ゴールデンカムイのレビュー・感想・評価
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厳寒の北海道で凍った川に飛び込むなど、身体を張った場面のたびに感謝の念しかわかない一作
大人気の原作をほとんど未読のまま鑑賞した観客による感想です。
厳寒の北海道で、山崎賢人はじめとした俳優たちが走り回る、転げまわって挌闘する、果ては凍った川に飛び込む姿に、作品の身体感覚を観客に伝えようとする熱意がスクリーンを突き抜けて伝わってきて、面白い、とかすごい、とか感じる前に、感謝の念しかないのでした。
アイヌの民族性や文化の描写が果たして適切なのか、という心配の声もあったようですが、いくつかの場面では少々説明過多では、と思えるほどに、実に丁寧な演出と描写に徹していて、むしろ好感を抱きました。確かにファンタジー的な要素もないことはなかったけど、いずれもアクション活劇の要素として許容できる、最低限度の脚色で留めています。
また本作は、ハリウッドの超大作や韓国ノワール映画とは比較にならないほどの低予算で制作してるはずだけど、例えば中盤の、小樽を疾走する馬ぞりを使ったチェイスシーンの迫真のカメラワークなど、至るところで本作でしか成立しないようなアクションを、しかも高い完成度で実現しており、ここでもまた作り手への感謝の念が立ち上ってきました。本作は今現在公開中の作品群において、『哀れなるもの』と並んで劇場で観るべき作品の一つであることは間違いありません。
フードコーディネーターをスタッフに加えているだけあって、本作はフード映画としても非常によくできています。空腹時に鑑賞するとちょっと辛くなる可能性もあるほど。ちょっとでも何かをおなかに入れてからの鑑賞をおすすめです。
このように本作は、長編映画作品として非常に良い映画なんだけど、中盤以降、「このペースじゃあ、一応の決着に至ることすら難しいんじゃあ…」とはらはらしてしまいました。結局次作に続くことが分かって、安心したような、変に心配して損した、という気分にもなったのが正直なところ。
最近は、予算の都合で続編の制作見送りとなる可能性を考慮して、続編があることを明示しない作品が増えているんだけど、そういった事情を踏まえても何か事前情報が欲しかったなぁ…(「原作の○○編まで映画化」とか。もしかしたら公式の情報を見落としてるだけかも)、というのが、本作に対する数少ないひっかかりポイントでした。
期待以上で楽しかったです
あまり期待しすぎないようにして観てきましたが意外と面白かったです
アシリパさんと白石、鶴見中尉が特に役者さんと合っていて原作から本当に飛び出してきたようでした
体作りに力を入れてると聞いてましたが風呂場のシーンで山崎賢人さんの裸がCGでゴツくしてたのがなんか冷めました
矢本悠馬さんはかなり仕上がっていて凄かったので主役頑張れと思いました
次回作ではCG無しの筋肉に期待します!
こんなにワクワクする映画は久しぶり!
キャラ充実!シチュエーション充実!続編も期待!
原作リスペクトされてて◯
これは、映画?
最後までぜひ
原作ファンもしっかり楽しめる
原作ファンです。
最初のキャスティング発表時、杉本とアシリパの配役は少し違うのかな?と感じていました。
杉本は体格も良く鈴木亮平さんのようなイメージで、アシリパはまだ子供の設定だったので…
ですが、前言撤回。めちゃくちゃよかったです。
まず山崎賢人さんのプロ意識に圧巻。鍛え上げられた肉体、まんま杉本でした。数々の実写化主演をやるのには理由があるなと思いました。
今となっては杉本は山崎賢人さんにしかできない…
アシリパも、山田杏奈ちゃんの童顔と小柄な体型もそうだし、クリクリした丸い目がもうそっくり。この子は本当に化けるなと思いました。
その他は配役の時点でわかっていましたがとにかく配役が神がかっている。天才です。
ゴールデンカムイは熊がたくさん出てくるのですが、そこはCGで乗り切るしかないよな〜と思っていましたが、漫画よりアニメより、実写化こその緊迫感があってとてもよかったです。
まだまだ序盤だと思いますので,続きが楽しみです!!
^_^凄くよかった!次回作楽しみ!
実写化というと超ド警戒な私で、本日まで本作を見ませんでしたがコレはすごいですよ!
原作派の方々は超納得だったのではないでしょうか?そうでない方も引き込まれるの必至!
役者が漫画からそのまま出てきた感じです。感じではなくそのまんまです。
不死身の杉元、アシリパ、白石、最高のキャスティング。アシリパに今時のアイドルを選んでたらこの映画は吹き飛んでいたでしょう。山田杏奈は大正解。凄くよかった。
鶴見中佐激似!脳汁シーン最高です。不死身の杉元のアクションシーンはハラハラしました。二階堂兄弟との死闘!!ハラハラしますよ。(二階堂兄弟も劇ハマり)
大御所舘ひろし、、、土方歳三。ズッパマリです。
そして、笑いあり!翔んで埼玉より面白かった。
戦争の描写やアイヌの生活シーンもリアルだった。映像的にも高まりました。
どうやら続編ありのようなので楽しみに待ちます!
アシリパ“さん”激かわいい♡ そしてミリタリーマニアさんにはたまらん作品だったろうなぁ。
ここ近年の自分史上初の大入り状態の劇場でした。
いつも前から六列目の一番左端が定位置なんですが、そんな過疎の席の横にお客さん座ったのって初めてだったもの。しかも、かわいい女子♡ 慣れない状況に、終始落ち着かなかったです。なにしろ、また手探りでメモ取りながらの鑑賞でしたから。「この人、何やってはるんやろ?」みたいに思われちゃっただろうなぁ(笑)
公開初日から三週間を経てもなお、キャパおよそ190席の劇場がほぼ満席状態でした。
ビックリだ!Σ(’◉⌓◉’)
いやぁ、大興奮&大満足の作品でした。
山﨑賢人主演ということで、最初は『キングダム』とイメージがだだ被りになっていましたよ。正直な話。
なので、劇場での鑑賞を迷っていたんですね。この阿呆がw。勘違いも甚だしいって話ですよ。
そもそも監督さんが、まるで違うじゃないですか。全くの別人じゃないですか(笑) ごめんなさい久保監督。
主演以外に無理矢理に共通点を探してみると、音楽が、やまだ豊の手によることくらいじゃないですか。
初っ端の二百三高地戦は、かの『プライベートライアン』の冒頭に匹敵するド迫力でした。
VFXシーンのみならず、生身のアクションも素晴らしかったです。
雪山の大自然の美しさにも魅了されて、物語にぐいぐいと引き込まれて行きました。
以降はアシリパ“さん”の魅力が大きかったかな。めっちゃかわいい₍ᐢ⑅•ᴗ•⑅ᐢ₎♡
熊やカワウソの鍋、リスのチタタプのジビエ料理も大変美味しそうでした。私もリス好きナンダケドナー。
すき焼きは溶き卵使わない派なんですが。熊の赤ちゃん、チタタプにならずに済んでよかったぁ。ヒグマの巣穴に入った人間は絶対に殺さないってホントなの?
このレビュー書くにあたって、作品の資料探しにWikipedia先生のところに行くと、とんでもないことになっていたんですね ガク((( ;゚Д゚)))ブル
なにこの尋常じゃない情報量!とてもじゃないけれど、読み切れませんって!
画面をスクロールさせるマウスを持つ右手の指が疲れてくるほどなんだもん。
『キングダム』もたいがいでしたが、それを遥かに上回ってたんですね。
原作に興味を持ったものの、これ、半端な覚悟で手を出せませんって。
なので原作については、これっぽちも知識がないんですよね。
入場者特典でいただいた、A5サイズのアートボードに描かれていたイラストだけが原作との接点です。
その印象で驚いたのが、アシリパの再現度の高さ。山田杏奈のキャストがドンピシャでハマっていたんですね。
とにかく可愛くて、微笑ましかったの。“オソマ”のエピソードは、ちょっとくどかったけれど(笑)
可憐さの中に見える凛とした佇まいが良きでした。とても綺麗なクリクリの瞳が大変印象的でした。
そしてこの作品、かなり重たくハードになりがちなストーリーと感じたのですけれど、合間合間に挟まれるコメディーパートが、程よい息抜きをさせてくれたんですよね。
白石(๑• ㅂ• )وグッジョブ!「そこは演技してノッてくれないと」(笑)
にしても…気色悪かったのは玉木宏が演ずる鶴見篤四郎。生きたまま額から脳漿垂れ流すとか、どんなスプラッターやねん(笑)
作品を観終えて思ったこと。それは「ミリタリーマニアさんにはたまらん作品だったろうなぁ…」ってこと。
私は、そちら方面は知ったかぶり程度の知識しかないんですが。劇中に登場する銃器の描き方に、並々ならぬ拘りを感じました。
おそらく原作では、そのあたりは、もっと詳細、かつ魅力的に描かれているのでしょうね。
何も知らない私が、「えっ、こんなの見たことないよ」と思って興味を惹かれた銃がありまして。
鶴見が使う銃のシルエットが特徴的すぎて。調べてみると、ボーチャードピストルという拳銃らしいですね。
とてもマニアックな銃のようなので、知らないのも無理はないって話です。
銃だけでなく、軍服や装備品にも並々ならぬ拘りを感じました。
調べて知ったのは、杉本が使っていた三十年式歩兵銃と、その弾薬盒(だんやくごう=銃弾ケース)
Amazonでレプリカを探してみると、そのまんまでしたもん。(川で銃弾を落とした時の、あの革ケース)きっとマニアさん垂涎のアイテムなんだろうなぁ。
軍服だとかコートだとかも、きっと再現度高いんだろうなぁ。
あとね、感心したのがアイヌ文化の描き方。無学な私は、そちら方面も、さっぱりなのですが。
でも、言葉を始めとしてかなりの興味と説得力を感じました。
物語最初での「カント オロワ ヤク サク ノ アランケプ シネプ カ イサム」=「天から役目なしに降ろされたものはひとつもない」(パンフレット乙。これ、タイピングが結構しんどかったです・笑)どう発音するんだろう?
何だかイデオンのバッフクラン語みたい。ガンド・ロワみたいな。
シリーズ化は想定内なのですが、期待特大です。山﨑さん、『キングダム』との掛け持ち大変だろうけれど、頑張ってほしいです。
以降は、アシリパ“さん”とのラブロマンス要素も描かれるのかな?←これも、とんだ勘違いも甚だしいのかな?
続くんですね。早く続きが観たい
続編が楽しみ
ヒンナでした。
原作ファンからも好評で実写化の御手本との声も上がる本作。
けど自分としては大きな不満点が有る。
どうせアシリパさんの事でしょ、と思うだろうが其処じゃない。
自分はこの点の原作改変に納得しているし正解だと思う。何より観ていて違和感無かったしなあ。
日本の映画界には優秀な子役が沢山居るとは思うがアシリパさんを演じるにはアクションが出来て馬にも乗れなきゃいけない。
おまけに15歳以下は夜9時以降の夜間撮影禁止の決まりが有る。
もしアクションで怪我でもすれば本人と事務所だけでなく保護者にまで責任を取らねばならない。
これらのリスクを考えたらアクションの出来る若手女優に変えるのは当然の流れだ。
そしてもう1つ、こちらの方が大きいと思うが、本作は原作だと3巻目辺りまでの話だ。全31巻をこのペースだと1年1本でも10年かかる。ばかな。
まぁ原作端折りまくって4部作位が妥当だと思うが、それでもあと5年は必要だろう。
原作通り12歳の子役を起用すると完結作では17歳に成ってしまう。
子役が子役で無くなるくらいなら、最初から若手女優を使う方が賢明でしょう。
山田杏奈さん、可愛くて格好良かったしね。馬上から弓を撃つシーン、最高でしたよ。
自分が不満に感じてるのは、主人公ですよ。
いや、山崎賢人よかったでしょ、頑張ってたし。という声の方が多数だと思うし異論は無い。山崎賢人を批判するつもりは全く無い。ファンの上に胡座をかいたりしない、真面目で努力家の俳優なんだと思う。
…けどさぁ、ベビーフェイスが過ぎるんだよ。
良くも悪くも平成美男子の典型顔で、とてもじゃないが戦場帰りの明治男には見えない。
ハンサムにも色んなタイプが有るだろうに、この違和感は似た様なイケメンばかりを重用してきた日本のエンタメ界全体の責任だと思う。
あともう1つ、なんだあの傷メイク。
原作では今にも血が吹き出そうと言われていたのに、マジックで描いたのか?と言いたくなるロークオリティ。
いや、解る。日照時間の短い冬場の撮影で毎日毎朝凝ったメイクしてはいられなかっただろう。
とはいえもう少し何とかして欲しかったなぁ。
でも"串顔"は良かったですよ。
不満点はここ迄であとは素晴らしかった。
原作の再現度も高くて玉木宏の鶴見中尉は明らかに自分から寄せに行ってるだろう。きっと原作のファンなんだと思う。嬉々として演じてるのが伝わってきた。
下村勇二監督によるアクション演出も実に良かった。残酷且つ格好良い演出を得意とする下村監督の起用はこの作品世界にピッタリだと思う。
流石「Devil May Cry」のアクションデザイナーだ。原作は青年誌なんだし、もっとザクザクやっちゃってください。
「HiGH&LOW 」シリーズでさんざんアクション撮った久保茂昭監督はまたアクション映画のシリーズをやる事になったが、あの無茶苦茶なハイ・ロー世界で腕を磨いたのだから、きっとこのシリーズも乗り切ってみせる事でしょう。
原作には映画ファンをニヤリとさせるエピソードが沢山出て来るが、それをそのまま映画にしたら只のパクリになってしまうので、これからが監督としての腕の見せ所ですね。
本作の評価は上々だけど、壮大な原作のまだまだ序盤。
本当の評価はこれからにかかって来るので、キャストとスタッフの皆様、頑張ってください。
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