RRR

ALLTIME BEST

劇場公開日:

RRR

解説

日本でも大きな話題を集め、ロングランヒットとなった「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督が、英国植民地時代の激動のインドを舞台に、2人の男の友情と使命がぶつかり合う様を豪快に描くアクションエンタテインメント。

1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため立ち上がったビームと、大義のため英国政府の警察となったラーマ。それぞれに熱い思いを胸に秘めた2人は敵対する立場にあったが、互いの素性を知らずに、運命に導かれるように出会い、無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに、2人は友情か使命かの選択を迫られることになる。

「バードシャー テルグの皇帝」のN・T・ラーマ・ラオ・Jr.がビーム、ラージャマウリ監督の「マガディーラ 勇者転生」にも主演したラーム・チャランがラーマを演じた。タイトルの「RRR」(読み:アール・アール・アール)は、「Rise(蜂起)」「Roar(咆哮)」「Revolt(反乱)」の頭文字に由来する。日本で公開されたインド映画で史上初めて興行収入10億円を超えるヒットを記録。劇中の楽曲「ナートゥ・ナートゥ(Naatu Naatu)」も話題となり、第95回アカデミー賞でインド映画史上初となる歌曲賞受賞を果たした。

2022年製作/179分/G/インド
原題または英題:RRR
配給:ツイン
劇場公開日:2022年10月21日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第46回 日本アカデミー賞(2023年)

ノミネート

最優秀外国作品賞  

第80回 ゴールデングローブ賞(2023年)

受賞

最優秀主題歌賞

ノミネート

最優秀非英語映画賞  
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映画レビュー

4.5二人の熱い友情と使命が、熱量全開で駆け抜ける。

2024年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 5件)
すっかん

4.0日本でつくれる??

2024年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

圧倒的なアクションでなんか難しいこと考えず、単純に感動してしまった。 いい画で魅せて、観客を楽しませる。笑いあり!涙あり!感動あり!恋愛もあり!!ダンスもある!!!このエンターテイメントさは重要ですよね。映画館でみてよかったって本当に思う。 帝国主義に攫われたマッリを助けにいくビームと警察官のラーマ。二人の絆は取り結ばれるが、それぞれの使命によって引き裂かれ…。ラーマは部族の出自であるが、大英帝国の手下である警察官であることから、帝国主義ー部族≒ナショナリズムの単純な二項対立は棄却される。しかもラーマが警察であるのは、部族や家族との大義のためであって…。単なるマッリの救出劇ではなく、彼らのナショナリズムも描けているのは長尺だからできる技であろう。 水を司るビームと炎を操るラーマ。視覚的な二項対立は液体で赤い「血」ーしかもそれは部族や家族、国家といった血統の表象ーによって止揚し、帝国主義を打ち破る。 画で魅せるかっこよさ、爽快さ、その力を実感しました。 シータ(アーリアー・バット)、ジェニー(オリビア・モリス)も最高です! そうはいっても、とてもとてもモヤモヤする部分はある。インドという場所に置いて、帝国主義の圧倒的な暴力をフィクションによって打ち破る物語は必要である。それは大英帝国という権力者に支配されてきた彼ら、サバルタンの語りである。しかし彼らの物語ーそれは部族の物語であるがーはインドという国民国家の物語に横滑りさせられ、ナショナリズムを強化させることになってしまっている。そしてその語りの中で捨象されている存在ー生成されるサバルタンーがいるのではないか。そう思ってしまうのである。例えば部族の女性たちである。彼女らがどのように表象されるかと言えば、救出される「姫」や母、恋人といった仕方である。そこに主体性はあるのだろうか。単なるビームやラーマ、男たちを影で支えて待つ主体としてしか描かれていないのではないか。そしてそれは部族にあった暴力的な男性性を隠蔽することにもなるのではないか。 さらに国民国家の物語への横滑りについてもそうである。インドは多言語・多民族国家であるため、言語による統一ではなく、帝国主義による部族や家族への暴力の記憶とダンスによって統一を試みる。けれどインドにかつて、そして今もある階級やジェンダーの分断はどこに行ってしまったのだろう。そして滅ぼされ、なかったことにされる部族の記憶は華やかに忘却される。あるいは他の植民地の地域・国の語りはどこへいってしまったのだろう。 また相対主義に陥る危惧はあるものの、この物語で軽やかに殺される大英帝国の兵士や警察官の語りもどこへ? 抑圧された人々がエンパワーメントするために、ナショナリズムの高揚は必要かもしれない。しかしそこに新たな排除が駆動していることにも気づくべきである。そしてできれば別の仕方で。国家でも、部族でも、家族でもなく。だが徹底的に突き詰めた先には、参照不能な「根拠なし」しか残っていないかもしれない。袋小路だ。そしてエンターテイメント作品にそこまで考え過ぎと言われるかもしれない。けれどエンドロールで華やかに踊っている彼らの背景で、インドの偉人の肖像が現れることに不気味さを感じてしまうのだ。

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まぬままおま

4.5世紀の瞬間を目撃した!!

2023年7月5日
スマートフォンから投稿

すごく熱い!ぶつかり合う友情!パワー!!魂が沸騰している!! インドの熱気が伝わってくる! 本当に少年週刊ジャンプみたいな展開で、インド映画初だったけど、最後が読めなくて、ハラハラとスリルの連続でした! 痛いシーンいっぱいでしたね💦 時々、登場のポージングとか、ジョジョみたいで、思わず吹いちゃう所もありましたが、次の怒涛のアクションで開いた口が塞がらないビックリアクションの連続でした!! カメラアングルが新鮮で、スローモーションやスピードの緩急が見事で、画面にグイッと引っ張り込まれる感じでした! 映画を観たというより、目撃した!!って感じで、インドの力強さと生命力を体感しました!! お気に入りのシーンはやはりナトゥ!カッコイイ!!

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ホビット

4.5ザ・娯楽!ちゅうか娯楽でいいじゃん!

2022年12月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

長丁場だけど存分に楽しめた!サイコー!! ・思い描いたものを全部実現させました!という凄い映像。金いくらかかってんだろ。(調べたらインド映画史上最高額の97億円だって!) ・スローモーション多投。 ・熱いアクション、熱いストーリー、熱い男。 ・インド映画のヒロインって、なんでこういつも私のタイプなんだ。。 ・イギリスわるっ。白人わるっ。 ・支配される側の憤りと悲しみがひしひしと伝わってきた。 ・最初の動物捕獲のシーンはてっきり生活の為と思っていたが、まさかこんな見事に回収されるとは。 ・ラーマは覚醒したということ?神だったの?きっかけがよーわからんかった。 ・インド風ダンス(ナートゥ)は、どうもコントシーンに見えるときがあるよ。 ・結局最後にわかりやすい武器もゲットしたのか。(これはどうなのよ?) ・ラーマもビームもモデルは実在したインド独立運動の英雄とのこと。それと同時に二大叙事詩の「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」の主人公も重ねているとのこと。 観終わった後、拍手したかったわ。 あーほんと楽しかった!ありがとう!!

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momokichi