ハウ
劇場公開日:2022年8月19日
解説
「ジョゼと虎と魚たち」「のぼうの城」の犬童一心監督がメガホンをとり、人と保護犬の絆を描いたドラマ。犬との絆を育む主人公を、田中圭が演じた。原作・脚本は、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」「余命1ヶ月の花嫁」などで知られる脚本家の斉藤ひろし。
市役所職員の赤西民夫は、上司からの勧めにより飼い主に捨てられて保護犬になってしまった真っ白な大型犬を飼うことになる。民夫は人懐っこいこの犬をハウと名付け、民夫とハウは次第に絆を深めていく。そんなある日、突然ハウが姿を消す。必死にハウを捜す民夫だったが、ハウは遠く離れた青森の地にいた。偶然のアクシデントが重なり、青森まで運ばれてしまったハウは、大好きな民夫の声を追い求め、そこから民夫の待つ横浜まで798キロの道のりを目指す。
田中が主人公・民夫役を演じるほか、池田エライザ、野間口徹、渡辺真起子、石橋蓮司、宮本信子らが脇を固め、石田ゆり子がナレーションを担当する。
2022年製作/118分/G/日本
配給:東映
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2022年12月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
犬は本当に人間が思う以上に、人間を思い、愛情を
注いでくれる存在なのだと、作品を見て実感しました。
そして、それが、なぜなら犬は大好きな人、自分を可愛がってくれる人と「一緒にいたい」ただ、そのシンプルな思いを持って人間に接してくれているのではないでしょうか。
作品の内容的には日本版「ベラのワンダフルホーム」といっても良いのかも知れません。
登場する犬の健気さに胸が一杯になります。
そして、とても温かく、優しい気持ちになる。
そんな物語です。
2022年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
犬を飼うなんて、所詮こんなものでしょ?
と、ペットについて舐めているとしか思えません。
飼うのではなく、一緒に生きるんです。
スタッフは犬と暮らしたことがないと思います。
いい加減な里親決めの冒頭から違和感ばかりですが、中盤まではハウ君の愛らしさで何とか鑑賞していました。
そして、修道院での雑で乱暴なくだりでついに気持ちが離れてしまいます。
しかも「その後、どうしたんよ?」という大事な部分が切り捨てられて、また放浪の身となっています。色んな人間の中を彷徨いながら、ついに再会・・と思ったら・・・「はあ!?」(唖然)
開いた口が塞がらないとはこのことです。
このラストは誰にも想像出来ない、違う意味でのどんでん返しで、これはありえないです。劇場で観ていたら「金返せ」と言いたくなります。
途中、ナレーションやセリフで「思い出さなくなった」と前フリがありますが、本当に大切な存在を失くしたら、忘れることなんて絶対ないです。
ハウ君の気持ちは全く無視。離婚に巻き込まれた子供たちのようです。
ハウの長い旅路とともに、一緒に応援していた観客の気持ちも完全に無駄になります。
ハラが立つ、虚しい作品です。
2022年11月21日
iPhoneアプリから投稿
この映画、愛犬家が観たら発狂する様な場面多々あり
飼い主の常識の欠如、犬の気持ちをフル無視で自己満足で気持ちよくなる飼い主、そもそも押し付ける様な形で犬を飼わせたボランティア?活動の人 こいつら生き物飼う(扱う)資格なし!
ハウの立場になってみろよ ハウが泣きたいわ!!だよ
動物関連の作品は絶対泣けちゃうけど動物映画でこんな胸糞な気持ちになるなんて初めてだよ
ハウが可愛かったから☆あげたいけどちょっとやめときます
ネタバレ! クリックして本文を読む
結婚直前の失恋で悲嘆にくれる青年を癒すかのように引き合わされた保護犬のハウ、ハウの健気な優しさに立ち直りかけた青年だったが不幸は突然訪れた。行方不明になったハウ、25分あたりから波乱万丈のハウの冒険の旅が始まり、そうか苦労しながら青年の元へ戻る話かと察しがついた。ところが話はそう単純ではない、ハウと名付けたのは心無い飼い主に声帯を切られワンとは鳴けずハウとしか聞こえないからだが、その非道の飼い主に再会と言う皮肉な巡り合わせまで織り込んで波乱万丈。
道中の修道院でフランチェスカと言う名を付けられるがまさに言い得て妙、ハウの行いを観ているとまるで聖人、それに引き換え人間たちの卑しさ、ひ弱さは何だろうとさえ思えてくる。聖フランチェスカの言葉に
・憎しみのあるところには 愛を
・諍いのあるところには 許しを
・分裂のあるところには 一致を
・疑いのあるところに 信頼を
・誤りのあるところに 真理を
・絶望のあるところに 希望を
とありますが、まさにハウの生き様、これぞ聖犬物語でした。
ハウを演じたのはベック、ゴールデンドゥードル(ゴールデンレトリーバーとプードルのMIX)の1才4ヶ月の子犬、そもそも大型種だから子犬と言っても体高85cm、体重35キロと貫録十分。
青森から横浜まで750kmの長旅だから元気な大型犬種は必然だったのでしょう。
それにしても名優も動物と子供には勝てないと言われますがそのとおり、人間の方が霞がちに思えてしまう映画でした。