とべない風船

妻子を亡くし自分を責め続け苦しむ東出昌大の演技にとても引き込まれた

結婚👰報道とNetflixの期限が偶然重なり鑑賞しました。よくあるストリー仕立てには辟易しましたが、カット処理や演出で目立った所がありました。例えば「先生!」と後ろから呼ばれると、父娘が同時に振り返るところなど。瀬戸内の穏やかな風景が見るものを和ませます。結局は何も変わらない?ラストでした。それにしても、浅田美代子ちゃんは麻布生まれ育ち、女学館高校中退の東京のど真ん中育ちなのに、若い時から田舎暮らしの役がハマりますね。

東出棒の救済策として、「怪物役にする」や、「過去の時代の人物にする」という方法がありますが、本作は「方言を話す」といっもので、例によってあまり内容が頭に入らなかったです。東出よりはヒロインと父親を主体にして東出メインを回避を狙った感じもありますが、教師をやるか辞めるかで2時間悩んで、教師の具体的なエピソード等は無いので、共感性は薄いと感じました。

家族を事故で亡くして
「あの時こうすればよかった」
「俺が代わりに」
と後悔する1人の男

夢を叶えて教師になったが都会で夢破れて戻ってきた女1人
その故郷がここ広島の瀬戸内海のある島（江田島）

この映画に期待したのは三浦透子さんだったが、彼女の実力の半分も発揮できていない演出でした