ウィッシュのレビュー・感想・評価
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ノせて欲しかった…。
素晴らしい「作品」でした。
特にオープニングの街紹介は最高でしたし、(もちろん全部はわからないものの)様々な過去作へのオマージュ要素が、隠れミッキーのように散りばめられていたのも、ファンには楽しかったと思います。
で終われれば、さすが100周年記念作品、みたいな話なのですが…。
良かった、と思っている人の夢を壊すのは本意ではないので、そういう人はここまでで閉じて頂ければと思います。
ネタばれもするので、見てモヤモヤした人、見るつもりのない人、ネタばらしOKな人だけ、先をお読みください。
あ、冒頭の短編映画『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』は、本当に素晴らしかったですよ!
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いや、本当に、映像はきれいで、歌も素晴らしくて、その意味では、良い映画なんですよ。
良い映画なんですけど…気になった点を3つに整理しました。
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①物語の目的がよく分からない
そもそも「大事な願いを壊されないようにと預ける」というシステムが分からない。
それなのに、「預けたられたままになった願い」を解放する、と言われても…。
なんか理解できず、混乱したままでストーリーが進んでしまうんですよね。
最後も、民衆たちが、なんか自分たちで勝手に「願い」的なのを発現させてますし。
じゃぁ、敵を倒す意味、「願い」を解放する意味あるの? 新たな願いを持てば良いんじゃないの? と
みんなに新たに「願い」を持たせる主人公、というのでも、成立した気がするんですよね。
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②仲間が魅力的じゃない
ヒツジやウサギ、シカがしゃべる、味方してくれる、これはディズニーらしくて可愛いのです。
でも人間の仲間が…見た目も個性的で、キャラも個性的なのですけど、問題への関わり方に差がないんですよね…。「みんなモブ」感が否めない。
そもそも、主人公との関係も良く分からない。
昔からの友達? 厨房仲間? 主人公も厨房にいつもいるの?
一人、文句ばかり言うキャラがいましたけど、その分活躍する、とかもなく、単に文句ばかり言う仲間というだけで、いる意味あるかな、と。
(『グーニーズ』の彼は、それが「可愛げ」でしたし、最後にヒーローしますしね。)
せめて、それぞれのキャラが、自分たちらしさで罠を突破したり、敵を撃破したりするシーンがあればなぁ…。
(「シャイな子がいつも姿を隠してしまうのは、隠れ部屋を知っていたから」は、なんか違うと思います…。)
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③「悪役」が悪役じゃない
で、最大の問題がここ。
①ともつながるのですが、今作の悪役って、そんなに悪いことしているのか?、と。
「呪いの本」の力を借りてしまったり、他人の願いを自分の力にしたり、とかした後は確かに悪役っぽいのですが、そこまでは、そんなに悪いことしてないんじゃないかなぁ、と。
主人公とのやり取りで、「主人公の敵」にはなっているのですが、「観客の敵」にはなってないんですよね…。
それなのに、最後の仕打ちは、ちょっと非道いよなぁ、と。
最後の民衆蜂起→革命みたいな流れで、一般民衆が勝つ姿を描きたかったのか、と思いましたが、その割には、その後も王政が続くわけですしねぇ…。
冒頭の国の描写が素晴らしかっただけに、この国を創り上げた人物に対して、これで良いのかなぁ、と思ってしまうわけです。
「悪役」を操っていた「黒幕」(例えば呪いの本を書いた魔導士の魂とか)と、最後に主人公と「悪役」が共闘して倒す、とか、何なら、本当の「黒幕」は、最後に王位についたあの人である、とか、もうひとひねりあればなぁ。
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現実社会が「戦争」「格差」「異常気象」など、世界規模の問題と向き合っている中で、また中途半端にファンタジーな設定で、勧善懲悪(?)してきたなぁ、と。
正直、『ワンピースフィルムRED』の方が、カタルシスありましたし、考えさせられる=残るものの多い映画でした、というのがなんとも。
とはいえ、『アナ雪2』みたいなのでも、ちょっとリアクションに困るわけですが。
うーん。
せっかくの100周年、ノりたかったし、ノせて欲しかったのですけれど…。
絶対に劇団四季がミュージカル化するでしょ!
いい所もあれば悪い所もあった、という印象です。 ストーリーはいつも...
いい所もあれば悪い所もあった、という印象です。
ストーリーはいつもの勧善懲悪モノだけど、広告で「史上最悪の悪役」って書かれていた割にはそこまで悪者では無かったかなって感じですかね。
映画を見た後にYouTubeに載っていた動画を見たらコメント欄に絵柄が絵本みたい、安っぽいなんてのがありましたが、スクリーンで見た時は全く気づかなかったのでそこまで気にする必要はないと思います。
私は吹替版で見ましたが、多分字幕の方が良いです。アーシャ役の生田絵梨花さんの歌声は非常に良かったのですが、演技があまりにもディズニーっぽいわざとらしい感じで少し違和感を感じました。あとマグニフィコ王があまりにも福山雅治さんすぎてちょっと面白かったです。
あとは山寺宏一さんが演じられるディズニーキャラクターの声が毎回ワンパターンなので、またこの人か…って思ってしまいました。
君たちはどう生きるかディズニーバージョン?
政治の話…?
宗教映画みたいでした。キャラクターの行動原理や気持ちにもついていけず、ヴィランのヴィランらしさもよくわからず、歌もイマイチのりきれず
クッキーを踏み潰したり本の上に土足で乗ってるのもなんか気になりました。
記念映画ってことで多めに見るべきなのでしょうか。
星はディズニーぽくないけどかわいかったです。
⭐️追記⭐️
あとから気がついたけど、これってディズニー内部の話?
君たちはどう生きるかって事?
最後引きでディズニーロゴを思わせてることから、あの国がディズニーという会社だとしたらホラー映画だ
100周年にぴったり
ミュージカルはやっぱこうでなきゃ!踊り出したくなるくらいの迫力で最高でした。
願いを奪われた人が願いを取り戻す内容です
簡単に言いました
1番好きな歌は 君はスター 無礼者たちへ
いろんなディズニー映画のオマージュがあって最高です!
ウィッシュ
願いは自分で叶えるもの
絶対字幕!!!
ディズニーの危機を感じた
感性があわない
私は好きでしたよ、ヴィランのマグニフィコ王。
王は願いの選別をしますけど、でもそれは主人公のおもう願いが善良であったから「それを叶えないのはおかしい!」って思ったんですよね…?
大体の人間の欲って億万長者とか不老不死とかそういうのも混ざると思うんです。
反乱後、何でも叶えられる力を得た主人公がどうするのか、全ての願いを叶えるのか、今後のこの国をどうするのか。このスターが万人に舞い降りた時どうなるのか。
結局彼女もマグニフィコ王の跡を辿る暗い未来しか見えませんでした。…そういう暗喩の話だったんでしょうか?現実にも似た革命がありましたけど…。
【追記】
すいません時間がたつ程腹がたつので★2.5→1.5に変更しました。
人間性が見えない
「ディズニー100周年の集大成」と銘打ってキャンペーンをした割に、アメリカの興収はかなり寂しいとのウワサで日本でも評価は賛否ある様子。
で、上映スタート。
映画冒頭に、今回のヴィランてあるマグニフィコ王の紹介と、彼の興した「ロサス王国」の成り立ちや、国民はそれぞれ18歳になったら自分の「願い」を国王に納める(決して叶うワケではない)という「しきたり」が説明される。
国王はその召し上げられた願いを見て「善良」で「国のためになる」と判断したものはその魔法の力で叶えるが、それ以外の人々は自分の願いを忘れてしまうらしい。
ん?
そして、主人公たち国民が登場。
それなりに幸せそうに暮らしていて、冒頭から楽しげな音楽とダンス(インド映画っぽい)が繰り広げられる。
ん?
ロサスの国民は、国王の言葉に対して特に大きな疑念を抱くことなく歓声を上げる。
ん?
そもそもの設定がどう考えても「デストピア」のソレなワケだし、国民は魔法で操られている、というワケでもないらしい。
おまけに願いを納めると、当分の間は腑抜けになってしまう。
でもなんかみんなルールを守って、国王を支持してる。そんなことある?
「願いの中には良くないものもあるし、叶わない願いに苦しむくらいなら、最初から願いなんてない方がいい」
そのロジックはファンタジーとして分からなくもない。じゃあ、アーシャに個人的に打ち明けるのではなく、この世界においてこれが「正論」として受け入れられていることをもう少しちゃんと見せてくれないと。
私にとってはどうにも飲み込めないスタートが切られてしまった。
ただ、お話は一本道。
歌の力・魔法の力・仲間の力・周りのみんなの力を結集して最後はヴィランを倒し、みんなの「願い」を取り戻すという流れは非常にシンプル。
「願うこと」は大事。
うん、メッセージは分かった。
でもさ。
やっぱりコレは映画としてどーなの?
登場人物について、主人公のアーシャでさえ、ほとんど「このコは何者なのか」、どんな経緯でここまで来て、それこそどんな「願い」を彼女が持っているのかなど、しっかり描かれていない。
物語としては、100年を迎えたディズニーがこれまで大事にしてきたものを、「叶わないなら、いっそ願う事をやめればいい」「願う事そのものに意味がある」という立場で対立させて、あらためてその大事さを訴えるってことなんだろうけど、主人公もヴィランも周りの友だちや可愛らしいキャラクターに至るまで、人間性が見えない、というか登場人物たちが皆ただその「物語を進めるためのコマ」としての機能しかない様に感じてしまった。
極端に言えば、主人公はアーシャじゃなく他の誰かでも多分遜色はなかったのでは?
ちりばめられた「ディズニー的なアレコレ」を探すのは楽しいのかも知れないけど、ディズニー100年の集大成って、もしかしてそういう「ディズニー小ネタ集」ができたってこと?と勘ぐってしまうほど、私は映画としての面白さを感じなかった。
歌は結構いいのに。
吹替版をお薦めします。
素晴らしかった。それに尽きます。
最初、時間があったので映画でも見ようかな。
ディズニーにしようかな。その程度の動機。
座席に座った時、ほとんどが子どもとお母さん。
あと女子高生がチラホラ。
えー?子ども向けだったの?
時間帯で吹き替え版しかなかったよー。
、、、。いや、いや、良いんですけど。
福山雅治、ピッタリだよ。
主役の生田(?)名前は知らないけど、
乃木坂のアイドルらしいけど、
相当、相当、練習したんだろうね。
非常に、非常に、非常に素晴らしかった。
音楽、ミュージカルも素晴らしかった。
最後、思わず、オレ、涙、流していたよ。
ヤバいよ、子ども向けの映画(?)で涙を
ポロっとしちったよ。
まあ、ご都合主義のところはあるけど、
良くできた作品でした。
クリスマスに、カップルとお薦めです。
ストーリーはいいけど問題は吹き替え!
デイズニー100周年作品はいいけど、今のウクライナ、ガザの状況を見ると
今回の作品の価値は間違いなく薄れる。
ストーリーはいいのだが、吹き替えが減点。特に王様役の福山雅治は絶対に
吹き替えは合わない。
ミュージカル要素で適任なのかもしれないが、個人的に疑問。
希望とは何か考えさせられた作品。それにしても福山の王様は大ミス。
ディズニー苦手ですが
環境テロリストvs賢王
字幕/吹替両方観てみました
洋画を観る場合は、吹替が有っても字幕と決めている。実写の場合は役者の生の声を聴きたいので必ず。アニメの場合は吹替しか選べないケースもあるので必ずとは行かない。ただ、歌がメインの作品は絶対字幕を選びたいと思っている。原版である字幕の方が大抵の場合勝るので。
本作の宣伝予告は当初字幕版が劇場で流されていたので、普通に字幕版で観ようと思っていた。 ところがしばらくすると吹替版予告に切り替わった。こっちも悪くないなと思った。それが生田絵梨花と知ってちょっと驚いた。「歌が上手い」というより、歌に表現力があったから。 生田がミュージカルを結構やっているのは見聞きしていたが、「所詮は乃木坂のアイドル」としか思ってなかった。 “なめてた”(笑)
ということがあって、アニメの中味もさることながら、生田の実力はどれほどか、ということにも俄然興味が。 で、公開初日に字幕版、2日目に吹替版を見比べてみた。
【物語】
マグニフィコは若い頃に魔法使いの修行で世界を渡り歩いた後、地中海の島に着き、そこに理想の国ロサスを作り国王となる。ロサスの民は18歳になると“願い”(Wish)を国王にささげ、国王はその“願い”を大切に預かり、毎月誰かの願いを叶えていた。ロサスの民は素晴らしい王様、素晴らしい国と信じていた。
あるときロサスで暮らす明るく前向きな17歳のアーシャは、願いを叶えられていないまま間もなく100歳を迎えるお祖父さんに願いを叶えてもらいたいと強く思っていた。 そして、国王に近づくために王様の下で働くための面接試験を受ける。しかし、面接で話をしした国王にある隠された邪悪な一面が有ることを知る。
失望したアーシャだったが、アーシャの下に“スター”が現れたことをきっかけに、家族のため、ロサスの民のためにアーシャは立ち上がる。
【感想】
ストーリーはまずまずかな。
ディスニーなので、もちろんバッドエンドはない。想定内なのでそれはそれでヨシ。ただ、子供が観ると若干混乱しそうなのは、「王様は良い人なの? 悪い人なの?」てとこか。 物語の冒頭で、余りにも「素晴らしい王様」として語られるので、強く「王様は良い人」と脳に刷り込まれてしまうのだ。そこから抜け出すのに、脳が抵抗します!(笑)
本作の最大の売りはストーリーより音楽なのだろう。そこは期待を裏切らない。宣伝に散々使われている主題歌?も良いし、もう1曲、アーシャと仲間が国王と闘うことを決意する決起シーンの歌・音楽もまた、とても良かった。
ところで、興味の有った原版/吹替の聴き比べについてだが、どちらかと言えば俺はやっぱり原版に軍配を上げる。 アーシャに関しては生田絵梨花も頑張っていて、「圧倒的に原版がいい」というほどではなく、「どちらかと言えば原版の方が好きかな」という程度。これからは生田絵梨花をそういう目で見ます、ハイ(笑) 一方、対する国王の歌は福山雅治はフィットしていないように感じた。念のため、言っておくが、個人的に福山雅治は好きだし、歌が下手だと言っているのではない。「なんか合わないな。 原版の方がしっかり来る。」というところ。
ということで、俺的には原版(字幕版)の方が好き。もちろん、これは個人の趣味の問題なので、あくまで俺的な感想。
あと1つ気になったことは、最近のディズニー/ピクサーのアニメと比較して映像が粗い、そんな気がした。少なくとも“リメンバー・ミー”などで感じた映像の美しさに感動することは無かった。
それでもディスニーアニメらしい楽しさは味わえるので、ディズニー・ファンには良いと思います。もちろん、冬休みファミリー観賞作品としても。
映像美✖️ミュージカル
※ネタバレ含みます
ザ「こども向けミュージカル映画」です。
内容としては、ディズニー100周年記念作品として、こどもたちに「夢を諦めない」ことをとにかく表現し続ける映画です。
たとえばジブリ作品は、一見こども向けアニメのようで、大人が観ても楽しめる一面がありますが、ウィッシュは完全にこども向けと言ってもおかしくないでしょう。
では大人はどう楽しむか?
それはミュージカルとして歌手の素晴らしい歌声を楽しむことや、過去のディズニー作品を思わせる表現が出てくるところにクスッとしたり、少しだけディープな楽しみ方をすると良さそうです。
主人公の吹き替え役、生田さんの歌声は素晴らしいものでした。かわいいだけではなく、彼女のミュージカル経験が活きています。
ストーリーに壮大さはあっても、ものすごい深みはありません。こどもでも分かるストーリーです。
主人公たちは劇中でこのように歌います。
ーなぜ星に願うのか?
ーぼくたちは、地球の一部だからだ
ー無駄なものなど一つもないんだ
ーぼくたちはスターだ
地球規模の壮大さと、ひとりひとりの尊さ。
イッツアスモールワールドの世界観を感じます。
わたしは『アナと雪の女王』は、姉妹関係の複雑さがよく調査された、とてもパーソナルな作品だと感じています。
こちらもミュージカル要素がありますが、「姉妹(兄弟)関係」がしっかりとテーマになっています。
ウィッシュはというと、タイトルどおり『願い』すなわち将来の夢、叶えたいことを「諦めない」ことが一貫したテーマで、人間関係や、主人公をはじめとした登場人物のパーソナルな部分にはあまり焦点が当たりません。
そのためか、作品としての厚みが出なかったようにも感じます。
良かったのは、友人の裏切りが描かれたこと。これが無ければ、ほんとうにペラペラの薄いストーリーになるところでした。
そして本当の主役はマグニフィコのようにも。
彼の願いは素晴らしいですが、それを間違った方法で叶えようとしてしまいます。
歌唱シーンもしっかりあり、ワンマンライブのよう。(福山雅治さんだからこそ演じきれました)
権力や美貌に自惚れて、間違いを犯す愚かさがしっかり描かれています。
この映画で1番驚かされたのは、アーシャがフェアリーゴッドマザーの若かりしころ?だということ。
まさか最後にそこに繋げてくるとは。
なんかピーターという名のピーターパン的男の子も出てきていましたし、ディズニーファンを驚かせる小ネタがちらほら。
さらっと気軽にミュージカル鑑賞、という雰囲気で、誰でもどの世代の方も楽しめる作品です。
小さいこどもに見せてあげたい。
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