ウィッシュのレビュー・感想・評価
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3DCGを再考する機会
ディズニーにも手描き感ある3DCGの波が押し寄せてきた。輪郭線を描いている。「スパイダーマン:スパイダーバース」がアメリカの3DCGアニメーション界にもたらした影響の大きさを物語変化だと思う。
絵のようなテクスチャーに寄せたのは、ディズニー100周年という理由もあったかもしれない。昨今のフォトリアル3DCGだけでなく、かつての手描き時代の作品も思い出させるようにしたかったのだろう。
ちなみに、同時上映だった短編では実写空間に歴代ディズニーキャラクターが多数同じ画面に共存しているのだが、やっぱり昔の手描き時代のキャラクターの方が生き生きとしている。デザインのシルエットがすごくいいから、同じ画面にいるとそっちに目がいってしまい、3DCGキャラは目立たなかった。
話を戻して本編の話。願いを奪うヴィランの動機がやや不透明で、役割ありきな感じが否めないのだが、願いを込めた歌の力で倒すという展開はちょっとマクロスみたいで熱いと思った。アリアナ・デボーズの歌唱力は素晴らしい。このレベルで歌って踊れて演じれる役者がいるというのがすごい。
100年の答えが‥‥これ?
何となく忙しくて、映画館に行けず
Disney+に来るのを待っていた100周年記念作品。
残念ながら、悪い意味で期待通りの作品だったと思う。
良かった点としては、楽曲の良さがあるが、
それでは擁護しきれない歪みを感じる
大きく3点、この映画の問題をまとめてみた。
①願いの役割
②悪役の魅力
③主人公の行動
以下、それぞれについて語っていく。
①願いの役割
ロサスは国王の魔力により建国された国であり、王は統治目的で願いを集める。
国に益をもたらす願いは叶え、思想家や反乱の目が少しでもありそうな願いはそのままにする。
確かに王の意思のみで願いを管理されるのは不幸せかも知れない。
しかし、この願いがあろうがなかろうが、ロサスは幸せな国だと紹介される。
観光も外交も上手くいっているのだ。
もし国民の中に潜在意識の願いとして「王位を奪いたい」と言う輩がいた場合、それを早期に摘む事が出来るのであれば、願いを預かると言う王の政策は素晴らしいと思う。
結局、本作での願いの立ち位置が不明瞭なのだ。
願いがないと早期に死んでしまうとか、願いがないと凶暴性が増すとか、
衣食住や国防よりも、願いがある事のメリットや、失ったことによるデメリットを明確にして欲しかった。
②悪役の魅力
国のために尽くした王が、呪われた魔導書に支配されて人々の願いの力を悪用する。
そこまでは良い。ただ、その描写、もっと丁寧かつ大袈裟に出来なかったのか?
マグニフィコは多少の傲慢さはあるものの賢王とも言える。
国に尽くしてきたはずの彼の最後が、ただの俗物のごとく鏡の中に落とされるのは如何なものか?
ただ排除して終わりが100年の結末なのか?
ここの描写は、いっそ魔導書に呪われたマグニフィコを救い、改心させる方向へ進むべきだったと思う。
③主人公の行動
むしろ、この話の一番の悪役とも言える。
彼女の行動原理は
・祖父の願いが叶えてもらえなかった事
・叶わぬ願いを返してもらえなかった事
から始まる。
そんな彼女が星に願いをかけると、本当に星が降ってくるのだが‥‥
まず、主人公に力を与えるスターは、表情と仕草だけなので、何故主人公に味方するのかが分かりづらい(たぶん自由な星への願いを阻害しているマグニフィコへのカウンターだとは思う)
7人の友達は主人公の味方だったり敵だったりするのだが、特段見せ場もない。
国は上手くいっているのに、祖父の願いが叶えられないと言うだけで、彼女は反乱を起こす。
ここで怖いのは、自分の正しさに一切の疑問を抱かない事だ。
彼女は国統治の難しさも知らないティーンエイジャーが、個人の価値観のみで国を傾けようとするのだ。
しかもそれが原因で王は悪意に飲まれてしまう。
幸せだったロサスを壊したのは、どう考えても彼女である。
個人的には、随所で残念な思想のようなものが見え隠れしたのも悲しかった。
いっそ、中盤までの展開は同様でも良いから、
叶えようと思った祖父の願いが悪意の塊だったり魔導書の影響で悪意に飲まれたりして、自分の立場に苦悩して欲しかった。
どんな願いも、暴走したら相手を傷付ける‥‥と言う内容から、それでも人を信じると言う落とし所にでもしてくれれば、見ている側も腑に落ちる内容だったかと思う。
シンプルな話が悪い訳ではない。
ただ、キャラクターが脚本としての役割しか与えられていない事が良くない。
もっと、キャラクターが生きていて欲しかったのだ。
それが、本作には圧倒的に足りなかった。
勿論、楽曲や描写の良さは多々あったので、
次回の作品は、よりエンターテイメントを意識した作品になる事を願う。
期待してなかった分面白かった
最初はマグニフィコも悪いとこあるじゃんって思ってたけど、国民は自分で叶えようとせず俺に叶えてもらおうとしてる願いって言ってて正論パンチくらった。
マグニフィコなりに国民を守ろうとしてたんだろう。マグニフィコの敗因は、願いに対する恐れが強すぎたことだね。いつか自分や国を脅かす願いになるだろうという想像が、皮肉なことにアーシャによって現実になったんだけど。
だったらマグニフィコの願いが奪われるってだけのエンドでよかった気がするなぁ。
これ、アーシャが正義じゃなくて違う価値観の対立なんだろうな。
でも今までさんざん自分たちの願いを楽して叶えてもらおうとしてたアーシャさんたちが、急に願いは自力で叶えたいみたいな動機になるからおかしい。いや、所有欲なのかな?願いは自分の一部だから、預けたら叶えてもらえない願いもあって返されないって聞いてないから、それなら自分たちで取り戻さなきゃっていう。
細かい心の機微が描かれてないから、アーシャたちがへんに映る。
おそらく、もっと大袈裟にかいた方が良かったよ。サバの願いが、自分の病気を治したい願いで、それは国のためにならんから却下とかさ。そのくらいじゃないと悪役に見えないんだよ。
中途半端に思えた。
追記
脳みそを無にして見たらおもろかった。
ひどい
ってかディズニーってこんな歌ばっかり歌ってたっけ?
全然おもんなくてびっくり😳
歌多すぎて入ってけーへんし。
ディズニー100周年これかぁ。。。ひどいな。
女王が何したいんか全くわからんし。
なんでこんなひどい夫とわかっておきながら共にしてるのか不思議でしゃーない。
星のキャラクターもマリオのキャラクターのパクリな気が。
ダークサイドの帳が降りてきた
前評判があまり良くなかったため、ディズニープラスを待っての鑑賞
高評価も低評価も納得できる評価の難しい作品
ディズニーに慣れ親しんだ自分からすると、随所に、ラプンツェルのような島国設定、眠れる森の美女のような街の景色、白雪姫のような国王の設定などディズニーアニメをセルフオマージュしたかのような雰囲気で心踊らされた
CGながら昔の手書きアニメーションを彷彿とさせる作画デザインも素晴らしい、エンドロールも自分にはとても刺さった
他の方も指摘している通り、国王がダークサイドに落ちる原因が弱いと感じた
他の黒幕がいて、女王を失うことを恐れる余り、独りよがりな願いが暴走してダークサイドへ…
そして余りにも有名なあのバックミュージックと共にシュコーシュコーと復活し最後は主人公たちに助けられ、王国のバランスを取り戻す!とかなら最高のセルフオマージュになったのに!と妄想しました
ところで吹替で見たんですが、国王の声が福山雅治で彼の顔がチラチラっとしました
福山雅治は大好きですが、だいぶクセ強め
字幕版でも観てみようかな
ディズニーなのに・・・
ヒーローがいない!?
王子様役がいない・・・
人々の夢を集めている王様が、個人的に私が大好きな福山雅治さんという悲しい設定・・・😭
福山さんが役になりきっていて嫌いになりかけました😰それくらい役にピッタリな福山さん♪
アーシャがまっすぐに自分を信じて進んでいき、仲間たちの応援やスターの助けもあり・・・
ディズニー100周年にピッタリな素晴しい映画でした♪
ディズニーの王道を詰め込んだ内容
ウォルトディズニー100周年を記念して作られた作品。シンデレラ、アナ雪、白雪姫、ピノキオなどのディズニーに名作映画を合体させ、そこにオリジナルストーリーを入れたような内容で、正直結末は予想できます。
これこそディズニーだという内容で好き嫌いが分かれそうですが、私は大好きです。
安心して家族で観れる内容です。
終始ミュージカル調でストーリーが進むので、登場人物がいきなり歌い始めるのが苦手な人にはオススメできません。
劇中歌の「This Wish」は名曲です!
その他にもディズニー好きには嬉しい小ネタが沢山詰め込まれているので何度観ても楽しめます。
願いを失ったのはディズニー?
なんだか迷いに迷ってるディズニーを体現してるかの
ような映画だった。
スターと出会うミュージカルシーンの美しい映像とか
流石だな!と思ったり、
スターに触れて喋りだす動物や草花はワクワクしたの
だけど、
肝心の物語、願いを奪うという設定がどうもよく分からず入っていけなかった。
テーマである
願いは人に叶えてもらうモノではなく、
自分で叶えるモノ。
と言うのが、現実の何かを揶揄してるのか?
というと特に思い当たる節もなく
なんでこの物語になったのか最後まで疑問が湧く。
肝心のビジュアルも、
自分的には昔のCGの方が好きで、
このCGと絵の中間みたいな絵はあまり好みではない。
エンディングの100周年作品です!という
今までのディズニーキャラクターが出て来る
エンドロールを観てたら、
記念作これで良かったのか?と悲しくなりました。
いくちゃんの圧巻の歌唱力
ディズニー100周年という節目の映画の主演の吹き替えに抜擢されたいくちゃんの力強い歌声に圧倒された。
いくちゃんは初めて大好きなったアイドルで、卒業してからもその才能でたくさんの人を魅了させていて本当にかっこいい。自慢の推し。いくちゃんが歌うシーンは鳥肌が立ったし、感極まって全然泣くシーンじゃないけど、泣いた。
他のキャラの吹き替えにも豪華声優陣が勢揃いしていて、その中で主役を演じるって本当に凄いことだ。
「願いは自分の力で叶えるも
のだ」といったメッセージ性があったのだけど、ディズニーの声優がずっと夢で自分の手でその夢を掴み取ったいくちゃんにピッタリの映画だった。説得力がすごい。
ところどころ100周年ならではの演出も多くて、Dオタでない私でも興奮した。同時上演の短編も過去のいろんなキャクターが出てきて別の作品間のキャラ同士のやりとりはきっとこの映画でしか見られないものだったと思う。
Dオタ、(元)乃木オタ的にブッ刺さり要素満載の映画だった。
11回観てきたマグぴオタクの感想
この作品は脚本は本当に最悪すぎる
まぁマグぴでなんとか興行収入伸ばせた
初日に観て色々衝撃を受けまして放心状態になりました
主人公の考えに賛同できなくてヴィランであるマグぴにしか共感できなくて果たしてこれはヴィランとしてどうなのかと
通常のヴィランとは全く違っていて悪事には手を染めてないんじゃないかなと
魔法使いでありながら錬金術師でもあるし
普通の頭脳ではできないことをサラッとこなしてしまうし政治的にもちゃんと王様としての職務を全うして魔法の勉強も欠かさずしている
国としての活動もちゃんとしていて願いの儀式だけでなく国民になった人たちを紹介して
さらに休日にボランティア活動までしているのに
なぜ最後鏡に封印したのか?
これはおそらくマグぴと国民が願いをどう捉えているかだと思います
願いって別に叶う叶わないより努力してが先だと思っています
マグぴ自身が努力してあの地位にまで上がってきたのでそもそも並大抵ではないので
ちゃんと理解している国民はいなかっと思います
ロサスについてもなんですが
ロサスはマグぴがいなかったら何にもできないんですよ
だから弟子を取ろうとしていたのに
アーシャとスターがめちゃくちゃにしてもう
国としては滅んでもおかしくはない
マグぴというのはちゃんとロサスのことを大切にしているので敵に回すなんてありえないことなのに後先考えずに感がありまくりですね
本当に誰も自分たちが恵まれていたことに気づいていないということがびっくりしています
ただ批判したいとは思ってないのですが
マグぴに共感できるのって傷ついたことがあるから人の傷みがよく分かっていて相手の隙間にちゃんと入ってくれて
フランクに話しかけたり安心感を与えてくれたり王冠とかも被らず指輪だけしている
そういうところも好感度が高いということだと思います
私はただアマヤ王妃とマグぴが楽しそうに会話してそれを国民が眺めてたまにキャーみたいなのが
見たいだけだったのに
なんであんなラストにしたのか不思議ですね
おそらく深くまで考えずに出してしまって
色々空回りしすぎて変更点が重なり
良い部分が全く生かしきれなくてみたいな気がします
観てる側がこんなにちゃんと考えているのに
制作側がみたいになっていてカオスすぎる
今のディズニーに足りない部分を気づかせてくれた映画だと思っています
愛を描くのが得意なはずなのに過去作のリスペクトが全く見えなくてびっくりしてます
マグぴは歌唱シーンのみならず見た目もよく
内面も良くて凄く魅力的なキャラなので
本当に理不尽すぎるヴィランです
史上最強ではないです
やや退屈だがディズニーらしい映画
ストーリーはやや退屈でメリハリがなく盛り上がりに欠けたし、悪役とか家族とか仲間とかの細かい設定が結構ふんわりしておりイマイチ没入できなかった。全体的に大雑把なストーリーだなぁという印象でした。一方で、楽曲のすばらしさもさることながら、「夢は誰かに叶えてもらうんじゃなくて自分で叶えていくその過程こそが宝物」っていうメッセージ性に心を打たれたし、動物たちが歌いだすところとか、過去作品のオマージュとか、ディズニーらしさが詰まった映画だった。過去の代表作に並ぶような存在感はないものの、ディズニー100周年というメモリアル的な位置づけの作品として楽しめる作品でした。
なるほど。
正直に観終えた後の感想は「つまらなかった」が1番に出てきた。
テーマも、
ストーリーも、
キャラクターも、
それらがご都合主義で全然共感できない。
それに、「ウィッシュ」はそもそも1人1つなのか?
「ウィッシュ」のために必ずしも生きなければいけないのか?
「ウィッシュ」そのものに対する取り扱いも全くピンと来ない。
すごく残念に思っていたのだけど、
あ、そうか!と理解した。
王様はディズニーの象徴と見れば、ストーリーは成立する。
(もちろん、ディズニー側はそんな制作意図はないだろうけど)
ディズニーが生まれて100年。
星に願いを。
そんな夢の抱き方がスタンダードになる中で、他のものを結果として排除することになってしまっているのではないか。
ジャニーズ、吉本、自民党。
多くのメジャーが解体されていく時代感の中で、ディズニーもその対象となり得る、なり得た方が良いのではと感じられた。
奇しくもミッキーの著作権が切れるタイミングで。
100周年作品としては尖ってないか?
この作品を見て感じたのは、絶対的権力者との対立の構図でした。
『願いを叶える』ことよりも『守られなければならない権利、真実のためには、戦わなければならない』ことの方が、物語のテーマとして大きいのでは?と感じてしまいました。
最近のディズニー作品は、『みんな違ってみんな良い』的な、他者を尊重するような調和の物語が多い印象だったことと、権力者との対立という構図では、ロシアやアメリカや、その他民族間で起きている最近の出来事を透かして考えてしまい、ディズニー100周年作品として子どもたちに伝えるメッセージとしては、ずいぶん踏み込んだなと思いました。
(これは、ヴィランとしての王様に対する物語上のケアが全く無かったので。それがあれば、和解の余地があり、調和の物語になったと思うのですが…。でもそうするとありきたりでツマラナイかも)
キャラクターとして良かったなと思うのが、王妃の存在です。
「子ども 対 悪者」
という、大人が不在で子どもだけが重荷を背負う構図が好きではないので、仲間になってくれる(大人としての責任を果たしてくれる)存在として王妃がきちんといるのが良かったです。
色々穿ち過ぎな感想ですが、解釈の余地があるのが面白いと思いました。
私事の小さな意見です
さすがのディズニー。
カラフルな画面に素晴らしい歌。映画館の大きな画面、迫力の音量での鑑賞がオススメ。
夢は誰かに叶えてもらうんじゃなくて、自分の力で叶えようよ!って、テーマもディズニーらしいよね。面白かったです。
1つだけ、ネタバレじゃないんだけど、不快に思う方もいるかと思ったので、ネタバレ表記で。
私個人の小さな意見を言わせてもらえるのなら、最近のディズニー、強い女性、自立した女性に拘りすぎじゃない?男女平等、良いと思う。強い女性も素敵。でもさ、ピンクが好きでもレースのドレスに憧れたって良いじゃん。物語の中でくらい理想の王子様を待ってみたいし、結婚に夢みさせてくれよ。将来の夢に結婚(花嫁さんだったかな?)って書いたら今時?ってバカにされたって話を思い出しちゃって。現実は母はつよしで、なかなかお淑やかにはいかないけどさ、昔ながらの可愛く優しくおっとり、でも芯はあるプリンセスもたまには見たいな、と思ってしまいました。
変な人と言えばいいところだが、変なお姉さんという発言からは幾分の下心が垣間見える。
ミュージカル寄りのアニメ映画。
尺は短めだがそのうち歌唱がウェイトを占めているため、内容部分はもっと短い。
良い点
・歌唱
・エフェクト
悪い点
・仲間が無駄に多い
・シカトがギャグになっていない
・悪そうな奴をやっつけてそれっぽいハッピーエンド
その他点
・食べごろまでは食わないのである
・焼かれる前からキツネ色のニワトリ
・自分には菌がいないと思ってる奴
・Re:うさぎが怖い
全然心に響かなかった
私はつまらない大人になってしまったのかなと思うくらい、ディズニーの中で自分史上全然心に響かなかった。
どなたかがレビューしていた「何かのセミナーかと思った」に激しく同感です。
感想の言葉がこれ以上出てこない。
王道のディズニー映画! 100周年に相応しい1作!!
【あらすじ】
どんな「願い」も叶うと言われているロサス王国で暮らす17歳の少女アーシャ。ある出来事によって王国に隠された秘密を知ったアーシャは、国民の願いのために立ち上がる…!
【感想】
字幕版で鑑賞しました!
主人公のアーシャは、ポスターなどイラストでは少し地味に感じましたが、映画ではコミカルな動き・表情が多く、魅力的なディズニーキャラクターに成っていました。
アリアナデボースの声もぴったり合っていました。
劇中歌は印象に残るものばかりで、
1曲目の「ようこそ!ロサス王国へ」から引き込まれました。
全曲吹き替え版も聞いてみたいです。
特にヴィランの声優は「福山雅治」だったので、吹き替え版を聞くのが楽しみです。
ストーリーはまさに王道のディズニー映画といった感じでした。
100周年の記念作と考えると、捻った作品より、今作のような王道のストーリー、テーマで良かったと思います。
同時上映の「ワンス・アポン・ア・スタジオ」と「素敵なエンドロール」のたくさんのディズニーキャラクターを観て、自分も長い時間をディズニー映画と共に歩んできたと改めて感じました。これからもディズニー映画と共に歩み続けることを「願います」
【お気に入りのシーン】
「ウィッシュ〜この願い〜(リプライズ)」が流れるシーン!
曲・映像・演出…全てが魔法のように合わさる感動的なシーンでした!
特別な作品でなければ良かったかも
星の付き方にバラつきが多いことが気になってたけど、普通におもしろいと思った。ただ100周年の集大成というほどのインパクトはなく、ハードルが上がっているせいで低評価になりやすいのではないか。
歌が良かった。特にニワトリの歌が私は好きだった。マグニフィコ王が歌うと福山節!という感じでストーリーへの集中は少し逸れたけど、笑いそうになるくらい良い声なので純粋に歌を楽しめた。いくちゃんもやっぱり凄い。才能とそれを活かせるバイタリティを感じるような素敵な歌だった。
ストーリーとしては、王の最後が微妙。ずっと信じて共に生きてきた王妃は、地下に閉じ込めたことを今後絶対に悩みながら過ごすはず。まあ地下からはいつでも出せるのでこれからどうにでもできるけど、生ぬるくぼかさず映画の中で片付けてほしかった。更生の機会を与え王妃がしっかり管理していくか、確実に民を守るためにいっそ鏡を叩き割ってしまうか…
ディズニー愛の深い友人は、アーシャの仲間が7人の小人を表していることに気付いたらしい。他にも色々過去作品の要素が入ってたよと言われたけど、思い返してもエルサのように床を持ち上げる王、ベルのように噴水前に座る女性くらいしか分からなかったな。
主人公のウィッシュは何?
前提としてこれまでのディズニー映画が大好きなのですが、今回の作品に関して悲しみが収まらず…どうしてこうなってしまったんだろうと思います。
なんだか、100周年のテーマは『願い』にしよう!となるのはいいのですが、そのまま表層だけをすくって作られた作品…というように感じました。
登場キャラクターたちの『願い』が弱すぎる。国民たちの願いは、なんだか取るに足らないものばかり… 肝心なアーシャに至ってはほとんど印象付けられてない。(家族の願いを大事にしたい?魔法使いになりたい?よく分からずふわふわと見てました。結局魔法のほうだったのでしょうか…)一番願いが強いのがヴィランズのマグニフィコ王でした。だからこそ唯一魅力的なキャラクターに見えました。それでもストーリーでの描かれ方はかなり気の毒で、消化不良な感じがしますが…(後述します)
話の構造が大変シンプルです。シンプルで勧善懲悪なストーリーは従来のディズニー作品でもたくさんありました。しかしその作品はどれも主人公たちに願いや目標があり、人間力や優しさがあり、周りを引っ張っていくことに説得力があります。だから話の構造がシンプルでもとても魅力的な映画になっているのだと思います。
この作品は、主人公に説得力がないように感じます。友達に「優しすぎる」と評価されてましたが、あんまりそう目立って思える場面もなく… 確かに友達や家族のために動いてはいるんですが、なぜそうなのか、という軸をあんまり感じない。父親との思い出も物語にほぼ関わってこないし… アーシャ周りの要素に一貫性がなく、バラバラすぎるのかもしれません。
また、勧善懲悪の物語にするのであれば、マグニフィコはもっと生粋の悪にするべきではありませんか?
あの手の、自分の正義感が強すぎるあまり闇に手を染めてしまった系のヴィランズは、クライマックスの対決でもっとマグニフィコの心情に寄り添って丁寧に描くべきでは…と感じました。
何の言い分も聞かずほったらかしで、鏡に閉じ込められ壁に飾られるのはあまりに雑ではないでしょうか。あんなに心配そうにしていた王妃も、最後にはもう完全に吹っ切れてて、うすら寒くなりました。マグニフィコの想いの強さも、終盤のマグニフィコの悪行が禁書のせいだということも知っているはずなのに… 国民もクルッと手のひらを返し、揃って王を糾弾してましたが、自分たちが王を頼って、自分たちの意思で願いを差し出していたのに、よくもそんな正反対になれるなと思いました。(もちろん、王に不都合な願いは叶えられえることがないと知って怒るのは当然かなとは思いますが…)集団心理の恐ろしさは描けている気がします。
個人的には、「『願い』は人頼みじゃなく自分の努力で勝ち得るものだ」というメッセージをとにかく押し出せばもっと良い映画になったのかなぁ…などと思います。
結局おじいちゃんは自分の力で夢を叶えましたもんね。
主人公のアーシャは星に叶えてもらってますが……
(思えばアーシャって基本頑張りが空回りして、星とか仲間に助けてもらって切り抜けてるので、本人自身の成長がちょっと弱かった気がします…)
描き方次第でもっと面白いものになった気がしてて、もったいないな~と残念な気持ちです。
『願い』を描くのなら、やっぱり主人公の願いは一番強くあってほしかったです。
今までのディズニー作品の魅力を改めて感じることができた映画でした。(みんな強い願いがあるからこそ魅力的)
マグニフィコ王のキャラ性と、主題歌と、映像の絵本っぽいアナログ感が良かったので、1.5にしました。あとは短編。上映されたのがあれだけなら☆5付けてます。最高でした…感動のピーク、そこでした。
※私個人の感想なので、クリエイターの方を非難する気はありません。
好き勝手に言ってすみません。ディズニー作品のことをこれからも応援しています。
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