劇場公開日 2023年4月21日

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ヴィレッジのレビュー・感想・評価

全221件中、61~80件目を表示

5.0とにかく大スクリーンで観る映画

2023年5月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

今迄観たことのない、横浜流星さんがスクリーンの中に居た。横浜さんの表情の変化から発せられる、哀しみや歓び、怒りや戸惑い…優(主人公)のあらゆる感情から目が離せないまま、物語のラストまでノンストップで見続けられる。
物語は、世の中の正解とは一体何なのか…觀る側の私たちに突きつけたまま、これでもかと感情のひだを揺さぶるような事が起こってくる。
観終わったとき、言葉では言い表せない涙が止まらなくなってトイレに駆け込み、声を殺して泣いた。
優にとっての正解は何だったのか、、その答えを探したくてなのか、自分の中での正義を確かめたいからなのか、わからないまま、観終わると、また直ぐに観たくなる作品だ。長く時間をかけて、沢山の人に届いてほしい作品。
出演者が誰だとか、そういうことは一旦抜きにして、一度、藤井道人ワールドの、あの世界観に浸ってみてほしい。

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ぽんきち

4.0ちょっと秀逸な2サス、最後まで行く序章!?

2023年5月7日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

横溝正史の世界から謎解きを抜いて、青春群像らしくした感じ。だから、決着の付け方もぐだぐだ。でも、嫌いではない。
それにしても、「線は、僕を描く」のファーストシーンといい、このラストシーンといい、そんなに流星くんをうるっとさせたいのか!確かに美しいが。

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印刷局員

4.0暴力を暴力で返すことでしか正義が成りたたない世界

2023年5月7日
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鑑賞方法:映画館

理不尽と暴力と欺瞞に満ちた村長とその息子。
ふたりが運営する廃棄物処理工場の不法投棄。そして裏に潜む反社組織、
正義は「クズ」どもに対抗できるのだろうか?
いや、従業員の主人公とその恋人の愛の絆をもってしても、正義が勝てない。

暴力を暴力で返すことでしか正義が成りたたない世界。
本作の救いのない哀しみはそこにある。
まともに生きていこうとすることを阻止する、腐りきった村の慣習。
まともな伝統は薪能だけ。
およそ常識など通用する余地などない。

横浜流星は、救いのない哀しみの、とても微妙な部分を見事に表現。
黒木華も、表情だけで複雑な感情を縦横無尽に操る。
はかない正義を冷酷に打ち砕く、古田新太、一ノ瀬ワタル、杉本哲太の圧倒的な「クズ」ぶりに声を失う。

希望に変わることのない絶望から逃れるには、村を出るしかない。
そして何があろうと村に戻ってはいけない。
最後まで、救いのない哀しみが消えることがない圧巻のサスペンス劇。

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ジョー

2.5サスペンスでも推理ものでもないので

2023年5月6日
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ツッコムのもアレですが、スマホをそのまま一緒に埋めちゃうのは残念

何処に行っても面が割れてるとか、もうそれだけで地獄だよ

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ふくみみ

3.0田舎は都会の人向けの老人介護施設とゴミ処理場ばかり

2023年5月5日
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鑑賞方法:映画館

田舎の村社会に住むなら基本同調しながらしか生きていけないという全体的なストーリーは嫌いじゃない映画だったが、トオルの現実的じゃない演出にちょっとうんざり
もうちょっと影で陰湿ないじめな方が現実味があったかも…
横浜流星は役者としては悪くはないと思ったが、流浪の月とこれしか見てないがなんかすっかりこの手のキャラが定着した感じで機会があったら全く違う役の映画も観てみたいと思った

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moonsing

2.0村八分にされた家族の顛末

2023年5月5日
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ムービー好き

3.5守るべきものとは何なのか

2023年5月5日
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鑑賞方法:映画館

村社会の中で何かを守りながら生活していくイメージは容易に想像できるが、実際には自分が必死にしがみついているのではないだろうか。この作品が何を言いたかったのかはボンヤリとしていて、観客に解釈を委ねられているようだが、人間の身勝手さと臆病さの輪郭ははっきりと描かれていた。
能の演目を通して人生は一瞬の夢幻のようなもの、と言いたかったようだが、それを語るには過酷過ぎる人生描写。産廃処理場と古典芸能の共存する村は無理がある感は否めない。

横浜流星がこの後どんな役者になっていくのかはとても楽しみだ。

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まっちゃまる

2.0勘違い

2023年5月5日
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サスペンスかホラーを観に行くつもりで観に行ったのに、ややヤクザ映画に近い胸糞悪さ。
弱者に光が差さない設定なのが、ずーっと伝わる感じ。
不幸は続くよどこまでも。

本当はもっと低くつけたかったけど、エンドロールで木野花さんをみかけたとき、え?出演してた?はっっ、あの役!!となった木野さんの演技に星1つあげました。

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なた

3.5

2023年5月4日
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悲しい

怖い

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アプソ

2.5現実離れ感をねじ伏せて欲しかった

2023年5月3日
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映画のリアリティに没入できるところまでいけなかった。そのための能でもあったと思うが、現実離れ感をねじ伏せるところまで行かなかった。
横浜は上手いなあと思う。

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SUZUKI TOMONORI

4.5複数の見方ができる映画。個人的にはおすすめ。

2023年5月3日
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今年146本目(合計797本目/今月(2023年5月度)3本目)。

ある限界集落に近いと思われる村にいわゆるゴミ廃棄処理施設が誘致され、その誘致された工場や処理施設の話や、その小さい村での隣人どうしのやり取りを描いた映画です。

複数の見方(ベクトル)が可能な映画で、登場する俳優さんのファン枠であるというような見方も可能だと思うし、リアル日本で実際にこの映画のように廃棄処理施設等で国や都道府県等から補助金が出てやっと持っている町村があることもこれもまた事実で、そのことを論点にしたいのか、いわゆる「メディアスクラム」を問題にしたいのか(そこまでとは思わないものの、メディアの暴走もやや気になるところ)、いくつかの線が考えうると思います。

ただ個人的に複数の軸で見ることができる(逆に、どの軸で見たらよいかわからなかったのが「せかいのおきく」ではあった)以上、一つの見方に固定しました。

なかなか気が付きにくいのですが、この映画は個々個々検討すると憲法論的な見方もあるのではなかろうか…と思えます(居住の自由(憲法22)等)。個人的には公法(縦の関係を定めるもの。憲法が代表例)と、地方行政(といっても、限界集落に近い村ですが…)の行政法的な見方をしました(この2つはどちらも「縦の関係」を規律するものなので、論点が重複する場合もあれば、どちらの軸で見るかで若干切り口が変わるものもあります)。

ただ、もっぱら、おそらく、「限界集落の在り方」「限界集落における隣人との付き合い方」「そうした中でトラブルが起きたときの解決の在り方」(3番目は民法的な見方)という考え方も可能だし、それも否定はできません。クロス的な見方が可能な映画だからです。

評価に関しては、この「縦の関係」である公法を重視してみたとき、個々個々気になる点まで考慮して4.4を4.5まで切り上げたものです。

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 (減点0.3/「土壌から排出されたあるもの」に関する描写)

 このようなものを勝手に処理施設でこっそり処理するのは法に触れますが、そもそも「この排出されたあるもの」は、その趣旨上れっきとした所有者がいるべきものです(日本では誰しもが所持できるものではない)。

 当然それを投棄することは法に触れますが、その所有権が第三者に触れるものであれば、(刑事裁判における)没収の言い渡しに関しては、第三者であるものである関係で、手続きが非常に複雑になってしまいます(リアル日本では「第三者所有物没収事件」が該当します)。この部分の「適正な」描写がないので、そのようなものは無条件で没収したり処分できるものだと勘違いされる方が多いですが(特にこの映画で描写されるものは、その性質が強い)、第三者所有物は勝手に処分できません(結構手続きとしても面倒です)。

 ※ 占有権と所有権は違いますので、「真の所有者」に対しての告知弁解を与える必要があるためです。

 (減点0.3/小さい村落と能・お祭りの参加について)

 能という文化は他の伝統芸能に比べて宗教性が強いもので、同時に描かれる村のお祭りなどもそれに付随するものです。ただ、日本では「何人も、特定の宗教儀式に参加することを強制されない」ことが規定されているため(憲法20条の2)、この閉鎖的な村とは言えども、勝手に強制すると(間接適用説を取る一般的な見方の場合)、民法の不法行為(や、条件を満たすなら、96条の詐欺強迫)等で問題視されかねない事案です。

 ※ かつ、村ぐるみでやっているように、このような限界集落と思われる村においても当然行政というものは存在するので(いわゆる村役場)、そこが主導して半ば強制的に参加させているのだとすると、それもそれで国賠案件なような気がします。

 (減点なし/参考/土地の物権的請求権について)

 あの土地全体が会社の所有物ということは実際考えにくく、誰か(私人)か村(行政)のものを使っているのだと思いますが、「このような状況」においては、所有権等に基づく物権的請求権(妨害排除請求権)を起こされても仕方がないように思えます(ただ、これをどうこうすると映画のストーリーが迷走するので、完全に切られている模様)。

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yukispica

2.5メインキャラ大体クズ

2023年5月3日
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ぽんこつ

4.0若者の減った高齢化の進んだ村のゴミ処理場。 村を存続させるためには...

2023年5月3日
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若者の減った高齢化の進んだ村のゴミ処理場。
村を存続させるためには必要なものなんだろう。
そのために犠牲になる人がいても、仕方ないと思わされて。自分に都合の悪い事は見ないフリ。
辛い経験をして、這い上がっていく物語ではない。
綺麗事じゃない、目を背けたくなるような出来事。誰かにとっては事実かもしれない。
20人ほどの観客。映画が終わったのに、しばらく誰も立ち上がらなかった。
何を感じたのか。

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みさこ

3.0いまいちノれず……

2023年5月3日
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BAMBi

3.0貧すれば鈍する

2023年5月3日
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61本目。
この映画観たと思ってたら、ナイト・シャラマンの映画と勘違い。
危うく見逃す所。
光と闇、表と裏と言った所なのかとは思うけど、分別場のヤバい感じで、そういう感じで展開するのかなと推察。
そうじゃなくても、あのデブが普通に社員といるだけで普通じゃないし、それ要員、そうなると思ってしまうし、実際にねと。
展開に疑問を感じつつも、面白い?いや、でもつまらなくはないと、終始葛藤。
評価、星3だけど、星4、星5と言われれば、そうなのかなあと言った感じ。

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ひで

4.0救いのないメンタルのやられる映画だが好物なため楽しめた。 横浜流星...

2023年5月2日
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救いのないメンタルのやられる映画だが好物なため楽しめた。
横浜流星の演技が非常に良かった

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せーじ

3.5めちゃくちゃダウナーな作品

2023年5月2日
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悲しい

怖い

藤井監督は本当にお気に入りの俳優さんばかり使いますね。
一ノ瀬ワタルさん大好きで、こないだインフォーマにも出てましたね。元アナの安東さんも好きですね、最後まで行くにも出てますよ。

流星くん、演技素晴らしかったと思います。眼だけで様々な感情を表現していました。あの重すぎる生い立ちを抱え、虐められ、どうしようない母親にも苦しめられ、ドン底を這いつくばって生きてる姿、目が死んでるし、雰囲気もかなりヤバかったです。

中でも西田尚美のあのダメな母親は最高だったな。いつも笑顔のお母さん役が多い中、一瞬誰だかわからないくらいに幸薄そうな疲れた顔にはさすがだなって思いました。木野花さんもあの特殊老いメイク抜群でした。
奥平くんは言わずもがなですが、彼も役の許容範囲が広いですね。まだまだ演技幅がありそうです。

それにしても、村長の古田新太に、弟の獅童、息子の一ノ瀬ワタルって家族、なんちゅう一家なんだろ、顔みんな怖すぎです。

そして、こういうのを負のスパイラルって言うんでしょうね。
結局、自分も罪を犯したお父さんと全く同じ生き方をしてしまうという、なんとも救いようのない展開。
なんとかここから這い上がってまともに生きようと思っていたのに、その内手の平返すだろうなって思ってたら、案の定でした。結局上の人達は、都合のいいように弱い者を使い捨て、立場が悪くなると全て弱い者に責任を擦りつけ、なんとかしろと言う…これって、村だけの話じゃないんですよね。全てのコミュニティ、社会の縮図なわけです。

結果的に罪を犯した家族を持ってしまった美咲の弟、恵一は村を去って行くようですが、逞しく生きてほしいと願うばかりです。

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さくらん

2.5誰も報われない…

2023年5月2日
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じゅう

4.0タイトルが上手い

2023年5月2日
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難しい

閉塞感漂う、社会の構造や人間関係、500年前から続く祭の文化が描かれた作品。
所謂「ムラ」なのに「Village」というタイトルにしている所がこの映画特有の気持ち悪さを上手く後押ししているように思った。狭い社会で干渉的なのにみんな他人事、そんなムラ社会の世界観とも重なるところがある。

人物描写の雑さが気になる中で奥平大兼の演技は目を引くものがあった。

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なすび

4.0一度ドロップアウトしてしまうと、なかなか元のポジションには戻れなく...

2023年5月1日
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一度ドロップアウトしてしまうと、なかなか元のポジションには戻れなくなる日本社会の闇をえぐり出している。貧しいが故に国からの補助金目当てで産廃処理施設を誘致し、その利権にあやかろうとする村人やヤクザや土建屋。夏目漱石が草枕の冒頭でうたった世界が未だに息づいている。それにしても京都府の美山が良くロケをOKしたなああ。

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M.Ooi