月の満ち欠けのレビュー・感想・評価
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輪廻転生とはいうけど
人間の計り知れない未知の分野はあるはずだ。この生まれ変わりにしたって、当然窺い知れない、科学的実証は難しいのだから、否定されるだろう。
でも、手筈がないから否定では、窺い知れない点は全て妄想となってしまう。かりに、この映画のような子供が出てきたら、ふざけるなで終わってしまう。
なかで、みんな生まれ変わりだけど覚えてないだけという言葉があったが、自分もそうじゃないかと思っている。
複雑怪奇!深みのある作品でした。
演技は良かった
あってもおかしくは無い
近年、スピリチュアルな現象もただのトンデモ話で片付けるのではなく、科学的に説明できるのではないか、と考える理系の方々が増えているようです。
そもそも、我々が存在しているこの宇宙だって無から生まれたと言われてるわけですが、驚くべきことに、こんな荒唐無稽な話について、私も含めて、そんなバカな‼️と怒ってる人は見たことも聞いたこともないし、国会で議論した形跡もありません🤗
量子的な真空があるとき、ふと、ゆらぎを起こしたその瞬間、今の宇宙の元が生まれ、インフレーション→ビッグバン→138億年経って今の宇宙になったというわけです。
たぶん、現時点においては、この認識は科学的事実として世界中に認められていることになっており、宇宙背景放射とかの観測結果から裏付けられているのだと思います。
話は変わりますが、我々人間の〝意識〟とか〝記憶〟についても、脳科学の観点から色々と説明されているようですが、どうもそういうことらしい、というレベルで終わってるような気がします。
人工知能が意識を持つことはあるのか?
これについても明確な解答が用意されていないということは、人間の意識がどう生まれたのかについての明確な理屈が確立していないからで、もし人間と同様に人工知能がこうなればこうなる、という論が立てられないからなのだと思います。
ということは、誰かの意識や記憶が生まれ変わるのだとすれば、それは肉体的な移植ではなく、素粒子レベル(或いはもっと極小レベル)の移転ということなのではないか。もしかしたら『インターステラー』で描かれたような五次元世界やブラックホールの世界を介在しての記憶の移転なら、それほど不思議には感じない。
少なくとも、今の宇宙が、無から生まれたという話に比べればそれほど荒唐無稽には思えないのですが、いかがでしょう。
中世以降は、世界の人口が増えすぎたので、あれ?もしかしてあの人は◯◯さんの生まれ変わり?と思うような出会いが確率的にほとんどないだけで、古代の地域社会では、この子はまるで◯◯村の長老の生まれ変わりのように利発だね、なんて会話は割りと普通にあったりして、それで各地には生まれ変わりなどの伝承が残っているのかもしれませんね。
輪廻転生信じますか?世にも奇妙な物語。。
原作も読んでほしい
ファンタジー/リアリティ 注意、ネタバレあります
いい話だと思った。
とはいえ腑に落ちないところは多い。
一番気になったのはリアリティとファンタジーの境目である。
泣ける話なのになんかファンタジーがすぎると思ってしまった。匙加減が非常に難しいのだろう。
ちょっと思ったのはこういった生まれ変わりは言い切ってしまうとキツいということだ。
生まれ変わりかもしれない、きっとそうだ、いや絶対そうだ!
証拠はないが、そんな思いを抱かずにはいられない、という状態で止めておくべきなのだろう。
子供の独白はちょっとやりすぎだったのではないか。
私は生まれ変わりですではなくて、本人は言わずとも周りが確信するレベルがちょうど良いと思う(個人的には)。
最終的に瑠璃がるりであることがわからないといけないからどこまではっきり見せた方が良いのか難しいのはよくわかります。2時間で見せるのも困難なのでしょう。
さて。
輪廻転生、あると思います。
不思議なことってたくさんあるし、人智で計れないものは山ほどあります。
宇宙があって、星が生まれ、地球が生まれ、長い年月をかけて生き物が生まれ、人間が誕生した。
我々は、生物はなぜ生きているのか、なぜかくも複雑な仕組みをこの体内に宿しているのか。
この世の全てが不思議だと思います。
だから不思議は不思議でいいのではないかと。
不思議であることは不思議のまま、曖昧にしておいた方が気持ち良いのではないか。
そんなことを思いました。
ちなみに、有村架純の可愛さと色気が本作で爆発しています。
スピリチュアルをはるかに超えて
世にも奇妙な物語の輪廻転生版のホラー映画
ちょっと…生まれ変わりって
浮世離れ
今年一のドラマと言っていいでしょう、「silent」。あの作品の1話を見てからというもの、すっかり目黒蓮ファンに。彼の繊細な演技と表現力に身も心も奪われ、そこまで期待していなかった本作も、一気に楽しみになりました。しかしながら、本作監督の廣木隆一作品は「ノイズ」「母性」で、個人的には期待外れの結果に。少し不安要素が残り、嫌な予感がしないこともないですが、大好きな目黒蓮初単独映画出演作ですので、公開日に鑑賞。。。嫌な予感は当たりました...
大泉洋、柴咲コウ、目黒蓮、共に素晴らしい演技であることは間違いありません。有村架純の演技は、個人的にはあまり好きではないのですが、本作、それも後半になると凄くいい演技をしていたかと。「るろうに剣心 The Beginning」の100倍いい。主演の大泉洋と伊藤沙莉を除いて、その他の俳優の登場シーンは、そこまで多くはありません。目黒蓮目当てに見に来た私としては少し残念ですが、それでもいい味を出しています。まぁ、silentほどでは無いけどね笑
まぁ、なんたって主演の大泉洋が凄いのです。
あ、こんなに感情豊かな演技ができる人だったんだと、思い知らされました。「新解釈・三國志」「騙し絵の牙」と、最近はどちらかというとふざけた役が多かったですが、もう本作ではそんな彼は遥か遠くに。笑ったり、幸せな表情をしたりするシーンもありますが、全身を使って泣く姿が印象に残りすぎて...もう本作はそこにしか目がいかない。そのくらい、今までとはひと味もふた味も違う、素晴らしい演技を見せてくれます。
それと、映像の美しさ、3~40年前を模様したセット、趣深い音楽、話の構成はもうめちゃくちゃいい。全くもって飽きなかったし、「鳩の撃退法」の佐藤正午が原作者なだけあるなと思いました。話の展開の仕方は、原作を読んでいないのでなんとも言えませんが、佐藤正午味を感じたので、しっかり反映されているんじゃないでしょうか。どうなっていくんだろうと、物語の続きが気になって仕方ないこの感覚は、あの作品を見た時と同じ。すごく楽しい。
ただ、、、ストーリーが浮世離れし過ぎじゃない...??? めちゃくちゃ調子が良かったのに、ラスト30分辺りでがけ崩れ。急に長ゼリフを喋る女の子、説明不足な前世設定、無理がありすぎるエピソード、何より感情移入がしずらいのが、本作最大の欠点。はて、これは原作小説もこんな感じなのだろうか。あまりにも違和感あくりではなかろうか。感動しそうだったのに、あまりにもファンタジックで現実味が無くて、一気に覚めちゃいました。んー...これは映画の演出&脚本の問題なのか、小説自体の抜け目なのか...。どちらにせよ、最後の最後ですっごいシラケちゃいました。
あと、前世設定に限らず、登場人物や感情の変化、そして恋愛模様の描きが下手。ひたすらに語り口調になってしまっているのも、なんだか勿体ない。ここはもうちょい上手くやれたのかなと。ここまでガックシ来ちゃうと原作を読みたくなってきたな...買います。
ハッキリ申しますと、あまり面白くなかった。感動をしそびれたし、不満残るし。だけど、大泉洋の演技は映画館でわざわざ見る価値があるかと。あと、silentで目黒蓮ファンになった皆さんも、見て損なし。期待していただけにすごくガッカリですが、まぁ見て後悔するものでは無かったかな。家に帰って、昨日のsilent見よっと。
せっかくの輪廻転生がご都合主義的すぎる
死んでしまった愛する人が、生まれ変わってくれて、また逢えたらどんなにいいだろう。
そうは思うが、この映画の場合、大泉洋演じる主人公の周囲で、「生まれ変わり」が多発し過ぎているのではないか?
また、仮に、生まれ変わった人と巡り逢えたとしても、相当に歳の差が生じてしまうはずであり、生前と同じような関係を結ぼうとすると、テレビドラマにもあったように、「変態ロリコン野郎」的な問題が発生してしまうのではないか?
物語の舞台となるのは、主として、1980年、1988年、1999年、2007年の4つの時代であるが、いつの時代にどの時代のことを言っているのかが分かりにくく、頭の中で時系列を整理するのに苦労する。もっと、すっきりとした構成にできなかったのか?
さらに、田中圭演じる正木を、主人公の妻と娘が亡くなる前に「伏線」として登場させなかったのは、構成上のミスとしか考えられない。
終盤、主人公は、自分が妻を好きになるよりも先に、妻が自分のことを好きになったということを知るが、この比較的重要なエピソードが、映画のテーマである輪廻転生とは関係のない形で描かれることにも、どこかしっくり来ないものを感じてしまった。
そして、一番の疑問は、主人公の妻と娘を死に追いやった正木が、その後、どうなったかということ。
正木は、望み通りに、目黒蓮演じるアキラに会えたのだろうか?最後に、アキラと、有村架純演じる瑠璃が抱き合うシーンは幻想で、ひょっとしたら、アキラは、正木に殺されてしまっているのではないか?
二代に渡って瑠璃を死に至らしめた正木が、三代目の瑠璃を付け狙うようになっても不思議ではないが、主人公や、伊藤沙莉演じるゆいは、三代目の瑠璃を守るために、もっと警戒するべきではないのか?
などと想像(妄想)を巡らせていると、そういうことには一切触れずに、あっけなく物語が終わってしまい、取り残された気分になる。
結果として、消化不良と尻切れトンボの印象だけが強く残ってしまった。
前世について語る
ペラペラしゃべる怖い子供
瑠璃と哲彦(あきら)の恋物語❤️
思いをよせながらも一緒になれない、思いを残しながら不慮の事故での突然の死。
そんな残された人、家族、好きな人へ希望の光ではないけど別の人へ生まれ変わって出会う(再開する)、そんな夢のある話し。
既婚者の瑠璃(有村架純)、たまたま雨が降ってきて雨宿り。雨宿り先に勤める哲彦(目黒蓮)そこから始まる(出会う)ストーリー。
瑠璃の体に病気がみつかり子供ができないとわかり旦那(田中圭)からDV、罵声の日々。
そんななか、あきら(哲彦)に出会い優しさに惹かれる。
序盤から泣けたんですが瑠璃と哲彦の会えたらいいなで待ち伏せ。
出会った後の男女の何気ない会話、川沿いの道に座ってのお喋り。何かわからないけど観てて泣けてきました。
細かく書くと長文になりそうなんでサクッと書くんですが色々なシーンに伏線が織り込まれており話がひとつに繋がってく。
瑠璃(有村架純)と哲彦のやりとりで幸せそうな夫婦がいて...からの件で不慮の事故で瑠璃(有村架純)亡くなる。
あきらへ出会う為生まれ変わった先がその幸せそうな夫婦の小山内堅(大泉洋)と梢(柴咲コウ)の子供として生まれ変わる...だからその夫婦を選んだのね!って感じでした。
大泉洋さんってこんな感じの役も出来るんだなと、元々好きなんですがさらに好きになりました。
ファンタジーな話しではありますが素敵なストーリーでした。
ラストのラストで梢の生まれ変わりがわかった時はまた泣けました。
大泉がよかった。現世しか信じてない中で、目の前の現象に心が揺り動...
大泉がよかった。現世しか信じてない中で、目の前の現象に心が揺り動かされつつも抵抗する感。
誰もいない新幹線の中で、生きているときには聞けなかった妻の告白を聞いて泣くという設定が素晴らしい。新幹線の中という設定にとてもリアリティがある。
自分の片思いだと信じていた妻の真実の気持ちを知ることで、彼の信じていた現実は揺らぎ、前世の話に入っていく感情が用意されるシナリオの描き方はうまい。
蓮くんは一寸つまらなかった。シナリオが悪い。
有村は流石だけど、ちょっとミステリアス過ぎてイマイチよくわからない。
田中くんの暴力性は良かったけど、薄っぺらい。
子役が良かった。
コウさんはこういう役をやらせると流石だ。
時々、SFもので年齢を超える話もあるけれど、子どもと恋愛は難しいかもしれず、ここから先のリアリティは掴めなない。
【”Remember Love ”恋人を大切にする、親は子に溢れる愛情を注ぐという当り前の事を思い出させてくれた、時空を超えた切なきラブストーリー。時間を行き来する、物語構成も佳き作品である。】
ー 今作では、”Remember Love ”が、随所で流れる。ご存じの通り、オノ・ヨーコの曲である。ジョン・レノンはその後、志半ばで凶弾に斃れたが、この曲の美しさは色褪せない・・。-
◆感想
1.二つの物語の絡ませ方の巧さ
・小山内(大泉洋)は、愛する梢(柴咲コウ)と、愛娘瑠璃(菊池日菜子)は、幸せな日々を送っている。
・どこか浮かない顔の女性(有村架純)は、三角哲彦(目黒蓮)と偶然出会った事で、明るさを取り戻していく。そして、女性は三角に苗字は名乗らず、”瑠璃”とだけ教える。
ー だが、小山内は妻と娘を交通事故で失い、三角は”瑠璃”を列車事故で亡くす。
一見、何の繋がりも感じられないこの二つの物語が、収斂していく様が上手く描かれている。-
2.生まれ変わりを信じるかどうか
・私は、輪廻転生を信じるモノであるが、今作では更に一歩踏み込んで、”子供は、親を選んで産まれてくる。”という設定がとても上手く機能している。
・更に言えば、一人の人を心から恋しながら、非業の死を迎えた場合、その思いは時空を越えて繋がれるという所も良い。
- 今作で言えば、有村架純さん演じる天外孤独だった、正木瑠璃が、自分を愛してくれた男、竜之介(田中圭)と結婚しながら、子供が出来ない事実が発覚した事で、徐々に距離が出来て行く中、三角と出会った事で、彼に救われて行く姿である。
竜之介は、自分の思い描いた通りに物事が進まないとキレる、甘やかされて育った人に多いと言われる人物として描かれているが、この愚かしき男が二つの物語を結び付けている構成も良い。-
3.恋する心の繋がりの描き方
・三角への想いを抱えながら亡くなった正木瑠璃が、小山内と梢として生まれて来るシーン。
- 梢が、小山内に”この子が瑠璃という名前にしてって、言ったの・・。”
最初はサラリと見ていたが、この言葉の重さが、後半に効いてくる。
さらに、高校生になった小山内瑠璃が親友ゆい(伊藤彩莉)に、”三角の事が頭から離れない”と告げ、キャンパスに有った事のない三角の絵を描く姿。
そして、小山内瑠璃が亡くなった後、ゆいの娘、瑠璃が、小山内に告げた数々の”知らない筈の”事。巧いなあ・・。-
<目尻に涙が滲んだシーンは数々あれど、
1.天外孤独だった、正木瑠璃が、夫との間に溝が出来て行った時に、三角と出会い徐々に笑顔が増えて行く姿。有村架純さんって、改めて良い女優さんだなあ・・。
そして、後半になって彼女の想いが、時空を越えて繋がっていく様は、沁みたなあ。
2.小山内が、母の具合が良くない事で、独り東北新幹線で故郷に戻る車中で、ゆいから”これは、小山内さんが持っていた方が良い”と渡されたビデオを車内で見返すシーン。
そこで、亡き梢が娘に語っていた事。
”実は、私の方が先にお父さんの事を好きになっていたのよ・・。ずーっと、好きですよ。”
で、迎えに来た小山内の母の介護士の娘が、小山内の顔を見て、梢と同じ指を口に当てる仕草をしながら、笑顔で小山内を見る姿。梢も又、死しても小山内の事を想い、生まれ変わっていた事が分かるシーンはもう・・。
今作は、切ないが涙を堪えるのが難しい、時空を超えたラブストーリーである。>
全314件中、281~300件目を表示










