月の満ち欠けのレビュー・感想・評価
全283件中、21~40件目を表示
映画化とはこういうものかもしれませんね
だいぶ前に、原作は読んで、記憶も曖昧だけど、こんな単純な話ではなかったように思う。もっと時系列と構成が複雑で、大長編小説だった。映画化にはわかりやすい構成にする必要があったのだろうと思うと、原作者の佐藤正午先生はどう思ったのだろうか。もともと、複雑な構成が持ち味の作家さんで、鳩の撃退法の映画化は、その辺がうまくできていたけど、今回はがっかりされたのではないでしょうか。映画化とはこういうものかもしれません。
転生モノの
失敗作?
あんな豪華なキャスト陣に関わらず、最後まで誰一人感情移入できず。
時折流れるジョンレノンの劇伴もすべり倒し、終始一体何を見せられてるんだろう感を拭えず。
貴重な有村架純のベッドシーンくらいが見せ場。
なんかふんわりした映画だった。出演陣だけめちゃ豪華。 前世を簡単に...
なんかふんわりした映画だった。出演陣だけめちゃ豪華。
前世を簡単に使い過ぎじゃない?
そこまで大恋愛ってほどでもないのに
2度も生まれ変わるって、、、
あと、そんな何人も同じ時期に??
周りも前世に妙に理解あるし、
なんかおとぎの国のファンタジーものとしてみたらいいかも。
有村架純が好きなので星ふたつ。
いいテーマなのに惜しい
タイトルは月の満ち欠けを人の生まれ変わりに例えたもの。
忘れえぬ恋を叶えるため3代に渡って生まれ変わるヒロインを描いている。
胸がキュンとなる純愛ドラマになるはずが構成・演出の不味さで中途半端な作品に。
いいテーマなのに惜しい。
どら焼き
主人公家族が幸せだった頃の大泉洋の演技が昭和のCMみたいで笑えます。しかし有村架純が登場すると中学聖日記で見せた童貞殺しの演技で目黒蓮を振り回す辺りは演出は古臭いけどもしかして名作なのかな?と期待させますが田中圭が出てきたあたりから無茶苦茶な映画になります。
酷すぎてレビューも書きたくないのでここまでにします。
感動ポルノ
これは作品性よりも人を感動させることに主眼を置いた感動ポルノだと思う。
このポルノという概念はごく最近オーストラリア人が提唱したことで世界に広がったもので、他にはパンケーキの上にたっぷりとクリームやバターなどが乗った映像を提供するフードポルノや、映像を見て興奮する戦争ポルノなどがある。
輪廻転生というモチーフを使って同じ男性を追い続ける物語となっているが、構造上破綻している。
そして2度も死に追いやった正木龍之介が途中でいなくなってしまう。
この作品に対して有効なセリフが主人公の小山内ツヨシがホテルのラウンジでユイに言った言葉だろう。
「何を信じようが君たちの勝手だ。でも俺は、自分の娘が他の人間だったなんて話は、冗談でも受け入れられないんだよ。だったらその娘にありったけの愛情を注ぎ込んで、その娘を失った傷をずっと抱え込んで生きてきた俺の人生はいったい何なんだ? ましてや瑠璃と一緒に命を落としたコズエの人生は…」
作品性よりも人を感動させたいがために作った作為的なものになってしまったのは少し残念だった。
☆☆☆★★(ちょい甘) 日々の忙しさに忙殺され、劇場へと赴くのは2...
☆☆☆★★(ちょい甘)
日々の忙しさに忙殺され、劇場へと赴くのは2ヶ月半ぶり。
当たり前だけども、上映前の予告編は全てが初めての予告編ばっかり、、、あら?『アバター』と『Dr.コトー』は以前から有ったな。
あんな彼にな〜
おもいでの夏(冬っぽいが人妻だからね)
直木賞を受賞した原作は読了済み。簡単に。
原作は13に分かれているが、1〜4までを敢えて第1章。5〜8を第2章。9〜11を第3章。12〜13をその後の2っのエピローグと言って良いだろうか。
話の1章めにあたる部分は読んでいてゾクゾクする程の面白さだった。「一体この先どんなサスペンスが起こるのだろう?」とゆう感じだった。
…のだか、、、
その後の第2章にあたる三角と初代瑠璃との、80年代の高田馬場周辺での恋愛グラフィティーから、段々と読んで行きながら少しずつ様相が怪しくなって来る。
とは言え、この青春グラフィティー部分が、映像版だと観ていて1番胸が熱くなって来る場面が多いのは、おそらく映画を観に来た人達の共通点になるだろう…とは思い至る。
何故ならば、それくらいにこの部分は(原作には無いピデオカメラを通して映される)有村架純の表情といい、数多くの(当時の高田馬場を中心とした街並み等で)おっさん連中の胸をチクチクと突いて来るのだから。
個人的には、BIG BOXよりもムトウレコード店の看板の方が懐かしい。
でも、早稲田松竹は今でも存在するが(勿論、内装は当時と違う)原作にチラッと話に出る東映パラスは映らない。(原作には無いから当然高田馬場パール座やACTミニシアターも残念ながら登場しない⤵︎)
ないものねだりをしても止むなし、、、
あ?脱線しました。
原作はこの辺りまではまだなんとか付いていけた。
しかしながら、原作は輪廻転生と言うか、とにかくどう考えても理解がし難い話が続く。
◉ 合計でも4回生まれ変わる女性の話なのだが、原作自体の人物相関図が入り組み過ぎており。読んでいても「今、誰と誰の話だったっけ?」と、何度も考え込んでしまうことが幾度も起こり、頭が混乱を来たす。
それだけに、第3章にあたる正木を中心にした話に至り、混乱は更に増すこととなってしまった。
映像だと《画》が有り。演技者・声や音等を通じて、今は誰と誰が話をし、画面を通しての理解が簡単に付く…から。
原作だと当たり前だけど、目の前には文字しか存在しない。
「今、誰と誰との会話からどんな話に至っているのか」
…それを理解するのが、少なくともこの私には理解するのが(この原作だと)難かしかったと言わざるを得ない。
生意気な意見を言わせて貰うと、各人物の描きこみ(キャラクター等)が足りないと感じてしまった。
(おい!仮にも直木賞作品だぞ!…と言われたら「はい!そうですね!」…と返すのみだ)
…と貶しつつ、映画版を観たら!
「あら〜!めっちゃめっちゃ分かりやすい!」
つて、言うか。黛ジュンはジョン・レノンへ。
レンタルビデオ屋はレコード店へ。
希美や清美・正木のその後etc、、、と言った様々な要素は一気にカット。相関図に於ける数多くの《混ざり合い》も最小に留め、田中圭1人を悪人に仕立て上げ。これで一見落着…とばかりに、観に来た観客の混乱を(おそらくは)きたさない様に…と努めている脚本・演出と思える。
、、、ところが、、、
分かりやすい程に分かりやすい。
それが何故だか〝 大いなる安っぽさ 〟に繋がってしまっている様に、スクリーンを見つめながら感じてしまうのは何故だったのだろう?
鑑賞後に、原作本をパラパラとめくる。
人物相関図を(映画版はかなりの変更点は多いものの)少し反復させながら、「今1度読んだならば、しっかりと理解出来るかも?」…と思いつつ、「いや💦ちょっとな〜」…とも。
…って事で今回の映像化は、ある意味では分かりやすいので。一応は出演者のフアンならば、(そこそこ)満足出来る内容には有ると思いつつ。
(その変更ってどうなのよ?と言っても良さそうな)
「いや〜!その分かりやすさこそ、大いなる薄っぺらさに繋がっているなあ〜!」…と。
2022年12月12日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/スクリーン1
◉ 小説版に於ける登場人物
(wikipediaを参照)
小山内堅(おさない つよし)
青森県八戸市出身・在住。60代。宮城県仙台市に住んでいた15年前に妻と娘を交通事故で亡くす。
緑坂るり(みどりさか るり)
7歳の小学生。4番目の生まれ変わりの「瑠璃」。
緑坂ゆい(みどりさか ゆい)
緑坂るりの母。女優。小山内堅の娘瑠璃の高校時代の親友。
小山内梢(おさない こずえ)
小山内堅の妻。八戸市出身。旧姓は藤宮。15年前に娘の瑠璃と共に44歳で交通事故死する。
小山内瑠璃(おさない るり)
小山内堅の娘。高校の卒業式を終えた後に18歳で交通事故死する。2番目の生まれ変わりの「瑠璃」。
荒谷清美(あらや きよみ)
小山内堅が現在付き合っている女性。40代。
荒谷みずき(あらや みずき)
荒谷清美の娘。中学生。小山内堅に懐いている。
三角哲彦(みすみ あきひこ)
大手ゼネコンの本社総務部長。50代。八戸市出身。姉が中学・高校時代に小山内梢の友人だった。
正木瑠璃(まさき るり)
三角哲彦が東京に住んでいた34年前の大学生時代に恋に落ちた人妻。地下鉄の電車に轢かれて27歳で交通事故死する。
正木竜之介(まさき りゅうのすけ)
正木瑠璃の夫。瑠璃の死後、8年前に小沼希美に関係する「ある事件」を起こす。
小沼希美(おぬま のぞみ)
妻を亡くした正木竜之介が再就職した小沼工務店の三代目社長の娘。生まれる前は瑠璃と名付けられるはずだった。8年前に7歳で交通事故死する。3番目の生まれ変わりの「瑠璃」。
少し無理があるか…?
会いに行く時アキラくん何歳だよ…
マサキはどうなったんだ?事故り方も不自然。
名刺もらったのに事務所潰れてるのはなに…?
1人目の瑠璃が死んですぐ生まれ変わったとしても2人目の瑠璃が高校卒業まで18年、3人目の瑠璃が7歳の時に会いに行くと…
考えれば考えるほど時系列と辻褄がごちゃごちゃな気がする
原作を読んでからの視聴。
原作の長い内容をぎゅぎゅぎゅーっと2時間弱という短い時間で映画化。
よくあの原作を分かりやすく映画にできたなと感心します。無駄を極限までそぎ落として見やすい映画に仕上がっています。
視聴者が伏線とデジャブをバリバリ感じるようなできになってて素晴らしいです。
原作を読んだものからすると「主人公の配役って大泉洋か?」「泣かせようとする演出がやりすぎじゃない?」「ラストの演出は普通に考えるとホラーじゃない?」など気になる部分もありますがいい映画です。
目黒蓮が出ていると聞いたので
事前知識なし。
見るつもりなかったがおもしろかった。
生まれ変わりの物語。
有村架純が目黒蓮と出会い本当の愛を知ったが満ち足りないまま亡くなってしまい、
幸せそうな大泉洋と柴咲コウの間に生まれ変わりまた亡くなり、
また生まれ変わるお話。
有村架純に一目惚れした目黒蓮が、恋した相手をずっとずっと待っている話。
大好きな妻、娘と幸せな生活をしていたのに、
事故でいっぺんに2人を亡くしてしまった男性の話。
こう書くと詰め込みすぎじゃない?と思うが、全部あってこそだなと。
ラスト30分くらいずっと泣いてたわ。
みんな誰かの生まれ変わり
子どもは自分で親を選んでいる
月が一度欠けてもまた満ちるように、人は生まれ変わる
アキラ君と有村架純が不倫だとはいえ、ふたりの純粋にお互いを好きになる恋も良い。
生まれ変わりたいほど、待ち続けたいほどの恋したい。
他の方の感想にもあったが、有村架純役者として良い意味で陰がある。ミステリアス。不幸そう。
陰のオーラを出せるってすごいと思う。田中圭の狂気感もね。
田中圭の狂気感よく出ている
二度も追い詰めて…
ゆるさん…
大泉洋の身近にいそうなおじさんの役柄本当すごいわ。
どこにでもいそうなおじさんで、生まれ変わりを信じないからこそ、ある意味1番共感できる。
柴咲コウとのなれそめも本当良くて…。
一生かわいいし、素敵な奥さんすぎて…・゜・(つД`)・゜・
いくつになってもお互いのこと好きだよ、大切だよ、って素敵…。
伊藤沙莉の友情もよかった。
娘瑠璃が、生まれ変わったらメッセージを送るから受け取ってね、てきなシーン泣いた。
本当に送ったんだ…。
どの人たちとの関係も良く、(田中圭以外)
みんな瑠璃を好きだったんだなと。
久しぶりの泣ける良作でした。
ちな、生まれ変わりはきっとあるだろうな、派。
子どもは親を選んでる、きっとある、派。
23.1.22 スカパー
思ったよりはしっかりした内容だったけれど
賛否両論が激しく分かれる作品だと思っていた。「良い」という人もいれば酷評も多くて観るまでに時間が掛かった。途中までは「言う程、駄作ではない」という思いで観ていたけれど、さすがに3度目の生まれ変わりには無理があった。 「また⁉」とか「しつこい」という印象を持った。3度目にあきらくんに会うに至っているので意味はあったように見せているが18歳の交通事故に遭う前の姿で会いに行き、そこで映像を有村架純に変えることで3度目は無くなっていたのではないか?
だいたい3回も生まれ変わってやり直せるなら、誰も苦労はしない。
人は1度しかない人生を必死に生きている。
妻子を亡くして人生に失望している男を好演している大泉洋が虚しく見えてしまう。「甦り」がテーマにしても子供染みた内容になってしまっていて残念。
人は満たされないときに何かの希望にすがりたい。
最後まで一気にひきいられました。
時代や思い出を行ったり来たりし、
わかりにくい場面もありましたが、
それを差し引いても、思いに深く感じ入りさせられました。
これは輪廻転生の物語。次々に思いをつないでいく、
分かろうとしても気持ちが受け入れない、
自分だったらどうしただろう。
一気に家族を亡くして久しくその後、その後真相?
というよりなにが起こっているのか、
ミステリー的でもありとてもいい映画だと思う。
いうならば前後関係をもう少し、
わかりやくしてくれたら、より感情移入できたかな。
もともと映画はファンタジー
<映画ののことば>
人は命を繰り返すの。
月が一度欠けても、また満ちるように。
また、生まれ変わるの。
ほとんどの人が、それを覚えていないだけ。
満たされなかった強い思いを引きずっている人だけが、それを覚えているの。
私みたいに。
こういうファンタジーものは、嫌いではありません。評論子は。
それに、もともと映画はファンタジー(空想の世界、非日常)を描いていたはず。
そして、至極のラブ・ストーリーでもあったと思います。評論子は。
ちなみに、ここ数年は「命の輪廻」を身近に感じ、実感している評論子でした。
祖父(男)が去ったその年に長男(男)がこの世に生を受け、祖母(女)がこの世を去ったその年に長女(女)がこの世に生を受け、そして、老母(女)がこの世を去ったその年に、長男夫妻の長女(女)かこの世に生を受ける…。
長男夫妻に長男(男)が授かったのは、父を見送ってから数年後のことでしたが、それ以外は、みな「入れ替わり」だったので。
あと、映画作品としては、更に付言するのであれば、愛娘・瑠璃のクラスメート(一番の親友?)だったゆいから瑠璃をめぐる三人の女性の輪廻の話をを聞いた時の小山内の表情が、評論子は、今でも忘れられません。
本作は、別作品『こんにちは、母さん』とも相俟って、大泉洋という役者さんの素晴らしさに(改めて?)気付くことのできた一本だったことも、付け加えておきたいと思います。
佳作であったと思います。評論子は。
(追記)
もう何本も大泉洋の出演作は観ているはずなのに。いや、何本も観ていたからこその、新鮮な発見なのかも知れません。
同じようなことは、他作『ツユクサ』の松重豊さんでも、ありました。
これも、映画を観ること(観続けていること)の醍醐味でしょうか。
評論子の、単なる注意力不足でないことを、信じて疑っていません。
丁寧な話し言葉
作品として、そこまで満足感は得られませんでした。
キャスティングもなんとなく好みじゃなかったのかも。
ただ、柴咲コウさんの役柄の雰囲気が素敵でした。丁寧な話し言葉をする女性で、ひかれるものがありました。
子役の女の子も素敵でした(友人の娘役)
田中圭さんは、ああいった役柄がハマりすぎてるので、登場しただけで身構えちゃいます。
生まれ変わりをテーマにしたファンタジー。
佐藤正午さんの同名小説の映画化だそうです。
小説の映画化としては、あまりうまくいかなかった
作品じゃないかな。ストーリーとしては、おもしろいと
思うのですが、刺さるものがなかったですね。
出てる役者さんは嫌いじゃないけど、うまく
ハマってるようには感じませんでした。
印象に残ってるのは、田中圭さんの演技。
こういう役、うまいですよね。
全283件中、21~40件目を表示