NOPE ノープのレビュー・感想・評価
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この手の映画は嫌いじゃないはずだが
全然ダメだった。予告編を見て勝手にMナイトシャマランを期待していた。ようは「サイン」みたいな映画なのかと。悪口も言えないほどコメントできるところすら見つからず、ただ茫然とスクリーンに流れる動画を眺めていたらエンドタイトルが流れはじめた。まぁこれは完全な自己責任だ。責めるなら自分だ。映画に罪はない。この手の映画が好きな人もいるし、こうゆう映画だって認められるべきだ。アリなのだろう。
予想以上に面白かった
予想を超えた面白さ。
何を書いてもネタバレになるけど、ジョーズと未知との遭遇とAKIRAとクローバーフィールド等々の良いところを合わせた感じ^_^大画面の映画館で見るべき。
スカッとした終わらせ方も素晴らしい。
兄妹愛に泣けました。
予想外でいい
おっかなびっくりの一言につきます。映画のジャンルすら知らないで見た方がいいです。得体の知れない感を楽しむ映画かな思います。あと映画館でやっている間は映画館の大スクリーンで鑑賞をおすすめします。
よかった
UFOなのか怪物なのか変な存在で、UFOだと思ってわくわくしていたら別のものを出された感じだ。どんどん変形して風にあおられたテントかクラゲみたいになって嫌だ。電動バイクのが電気が切れてもあんなふうにタイヤがロックはしないと思う。最後は兄妹で互いを守ってうるっときた。
猿が凶暴化して番組収録が地獄と化す回想場面が面白い。
邦題をつけるなら『人食いUFO』がいいと思う。
ど直球な映画と思わせておいて、やっぱりジョーダン・ピール作品になってる一作
意味の良く分からない短いショットが連続する予告編が、何とも興味をかき立てる作品です。不思議現象に巻き込まれた人々がそこからなんとか対処しようとする過程で、徐々に巨大な謎が明らかになっていく…、という過程は、M・ナイト・シャマラン監督作品にも通じていて、もっと先を観たい、という欲望がくすぐられます。
ところが中盤頃に、もうこれで謎は出尽くしたんでは?と思えてくるような展開となり(そう見せかけてる訳なんですが)、見ようによってはそのまま結末に行き着いてしまうため、大どんでん返しを期待すると肩すかしを感じてしまう可能性もあります。また『ゲット・アウト』(2017)や『アス』(2019)での、ホラー風味の作品に鋭い現代批判を盛り込んだピール監督の作品作りを知っていると、今回はそこまで批評的な側面を入れていないのかな?とも感じるかも知れません。
ところが実際には、ピール監督は画面内のあらゆる要素、メタファーを通じて、「うち捨てられ、周縁に追いやられた人々」による巻き返し、というよりも復讐を描いています。それは一見本筋のドラマとあまり関連してこないような、テレビドラマで起きた事件とそれに巻き込まれた元子役の男性の挿話が含まれることで、一層明瞭となっています。ただ作中での二つのエピソードの結び付きがちょっと分かりにくいので、どちらかというと物語の筋そのものに不思議さを感じるかも知れません。ストレートな怪奇ものとしても、ピール作品ならではの深読みを促す作品としても楽しめる作品ですが、特にテレビドラマのパートはちょっと恐いシーンがあるので、この点は注意を。
スペクタクル映像でおくる、人間の傲慢さへの警鐘
「ゲット・アウト」「アス」のジョーダン・ピール監督3作目
いわゆるサスペンススリラー、ホラーではないですね
前2作の不気味で体が硬直するような緊張感漂う作風を期待してましたが、少し毛色が違いました、でもこれはこれで普通に面白かったです
オープニングから旧約聖書の一節、ナホム書3章6節が映し出され、聖書に精通していない人が多い日本人にはピンと来ない人が大多数かもしれませんが、この時点から方向性が明確に示されています
その象徴的なエピソードとして登場する冒頭(後半でも再度来ます)のチンパンジーの暴走映像はおぞましく、想像をかきたてグロいので、戦慄という意味ではここが一番すごかった、終始こんな調子でいくのかと不安になりましたが、それ以外は大丈夫でした
広大な灼熱の大地とかんかん照りの陽の光、闇夜のシーンなど、IMAXカメラで撮った映像がすごく綺麗で一級の大作の風格を纏った作品となっています
キキ・パーマーさん演じる主人公の妹エメラルドがバイクでスライドブレーキをかけるのは「AKIRA」、そして謎の飛行物体は「エヴァンゲリヲン」の使徒と、ピール監督の好みで日本映画のオマージュが散りばめられ、観ていてとても楽しかったです
キキ・パーマーさん演じるエメラルドは最初はうるさいキャラだと思ったけど、どんどんストーリーに巻き込まれていくうちに、とても力強く勇敢で頼りになる妹へ進化していき、とても魅力的でした
解らない!空に浮かぶフワフワは何?
評判の高い作品なのですが、私は一向に内容を理解しないまま、エンドロールを迎えた。
空に浮遊するフワフワは一体何?UFOと言うなら、
未知との遭遇 然として、まだ理解もするものだが。
ジョーダンピル監督作品と。
映像が?カメラアングルが?空の青とフワフワの対比が?何かが秀逸。
ケチつけるつもりはないけれど、解りにくい…いや、
解らない作品でした。私の選択ミスですが、酷評して
しまったこと、御容赦。。。
靴の謎
GETOUT、USが好きで期待しての鑑賞。前2作とはまた違った(スケールが大きくなった)感じで、ダークさはやや減ってますが緊張感がありました。好きです。登場人物が少ないけど、皆さん魅力的。
最後の外敵が布っぽすぎて、そのままかもっと肉肉してもいいのかなと想像してみたり。
ラストシーンは嫌いではないです。にやっとなりました。
チンパンジーの暴行シーンで、立っていた靴が気になりすぎたけど、答えがでませんでした。違和感しか。
馬好きなので萌え+。
あなたの知らない世界
好き。IMAXlaserで観られたのも高評価(?)に繋がったかも。「ゲットアウト」でヤられて「アス」では乗り切れませんでしたが、監督のリズムへの慣れもあるのか、抑揚の薄い展開のわりに前のめりになっていた様です。
だもんで中盤の「ドーン!」の時には背もたれに「ドーーーン!」となる位にビックリしてしまいました。お恥ずかしい…笑
大不評なアレの造形なんかも個人的には、昔のアレコレを彷彿させるので好きでしたし(ラスト間際のビローンの形はフラットウッズっぽくて慄えた)、ちょいちょい西部劇ぽいのも美味しく頂戴出来ました。
予告編をもっと工夫すればより面白かっただろうなぁ。そこは残念。
音が良い環境が推奨です。
どいつもこいつも"頭上の悪魔"に首ったけ!! 搾取されてきた者たちが搾取する側に廻った時、醜悪な現実が露呈する... 牧場の兄妹がUAPの大捕物に挑む映画
これまで『ゲット・アウト』(2017)や『アス』(2019)等、表向きにはホラージャンルの形を取りながら一貫して黒人の視点から人種及び社会問題を取り上げてきたジョーダン=ピール監督の最新作です。
今回も主役は黒人の若い兄弟ですが、彼らが見舞われる受難を描きつつもどうやらその暗喩的批判の矛先は彼ら自身にも向いているフシが有り…。本筋である正体不明の物体との暗闘と、時おり挿入される過去のTV番組で起きた放送事故とはまったく別個に見えますが、同じ解釈のまな板の上に乗せてみると色々と見えてくるものがありそうです。
父親が急死したことで図らずも広大な牧場を経営することになった兄弟が正体不明の浮遊物体による動物・人間の収奪を目撃し、そこに電気屋の店員や有名な撮影監督も巻き込んでこの怪異をスクープしつつ被害を食い止めるために牧場での大捕物を開始するお話。そこに牧場の隣で西部劇のテーマパークを経営する男性が過去に見舞われたTVコメディーでのチンパンジーによる出演者殺害事故が要所で挿入される、という構成。
序盤こそ正体不明の浮遊物体が巻き起こす動物や人間の取り込みや電子機器異常に怪奇音、謎の飛来物といった怪現象で得体の知れない恐怖を掻き立てますが、中盤に主人公兄妹が一連のチェック&エラーを経てその特性を感得して以降は仲間を交えての件の巨大生物を如何に撮影し、また無力化するかのモンスターアクション映画のスリルにその意味合いが変質していきます。
牧場の隣のテーマパークの写真撮影や道中の車屋のチューブマン等、それまでのなんでもない描写が伏線として終盤の闘いに生かされる展開は丁寧で面白さに貢献してはいるのですが、過去2作品で見られたような正体不明や不気味に対する底の知れない恐怖は本作では控えめです。
よって純然たるホラー映画好きには手放しではおススメできませんが、モンスターと戦うアクション映画、それも限られた人数・道具・ロケーションで巨大な敵に立ち向かうケレン味マシマシのシチュエーションスリラー仕立ての作品が好物な方にはバッチリハマると思います。
雲の上のトレマーズ
ジョーダン・ピール監督作は初鑑賞で、今作も前情報はほとんど入れずに観ました。結論を言うと、かなり楽しめる作品でした。
雲の上にいる何かが自分を狙っている。遮蔽物に隠れながら、恐る恐る上空を見上げる感覚は、これまでの映画で体験したことのないものでした。上と下の違いはありますが、トレマーズを思い起こしました。
所々、引っ掛かる部分はありますが、人種問題の扱い等の監督の思想の歪みも含めて楽しめました。
割と期待してたけどなあ…
う〜ん…
アイデア良し。
終わり方も良し(かつて、“撮られていた黒人”が、”決定的瞬間を撮る人”となり勝利!)
でもなあ…
肝心の地球外生命体の造形がダメすぎる。
あれじゃ生命体というより、本当に張りぼて(ワザと?)
喰われてしまうという生々しい恐怖感があまりに希薄。
あれじゃ、機械仕掛けだったジョーズにも及ばない。
せっかく、撮影は『TENET』のホイテ・バン・ホイテマだったのに…
散々と使い回されたAlien的な有機的なグロさを避けたかったかもしれないが、それにしても、もうちょっと、なんとも、なんとか、どうにかして欲しかった。
前半の展開もスロー過ぎて、なんとも退屈。
緊迫感の無いスローは、この手の映画では本当にメイクセンスしない。
チンパンジー暴走のシークエンスに関しても、伏線回収など全く無く…
調教=支配?
よっていずれは逆襲されるってヤツ?
テレビという見せ物小屋における
視る:視られる=加虐:被虐?
よって、その虐待性が暴力に火をつけた?
そりゃまあ、そうかもしれんけど…
であれば、テーマパーク(という見せ物小屋)のオーナーがUFO(というかフリークス)を馬で餌付けしていたなど調教を明示させないと。
主人公が気付く瞬間のショットはあるが、あれだけでは、いきなり突飛すぎて観てる側は置いていかれる。
せっかく少年時のオーナーとチンパンジーとは交流できそうな(E.T.オマージュ?)なシーンもあった訳だから、あの生命体に攫われる直前は、あのシーンとリンクさせないとアカンよ。
おそらくオーナーは、UFOの調教を成功させる事により、過去のトラウマを克服しようとしていたのだろうから。
それに監督ピールのTwitterで公開されている「Gordy’s home」のオープニング、せっかくイイ感じのシットコムで仕上がったのだから、アレは本編に入れるべきだった。
アレが入れば、チンパンジーの豹変ぶり、より一層際立ったのに。
なんで入れないのかねえ?
しかし結局のところ、ピールの作品としてはショッキングの度合いが、あからさまに落ちてしまったのが一番残念だったところ。
あと、Toho Cinemas 六本木!相変わらず照度が足りないよ!
画面が暗くて、なんか、ずっと暗いフィルター越しに観ているみたいだった。
早く改善してくれ!
エンタメ映画ですね!
ジョーダン・ピールの新作ということで期待をもって鑑賞、なかなか楽しめました。
円盤状なだけで大気や重力を無視してあんなに自在に動ける点、雲に出入りしても雲が全く乱れない点などツッコミ処は置いといて、不気味さ、怖さから転じて最終的に達成感を得る展開が痛快。怪物がベール状に展開する様はエヴァンゲリオンの使徒的な印象を持つ人は多いのでは?
ピールの映画は、ナイトシャマラン的なアイデア一本映画とも言えるけれども、いろいろと練られていて面白い。ナイトシャマランと違うのは、ブラックというか毒が強いというか、どぎつい点なのかなぁ。
本作ではチンパンジーのぶち切れ事件がその一つ。ほぼ並行して展開され徐々に明らかにされるが、その意味がまだよく分かっていない・・・対比なのだろうけど。元子役のカウボーイランドの社長が、ぶち切れチンパンジーと唯一分かり合えそうになったことが、空に棲む怪物を手なずけようとしたことに繋がってるのだろうか? それくらいしか思いつかない・・・。
ジョーダン・ピールの「未知との遭遇」
今作で監督作品が3回目となるジョーダン・ピール。
「アス」は未鑑賞なんだが、これは早く観ないといかん!と痛感させられた。
「ゲット・アウト」の時もそうだったが、今作も、より作家性、メッセージ性の強い作品であり、何となくボーっと観ているだけでは、少なくとも自分としてはストーリーの裏に秘められた作品の本質を感じ取ることがなかなか難しい。
鑑賞後、ネットの考察を色々読みながら、なるほどと感心させられた。
やはり、どの作品においても"人種差別"は共通している。
ただ、予告編でも見られる通り、今作は広い意味でSF作品だ。
もちろん観ていれば単なる娯楽SFではないことは理解できるが、このストーリーに人種差別を含めた様々なテーマを織り交ぜる構成力たるや、ストーリーテラーとしてのジョーダン・ピールには脱帽せざるを得ない。
ちなみに、今作は「インター・ステラー」「テネット」など近年の大作で活躍するホイテ・ヴァン・ホイテマを迎えてのIMAXカメラによる撮影。
映像的視点からも圧倒させられた。
ジョーダン・ピールの次回作に、嫌でも期待値が上がる。
面白い!
わたしはジョーダンピールでは一番好きでした。
過去に二作が好きな人には確かにちょっと...かもですが
メッセージ性も気付く人は気付くのでしょうけど
そこまで気づかなくてもちゃんと楽しめ
一番、万人受けというか観やすいのかなあ、と。
舞台もIMAX映えで良かったです。
ラスト、ちょっと泣きそうになりました。
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