シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ロックと家族の絆

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シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ロックと家族の絆

解説

2023年1月に74歳で亡くなったロックミュージシャン・鮎川誠の素顔に迫ったドキュメンタリー。

1978年に鮎川と妻のシーナが中心となって結成した「シーナ&ロケッツ」。2015年にシーナが亡くなった後も、鮎川はバンドの続⾏を決断。次女・純子がマネージャーとして、19年からは末娘のルーシーがボーカルを務めるなど、家族が鮎川を全力でサポートした。鮎川がすい臓がんによって余命5カ月の宣告を受けた際も、「死ぬまでに1本でも多くシーナ&ロケッツのライブをやりたい」という鮎川の願いを実現させるため、家族は鮎川に寄り添った。

23年3月に開催されたTBSドキュメンタリー映画祭で上映された「シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢」をもとに、未公開映像や、家族とのプライベート映像などを加えて再編集し、劇場公開。日本を代表するギタリストとして最後まで現役のロックミュージシャンとしてステージに立ち続けた鮎川誠の素顔に肉薄していく。

2023年製作/98分/G/日本
配給:KADOKAWA
劇場公開日:2023年8月25日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0素敵だった

2023年9月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

多分YMOの文脈でシーナ&ザ・ロケッツの名前は昔から知っていたが、曲は全然記憶になかった(「タイムマシンにお願い」だろ、と思ったら違った)。にもかかわらず逝去の報には結構ショックを受け、この作品をぜひ見たいと思ったのは、鮎川誠の唯一無二のルックスに憧れていたからかもしれない(ミーハーだな)とにかく作中で映る全てのショットがかっこいい。

映画は多くの楽曲のライブ映像をはさみながら、鮎川とシーナと同志たち、そして子と孫の家族の物語を紡ぐ。ドキュメンタリーとしてつくりはオーソドックスで、当然最良の部分を選択して取り出しているのだとは思うが、それでも音楽を媒介にしたこの家族のあり方には、涙が出るほどの温かさを感じた。
そして、インタビューで見せる鮎川の、およそ権威を感じさせない普通のオジサンぶり、そこから伝わる自分の愛する人、好きなことへの真摯さ、誠実さに感嘆。残りの人生こういう風に生きられればいい。

蛇足:「増殖X∞」のスネークマンショーの「生活にロックを取り入れ云々」をまさに地で行っているなぁとw

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LS

4.0家族の在り方

2023年9月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 世代はバッチリだが曲は数曲しか知らなかったシーナ&ザ・ロケッツ。アラカンとなりすっかり昭和振り返りたがりのわたし、80年代からの二人の歴史と当時の博多に興味が湧き鑑賞。インタビュー中心なれど飽きること無く、シーナも鮎川誠も娘たちも周囲の人たちもみんながいい人で。デビュー時にすでに母だったり上京が30過ぎだったり。曲も多すぎず(失礼)、満足感のあるドキュメンタリーでした。

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またぞう

5.0観ていて何度も涙が出た

2023年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

シーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠さん、シーナさん、3人の子どもたちの映画です。ステージに立っている時の鮎川さんのカッコ良さと、普段の穏やかで優しい様子が対照的で、実に魅力的でした。

鮎川さんを慕う多くのミュージシャンや関係者のインタビューも良かったです。特に甲本ヒロトさんの朴訥とした喋りは、その内容も最高に良かった。「鮎川さんは亡くなったけど、そんなことはどうでもいい。彼がいたことが凄いことなんだ」というようなことを話していて、思わず涙してしまいました。

彼らの故郷や下北沢の映像がふんだんに使われた、心温まる作品です。上映館は少ないですが、お近くで上映される際には是非観て頂きたいです。

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山田一郎

4.5温かい気持ちになれる映画

2023年9月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

家族、友、音楽。色んな愛に包まれた人生を送った鮎川&シーナ。

映画で知る限りだけれど良い人生を送ったと思う。

両親を失った実娘さんが「また逢いたい。
宇宙の粒子になって一緒にいたい」と話されていたのが印象的だった。

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はなてん