来場者は実際の壁画なども見つつ、この映画を鑑賞したのだろう。「今観ていた壁画が動き出したぞ」みたいな感動があったに違いない。2話のシルエットの影絵劇も素晴らしく想像力を掻き立てるし、3話目はうって変わって極彩色の世界。とにかく、どこで止めても絵になる美しさ。

この映画を観ると、目が喜ぶ。

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杉本穂高

4.0優美なアニメ

2024年8月13日
iPhoneアプリから投稿

フランスの語り部が、大勢に語って聞かせる 時代も国も違う王子と姫(?)の物語。
影絵で見せたり、とても動きが滑らかで優美です。
見惚れます。

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lanachama

3.0アートワークは好みが分かれやすい

2024年8月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

その時代のルールや常識のようなものを打ち破る3つの物語からなるオムニバスのような作品。
決して悪い内容ではないが、取り立てて良いと言えるようなものでもない。少々童話的だろうか。
尺の問題で、各物語に深みみたいなものがなく軽いのも、内容を評価しにくい原因だろう。

そうなるとやはり、見るべきところはアートワークということになる。
大きな差異はないが、3つの物語でそれぞれアートワークが若干異なる。
2つ目のアートワークは明白に影絵的であるが、前後のアートワークも少なからず影絵的で、どこか人形劇のようでもある。
これがいいか悪いかは好みの問題だろう。個人的には好きでも嫌いでもなかった。

というわけで、退屈することはなかったが期待したほど何かがあったわけでもないといった真ん中評価で。

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つとみ

3.5美しいアニメーション作品

2023年12月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

知的

寝られる

レビュー観て高評価が高かったので期待して鑑賞。レビュー通りの美しいアニメーションで感動しました。3つのお話ですが、どれもストーリー的にはシンプルでしたので途中から睡魔が、、、。個人的にアニメは苦手なんだなと再確認した1日でした。

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tomクルー