レジェンド&バタフライのレビュー・感想・評価
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綾瀬はるかが主役なら良かった
観た人から面白くなかったと聞いてたので、思ったよりは良かった。
特に綾瀬はるかが良かった。
最後のシーンは、生き延びて外国に逃げたというのもありかもしれない。死体が見つかってないのなら。
あのまま終わって欲しかった。
新解釈としても良いかも。
少年時代の織田信長のキムタクは良いが、歳を重ねると迫力や重みがなくて、いまいち。殺陣シーンは頑張ってるが、どうせならもっとイケメンにした方が良いです。弟さんの顔に見えて、不細工だったので見ごたえない。長いし。
キムタクや忖度しないでもっと実力次第の映画を増やして欲しい!
結局忖度映画はこけて、賞もとれなくて、周りはやりがいあるのかいつも不思議!もうやめよーよ!忖度!
ラブストーリー
戦国時代を舞台にしたラブストーリー
いい意味で海外の歴史物映画の雰囲気がありました
エンタメ性重視かつ色彩設計が鮮やかで緩急の付いた映画になっており、見てみたい方向の邦画時代物に近かったです。(私は90年代チェン・カイコー作品の方向の邦画が見たい)
実は全くそういった期待をせず綾瀬さんファンなのでこの映画を見ましたが、文化面の歴史好きとしてとても満足しました。
もちろんチェン・カイコー作品とは違いますが、今後期待出来る作品を作ってくれそうなクリエイターを発見出来ました。
「知的」の評価を付けましたが、どこに予算が掛かっているかは映像を見れば分かる人には分かるはずですし、歴史&文学的リテラシーが必要な描写が中盤以降にわりとあります。
◾️脚本について◾️
歴史オタク向けの描写やテーマの奥行が無いので歴史ファン(チャンバラ合戦武将ファン)からは不評ですが、宣伝やあらすじで恋愛物として二人の関係性を描くと宣伝しているはずなので、歴史がどうとか合戦がどうとかの感想はもはや当たり屋な感想に見えます。
濃姫は史実での存在が確認されている程度の人物なので、タイトルの段階で史実を映像化する類いの作品じゃないのは歴史好きほど分かりきっているはずです。キャスト的にはもっと痛快活劇的な展開に振るかと思っていたぐらいです。
脚本の奥行きは確かに足りないと思いましたが、それは従来時代劇的な合戦入れろという方向ではないです。
恋愛物として見ても薄味ですし、ある程度の歴史知識は必要なので歴史に興味ない人や海外向けとしてはハードルが高く、中途半端に観客側にリテラシーを求める脚本でした。
リテラシーのある観客向けなのであればイギリス映画ように画家や音楽家や荘園制度と貴族王家を組み合わせた層のあるドラマを見たかったです。
中盤のあるシーンは二人の連携や行動は何を起こしたかの示唆であり、読み取る力が必要な抽象的な描写でしたので、物語を直接的に受け取る観客とは相性が悪いように思います。
もしかしたら海外の方がマクベスを連想してくれるから読み取ってもらえるかもしれないですね。
この点は海外の感想が気になります。
宣伝で言うような、歴史や文学への知識無しで読める映画ではないと思います。
◾️良かった点◾️
美術や建築と音楽へのこだわりは戦国舞台の時代物としては珍しくある作品でした。(江戸時代が舞台だと稀にこの方向は見る)
あまり注目されていないですが、文化財建築のロケーションや大掛かりなセット、古楽のリュート演奏などの文化面の描写が映画に彩りを添えています。
制作側&時代劇ファン、共に硬直しきった時代劇では、画面がほぼ茶色か緑か黒で覆われており映画としての画面や音の彩りはあまりに軽視されてきました。
この点、この映画は本当に良かったです。「さらば、わが愛/覇王別姫」のようにもっと視覚の美を追求してほしいですし、お堅い戦国武将題材の時代劇も映像美という意味で今作を見習うべきとすら思います。
◾️役者さんの演技について◾️
木村さんは雰囲気はいいのですが、舞台系の発声をしないので、本当は松竹系の地味な方が合ってるんですよね…。
女性陣と土台を支える脇役の方が時代劇〜舞台系の発声をしていたので、この点はご自分の守備範囲外にある技術を習得して欲しかったとは思います。(舞台系の発声とは声がよく通り、押し出てくるようなやつ。北大路さんが分かりやすい。見栄を切れるような発声)
ナチュラル系カメラ芝居だけでは辿りつけない表現が時代物においてはやっぱりあると思います。
伊藤さんも過去作時代劇を見る限り芯のある発声を怒声以外でしない方ですが、武術スキルや見た目は本当に惚れ惚れするぐらい時代劇向きの方です。他作品で声が軽いとの感想を見ますが、そういう演出だったのかがいまいち分からない方でもあります。今作はそういった発声が必要ない役だったと思いますが、麒麟がくるの段階では習得されていないかったのでは?と思っています。(久しぶりに舞台をやるそうなので、現在は技術的には習得されているかもしれない)
綾瀬さんはいい啖呵を出れるのは八重の桜で知っていましたが、舞台経験が無いにも関わらず声質からは以外なほどの低音や芯のある声が通常台詞で出ていました。見たことのない時代物の芝居は艶のある大人の女人らしい役だけかもしれないので、今後日野富子など癖のある役でそういったお芝居を見てみたいです。
中谷美紀さんは全てが完璧ですし、本当のレジェンド北大路欣也さんはもう少し出番がほしいと感じました。
◾️ネット時代の観客側の感想について思うこと◾️
主演の方の発声に不満もありつつ、演者の技術面の評論も出来ない人にいつも同じだとか、渋い顔でさえあれば時代劇演技全般が上手いと思い込まれる適当で酷な時代です。
観客側にいつも同じとはどういう意味か見極める能力が無いのにミーハー人気がある芸能人は「いつも同じ」という魔法の決め言葉で貶めしてOKという空気なので、そりゃあ時代劇を含めて邦画は廃れるよなと思います。
山の斜面での戦描写もあったのに、平野部での大軍のぶつかり合い(つまり関ヶ原だろうか?)以外は戦じゃないと思い込んでいる層には戦描写がないと評されています。
誰か一人がそう評するとコピペのクオリティで自分の感想すら持たない人がそれをオウム返しに拡散し、その言葉が一人歩きしていくのですね。
象徴としてのシーンをそうと捉えず、全てを物語の直接描写と捉える風潮は画的な快楽と相性が悪いようです。
三味線の伝来時期を調べず、「この時代に三味線はない」などと断言する感想も見ました。
三味線はギリギリ伝来しているはずですが、日本人の歴史好きは三味線の伝来時期を時代劇で使われているか否かで判断するぐらい思考が硬直しきっている様子です。
制作側の意識が文化面にも向かえば観客側の批評能力も育つでしょうから、この作品が描いた美術文化の良い面を今後も取り上げて下さることを期待します。
◾️最後に◾️
私は文化財建築や自然のロケーション一つとっても70周年記念として制作された意義が大いにあった映画だと思います。
なぜ日本の歴史物映画は武士合戦チャンバラに特化するのでしょうか?
狩野派などを題材に作れば映画的にもっと色鮮やかで派手な物が作れるのに。出雲阿国などの歌舞音曲は十分映画の題材になるのに、なぜそういったテーマの映画が少ないのでしょうか?
こういった不満を持つ私のような者にとっては硬直への切り込みを見た意義の大きい映画でした。
近年まれにみる駄作
濃姫という斎藤道三の娘が信長の正室に嫁いだらしいという事ぐらいしか分からない人物を主役に描いた作品と観賞した結果そう感じた。
濃姫という名も正式名称ではなく、鷺山殿とか帰蝶と呼ばれていたかもしれない。
何歳で亡くなったかも分からない人物は、小説でも映画でも好き勝手に描けるものなんだろう。
しかし、この映画が興行的に成功しなかった最大の理由は、脚本の出来が余りにも悪すぎたことだろう。
また、監督の信長の描き方も凡庸と感じた。
何故なら織田家は代々弾正忠という家柄で、今川を打ち取らなければならない大義があったからである。
信長は今川の動向に常に注意を払い、殲滅する機会を待ち望んでいたと考えられる。
しかし、映画の中ではまるででくの坊。
正室の濃姫に尻を叩かれているような描き方。
脚本家の愚図っぷりがここで発揮された。
主演の信長を演じた木村拓哉も30年前のトレンドドラマの延長のようで、信長の鋭さを十分に表現できているとは言い難い。
また、中弛みするような3時間近い上映時間も一気に見るのはキツイ。
いっそのこと、桶狭間の合戦に行くまでの話にしていれば、もう少し人物を深掘りした作品に仕上がったのではないかと思う。
唯一の救いは濃姫役をされた綾瀬はるかの眼力だけである。
どれほど優れた俳優をそろえても、第一に脚本の良しあし、監督の技量次第で傑作にも駄作のもなるのである。
主役は濃姫!
早くもアマプラ配信開始で
期待してたが
圧倒的に物足りない
お金をかけてるだけあって衣装や舞台は豪華で絵が持ちます。
しかし合戦シーンは延暦寺が少しと最後の本能寺くらいです。
長篠の合戦後のシーン等を挟んでも何かトントン拍子でいつの間にか安土城の城主になってた感じがしました。桶狭間ぐらいはやるべきだったと思いますが…全体として序盤の2人が城外に出てダンスするシーンぐらいまでは面白かったと思います。そこから終盤まで段々と下り坂を転がる感じです。あそこのフィクション感で醒めた人も多いのではないでしょうか、想像ですがあれは最後の2人が結ばれるシーンから逆算したら村人?をバッタバッタとなぎ倒す絵になったと思うのですが流石に酷いです。どうやっても擁護出来ないでしょう、こうなったらもう最後までフィクションでやればいいのに最後現実に戻してもう溜息しか出ません。(信長が馬に乗ってるシーンの度にまさかここで銃撃されるのかとヒヤヒヤして見てましたがそんなことなかったですね、史実では何度か暗殺未遂があったはずですが…)
役者が合わなさすぎる。。。
キムタクファンが高評価つけてますけど、
ストーリークソつまらん。
中途半端な恋愛。
無駄なシーンが多すぎる。
これで3時間はきつい。
綾瀬はるかは最初は態度デカく引っ張って行く感じからいきなり弱くなり夫好きになる。
??
合戦シーンはほぼない。
家康の俳優お爺さんすぎで合わなさすぎる。
ほんとは家康はもっと信長を慕う若い人なのに。
明智光秀が逆に若すぎてわろた。
こりゃだめだわ。
信長協奏曲の方をガチでおすすめ。
役者みんなパーフェクトで
物語もめちゃくちゃ面白く、歴史に沿うからすんなりはいるし、感動、面白く、心温まるシーンがたくさんあり凄いと思った。
ほんと3時間も無駄な映画。
主人公は濃姫
全体通して一番目立ってたのは濃姫の綾瀬はるかさん
だった気がします。
ただ濃姫のキャラが立てば立つほど、キムタク信長が
ショボく見えてくるのが残念でした。
そもそもとして、自分的にはキャラ設定が好みでなく
まず、いくらなんでも濃姫が絡んでき過ぎ、
桶狭間の合戦も濃姫があれやれこれやれと言って、
信長がなるほど!となる構図は好ましくなく、
やはり陰から支える人であり、
信長は誰の言う事も聞かん!と言うのがイメージとしてはあって、モヤモヤとしてしまいました。
信長も良い人として描こうとし過ぎて、
延暦寺焼き討ちの描写の
闇堕ちの変化が唐突過ぎる気がしました。
映画で信長の一生を描くのは尺として足りないと言う
のがあるかもしれませんが、
行動を起こす時の心情がイマイチ伝わらず、
そこは歴史の勉強してくれと言うのが、
前提としてある気がしました。
恋愛から信長を描くとこうなっちゃうのかと言う感じで
それなのに信長と濃姫があまり上手く行ってるようにも
見えず、
この描き方だと、最後に信長が見た夢で終わっても良かったのかなと思いました。
期待値が上がりすぎていた
織田信長と正室・濃姫の知られざる物語を描く?
と言う解説の文からすると、今まで埋もれていた資料が出て来ての映像化みたいだけど、完全な創作です。濃姫は信長の正妻と言う立場なのに、ほぼ歴史的な資料が無い人物。特に信長が美濃を手に入れてからは政治的な存在価値も無く、死んだのか、離縁されたのか、適当に扱われたのか全く不明。故に、物語を作る上では自由に動かせる人物ではあるが、逆に信長はそうは行かない。
戦国ものだけど合戦シーン有りません。
初めてチャンバラ的な場面が出たのが上洛して京都のスラム街で子供を虐める大人に濃姫が切れて斬りかかり、それに信長も参加と言う・・・・・
光秀謀反の理由が、信長が優しくなったからと言うサイコなのは斬新だけど、それを演じる宮沢氷魚の演技が・・・・良く出てるけど上手くならないねぇ。
大名行列に使う予算あったら、合戦シーンの一つでも有ればなぁ。戦国ものとしては迫力無いし、ラブストーリーとしても、盛り上がった部分無い。ラブストーリー物はハッキリとした惹かれ合う出来事が有るパターン、自然と惹かれ合うパターンとあるけど、なんか中途半端。信長の最愛の人と言われた吉乃は早くに亡くなったのだから、その心の隙間を濃姫が埋めるとかのシーンでも有ればまだ違ったんだろうけど。
これはキムタクファンと、話題作だから見るかって人が最初に行くだけで客足が右肩下がりなのは分かるわ。人に面白いよ、と勧められないもの。
典型的な、何をやってもキムタクな作り。
キムタクが転生したら信長だった件。ってタイトルでも良かった。
でも、主演・綾瀬はるかだった。
信長と濃姫の恋
ん〜投稿しにくい
泣けないラブストーリーは、退屈。
公開から3か月で早くもサブスク配信開始。
その上映時間(168分)から鑑賞を見合わせていたので、さっそく鑑賞。電車の中でも映画が観れてしまうとは、すごい時代になったものです。
さて、本作は興行的に採算割れという噂もありますが、個人的にはなるほどな、と妙に納得してしまうほど退屈です。
評価の高いレビューの中には「これはラブストーリーだ」という主張のものが多いですが、恋愛映画が好きな観客から言わせてもらうなら「これは全然違うよ」となります。そもそも二人がいつどこでひかれあうようになったのかもわかりません。
濃姫役の綾瀬はるかさんの演技は素晴らしいですし、ダメ信長と強い女性という解釈は面白いと思います。が、彼女の言動にブレが多く「何考えてんだ?」と首をかしげたくなるくだりが続きます。
特に京都で金平糖をスラれるくだりで、貧しい庶民(ほとんど浮浪者ですが)の暮らしを見て何も感じず、逆にたかがお菓子のために平気?でひとを殺めてしまう描写はどうも腑に落ちません。
冒頭の結婚の場面も映画の品格にかかわる下品な描写があり、うんざりしてしまいます。最後の展開も「二段底」構成となっててダラダラ感が強く、感動を妨げられてしまいます。泣き虫なわたしですが、全く泣けませんでした。
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