月の満ち欠けのレビュー・感想・評価
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原作を読むと…
原作を読んでから映画を見ましたが…
やっぱり原作読んでからだと、頭の中に登場人物や情景のイメージがすでに出来上がっているため、
ギャップは結構ありました😂
有村架純さんは大好きですが、
正木瑠璃のイメージが、もっとか弱く、神秘的な雰囲気をまとっている女性のイメージだったので、
現実的で元気すぎかな…?と思いました
目黒蓮さんと有村架純さんのお2人を見てるとめちゃくちゃ現代感があって…過去の回想シーンなのにすごい現実味がありました。笑
あとカメラアングルも、狙ったようなアングルが多くちょっと冷めてしまったのが正直な感想です(・・;)
柴咲コウさんと大泉洋さん夫婦はめちゃくちゃよかったです!!
柴咲コウさんの夫を愛する家族想いの母親役は本当にぴったりで…それが見れただけでもこの映画を見る価値はあります。
とっても楽しみしていた映画だけに、
期待が高すぎたんだと思います😶
私は原作を読まずに映画観ることをおすすめします。
浅い
予告編は良かった。
だから、早々に観に行きたかったが、どうしても観たいという妻に合わせて1日遅れの観賞。
泣く気満々で行った割にはイマイチ入り込めず…。
期待が大きすぎたかな。
輪廻転生が大前提。
使い古されたテーマで目新しさはない。
多様な愛情のあり方を組み合わせてはいるが、不自然さは禁じ得ない。
田中圭に至っては無罪放免で不快感ばかりが残る。
不自然と言えば伊藤沙莉の高校生姿にもずっと違和感を感じた(本人のせいではないが)。
ストーリーも比較的単調で前半の冗長さにはちょっと眠気を催した。
途中からはほぼ結末が見えてしまい、結局その通りになった。
私の中で輪廻転生ものといえば、桜、ふたたびの加奈子だが、遠く及ばないと感じた。
残念。
それでも、子役の熱演には胸が熱くなることもあったし、
柴咲コウのビデオには予想通りではあったが涙した。
輪廻よりこちらを前面に出してくれた方が個人的にはシンパシーを感じたかも。
原作当然未読。
読んでみたい。
近所で生まれ変わり過ぎ。駆け足過ぎ。
佐藤正午は好きなので、随分前に原作を買ったまま読んでないがこのようなものなのだろうか。にしても細部がまったく効いてない。ちょっと前に見た『母性』も細部が酷いと思ったら同じ廣木隆一監督で、なぜこの監督にこういったストーリーテリングが重要そうな作品がオファーされるのか不思議。
冒頭からずっと映画的な良さが殺されてるような芝居場が続くと思うと『こんな夜更けにバナナかよ』『そしてバトンは渡された』の脚本家なので面白いものを期待する方が間違っていた。いちいち設定の繋がりを「バカにも伝わるように」丁寧に答え合わせのように写していくのがダサい。せっかくジョンレノン流してもダサいものはダサい。もったいない。特に高田馬場の再現は頑張っているのにもったいない。生まれ変わりの話なので「まさか」というぞわぞわさせる必要がある設定も、出演者の「泣かせるお芝居」でそんなもの匂いもしないし、肝心の子役たちがの撮り方が学芸会を正面から捉えるのでシラケるのみ。唯一、有村架純は怪しい魅力を発揮していた。
にしても、もうちょっとミステリーを感じさせる方法はあるだろうに、と思う。さすがに生まれ変わりと交通事故が多発し過ぎるので、中盤以降はもはやサプライズでもなんでもなく、青森のこの町に宇宙からの怪光線が降り注いだのかとしか思えない。しかもふたつの交通事故でふたりの瑠璃を死に至らしめる田中圭のバカ単純な設定紹介はなんとかならなかったか。こいつも怪光線を浴びたのか鼻歌を聞いて「瑠璃…」と言うのは怪し過ぎ。伊藤沙莉の説明セリフのオンパレードもきつい。
と、設定ダイジェスト映画の見本のような映画だった。韓国とか中国でしっかりリメイクしてもらったらいいと思いました。
転生の乱発で同意できずシラケ
生まれ変わり
執着であり、滅せなければならない
想いを残して死んだため輪廻転生するのは、まぁ良しとして、もう一回死んで、また輪廻転生するのは、いかがなものか。現実に願いが成就するまで、やり続けるのか。それは、まさに執着であり、滅せなければならないのでは。
もっと静かな感動がある話かと思ってたら、全然違った。
子供から説得されるというのも、ホラー味があった。近所の子供まで生まれ変わりとは…。『自分以外全員転生』っていうホラーコメディを書きたくなってしまった。
あと、再会のシーンもナゾで、あれは現実には老人と幼女が抱き合っている、仲の良いおじいちゃんと孫のシーンになってるけど、そこは現実に映像化しちゃうとなんなんで、想像してね、という事でいいのかな。
そのほか細かくは…
一応親としては、7歳児を1人で、リーガロイヤルから高田馬場駅前まで歩かせてはいけない、とか(正木がここまで妨害するのにも運命性がありそうだから、心配すべき)。
1981年の名画座の椅子があんなに立派なわけないよな、とか(せっかく頑張って高田馬場駅前を再現してるのに)。
僕だったら、正木をとっ捕まえて、危険運転致死とかでつきだそうと思うだろうな(のうのうと葬式に来やがって、とか)。
色々思いましたが、もう関わらないでくれ!という大泉洋さんの心情が一番分かりました。
生まれ変わっても有村架純ちゃんでいられるなら
感動?なんならホラーでしょ
原作は未読。
生まれ変わっても愛する人と結ばれたいって、同時に生まれ変われれば美談だけど、片方が生きたままだと少しややこしくなる。東野圭吾の「秘密」やドラマになった「妻、小学生になる。」なんかもそう。少しコメディやミステリー色がないと成り立たない気がする。
本作は生まれ変わりの話なんだけど、感動一色にしようとする意図が感じられた(特に予告とか宣伝が)。たしかに有村架純や目黒蓮、大泉洋なんかの演技はいい(特に有村架純!)。でも、素直に感動できない。なんか違和感が残る。
一番古い舞台設定が1980年。そこから18年、27年と年月を重ねた雰囲気があまり感じられないことが大きな原因かも。特に2回目の生まれ変わりを果たし、最後にあきらと高田馬場で再会するシーンなんて歳を重ねた目黒蓮ではなく、あの当時のままの目黒蓮が登場し(現在の少女の瑠璃ではなく)当時の姿の有村架純と抱き合うなんて。傍から見ればおじさんと少女の抱擁だよなーなんて白々しく思ってしまった。思いを残したままではいられないと一目会いに行くだけならまだしもあの続きを連想させる終わり方はないでしょ。そこを誤魔化して感動させようとする作りは冷めた目で見てしまう。
妻の梢も生まれ変わって、母の介護をする女性の娘になっていたなんて感動の話なのか?若干ホラーを感じてしまった。見ているだけでいいといいながら夫にバラしてしまうところに映画ならではの演出を感じて気持ちが乗れなかった。感動に振りすぎた「生まれ変わり」はやはり難しいなと感じた。
最後に昔の高田馬場のセットはよかった。懐かしい。他の人のレビューで見たが、缶ジュースはプルタブじゃないかとか当時の早稲田松竹の映画であれはないとか、設定に若干の甘さはあったかも。レコードショップで背景に映り込んでいたのが1985年に出したプリンスのアルバムだったりなんてのも。まぁ、ある意味オタクの感覚だから大きな問題ではないけど気になってしまうのだから仕方ない。
映画ならではの有り得ない設定だけどラストで泣ける邦画。 本年度ベスト。
途中で泣けるシーンもあるけどラストのワンカットで大粒の涙が(笑)
愛する妻と娘を事故で亡くした大泉洋さん演じる小山内。
目黒蓮さん演じる三角との出会いから、愛する娘の瑠璃が生まれ変わっている事を告げられる展開。
無くなった瑠璃が生まれ変わっている事を信じない小山内。
そんなシーンに、これは伏線と推測(笑)
それが見事に回収されるラストが予想外で泣ける。
豪華なキャスト陣で皆さんとても良かった。
有村架純さんが準主役って感じ。
田中圭さん演じる正木が最悪。
瑠璃の有村架純さんバージョンのストーリーが1番良かった。
そして伊藤沙莉さん。
母となり瑠璃を生んだんだけど、娘の言動に違和感も無く応援する感じが有り得ないけど優しい母って感じ。
柴咲コウさんも良かった。
ビデオに撮られた旦那に対する思いが素敵で素敵な夫婦。
ラストシーンが素敵なんだけど一歩間違えばホラー的な感じ(笑)
自分は素敵なシーンに一票。
泣けました( ´∀`)
いかにも小説らしいラブストーリー
ベストセラー小説を映画化したラブストーリーで生まれ変わりを題材にしたいかにも小説らしい作品。現実離れしているので共感や感情移入することはないがキャスト陣が豪華でそれぞれの演技力は見応えがある。
2022-225
奇想天外
なんて恐ろしい!生まれ変わりの連鎖
『東野圭吾』原作による〔秘密(1999年)〕は印象的な一本だった。
亡くなった妻の意識が、高校生の娘に宿り、
しかし次第に元々の娘の意識が交互に現れるようになり、
やがては・・・・との流れ。
夫であり、また父でもある主人公の
苦悩を見事に描き、
哀切極まる一本に仕上がっていた。
それと比較すると、本作は格段にレベルが下がる。
近しいモチーフでありながら、
お話があまりに一本調子に過ぎるのだ。
自分の子供、或いは親しくしている周囲の人が、
実は過去に亡くなった人間の意識を
しかも赤の他人のそれを宿していると知ったら
普通の人はどう反応するだろうか。
混乱し拒否をするのが実際のところではないか、
本作の主人公のように。
ところがここでは、父親を除くほとんどが
あっさりとその怪異を受け入れてしまう。
まるっきり、受容することが正であるかの如く。
結果として多くの人々の運命が変わり、
それすらも逍遥として許容する。
しかし、転生の目的を知った時に
代価としてはあまりにも重すぎ、
それを応援する周囲こそが最も釈然としない設定に思える。
よくよく考えてみれば、恐ろしいことなのだ。
元々宿していた魂が、七歳の頃に数日間高熱を発生したことにより発露するのか、
若しくはそれを契機に乗っ取られてしまうのか。
後者であれば、嘗て持っていた自我は何処に消えてしまったのか。
前者であっても、元々の個人とは別者に変容しているのでは。
ましてやそのことの為に、
更なる不幸を招いてしまうとの流れはまるっきり許容はできず、
やり場の無い怒りが湧き上がってこそ尋常。
道ならぬ恋が(そこに至るには相応の理由がありも)年月を経て成就する
純愛モノの様に見せる手管は大したもので、
ラストシーンでは上手く処理されてはいるものの、
リアルなら四十歳を超えたおっさんと幼女の抱擁であり、
傍から見ればほぼほぼ犯罪。
ましてやそのために、どれだけの人を不幸に陥れたのか。
嫉妬に狂い、多くに祟った『六条御息所』と、
シチュエーションは異なるも、やっていることは同義。
ましてや、この二人にこの先の未来は存在せず、
〔卒業 (1967年)〕の『ベン』と『エレーン』以上に
不幸せが待ち受けているのは自明。
それをこの上ない成就の様に描くところに
制作者達の欺瞞を感じてしまう。
とは言え、『有村架純』が変わらず美しいので
大抵のことは許容。
それが無ければ、かなりの怪作に成り果てていたのでは。
ファンタジーでは泣けない
僕がいる場所
信じられない展開の感動作
ユナイテッドシネマ浦和にて鑑賞。
信じられないストーリー展開の感動作だった。
また、1980年代の高田馬場駅前を再現したオープンセットは懐かしく、今も健在の早稲田松竹も映るシーンもグッと来た。
物語も、八戸から多摩、そして東京(高田馬場)と舞台が変わるだけでなく、1980年代から現代に至る時空を行ったり来たりする。
その時代時代で演じる俳優も大変だが、大泉洋・柴咲コウ・有村架純・目黒蓮・菊池日菜子・伊藤沙莉や子役が、自分のその時置かれた立場をよく理解して演技していたと思う。
あまり詳細は記載しないが、映画好きには堪らない「映画ネタ」も映画の劇中にも散見されるあたりも好感が持てる。
個人的に、高田馬場は1980年代に大学5年間すごした街なので懐かしく、BIGBOX赤いランナー、駅前噴水、横断歩道わたった正面にあったレコード屋ムトウ、東海銀行など、かなり忠実に再現されていて、本作映画スタッフの努力に脱帽。
ただ、ちょっと違和感があったのは、有村架純と男が神田川沿いを歩く後ろに、西武新宿線が走っているが、1980年代には青色の西武新宿線は無かった気がする。
…自分は鉄道のこと詳しくないので記憶ベースだが、あの頃は「西武新宿線といえば黄色のイメージ」であった。些細なことかも知れないが、少しだけ気になった。
映画鑑賞直後、ユナイテッドシネマ浦和(6階)の真下(5階)にある紀伊国屋書店で本作の原作文庫(岩波文庫)を即買い。これから、じっくりと読んで、映画とは多分すこしは違う物語を楽しみたいと思う。
原作を読み終わったら、また映画観るかも知れない…。
<映倫No.122956>
今を生きる
自分は前世の事、忘れちゃってるわ。
妻と娘を事故で失った、大泉洋が演じる小山内(おさない)が、生まれ変わりの娘と出会い、家族をやり直す話かと思っていたら、ぜんぜん違ってました。
まずは7歳の瑠璃が、子供とは思えない行動をとり、両親が不思議に思う。こんな小さな子が、1人で電車に乗ったり、レコード屋で古い映画を観たり、小野ヨーコの歌を歌ったり、ライターの石を交換したりって、かなり不自然。
高校生の瑠璃は、会った事の無い目黒蓮が演じる三角(みすみ)の絵を描いちゃう。こりゃ変でしょ。
1人になってしまった小山内のもとへやってきた三角が、昔付き合っていた瑠璃という女性について話し始める。大人の瑠璃は有村架純だ。2人とも一目惚れっぼかったんだけど、瑠璃の行動が変。もしかして?って思ってたら、やはりダメなヤツだった。その事情は、分かりやすく説明してもらえます。
そうか!人は誰もが生まれ変わりなんですね。前世で不幸な死を迎えた人は、生まれ変わっても記憶が残っているんですね。つけてもらう名前も腹の中から指示できるんだ。
そんな事、全く憶えていない自分の前世は幸せだったって事かな。
このあり得ないフィクション、ずっと死が隣に居るのでジワジワ怖くてちょいウルウル。
行ったり来たりの時間の流れと別の人間なのに同じ人の記憶とセリフ。結構重い展開でしたが、伏線を全て回収してくれたので納得の最後でした。ストーリー的にはイマイチだったけど、設定や役者さん達のお陰で楽しめました。
泣きました、、
数年ぶりに泣けました。大泉洋さんの演技力はさすが!
後半から涙、涙でした。
ただ、田中圭さん演じる正木がなぜあんなにも瑠璃に対しての執着心が強かったのか……そして、有村さん演じる瑠璃と目黒さん演じる三角さんが、なぜ生まれ変わっても会いたいと思うほど強く惹かれあったのか、その2点はもう少し掘り下げてもらえてると更に良かったのかもしれません。
どのキャストさんもとてもいい演技をされていました。ハマり役だと思います。久しぶりに、沢山泣かせてもらえました。
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