ヴィレッジのレビュー・感想・評価
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横浜流星目当てで観にきた私
きっと救われない話なんだろうなぁと思いながら鑑賞しました。
横浜流星さん始め全ての俳優の演技が素晴らしい。詰め込みすぎとか矛盾してるとかいう感想もありますが、途中月日が結構経ってる表現もあるし人間なんてそんなもんって思います。
例えば今まで犯罪者の息子で白い目で見てた村人がいきなり態度を変えたこと→テレビ出て人気者になってきたらコロっと変わるしあえてそこに照準を合わせない物語の流れがよかった。
とおるのスマホを壊して証拠隠滅しなかった→そんな余裕なかったんじゃない?だって初めて人殺しちゃったんだし冷静にはいられなくないかな?
最後はごみ村長を燃やしてくれてスカッとした部分もあるけど罪を重ねてしまうことでみさきと結ばれないのは悲しい。
色々な意見がありますがそれが映画です。
そしてまた横浜流星さんに魅了されました。
とても面白い映画でした。
ゴミ処理場を建設した村の物語
正しくないが必要な事。
正しいが利益にならない事。
生きる為にするべき事。
東京にあって、
村に無い事、
その反対。
そして、
人を愛する事。
全てを虚実ないまぜにして、
ストーリーを回すなら、
数回のドラマレベルの、
長いシナリオに加えて、
産廃の根深い問題に、
言及するなら、
難解な作品になってしまう。
残念ながら、
上記を明確に色分け、
線引きしないと、
120分で語るには内容が濃過ぎる。
その為か、
起承転までで結が無い。
優、美咲、透が、
この複雑な世界観を背負えてるのは素晴らしい。
能も、もっと見たかった。
ゴミ処理場を題材にして、
その陰鬱さを、
能に昇華しようとしてる事や、
祭りのシーンは圧巻。
エンドロール後のボーナスカットは絶対見てほしい!
詰んだ村は出るべし。一度出たら戻るな。(外から来る人はそれなりの覚悟で!)
のメッセージが、「いい移住」を促す昨今の政策に冷や水っぽい脚本。
昨日の統一地方選を見ても、無投票地区がどんだけあるのってわけで、人口減少少子高齢化大国日本のどこにでもありそうなお話。
「21世紀の日本再発見」的な、「地方創生の鍵は多様性」、「伝統的な社会に学ぶサステナ
ブルな生活、SDG'S最高!」みたいな表面的・軽々しい言説に胡散臭さを感じるひねくれ者には腑に落ちる内容。
横浜流星くんの渾身の演技、能面ぽいお顔立ちの黒木華さんの表情も良かったけど、最後に首絞められてる時の古田新太の歯の裏側が黒っぽくかつ黄ばんでたことに感銘を受けた。
そして最後は予定調和的にリアル薪能。
エンドロールの後、スーツケース転がして村を出て行く恵一(役名)に救われた。
どんよりとした気持ち…
終始暗い映画でした。
しばらく、気持ちがどんより。
でも、考えさせれることは多いです。
心のどこかに、潜んでることなのかもしれない。
大橋透(一ノ瀬ワタル)は、ほんとクズだけど、あれを作ったのは
村長の大橋修作(古田新太)です。
また、村長は村長でコンプレックスの塊。
ゴミ処理場で働いてた筧龍太(奥平大兼)君は、もう少しであそこをぬけだせたのに
捕まっちゃって。
片山優(横浜流星)も、儚い夢をみれて笑顔になったけど、一瞬にして終わってしまって。
美咲(黒木華)も無実ってわけには行かないですよね。
救いなのは、恵一(作間龍斗)が、事故で死ななかったことかな?
ちょっと「それはないでしょう?」って
思ったところはあったけど…
う〜ん。
でも、これで最後ハッピーエンドはありえないし、
この気持ちのまま終わりでいいんですよね。
一炊之夢
救われない話は大変好物である ハッピーエンドは確かに幸福感と腑に陥るカタルシスを得る麻薬だが、劇場が明るくなり、スクリーンが真っ黒になった途端にその魔法は溶け、現実が自分に襲いかかる 粟ご飯が炊かれる間の夢だ 逆の意味で自分よりも不幸な世界観の中からの目覚めであっても、その厳しさとは異質な現実が待機されていることでの減退感に苛まれるのも同じかも知れないが・・・
ただ、本作、自分の中で辻褄が合わない些末な筋があり、どうにも心に引っかかる事があった 主人公は小さい頃に能を習っていた件があり、そもそも父親が能楽に覚えがある人なのだろうから、ヒロインの教えを聞くまでも無く、知識は色々知っている筈だと想像出来るのだが、ストーリー中では、まるで記憶が消えてしまったかのような能に関する無知識振りが描かれる 能面等小さい頃からその小道具には親しみがあるだろうに あの劣悪な環境の中で忘却していたとしても、小さい頃に仲が良かったヒロインとの再会で記憶が蘇るという想像は自分の勝手な解釈だろうか? アラ探しは決して褒められるものではないし、そもそも映画はフィクションなのだから、作り手の都合が優先することには受容すべきである なのでこの部分の勝手な解釈は、あの小さい頃の写真に収まっていたり、ビデオ内で舞う男の子はヒロインの弟なのではないだろうか?と 男女の子供が戯れるソフトフォーカスシーンは主人公とヒロインなのだろうと・・・ 疑問点は尽きない本作の構造(余りにも近しい親類内での事件に於ける登場人物達の関係性の希薄さ等々)、なかなか飲み込みづらい展開は否めない
但し、そんな中に於いてキラリと光る登場人物は、主人公を痛めつける村の若い衆の頭(村長の息子)役俳優の哀愁を帯びた演技である 嫉妬の表情迄はそれ程注目になかったが、やはりあの暴行未遂シーンでの、細心な演技や、施される演出の妙は、型どおりの流れ(女性に対してのひっぱたき等、手を出す事)ではなく、体格の威圧感だけで所謂"○付けプ○ス"的な印象を与えるあの流れは、リアリティとしての画作りを作劇している白眉であった "大男に抑え付けられる=社会からの抗えないプレッシャー"は、多々ある今作内のメタファーの中でも最も輝いているシーンであったと感嘆する その後に続く主人公への嫉妬を爆発させた暴力シーンを含めたあのシーンクエンスは演じた俳優が誇っても良い演技であり、認められて然るべき力である
世の中、必要なもんだけで回ってるわけじゃねぇ。
周囲に流されてしまう弱さ
支えてくれる人に応えようとする責任感
トオルを殴らずに耐えた強さ
親と同じ過ちを犯してしまう愚かさ
主人公は、そんな人間のいろんな面を凝縮させた存在のように描かれていた気がします。
横浜流星が上手に体現していました。
やっぱり支えるのは彼のことを共感できる存在なのかー。
トオル役の方は、ああいう役回りが多く気の毒。
最後の「お前はごみ」っていうセリフのために、ごみ処理場が舞台だったのかー。
なんて感想をもちながら、あの村での出来事はいろんな場所•組織を象徴しているような気がして、入り込んでしまったせいか、気がつくと2時間という感じでした。
自分にはハマらなかった邦画。 本年度ベスト級。
予告編がイマイチだったけど、本編も同様イマひとつって感じ(笑)
全ての出来事が表面的で深掘りされていない印象。
観ている観客に考えさせる感じで消化不良。
役者の皆さんは自分の役をしっかり全うしていた感じは伝わって来ました( ´∀`)
あの穴は何?
横浜流星の風貌が変わりすぎて凄い。
他の役者も良かったハズなのに、対抗できるのが木野花さんの無言の迫力くらいでした。
しかし、詰め込みすぎも目立つ。
能はモチーフとして使うぶんにはよいが、わざわざ歌舞伎役者に舞わせる必要があったのか。
また、龍太の結末には悲哀を感じたものの、本筋にも主人公にも影響を与えていない。
彼の話単体でも一本作れそうな反面、逮捕後は丸投げで作品の中では浮いていた。
社会の縮図として様々な問題を盛り込みたいのは分かるが、話が動く中盤までが緩慢。
それなのに、優が広報として人気が出た瞬間に疎外感が霧消し、母親はいきなりまともになるなど転換が雑すぎる。
夜の仕事辞めて収入減るハズなのに、借金問題なくなってるのも何故?
観光客が集まる要素もないし、死体を埋める場所もスマホを一緒に捨てるのも有り得ない。
最後の最後で優の父親がスケープゴートだった可能性を匂わされるも、誰の身代わりか全く分からない。
駆けつけた中村獅童は、容疑者を確保するでもなく、家族を助けに行くでもなく優を見つめる。
鑑賞後に重苦しいものが残るくらい演技は良かったが、脚本を少し整理してほしかった。
23-054
小さな村の闇と光。
閉鎖的な村社会に潜む同調圧力、陰湿ないじめ、格差と貧困。
現代社会の縮図なのだろか❓
黒木華の涙は良い。
横浜流星の涙はもっと良い。
村を包む朝靄と同じく、
気持ちはずっとモヤモヤしてたなぁ😕
流星くん、じー、でいってる❓
よかったよかった流星くん。演技に困らなかったんじゃないのかな❓と思うくらい彼のじ、で、演技できてる感あったよぅな。一ノ瀬ワタルくんの演技もうまいうまい。自分的には今年の1番当たりの映画でしたね。
人は変われるはず
ある出来事によって後ろめたい人生を送ってきた主人公が東京から戻ってきた女性と再会することで、人生が変わっていく。
横浜流星の人生を諦めてきた感じが良い。
そこから明るくなっていく感じもギャップがあって良い。
が、どうしてこうなってしまうんだという絶望感。
一ノ瀬ワタルのクズっぷりと薄っぺらい笑顔が印象的。
評価内訳:横浜流星の美貌と変貌
正直、中身はありそうでからっから。
劇中で覗いていた穴のような映画。深くて見応えありげだけど、なんにも無い。というか、何を伝えたかったのかまるで分からない。雰囲気とキャストでゴリ押ししている感じ。横浜流星の美貌と変貌ぶりに驚かされる、というのが本作の唯一の見どころ。
ストーリーは、「ヤクザと家族」の焼き直しのようで、舞台が寂しげな村になり、ヤクザではなくなったというだけで、ほぼ同じ。あの作品同様、家族への妬みのようなものが描かれており、2連チャンでこのオリジナル脚本は、藤井道人監督の過去を少し心配しちゃう。でも、あの映画よりも物足りないし、メッセージ性も薄い。村八分だとか、家族の犯罪だとか、環境汚染やメディアの怖さだとか、色んな要素を詰め込みすぎたあまりに、一つ一つがすごく弱い。もっとひとつに絞るか、色んな要素を絡ませるにしても、丁寧に深堀できなかったものだろうか。ちょっと想像よりしょぼくてガックシ。
前半とかは普通に面白く、ここからの展開が気になる!と胸が高鳴っていたのだけど、一気にテンポが悪くなったり、駆け足になったり、粗い作りになったりと、後半になってから急にダメダメになる。ストーリーをそんなに詰め込めるなら、せめてキャラクターだけはしっかり描いてよ。完全に役者頼みで、そのキャラにどんな過去があったのかが全く分からず、雰囲気で捉えるしかないという適当さ。何から何まで抽象的な映画で、どうしようもない。
こういう映画にしよう!という目標・目的無しで突っ走った感じが丸見えで、見ている側としては疑問が浮かぶばかり。しかも、テーマには目新しさは一切なく、かなり普遍的だし、かなりご都合主義な展開で現実味がない。村八分を描いた物語だと、綾野剛主演の「楽園」の方がよっぽど上手くできているし、ちょっと作る時期が遅かったかなという印象。もうその手の映画はやり尽くされてない?
ただ、横浜流星は異様なほど素晴らしい。
1つの映画で、ここまで顔を変えられる俳優はいない。すごい変貌よう。ぼっさぼさな髪と髭の姿には惹き込まれるような魅力があり、綺麗に整えると別人のような美貌をもっている。そこから段々と表情は変わっていき、いつまでも観客を楽しませてくれる。あまりに凄い。名優たちの演技も完全に食ってしまうほど凄い。圧巻である。横浜流星による、横浜流星の単独ライブ。開いた口が塞がらない、独走劇。いやぁ、あっぱれ!
横浜流星に救われし映画。
もう、彼の演技で元は取れました。ストーリーが面白くなくても、彼のおかげで大満足。横浜流星はいつまでもトップ俳優でいられると確信できる。相変わらず、役者の良さを最大限引き出せることに関しては、優れた才能を持った監督でした。横浜流星ファンは絶対に劇場へ。
ゴミは棄てるしかない。。。
古き悪しき伝統と能の伝統をリミックスして横浜流星の喜怒哀楽の引き出しをフルで盛り込んだ作品。
人間的にクズな人種はどうしょうもないなぁと思いながら、もっと多くな村民がおかしな事になってるのかと思いきや
ラスト逮捕された後どうなったのか??
設定がいろいろおかしくて違和感ありまくりです、その他いろいろ・・・
○設定がいろいろおかしくて違和感ありまくりなのです。
まず、産廃関連施設がショボすぎませんか。
24時間連続稼働できる大規模施設ですよね・・。分別回収場所も小さい屋外仮設・・
話の進行の都合でショボくしたんですかね。おかしくないですか・・・
(話の内容から実在施設の協力得られなかった?ドライブマイカーの描写とは大違い)
次に年間100万人の観光客を惹きつける要素って何でしょう?想像つかない。エンドロールのあとのおまけに関係する?
ほかにも色々あるけど、まあ省略
○最後の村長宅での主人公の行為はどう考えてもやりすぎでしょう。理解できない。
出演者は頑張っているのは分かるのですけど、筋書イマイチというか何を描こうとしているのかよくわかりませんでした。
出演者のファン向けの作品ですかね。
やっぱり藤井監督と横浜流星は凄い
初めの30分くらいは、キャラクターの表面しか見えないので、不気味と思いつつ、なんかつまらないかもと思ってみていましたが、髭を剃ってからは怒涛の展開で惹き付けられました。
各役者陣のいいところが滲み出ています。
特に黒木華と古田新太は凄い。
そして何より横浜流星の、喜怒哀楽は凄すぎた。
笑と怒、そして涙はとても印象的だった。
藤井監督の演出もとても良かった。光と闇。
終わり方も、予想通りかな、、、と思っていたら、更にひと展開ありつつ、、、ラスト(エンドロール後)はなんだったのか、、
( ´Д`)y━・~~ 昔の角川映画の方が怖かったなぁ。
『獄門島』『八つ墓村』『犬神家の一族』とか昔の角川映画が描いていた村の結束の怖さを感じるまでには至らずでした。
村長のお母さんも最後までよく分からず。何かの重要な役だと思ったが全く物語に関わらず。
殺人を犯してしまうが正当防衛なので正直に警察を呼べば問題にはならず。死体をなんで目立つゴミ処理場に捨てちゃうか?
黒木華は安定感ありますよね。横浜流星前半の虚な演技はGoodでした。
人間は・・・
人間は、いつまで経っても、痛くて、弱くて、脆い。
表面的な部分と内面的な部分がドロドロと渦巻いていてなんとも言えない、不完全な存在です。
そんな悲しき玩具を創造した何者かが、本当に恨めしく思えました。
ユウ君はトオルに撲殺されていた方が明らかに安らかで幸せだったんじゃないだろうか?
出口のない生地獄を見せつけられました。
父と同じことを…
…村の闇
揉み消されていた事件の犠牲者
主人公片山優(横浜流星)の父。
そのため周りの人に後ろ指
さされながら職場では
イジメを受けて生きていた
村という固執した地域
理不尽な世の中
村を出ていければいいが
出ていけない者にとっては
地獄の日々
悪行の揉み消しは
…誰かが犠牲になる社会
政治の社会でもTVのニュースで
知ったりする
この作品は
…全体的に暗い
そして途中から主人公の人生が
好転し始めるが最後は
・・救いのない終わり方だった
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