月の満ち欠けのレビュー・感想・評価
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いかにも小説らしいラブストーリー
ベストセラー小説を映画化したラブストーリーで生まれ変わりを題材にしたいかにも小説らしい作品。現実離れしているので共感や感情移入することはないがキャスト陣が豪華でそれぞれの演技力は見応えがある。
2022-225
奇想天外
2022年劇場鑑賞282本目。
大泉洋と有村架純が出るらしい、くらいしか情報なく、なかなか有村架純出ないな、柴崎コウが相手役だし、娘もキャスト違うし勘違いだったかな?と思っていた頃に登場。
なんかちょっとファンタジー要素入ってきたかな、と感づいて半分は予想つきましたが、もう半分はマジで?という感じでした。ここで泣くところだよなぁというところでまんまと泣いてしまいましたが、その後演出でごまかしてるけど本当はかなりヤバい絵面だぞと思ったところで涙が一度引っ込み、その後まぁ予想通りなんだけど猛威遣いダメ押しで泣かされるという感じでした。
なんて恐ろしい!生まれ変わりの連鎖
『東野圭吾』原作による〔秘密(1999年)〕は印象的な一本だった。
亡くなった妻の意識が、高校生の娘に宿り、
しかし次第に元々の娘の意識が交互に現れるようになり、
やがては・・・・との流れ。
夫であり、また父でもある主人公の
苦悩を見事に描き、
哀切極まる一本に仕上がっていた。
それと比較すると、本作は格段にレベルが下がる。
近しいモチーフでありながら、
お話があまりに一本調子に過ぎるのだ。
自分の子供、或いは親しくしている周囲の人が、
実は過去に亡くなった人間の意識を
しかも赤の他人のそれを宿していると知ったら
普通の人はどう反応するだろうか。
混乱し拒否をするのが実際のところではないか、
本作の主人公のように。
ところがここでは、父親を除くほとんどが
あっさりとその怪異を受け入れてしまう。
まるっきり、受容することが正であるかの如く。
結果として多くの人々の運命が変わり、
それすらも逍遥として許容する。
しかし、転生の目的を知った時に
代価としてはあまりにも重すぎ、
それを応援する周囲こそが最も釈然としない設定に思える。
よくよく考えてみれば、恐ろしいことなのだ。
元々宿していた魂が、七歳の頃に数日間高熱を発生したことにより発露するのか、
若しくはそれを契機に乗っ取られてしまうのか。
後者であれば、嘗て持っていた自我は何処に消えてしまったのか。
前者であっても、元々の個人とは別者に変容しているのでは。
ましてやそのことの為に、
更なる不幸を招いてしまうとの流れはまるっきり許容はできず、
やり場の無い怒りが湧き上がってこそ尋常。
道ならぬ恋が(そこに至るには相応の理由がありも)年月を経て成就する
純愛モノの様に見せる手管は大したもので、
ラストシーンでは上手く処理されてはいるものの、
リアルなら四十歳を超えたおっさんと幼女の抱擁であり、
傍から見ればほぼほぼ犯罪。
ましてやそのために、どれだけの人を不幸に陥れたのか。
嫉妬に狂い、多くに祟った『六条御息所』と、
シチュエーションは異なるも、やっていることは同義。
ましてや、この二人にこの先の未来は存在せず、
〔卒業 (1967年)〕の『ベン』と『エレーン』以上に
不幸せが待ち受けているのは自明。
それをこの上ない成就の様に描くところに
制作者達の欺瞞を感じてしまう。
とは言え、『有村架純』が変わらず美しいので
大抵のことは許容。
それが無ければ、かなりの怪作に成り果てていたのでは。
ファンタジーでは泣けない
出演された俳優の方々は良いのですが、所々に違和感が、冒頭のホテルのシーン、娘さんの〇〇、奧さんの〇〇はそんな言い方しないでしょ、伊藤沙莉さんは好きな俳優ですが、今回は役で損してます。80年代の映画館のシートって
あんな感じでしたっけ?東京はそうだったのかな。質感が今っぽい。80年代前半には無かったスタイルのミニバンも映り込んでいる。CGもなんか甘い。まだいろいろとありますが、そういうのを見つけるのも楽しいかもしれません。粗探しではありませんが。キャストの方々は素晴らしいです。
僕がいる場所
最初から最後までそもそもの設定に付き合いきれない居心地悪いファンタジー作品。
柴崎コウさんや有村架純さんまで輪廻転生の怪しい宗教に取り憑かれているように思えて損をしている。
伊藤沙莉さんは全年代通して演じてセーフなのか。
田中圭さんはあの行動は任意同行くらいされるだろう。最後小学生が有村架純に戻るイメージ画像もなんだかな。あれも現実映像はアウトでしょう。
信じられない展開の感動作
ユナイテッドシネマ浦和にて鑑賞。
信じられないストーリー展開の感動作だった。
また、1980年代の高田馬場駅前を再現したオープンセットは懐かしく、今も健在の早稲田松竹も映るシーンもグッと来た。
物語も、八戸から多摩、そして東京(高田馬場)と舞台が変わるだけでなく、1980年代から現代に至る時空を行ったり来たりする。
その時代時代で演じる俳優も大変だが、大泉洋・柴咲コウ・有村架純・目黒蓮・菊池日菜子・伊藤沙莉や子役が、自分のその時置かれた立場をよく理解して演技していたと思う。
あまり詳細は記載しないが、映画好きには堪らない「映画ネタ」も映画の劇中にも散見されるあたりも好感が持てる。
個人的に、高田馬場は1980年代に大学5年間すごした街なので懐かしく、BIGBOX赤いランナー、駅前噴水、横断歩道わたった正面にあったレコード屋ムトウ、東海銀行など、かなり忠実に再現されていて、本作映画スタッフの努力に脱帽。
ただ、ちょっと違和感があったのは、有村架純と男が神田川沿いを歩く後ろに、西武新宿線が走っているが、1980年代には青色の西武新宿線は無かった気がする。
…自分は鉄道のこと詳しくないので記憶ベースだが、あの頃は「西武新宿線といえば黄色のイメージ」であった。些細なことかも知れないが、少しだけ気になった。
映画鑑賞直後、ユナイテッドシネマ浦和(6階)の真下(5階)にある紀伊国屋書店で本作の原作文庫(岩波文庫)を即買い。これから、じっくりと読んで、映画とは多分すこしは違う物語を楽しみたいと思う。
原作を読み終わったら、また映画観るかも知れない…。
<映倫No.122956>
今を生きる
うまくいかないことや、やむを得ず
強く深く思い合っていても
どうしようもないことは、誰にでも
あり得ることだ。
それでも、いま、この生きている毎日を
誰のせいにすることなく、精一杯
前向きに生きることこそ、人生だと
私は思っています。
今、生きている今生を死ぬことで
リセットできるような描き方だと
私には思えて、納得できません。
久しぶりに、お金と時間を、返してほしいと
思いました
自分は前世の事、忘れちゃってるわ。
妻と娘を事故で失った、大泉洋が演じる小山内(おさない)が、生まれ変わりの娘と出会い、家族をやり直す話かと思っていたら、ぜんぜん違ってました。
まずは7歳の瑠璃が、子供とは思えない行動をとり、両親が不思議に思う。こんな小さな子が、1人で電車に乗ったり、レコード屋で古い映画を観たり、小野ヨーコの歌を歌ったり、ライターの石を交換したりって、かなり不自然。
高校生の瑠璃は、会った事の無い目黒蓮が演じる三角(みすみ)の絵を描いちゃう。こりゃ変でしょ。
1人になってしまった小山内のもとへやってきた三角が、昔付き合っていた瑠璃という女性について話し始める。大人の瑠璃は有村架純だ。2人とも一目惚れっぼかったんだけど、瑠璃の行動が変。もしかして?って思ってたら、やはりダメなヤツだった。その事情は、分かりやすく説明してもらえます。
そうか!人は誰もが生まれ変わりなんですね。前世で不幸な死を迎えた人は、生まれ変わっても記憶が残っているんですね。つけてもらう名前も腹の中から指示できるんだ。
そんな事、全く憶えていない自分の前世は幸せだったって事かな。
このあり得ないフィクション、ずっと死が隣に居るのでジワジワ怖くてちょいウルウル。
行ったり来たりの時間の流れと別の人間なのに同じ人の記憶とセリフ。結構重い展開でしたが、伏線を全て回収してくれたので納得の最後でした。ストーリー的にはイマイチだったけど、設定や役者さん達のお陰で楽しめました。
泣きました、、
夢のような話です
もし何らかのかたちで不幸な亡くなり方をした方が身近にいるかたならグッとくるものがあるはず!
そうでない私も泣けてきたし、、
あともうひとつ嬉しかったのがバイクや車が何気に背景に出てきます!
マジで不自然すぎかと思う!
でもバイクを愛す私は見逃さなかったですよ!
良い作品です!
是非観てください!!
数年ぶりに泣けました。大泉洋さんの演技力はさすが!
後半から涙、涙でした。
ただ、田中圭さん演じる正木がなぜあんなにも瑠璃に対しての執着心が強かったのか……そして、有村さん演じる瑠璃と目黒さん演じる三角さんが、なぜ生まれ変わっても会いたいと思うほど強く惹かれあったのか、その2点はもう少し掘り下げてもらえてると更に良かったのかもしれません。
どのキャストさんもとてもいい演技をされていました。ハマり役だと思います。久しぶりに、沢山泣かせてもらえました。
幸せより少し切なさが勝るお話
目黒蓮くんと過ごす時間、
本当に幸せそうに笑う
有村架純さんが印象的でした。
この2人の時間に説得力がなければ
物語は成立しません。
劇中で何度か
「子供は親を選んで産まれてくる」
という台詞がありますが、
幼児虐待のニュースなど聴くので
一概には受け入れられませんでしたが
そんな悲劇で終えた次の人生は…
と捉えました。
幸せより少しだけ切なさが勝る
優しいお話。
ストーリーを役者がカバーしてたかなw
輪廻転生。
誰もが、誰かの生まれ変わり。
私はあり得ると思ってるので、特に抵抗なく見れると思っていたのですが、ほんの少し、ほんの少しだけ抵抗感w
親子のシーンは感動的だし、ウルウルした。
ただ、やっぱり、生まれ変わって、子供の姿で『想い人と会いたい』ってのが、混乱する…。
高校生位の年齢になると受け止められるけど、小学生の姿だと、なんだか…
子役の大人びた演技がうまかったってのもあるのかな。
田中圭は、サディスティックというか、影のある夫の役がハマる。
有村架純はミステリアスな年上の女性役がハマる。
大泉洋は泣きの演技がやっぱり上手いなぁ。
柴咲コウはキュートなママで、綺麗に年齢重ねてるなぁって思ったw
とにかくジョンレノンを改めて聞きたくなったのが、感想かな。
どういう知識を要求されるのかが謎だけど…。
今年349本目(合計624本目/今月(2022年12月度)2本目)。
原作はあることは知っていますが、見てはいないほうです。
まずタイトル通りのこと、つまり、「月の満ち欠け」(地学/天文)に関してはほとんど出てこない状況です。一応、月が満ち欠けするシーンは何度か描写されますが、小学理科のそれで習う以上のことは出ないです。
予告などからするとヒューマンドラマなのかな…と思いきや、テーマが輪廻転生?にあるのかどうなのか、さらに時間軸があっちこっち飛んでわかりにくいかな(かつ、このテーマを事前に把握するのも(原作を知らないと)予告編だけでは難しい)という印象です。
何度か見に行くことを想定しているのかなという印象です。
輪廻転生というと宗教性がありますが、日本で一般的に知られているそれ以上のことは問われないし(換言すれば、特定の宗教論での文脈としては出ない)、「生まれ変わりの記憶の保持」という別の観点にせよ、他の映画でも似たようなテーマはあったと思うし、そこまでは大きくは引けないかな…という印象です。
ただ少なくとも、「月の満ち欠け」それ自体から連想できる「理科的な知識」が必要なんだと思うと全然違う(この点は、大阪市の映画館でも入場者プレゼントがこの3日(公開3日間)の月の満ち欠け表がのったハガキだったのも混乱させる要因)といった変なミスリードはあるので注意です。
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(減点なし/参考/離婚の要件について)
・ 単に結婚指輪と、さらに離婚届の一方の欄(妻か夫かどちらかの記入欄)を書いておいていくだけでは成立しないので注意です(結婚離婚は要式行為なので、一定の行為を役所に届け出ないと成立はしません)。
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『親ガチャ』ではないらしい…
有村架純さんは、大人っぽくて、お姉さんっぽい役が似合うと思った。充分魅力的だった。
脚本の橋本裕志さんが
『人は生まれ変わって出会いを繰り返すということを信じられたなら、大きな救いになるのかも知れません』と、パンフレットにあった。
救いの物語だったんだろうか……
ストーリーがある程度都合よく進むのは、もちろん許容範囲。けれど、ちょっとした『?』、や、ささいな齟齬が重なると入り込めなくなってしまう……かな。
私にはほとんど嵌らなかったので、この映画をお好きな方はどうかスル...
私にはほとんど嵌らなかったので、この映画をお好きな方はどうかスルーしてください。
複数の時間をモンタージュする構成なれど、正直うまくいっていたように思えない。メイク・CGの工夫も特になく、目黒漣などほとんど老けておらず、タイムスリップした設定なのかと思った。高田馬場駅周辺のCGは頑張ったと思うが早稲田松竹は「アンナカレニナ」何週間やってたのか。
役者が悪いのではないと思うが、説明ゼリフが多くて鼻につく。「奥さんのこずえさん」とか「娘の瑠璃さん」とか、観客が容易に想像つく種類の人間関係の説明ゼリフも。事前にお墓で概要を聞かされているのに高級ホテルのカフェで大声を出すというのもありえない。
追い詰めてしまった結果奥さんを目の前で亡くし、精神を病んで会社も解散、十数年後にようやく立ち直るかと思った矢先、どういう理由か歌を聞いただけで生まれ変わりを確信した田中圭、またもとち狂って親子を事故死に追い込む...。田中圭、いやな奴だけど不幸にもほどがある。彼も現生に相当の想いを残してしまっただけに、絶対に記憶を持って生まれ変わるのじゃろう。
八戸が舞台の一つということで震災が絡んでしまうのではと思ったがそこは出てこなかったのですこし安心した。
原作が直木賞とのこと、きっと映画化のどこかでしくじってしまったのではと思う。「ある男」は原作読もうかと思ったけどこれの原作は読まないだろう。
⭐️2だけど悪くはない。期待しすぎた?
佐藤正午さんの原作を読んで、視聴。
原作が好きだったのと、有村架純が好きなので期待しすぎてしまった…。
全体的にまとまりがあって、謎もほどほどにスッキリ解説されて進んでゆく。テンポも悪くない。
大泉洋・柴咲コウのペア、目黒蓮・有村架純のペア、それぞれの愛の形があって、じんわり来るシーンも。
ただ、個人的に大泉洋と目黒蓮の演技がハマらなかったので、んー。という感想に。
大泉洋の泣きの演技がなんか違うと感じてしまったり、目黒蓮のなぜか日本語っぽくない喋り方に疑問を感じてしまったり、、、
ただし、大泉洋の喜びと絶望の顔や演技は良かった。
有村架純と柴咲コウの演技は素晴らしかった。
有村架純の苦しみと幸せを同時に表す表情はさすがだなと感じたし、歌っているシーンにはグッときた。
柴咲コウの仕草やビデオレター的なところは今作で1番感動するシーンでした。
また、田中圭の恐怖感を感じさせる演技も良かったと感じた。
演出も音楽や服装、風景で年代や登場人物の感情を表していて自然に入り込めた。
感想を書いていくと悪くない評価なのだが、期待しすぎたせいか感情が盛り上がらなかったので星は2。
【必見】贔屓で3・5だが実際は・・マァ有村架純と目黒くんのファンなら佳作。CGが・・設定理屈がワシには理解困難。
【以下私の個人的、偏見的感想、独善的です。180度違う意見の方も良いと思います】皆さん劇場で観てください
それで確認してください。ある意味映画ファンなら必見作品。
ワシ、今まで、戦前の特高警察みたいなクズ、全否定だったのだけど
生まれて初めて特高警察の邪悪な極悪な気持ち理解できた。
逆に言うと見る価値あんじゃない。怖いもの見たさで。
最高ですよ。
ただ、輪廻転生みたいな考え方は理解できるが
近親間で生まれ変わって記憶があるというのは❓❓❓理解不能
早稲田松竹の昭和55年のポスターが【砂の器 昭和49年】というのは厳しい
確かにワシ何回か言ってるけどせいぜい3年以内か、大昔の作品だよ、早稲田松竹
何回か行ってるわけね。暇な学生のツウ向けの映画館だから
逆にいうと、皮肉かい?
人間の体は器にすぎないって・・
宗教を感じた。イヤイヤ生まれ変わりの物語はいいけど
これほど狭い人間の間では息苦しさだけ感じました。
人間、器が重要であって、前世なんてどうでもいいと思いました。
とにかく子供が大人の口調が気持ち悪い 傑作ホラー 見る価値あり。
とにかく【子供が親を選ぶ】という発想が理解できない。
そもそも、現行日本の法律も児童福祉も【子供は親を選べない】という極めて人権配慮だから・・
高田馬場、学生の街で活気あふれるところなのに、残念描写、まずは劇場でご覧ください。
イヤイヤお亡くなりになった御霊は、永遠なのだから、なんか器の乗り換え、器用すぎて不気味
すすり泣きが聞こえた事実は報告します。つまり善良な市民には泣ける映画なのです。一見の価値あり。
ワシ、ビートルマニアだし、高田馬場も馴染みゆえに?❓❓
あと個人批判は良くないのでぼかしますが、
昭和歌謡で、森進一さんが好き嫌い分かれる名演歌歌手なのと同様
低い声の女性はワシの独善的に、生理的にキツかった。低い声の女性❓
レノンの曲とか12月8日を象徴的に使われたのも個人的にキツかった。
イヤイヤ良い作品です。見る価値あり。おすすめします。
私が戦前の特高警察のクズどもと同様の邪悪かつお粗末な人間だから偏った味方です。
直木賞受賞の感動感涙作。
ただワシの涙腺は一ミリも動かなかった。涙もろい方オススメ。
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