バビロンのレビュー・感想・評価
全385件中、161~180件目を表示
鳴り物入りで封切られたが・・あっという間に上映縮小・・・・。仕方な...
鳴り物入りで封切られたが・・あっという間に上映縮小・・・・。仕方ないっすなぁ・・3時間長いし・・。あまり共感するポイントも無く・・。SEで追い立てられる感じだし・・「セッション」の監督の面目躍如かにゃ。ゴジラの音楽も、ちょっと使われていたような・・。
で、「ララランド」で作品賞を逃した監督の、 ハリウッドに対しての鬱憤ばらしか(笑)なんでもありすぎて・・象のアレ、女優のアレは、ハリウッドってそんなところのくせに・・て感じなのかしらん・・。
無声映画からトーキーへの変化の時代のお話では「アーティスト」の方がよろし♪
私は無理ですね・・・
グロテスクなシーンに耐えられませんでした。
吐き気がして・・・
どんちゃん騒ぎにイカレ女・・・
そんなに死に急がなくてもいいのに。
マニーの結末に安堵。
チャゼル監督だから期待していたんですが。残念
刹那的にしか生きられない人々の物語
「汚いラ・ラ・ランド」との前評判を聞いていたのである程度覚悟して見に行った。
一部のエログロ、というかエロゲロ描写は確かにきついものの、それを差し引いてもこの映像美は映画館で観てよかったと思える迫力。そして音楽が良い。
RRRとは別ベクトルで3時間ジェットコースター。刹那的にしか生きられない人々の人生を火花のようなきらめきで魅せてくれる。
-------以下ネタバレ-------
「ラ・ラ・ランド」のラストを見て「恋人と別れただけで結局夢もかなえてるじゃないか、そんな切ない顔してるんじゃないよ」という気持ちだったので、今回の作中でジャックが告げられる、「あなたの時代は終わったが、映画が映写機にかけられれば誰もがあなたを身近に感じる」という言葉の通り「映画の世界で輝けたんだから、たとえのたれ死んでも幸運だろ!」と殴ってくるバビロンのほうが好みだった。
銀幕の世界で一度は生きたいと切望し、それがかなわない人がどれだけいるか。彼らはそれができただけ幸運なのだ、たとえ悲惨な最期を遂げたとしても。
「人生は最高!」とつぶやいて夜道に消えるネリーもそれをよくわかっていた。
映画の前半、人の死が「喜劇的に」軽く扱われるシーンが相次ぐが、結局はネリーやジャックの死も当人以外には喜劇と変わりないのだろうと思う。よく「役者は親の死に目に会えない」とは言われるが、それは映画も同じで、人の死すら二の次に扱ってしまう狂気の世界に彼らは身を置いているのだ。
金をかけた駄作
過去を美化する必要はないと思うけどここまで無茶苦茶を描く必要あったかな?
胸糞悪いシーンが幾つかあって、それぞれトラウマ級に強烈なので前後の話が入ってこない。
唯一良かったのは音声同時集音が上手くいかなくて何度もやり直すシーンだけは面白かった。
どうやら私はこの監督は合わないみたい。
「セッション」は結構好きなのだが。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド2という感じ
2023年劇場鑑賞37本目。
ブラッド・ピットが昔のハリウッドを描いた作品に出るというとどうしても上記の映画を連想してしまいますが、あれよりもう少し前の時代を描いた作品。雨に唄えばではプラスに働いた人たちが主人公でしたが、こちらはマイナスに働いたかつてのスターたちに焦点が当たった感じです。辛い。どんどん追い詰められていく主人公たちを観ていると精神的にキツかったですね〜。
サイコパスを演じさせるとめちゃくちゃ怖いトビー・マグワイアが急に出てきたのでうわってなりました。でも何で前怖いトビー・マグワイアみたのかおもいだせない・・・。
3時間を長いとは感じませんでしたがあんまり好きな映画ではありませんでした。
【下品、長い、マーゴットロビーは美しい】 なんともオゲレツ、ぶっと...
【下品、長い、マーゴットロビーは美しい】
なんともオゲレツ、ぶっとび映画だった。。
マーゴットロビーはハーレクインといいこの役といいハチャメチャな役が多いのか。
観てる途中「あぁ‥長い。」と何度か思ってしまった(笑)
そしてラスト付近は思わぬ方向へ(笑)ホラーちっくで
しかも🐀( 'ч' )モッシャア… やめーーーい!www
いきなり蛇と戦いだしたり話が分散してる気がした。。
🐘💩、ロビーの🤮のシーンは必要だったのか??
謎のまま終わりました。。
なんとも変わった映画でした。
映画愛が痛いほど伝わる
この映画は賛否両論というが、映画愛の大きさ、映画史の知識の有無に、感じ方が左右される気がする。私はけっこう好きだった。
本作はOPの狂乱宴とEDのマニーの空想に重なるような映画リストがハイライトだろう。
ちなみにOPは、迫力こそあるものの下品で初見は辟易した(ちなみに踊り狂うマーゴット・ロビーは最高だし、チャゼルらしい素晴らしいカメラワークもある)。だがEDで再見すると、下品なパーティも哀愁漂うノスタルジックな気持ちにさせられる。駆け抜ける185分で、映画史のターニングポイントとなる巨大な渦に観客も巻き込まれていくからだ。
無声映画からトーキーへの激変の時代、ある者はスターから過去の人に落ちぶれ、ある者は無名の下働きから重鎮にのし上がっていく。技術の進歩、時代の変化がこれまでの常識をかなぐり捨てていく。落ちぶれた者は怠慢だったわけではない。時代の変化を受け入れ追いつこうと思っても、もう抗えないのだ。人が歳を取るように。若返ることはできないように。
その時代だからこそ輝ける人がいる。ネリー・ラロイは開放的な1920年代の映画業界を体現した様な人だった。マーゴット・ロビーの華美な魅力はこういう役にハマる。そしてブラピ演じるジャック・コンラッド。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 」でリック・ダルトンを演じたディカプリオの様に、キャリアも終盤に差し掛かるハリウッドの顔が演じる様は侘しいが説得力がある。「スパイダーマン」では若き俳優だったトビー・マグワイアが製作総指揮に名を連ねていることも、リアル映画史の時の流れを感じ感慨深い。メキシコ系、アジア系、アフリカ系の俳優もメインキャストに据え、多様性とインクルージョンを実現した構成は、まさに今の時代の体現である。映画史の変容がテーマでありながら、観客が生きるリアルな世界も、後に振り返ればターニングポイントと言われるかもしれない変化の渦中であり、それこそが約100年前を生きる登場人物に親しみを感じる所以だ。
ちなみにデイミアン・チャゼル自身、「ラ・ラ・ランド」で最年少のアカデミー監督賞を受賞した人物で、巨大な映画史を動かす歯車の一つである。光と闇が混在する矛盾したハリウッドで、なぜ歯車の一部になることを望むのか?それはもう、この世界に恋をしてしまった者の宿命だから。
デイミアン・チャゼルの映画愛が痛いほど伝わってヒリヒリした。
映画って楽しいよね
見終わって実感しました。
トーキーへの移行時に試行錯誤しながらとりなおすところは面白かったですね。
最後の映画の歴史をたどるようにワンシーンがつながるところはグッと来ました。
マーゴット・ロビーの演技はすごかったですね。
3時間ちょっとの上映時間なので、トイレ対策をネットで調べて実行しました。
私含めて対策している人がほとんどなのか、途中で抜ける人はあんまりいなかったですね。
映画好きな人
ダミアン・チャゼル監督の映画愛、ジャズ愛溢れる映画でした。特に後半部分のゴシップ記者の話なんか、映画好きとしては感動しました。
ストーリーも華やかな映画界の表裏もそうですが、バビロンの空中庭園のようなファンタジーを感じました。人間が追い続ける幻のような。冒頭とかの酒池肉林は賛否両論かもしれないけど。
主演のマーゴット・ロビーの天真爛漫、破天荒さはかわいかったけど、ちゃんと負の感情も上手く演じてました。
音楽も監督らしくジャジーな劇伴が多くて素敵でした。大迫力の演奏が多いので、劇場の音響で観るのがオススメ!そう、私もブラピが言ってた劇場に足を運ぶ人間のひとりなのです。
悪趣味で猥雑(誉め言葉)
想像していたよりも悪趣味で猥雑なブラックコメディで楽しめました。
乱痴気騒ぎのパーティーに人命無視の撮影現場。
テンポやタイミング、場面の切り方など、ギャグとしか思えません。
コントのようなシチュエーションも狂気じみていて、笑いと恐怖のごった煮感が。
そんな中、残酷さややるせなさを痛感させるような場面も印象的です。
俳優陣の演技も素晴らしいと思いますし、音楽も存在感があり良かったです。
この狂気じみた時代を経ての、映画というものに対する強い想いが溢れている作品だと感じました。
ハリウッドの栄光の裏側
ハリウッドという魔城(栄光)に取り憑かれた人々の悲喜劇。
砂漠から象を運ぶオープニングから酒池肉林を体現したかの様な狂乱の宴を描き出し観るものをグッと惹きつける。
その中で出会う奔放な女と男の姿を通し映画産業の繁栄した時代を描ききってる。
その時代を表現する上で、とても野心的で力強くそしてがむしゃらにもがく2人がだらしなくも感じるけど憎めず瞼に焼きついた。
そしてこの演出した監督の技量は素晴らしく只者ではないと感じられた。
宴の後
作風で好き嫌いが別れるキングオブけれん味、デイミアン・チャゼル最新作!!
象のク○に始まり放○プレイ、おっ○い祭り、椿三十郎並のゲ○、暗闇からワ○(ビックリしたな〜もう!!)最後はラ・ラ・ランド
冒頭の酒池肉林パーティーのマーゴット・ロビーが素晴らしい
主題を家とゴキブリに例えて観客に提示するのは解りやすい
3時間アクセル踏みっぱなしのテンションで、ラーメン二郎の様なこってり映画
お腹一杯です!
なんでも。
酒池肉林。
狂喜乱舞。
栄枯盛衰。
圧巻の189分。
1920年代のハリウッド。サイレントからトーキーへ移り変わっていく映画の歴史の中で栄枯盛衰を現す圧倒的なラプソディ。
きらびやかな映画産業を支える為にたくさんの欲と贄と魂によって成り立っていた。
正しく"なんでも"見せてくれる。
綺麗な魔法の様なセレブの世界からどうしょうもない酒池肉林、汚い闇の穴の更に奥のところまで。ジュディやシーセッドでも業界のセクハラ問題を扱っていたがそれの起源というか源流がまさしくバビロンに通じるもの。
権力と消費。
時代が変わっても普遍的な問題はいつまでも続いていく。そして繋がっている。何かを得るためには何かを犠牲にしなければならない。バビロンというタイトルもエスプリが効いていてかっこいい。このバビロンのストーリーはかなり史実に基づきリサーチをしたとパンフレットインタビューに書いてあり驚いた。ハリウッドの当時の自殺率や、死亡事故。闇に葬ってきたモノ。もちろん脚色や演出も大いに盛り込まれているのだが、細やかなストーリーに実はモデルになった事件があったことなどが書かれていて面白かったし、消化できなかった事が消化できた。
4人の主人公に、4つのストーリーの絡み合い。狂喜乱舞、素晴らしい演技の数々だった。現代版イントレランスとでも言うべきか。イントレランスをまたみたくなった。
ブラッドピット、マーゴットロビーの異なるタイプのスターの人生と行末は目が離せなかったし、ディエゴガルバとジョバンアデポという新しいスターの存在感。そして演技を盛り上げる色とりどりの粋なJAZZ。
IMAXという"最新"の映画環境の体感は五臓六腑に染み渡った。
しかしいろんな方々が挙げていたラストの賛否両論は頷けたなと。
これは好みが分かれる。
最近の作品では映画制作を扱うものが増えてきている。映画に対しての尊敬、畏怖、憧れ、原点を表現する事が多いのはやはりコロナや配信システムから影響があるのか。配信で見るのと映画は別物だけれど、それもまた映画の進化に通じるはず。そういったことも受け止めて、巻き込んでいって映画の栄光はまた新たなスターと新しいステージを追い求めていくし、映画の歴史は続いていく。
その流れを感じられる時代に生まれてきた事を幸運だとバビロンのおかげで思える様になりました。
ただ個人的に欲を言えば違ったラストが見たかったなと思ってしまった。ネタバレになりそうなので詳しく書かないけれどデイミアンチャゼル監督の別のラストがあるともっとすごい作品だったとすんなり受け入れられた気がするのです。それも端っこの奥の奥の方にいるちっぽけな欲深い映画好きの性なのかもしれません。
監督の新しい次回作が更に楽しみになったのは言うまでも無い!!
映画が好きなら是非
3時間あるからか宣伝が少ないからか観客が少ないのに驚いた。
チャゼル監督のファンではないが、ララランドはほぼ満点の娯楽映画作品だと思っていて、この作品はララランドのブラック版、エログロコメディ版、音楽も良く、ララランドを越えはしないが、でも言いたいことは映画愛で、それをセリフではっきり表している。スター俳優が、3人目の妻の舞台女優が落ち目の彼の演技に繰り返しアドバイスするシーンで、彼女に対して映画はどういう役割を持っているか、また彼の凋落の記事を書いたジャーナリストに抗議に行った時に、時代と共にスターは変わるが50年後(1980年頃に当たる)も作品は残り、我々の死後に生まれた人達がそれを観るのだ、と言われる。むー!この作品がそれ自体。
タイトルロールまで20〜30分位あるのか?意外ともっと短いのかは不明だが、とにかく3時間もあると寝ずに観られるのかと不安になるが、杞憂。爆音のパーティー音楽やテンポの良い展開で飽きない。
前半の狂乱、酒池肉林のパーティーシーンはやり過ぎ感があるが、コンプライアンスが言われる100年前の1920年代は景気も良く、実際そういう時代だったのだろう。
俳優に求められていたものがサイレント映画とトーキーで変わってしまい、かつて重宝されていたものが無駄になるだけでなく違うものが必要となる、というのは映画界に限らないことで、普遍的なメッセージでもある。
特筆すべきは主人公マニー役の新人俳優。冒頭使いっ走りだった彼がマーゴット・ロビーの相手役となり、映画の肝をであるラストシーンを司る。映画を描いた作品なので映画からスターが生まれるという表現を兼ねているのだろうが、凄いスター誕生。彼の目の下の膨らみが綺麗。
監督の才能が爆発しているし音楽もララランドっぽくて良いし、チョイ役で大物が出ているし、予算もかかっていそうだし、映画が好きで他の作品を観る時間があるならこれを観なくては損。
全385件中、161~180件目を表示