ロスト・フライトのレビュー・感想・評価
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不時着した先は、武装集団が支配する離島の密林だった! リアルな展開と緊張感で一気に見せる好編
台風の悪天候の中、航空会社の方針で強硬航行した小型旅客機は、落雷で全電子機器がダウン。
天才的な操縦テクニックで、不時着した先は、武装集団が闊歩する離島の密林だった。
一般市民を人質に身代金を恐喝する武装集団を相手に、護送中だった殺人犯と、単なる一般人だが乗客を守る使命感で生き延びようとする機長の活躍を描く。
冒頭、旅客機が単に離陸する様子すら、緊張感があって見入ってしまう演出が上手い。
舞台となる島は実在していて、劇中同様に武装集団に支配された地域だという。
このようなシチュエーションは本当にあり得るという緊張感。
主人公であるスーパーヒーローではない機長が、乗客と乗務員のために、リアルに活躍する様子が面白い。
武装地域に手を焼く政府の動きが悪く、航空会社の危機管理チームが独自に私設の救出部隊を派遣する展開は、映画的にも見えるけれど、アメリカならあり得るのか。
殺人犯の男の活躍と顛末も面白い。
終始、緊張感に満ちた展開で、だれることなく一気に見せてくれて、大変面白かった。
やはり娯楽大作はハリウッド作品!
全体的面白く観れましたが 人間ドラマ薄っぺらく とりあえず家族愛 ...
重厚B級真っ向勝負
価値観の違うところへ
快作です!
気軽に見て 見応えもある
飛行機が見知らぬ地に不時着。こういう時はよく登場人物が力を合わせて脱出の方法を考えたりするけど、乗客は全く何もしない。そうだよね。映画だからって一般人が急に凄いことが出来るわけがない。この映画は逆にリアルだね。
だから凄いことをする為に殺人の犯罪者しかも元軍人。この設定ならピストルや機関銃の使用も敵を殺すのも躊躇ない。
会社のオペレーターはイタズラが多いからと本気に扱ってくれない。でもちゃんと上層部に伝わったのは良かった。
正式な派遣を送るのに金が無い。空港会社がケチったのか、フィリピン政府が吹っ掛けたのか。人命が掛かっているのに何してんだ。
機長のトランスは銃の扱いは慣れないが、サイレントキリングが決まったのはカッコよかった。
ようやく飛行機で離陸。敵はロケットランチャー。そんなものまで持っているのか?
この映画は低予算でコンパクトに収められているが、見せるべき所はしっかり魅せている。予算が余って色々伏線を張り巡らすよりも、手軽に見ることができてこれはこれで良い。
でも原題の"Plane"はやめてよ。単純すぎ。映画の何も語っていない。こんなんだったら「島」でも「機長」でもなんでもいい。と思っていたら次回作の計画もあるらしい。"Ship"のタイトル。ガスパールがメインだって。
メーデー、メーデー...
予想以上に高品質なサバイバルアクションだった。
割と期待してみたけど、期待を上回る出来。シンプルなストーリーながらに色々と工夫が見られて、最初から最後まで手に汗握る、この手にしては珍しく大満足でした。
なんといっても本作、カメラワークが天才的。
おかげで、とんでもない没入感。テンポもいいし、話の流れもスムーズだし、演出としてはこれ以上ないだろ。今後こういったパニック映画を作る時は、本作を参考にした方がいい。基盤がしっかりとしているから、墜落する話だけど、安心して身を任せることが出来ます。
やってることは至極普通。よく見るパターンです。
7割くらいは想像が容易な展開で、予告で見たまんま。それでも、先程述べたように演出がいいから他では味わえない緊張感がある。ちゃんと傷を負い、死人だって出る。常にリアリティを追求していて、全く退屈しないのです。人物描写に関しては、種を蒔くだけ蒔いて何もしないところが多々あり、もっと見応えのある人間ドラマに仕上がったと思ってしまうけど、これでも十分楽しめました。
主演・ジェラルド・バトラー演じる機長は機長である責任感、そして信念がしっかりしているから見ていてすごく気持ちのいいキャラ。ちゃんと人間味があって共感できるし、でも感情的になりすぎないからイライラもしない。最近のジェラルド・バトラーはお顔がふっくりし過ぎて、若干ラッセル・クロウとキャラ被りしているようにも思えるけど、今回ちゃんと爪痕を残して再び再評価されそうな、いい演技でした。個人的にはこのくらいの規模感の映画にどんどん出て欲しいんだけど、大作にもそろそろ顔を出してもいいんじゃないかな。俳優に対してストイックでないところが、原因らしいんだけど笑
いやぁ、にしても面白かった。
最近は意外な映画が同日公開ベストになるよね。いい傾向です。11月23日公開ベストは本作ということで。
フツーに面白い
LCCにはもう乗りません
落雷で旅客機がフィリピンの反政府ゲリラが支配する島に不時着すると言う、危機また危機のサバイバルアクションで、つっこみどころはあれど楽しめます。前半、飛行機が落雷事故で制御不能になり不時着するあたりは、ジェラルド・バトラーの頼りになる機長の見せ場だし、航空会社の危機管理専門官が出てきて、次々と対応策を出してくるのも小気味いいです。ところが、不時着後に頼りになるのは移送中の殺人犯と言う設定はいいけど、意外とマトモな人で味方内での対立や緊張感がなくてちょっと肩透かし。そうこうしているうち、救援の傭兵部隊がどうやって来たのか分からないけど早々と到着するんで、元外人部隊らしい活躍の場がないのが残念。とは言え、武装ゲリラと傭兵部隊のドンパチシーンはなかなかすごくて、一気に持ち直します。対物ライフルバレットM82で、ドカンドカンと自動車越しにゲリラをやっつけたり、対戦車ミサイルRPG7で旅客機を撃墜しようとしたり、敵も味方もやりたい放題です。上映時間も107分と近頃の映画にしては短めなんで、サラッと終わるのもいいけど、脚本にもう一捻りほしいです。役者では、ジェラルド・バトラーが安定のタフガイぶりです。
23-138
「我々はゴケミドロだ」
殺人犯を乗せた旅客機が危険な無法地帯に不時着して乗客が次々と襲われる。これはまさに松竹映画の誇る「吸血鬼ゴケミドロ」と同じプロットではないか。タランティーノをも魅了した傑作ジャパニーズSFホラーを本作の脚本家は参考にしたに違いない。確か、悪役のボスは「我々はゴケミドロだ、我々の目的は人類の皆殺しだ。」というようなことを言ってた気がする、言ってないかな。
作品自体は少々大味アクション映画という感じで相変わらずのバトラー通常運転というところ。
バトラー演ずる機長の飛行機が突如殺人犯の護送に使われることに。この殺人犯が本作のキーマンになるかと思いきや、ただビデオ撮るなと怒ってたくらいで普通にいい人だった。
最初は殺人犯ということで主人公とお互いに疑心暗鬼になりながらも窮地を脱するために協力し合ってやがて二人は無二のバディになってゆくという、そういうのを見せてくれるかと思いきや、初めから協力的で何の疑問もなく主人公とバディ関係に。
途中で自分の命欲しさに仲間を裏切ったりすることもない。いやいや、だったら殺人犯という設定必要だったのか。観客としては彼が裏切るか裏切らないかというサスペンスを期待したんだけど、結局最後までいい奴で終わってしまった。最後にちょっとお金くすねるくらいかわいいもんだよ。
結局、危険地帯に飛行機が不時着して、そこから何とか脱出するというだけの単純なお話。バトラー映画に多くを求めてはいけなかったか。
ちなみに雷によって電子機器がやられたと言ってたけど、飛行機は雷に会っても胴体に電気が流れて内部には電気が流れない耐雷性になってるし、放電装置もついてるから被雷によって墜落することはまずないらしい。
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