神は見返りを求める

劇場公開日:

解説

ムロツヨシと岸井ゆきの演じる男女の本音と建前や嫉妬と憧れを描いた、「空白」「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督オリジナル脚本による異色恋愛ドラマ。合コンで出会った、イベント会社に勤める田母神と、ユーチューバーのゆりちゃん。再生回数に頭を悩ませるゆりちゃんを不憫に思った田母神は、見返りを求めずに彼女のYouTubeチャンネルを手伝うようになる。それほど人気は出ないながらも、力を合わせて前向きにがんばっていく中で、2人は良きパートナーとなっていく。しかし、あることをきっかけにやさしかった田母神が見返りを求める男に豹変。さらにはゆりちゃんまでもが容姿や振る舞いが別人のようになり、恩を仇で返す女に豹変する。田母神役をムロ、ゆりちゃん役を岸井が演じるほか、若葉竜也、吉村界人、淡梨、柳俊太郎らが脇を固める。

2022年製作/105分/G/日本
配給:パルコ

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
脚本
吉田恵輔
企画
石田雄治
プロデューサー
柴原祐一
花田聖
撮影
志田貴之
照明
疋田淳
録音
鈴木健太郎
美術
中川理仁
装飾
畠山和久
編集
田巻源太
衣装
松本紗矢子
ヘアメイク
杉山裕美子
VFXスーパーバイザー
白石哲也
音響効果
渋谷圭介
音楽
佐藤望
主題歌
空白ごっこ
挿入歌
空白ごっこ
音楽プロデューサー
杉田寿宏
助監督
松倉大夏
スクリプター
増子さおり
キャスティング
川口真五
制作担当
森田勝政
ラインプロデューサー
島根淳
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(C)2022「神は見返りを求める」製作委員会

映画レビュー

4.0鑑賞後の苦さが、自らの人間関係を顧みるよう促す

2022年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

悲しい

怖い

芸能活動をしているAと、業界を裏で支える仕事をしているB。Bは親交のあるAに頼まれて面倒をみるが、Bが窮地に陥るとAは手の平をかえすように冷たくなる。怒ったBはAのスキャンダルをばらす暴露系YouTuberになる――。今年にわかに有名になった“ガーシー”こと東谷義和氏の動きと世間の反響を予見したかのような、吉田恵輔監督オリジナル脚本のユニークな新作だ(なお脚本は2019年から、クランクインは2020年10月とのこと)。

容姿についての心無いコメントもぶつけられる無名YouTuberだったが、人気YouTuberとのコラボをきっかけにメジャーへの階段を昇っていくゆりちゃんに、岸井ゆきの。穏やかで面倒見のいい性格だが、頼まれると断れない性格が災いして借金を背負い、ゆりちゃんの豹変によってため込んでいた感情を爆発させる田母神に、ムロツヨシ。この2人のキャスティングと真に迫った演技、的確な演出が素晴らしいのはもちろんだが、YouTuberという特殊な職業・業界を題材にしつつも、好意や善意に基づく奉仕や施しに対してどう報いるか、あるいは恩を仇で返されたときどうするのか、といった普遍的な人間関係の難しさに切り込んだテーマが観客の胸に刺さり、心をざわつかせるのだろう。

安直なカタルシスを提供しない点も吉田監督の作家性だろうか。後味は決してよくないが、このいつまでも残りそうな苦さが、自らの人間関係を顧みることを促すようでもある。

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共感した! 23件)
高森 郁哉

3.5動画

2023年3月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

今の時代を反映しているようなシーンが多い。
再生回数のためにいきすぎた撮影をするユーチューバー。
過ちを繰り返す若者。

田母神を狂わせたのは、YouTubeという動画コンテンツだが、ユリを許そうと決心し、また一からやり直そうと思い直すきっかけは、ユリとの昔の動画とユリのありがとうという動画だった。
動画に狂わされ、動画に救われた。

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ABCD

4.0完璧な善人なんて居ない

2023年3月20日
iPhoneアプリから投稿

snsで話題になっていて知った本作
アマプラで配信開始されたので観てみた

鬱映画は好きだけど今回も後味にため息をつく展開
でも中盤の田母神を無下に扱うゆりちゃんの描写を見ている時よりもクライマックスが痛々しくなかったのは気の所為?

なにかをしてもらえたらできる範囲でも返したい、とできているか分からないけど意識している自分だけど本当にできているのか不安になった
ただゆりちゃんや周りのYouTuberたちに嫌悪感を覚えるくらいには落ちこぼれてない自分の価値観を再確認はできたかも

どれだけ優しい人でも何か見返りを期待してしまうのは絶対にある、それを狂気的な展開で魅せる吉田監督、恐ろしい、ヒメアノ〜ルも数年前に観たけど面白かったな

ムロツヨシのネタに走らない演技をもっと観たい!と思った

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名無し

3.5実際のYouTuberも、こんなモンかな?

2023年3月15日
スマートフォンから投稿

怖い

単純

興奮

でも、一時的にでも多くの人を楽しませ
気持ちを楽にさせるYouTuberのクリエイティブ
な発想は価値の有るもの。
と、思いたいけど実際のYouTubeをみてると
肯定的にも慣れない。

ただの僻みかな?

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ぷぅ
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