ハウのレビュー・感想・評価
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犬飼っているとちょっとw
犬の仕草や行動をただ見て、かわいいなぁって思うだけにしておく映画w
ストーリーに関しては、「おい!」って感じですw
まず、犬飼ったことない人にいきなり大型犬を譲渡するとか、ノーリードで遊ばせるとか、散歩中に寝るな(人な)とかwで、挙句、犬脱走w
都合よくトラックに乗って神奈川から青森に連れてかれる、とか、800km戻ってくるとか、いろんな人と出会って人の心の闇を払ってゆくとかのハートウォーミングなのは映画なんでいいんですよ。
最後の結末、あれはないでしょ。
まず、マイクロチップ入っているから、飼い主わかるはずでしょ、なのになぜ、他人が勝手に飼ってるんだ。窃盗にならないのかな。
自分の家の庭に他人の財布が落ちていたら交番に届けますよね。まさか、自分のものにしないですよねw
同じだと思います。
感情以前の問題かとw
で、主人公も購入した一軒家を売却してマンションに引越したからか、わからないけど、あっさり、諦めるw
おいおい!必死に御主人様の元に帰って来たのにそれはないだろ。
婚約者に結婚を破談にされたから犬で気を紛らわせ、また、新しい彼女候補が現れたから、いいや的な感じでハウ捨てられるとか、ダメでしょ。
うーん、これは考えようによっては犬の姿をした愛の天使が人を救っていく映画なのか。
海外映画ではそういうのありますが、キラキラしたものが降ってきたりしたら天使が舞い降りたとか、共通認識で持っているから、あ、天使だったんだってわかるけど、日本映画にはないから、何かしらの表現をしてもらわないよね。
ハウとの別れ際に「あ、天使だったんだね」って、わかれば、まだ、すっきりしたかも。
まー、犬の映画じゃなくなるけどねw
ハウが我が家のスタンダードプードルに似ていて、鑑賞後、愛おしくなって、ずっと一緒だよって再認識出来たから星3にw
って、星の付け方がそれこそ、おい!ですよねw
特級呪物
犬好きが観てはいけないのはもちろんのこと、映像作品としても観る価値はない。絶対に観るな。
あまりにひどい構成と脚本に、多くの人に「この映画を観てはいけない」ことを伝えなくてはいけないと思い、映画.comに登録したほどだ。
ハウが行く先々で関わる人とのストーリーも何を伝えたいのか不明だし、田中圭演じる主人公のパートも共感できる要素はゼロ。
そのうえ、物語のオチに子供を使うとかいう不愉快極まりない展開。表現力が足らず、いかにクソ映画かを伝えられず心苦しいが、絶対に見てはいけない。とにかく時間の無駄。
映画の感想は人それぞれだが、この映画を高評価している人を無条件に嫌いになりそうだ。そういった意味でこの映画は特級呪物と言って過言ではない。
これを映画館で見なかった事が唯一の救い。
星?もちろんそんなものつけられない。映画を見た記憶も消して欲しい。
最悪のオチ。犬飼ってる人は見ない方がいい。
びっくりして映画.comのアカウント作るぐらいひどい映画だった。
食事中家族が見てたので一緒に鑑賞。
ハウ役のわんちゃんはめちゃくちゃ可愛くて演技上手い。めちゃくちゃえらい。
最後の感動を煽るために感動やら嫌な気持ちやらが地味に積み重ねられていく典型的な邦画。
そこもつまらないけどまぁ最後のオチだけ気になるから見るか…と思ってたのに…。
一生懸命飼い主の元に帰ろうと冒険してやっと帰ってきたハウがせっかく家にたどり着いたのに主人公はすでに引っ越しており、新しく家に住んでいた家族に飼われたあと主人公と再会し、喜んでいたのに主人公に別れを告げられる…。
主人公視点とハウ(のいるとこ)視点が交互に出てくる脚本だったので、そこはハウの気持ちで考えればどう考えても主人公の元に帰りたかったのわかるのに捨てられるようなもん。
かと言って新しい飼い主の男の子(父親が死んで引っ越してきたところでハウと出会った)から奪うわけにもいかず、どうしようもないという展開。
最悪…真夏に布団かぶって寝て夜中にクーラーが切れた時に見る悪夢みたいな胸糞の悪さ…。
ただちょっとだけ映画内の展開で興奮したところがあって、ハウが修道院に訪れた時にそこで出会った昔の飼い主の現DV被害者の女性と彼女を追いかけてきて修道院でカッター振り回し事件を起こした夫の車が事故ったシーン。
ガソリンが流れでるのをわかりやすく演出してたので「あーこれは車が燃えるな」とすぐに理解したのですが、事故ったあとすぐに女性に意識があったので「もしかしてこれは夫が車の爆発に巻き込まれて死ぬ展開か…?!」と邦画では(そもそもそういう視点で作られてない限り)めったない復讐のカタルシスが味わえるのか?!とすごい興奮したけどハウが助けてくれました。
優しいねハウ…まぁそうだよね…えらいね…。
でもそこで普通の映画らしさを見せられたことでなるほどやっぱりこの映画は典型的な邦画(よくない方)なんだなと思ってオチを見てたら↑だったのでこんな胸糞にするならせめてさっきの夫が死んでたらある種の人気が出る映画になったかもしれないのに…!!と無駄に悔しくなりました。
ベタベタの全部先が読めるテンプレ展開のくせになんでオチだけあんな胸糞にできるねん。新しい。
120分みてこれだったら私みたいな穿った映画の見方をしてる人間でなくて感動求めて行った人はショック受けてるだろうな…と思ったら、普通に感動してる人いっぱいいて二重にショックを受けました。
私は自分の犬が逃げて近所の誰かに飼われてたりしようもんならどんな手段を使っても取り返します。
もし原作者か監督が犬飼ってるならこんな胸糞悪い映画作れんで…酷いもん見たな…。
ただ酷すぎて逆に面白かったので星は1にしておきます。
ある意味心動かされてとても印象に残ったので。
泣いた
ハウが可愛い。序盤は微笑んで見てた。
でも、内容は普通。ハウはまた民夫と一緒に暮らしたい、ただそれだけだったはずなのに…感動の再会のはずなのに…。この映画に満足感はなく、ただただハウの気持ちを考えると泣かずにはいられない。それに、ハウを捨てた飼い主とハウが再開したりなんか都合良すぎる。モワモワする。
残念な映画
最近はワンダフルライフなど、愛犬家として心がほんわかする犬の映画がありましたが、これはいただけない。ストーリーに全く共感が持てない。
マイクロチップはどこに行っても確認されることないし、途中、保護されることもなく必死な思いでがあってきたハウは、事故で父親を失ったという子どもの『お父さんの代わり』という理由でその子にあげちゃうって。え?ちょっと待て。ハウの気持ちは?
お前のハウへの愛情はその程度なのか?自分の大切なわんこなら、マイクロチップの内容を示し自分の家族だと主張するだろ?
あー、全くイライラする。
結局は、飼い主からはぐれた犬が、必死に遠くから飼い主のもとに帰ってきたけど、飼い主はそのワンコの気持ちを無視して偽善者ぶって他人に譲って終わるという、愛犬家からしたら身も蓋もない話。
犬と人のハートフルストーリー。じゃないのw
婚約解消され、どん底にいた主人公が、犬を飼うことになって
明るさを取り戻し立ち直っていく、というのが序盤。
そこから、ハプニングがあり、別れ別れになってからが、本筋。
その後の展開も、よくある感じで、ラストも想像通り。
いまいちひねりがないな、でも、犬好きの方なら感動の
ハートフルストーリーで、星4つか5つ?
なんて思って、いろんな方の批評を見てたら、かなりの酷評。
ええ、そうなの???
このラストがダメなんだ。でも、このまま
主人公の元に帰って、しあわせ、しあわせ、という
ストーリーなら、ありきたりすぎませんか?
実話ならともかく。
たまたま、最近、馳 星周さんの小説「少年と犬」を
読んだので、その本とくらべてしまいました。
全然、内容は違いますが、ベースにあるのは同じ。
どちらも、犬といろんな人との触れ合いを
描いているんですが、この映画は
その一つ一つのストーリーがあまりおもしろくないですね。
犬童さん、いい監督だと思うのですが、どうしちゃったんでしょうね。
ハァ…
『“それ”がいる森』は予告と中身が違って詐欺レベルだが(まあ噂には聞いていたけど)、こちらは予告通り。
可愛いワンちゃん、好感度と人気の高い田中圭、犬と人の交流をハートフルと涙・涙・涙で描く。
『南極物語』『ハチ公物語』『クイール』『マリと子犬の物語』など日本映画にはワンちゃんの大ヒット作が多く、例に漏れず昨夏大ヒット!
…の筈だった。
週末興行ランキングで初登場TOP10にも入らず。
それどころか、皆大好き泣けるワンちゃん映画でありながら、酷評の声が多く…。
実はあざとく泣け!泣け!推しの予告編ですでに辟易してたんだけど、実際見てみないと。どんなものか見てみた。
一言で言うと、“ハウ”ではなく“ハァ…”。まあ酷評意見に異論は無いかなぁ…。
恋人にフラれ、婚約も解消された気弱な市役所職員の民夫。
見かねた上司から勧められ、捨てられ保護されている一匹の白い大型犬を飼う事に。
声帯を除去され、“ワン”と鳴けず“ハウ”と鳴くこの犬を“ハウ”と名付け、元気いっぱいに振り回されながらも、たっぷりの愛情を注ぎ、欠けがえのない存在になっていく。
ところがある日、ちょっとした事からハウが居なくなってしまう…。
東京から遠く離れた青森に辿り着いたハウ。
南下。様々な人と出会いながら。
民夫の元に帰ろうとする…。
…と聞くとストレートに泣ける良作ワンちゃん映画のようだが、本作、ただ単に一本の映画としてつまらない。
各エピソードも引き込まれるものや心満たされるものも無く、あまりにも単調。
また、いまいち必要性も感じない。民夫と離れ離れになった後、各地で会った人々。ある女子中学生、ある老女、ある修道院…。ハウと出会って心癒されていく…みたいだが、何だか実際はさほどハウが主軸となって活かされてない気がした。
特に修道院エピソードはある意味衝撃。元の飼い主と再会するも、DV元カレが現れて切り付け事件…! これ、家族で楽しめるワンちゃん映画じゃなかったの…?
何か思ってた以上に暗いエピソードや重たいエピソードあり。もっとベタに泣けてハートフルになれる作品かと思ったら…。
犬好きの方々から集中砲火されているラスト。まあ、確かにね。
遂に民夫の元に帰ってきた。しかしその時、ハウは別の飼い主に飼われていた。新たに名前も付けられて。それを知った民夫は愛犬を譲る…。
民夫にしてみればやっと再会出来たのに手離さなければならない。
ハウにしてみればやっと帰ってきたのにもう一緒に暮らせない。
感動の再会に非ず。悲しい別れ。
これ、誰得…? 誰目線…?
そもそも離れ離れになった時、リードを付けていなかったのも悪い。
私ゃ犬を飼った事無いが、家族のように大事なら、居なくならないように注意すべき。
最後は悲しい別れになるけど、民夫の優しさと変わらぬハウへの愛情で感動誘うが、何か違うんだよなぁ…。
多くの方々が指摘されてる通り。犬は単なるペットじゃなく、家族。その家族に対しての扱いがお粗末。
犬好きの方々が非難の声を上げるのも無理はない。
思えば民夫の言動は最初から。恋人にフラれ、メソメソナヨナヨ。自分から幸せを手離す。
ハウの時もそうだ。本当にハウが大事なら、もっと手離したくない意思を見せて然るべきだ。
終始民夫の性格にイライラ。犬を飼うには責任感が必要らしいが、民夫にはそれを感じられなかった。
民夫はハウと別れたけど、同僚女性と何だかいい感じになったっぽく…って、それでいいんかい! 尚更ハウが不憫…。
ハウの可愛さには異論ナシ。唯一の取り柄はそこのみ。ハウが可愛いだけに非常に勿体ない。
きっと多くの方々は、ハウに癒され、素直に感動出来る作品を見たかったに違いない。
『“それ”がいる森』もビミョーだったけど、あちらはツッコミ所がある意味面白かったけど、こちらは…。好きになれる点が無かった。
製作側は本当に犬好きなのか!?…って辛口意見もある。
原作/脚本の真意は知らぬが、監督。名前に“犬”が入っているが、猫題材の作品の方が多いし…。
聖犬物語
結婚直前の失恋で悲嘆にくれる青年を癒すかのように引き合わされた保護犬のハウ、ハウの健気な優しさに立ち直りかけた青年だったが不幸は突然訪れた。行方不明になったハウ、25分あたりから波乱万丈のハウの冒険の旅が始まり、そうか苦労しながら青年の元へ戻る話かと察しがついた。ところが話はそう単純ではない、ハウと名付けたのは心無い飼い主に声帯を切られワンとは鳴けずハウとしか聞こえないからだが、その非道の飼い主に再会と言う皮肉な巡り合わせまで織り込んで波乱万丈。
道中の修道院でフランチェスカと言う名を付けられるがまさに言い得て妙、ハウの行いを観ているとまるで聖人、それに引き換え人間たちの卑しさ、ひ弱さは何だろうとさえ思えてくる。聖フランチェスカの言葉に
・憎しみのあるところには 愛を
・諍いのあるところには 許しを
・分裂のあるところには 一致を
・疑いのあるところに 信頼を
・誤りのあるところに 真理を
・絶望のあるところに 希望を
とありますが、まさにハウの生き様、これぞ聖犬物語でした。
ハウを演じたのはベック、ゴールデンドゥードル(ゴールデンレトリーバーとプードルのMIX)の1才4ヶ月の子犬、そもそも大型種だから子犬と言っても体高85cm、体重35キロと貫録十分。
青森から横浜まで750kmの長旅だから元気な大型犬種は必然だったのでしょう。
それにしても名優も動物と子供には勝てないと言われますがそのとおり、人間の方が霞がちに思えてしまう映画でした。
冴えない30歳過ぎの市役所職員・赤西民夫(田中圭)。 婚約者にあっ...
冴えない30歳過ぎの市役所職員・赤西民夫(田中圭)。
婚約者にあっさりフラれ、冴えない日々は更に冴えない日々に。
そんな彼を見かねたかどうか、上司は民夫に保護犬の飼い主になることを勧めた。
民夫が飼うことになったのは、白い大型犬。
前飼い主のせいで声帯切除をされた犬は「ワン」とは鳴けず、「ハウ」という声しか出せない。
ハウと名付けられた犬のおかげで日々の張り合いを取り戻した民夫だったが、ひょんなことからハウが行方不明になってしまう・・・
といったところからはじまる物語で、おおよそ『名犬ラッシー 家路』の類だろうなぁと高をくくっての鑑賞でした。
が、映画の眼目は飼い犬と飼い主の友情譚ではなく、家路を目指すハウが出遭う現在の日本の状況を描くところにありました。
全部で3つのエピソードが綴られるのですが、
ひとつめは、東日本大震災で被災した福島県から避難してきた少女の物語。
友だちのいない少女の背景にあるものは、日本における無意識バイアス(端的言えば差別意識)。
このエピソードでは、犬童一心監督の初期作品『二人が喋ってる。』を思い出しました。
ふたつめは、住人が少なくなった地方都市で、古くから傘屋を営む老女の物語。
東京一極化で、寂れていった地方の一面を描いています。
みっつめは、DV夫から逃げ出した妻の物語。
教会に保護を求め、どうにか生きていけるかと思えた矢先、DV夫が登場し、修羅場になってしまいます。
やや演出過剰な面はありますが、虐げられている女性を短い尺で描いています。
このDV夫が、ハウの声帯切除手術をさせた、というのは、少々エピソード的には盛りすぎかなぁ。
で、最後の最後は、お約束どおり、ハウは民夫のもとへ戻ってくるのですが、そこにもひとヒネリ。
単純なハッピーエンドでなく、母子家庭という現代社会を挟んでいるのがいいです。
ということで、いい意味で予想を裏切るいい映画でした。
犬は苦手だけど可愛かった
圭くんはなんか動物が似合いますね。総理の夫では愛鳥家だし(笑) 今回も予告見て気になって見にいきました。
行方不明になるまでが早すぎました。もうすこしハウとのやりとりが見たかったなー。
ひとつ気になったのは、首輪しないの?
そしたら行方不明になっても、そこに連絡先入れておいてわかる気が、、と書くともともこもありませんが。
ボール投げたりする時に、リードは外すだろうけど、それ以外で首輪もない犬がいたら、野良だと思うし、私なら怖いけどな、、。
おとなしいし、おすわりとかしていい子だから、みんな可愛がるのはあるのかな。
女子高生とのやりとり、好きだった!
線路に寝てたの、危ないのとかわかるのかな?
心配でずっとついてくるとか、本当にあるのかな?
無言で写真を差し出すところで、死んだ祖母のことを思い出してしまいました。
リアリティがどんなものかはわからないけど、ホームで、一緒に踊ってるのめちゃよかったです。
放浪していて、たまたま前の飼い主を見つけるとかは無理矢理な感じもあるけど、、。あんな暴力しておきながら、助けられたから改心も無理やりかなー?
でも、あれも助けようとするところ、グッと来ました。危ないってわかるのかなー?
どうやって撮影してるのか気になりました。
寂れた商店街の傘屋のおばあちゃんとのやりとりもじんとしました。手を繋いで一緒に寝てるところとか、夢の中で賑やかだった頃の商店街の様子とか、わかるなーと思って。
最後が意外でした。再会してもそんな結末、寂しい、、せめてハウに選ばせてほしかったかな。
ハウが友達が昔飼ってた犬(黒だったけど)にも似ていて、懐かしかったです。大型犬でじゃれて飛びかかってくるので、ほんと怖かったなあ、、。自分は人間だと思ってるんじゃないかと思うくらい、普通に玄関開けて家に入り込んだりしてました(笑)
可もなく不可もなく不幸せでもあり幸せでもあり
ハウという1匹の犬がアクシデントで神奈川から青森へと移動してしまい、そこからいろいろな人との触れ合いを繰り返しながら飼い主のもとへ戻るという、ストーリー的にはよくある感じのロードムービー。
それだけに途中までは、ストーリーも風景もまるで絵本のような映画で、予想通りに進むストーリーと青空に安心感を感じられたが、途中3.11の原発事故の影響で移住してきた子がいじめられてるストーリーと、ハウがラッキーとして最初に飼われていたその飼い主の女性がDVシェルターの修道院に居て、その旦那が女性を連れ去って事故を起こした時に、ハウが燃え盛る車から旦那を引き離すというストーリーには正直詰め込み過ぎ感を否めなかった。
もうちょっとシンプルで、ストーリーの数を減らして濃く描いてくれていたら、感じ方も違ったかもしれない。
終わり方は、観終わった直後は何だこれ?って思ったけど、時間が経つにつれ、こういう終わり方も良かったかなと思えるようになった。
結局ハウが触れ合った人たちに幸せや次への一歩を踏み出す勇気をもたらしてくれるというストーリーで、まとめ方は期待を裏切る形で良かったと思うけど、うーん、やっぱり詰め込み過ぎ感が否めない。
田中圭さんはもうこういう役をやらせたら右に出るものは居ないのかも。。。
とにかく、囲われてない屋外で犬のリードを手放してはいけない。
微笑みがえし♪
また個人的な話から入ります。先日、駅構内からお乗せした40代の女性客。県内でも陽性者も拡大しているので、お客様との会話がめっきり減ってしまった昨今。静かに運転していると、突如異質な声が車内にこだましました。
「ニャー!」
(ニャー??)
瞬間、女性が受け狙いでネコマネをしたんじゃないかと思いつつ、そういえば大きめのリュックを膝の上に抱えていたのを思い出し、「猫ですか?」と切り出しました。そこからはもう堰を切ったように会話がはずみ、保護猫について詳しく説明をいただきました。多分保護犬も一緒だと思いますが、新たに飼い主になるには信じられないほど厳しい条件、審査があるとのことでした。
詳細は省きますが、この作品の主人公民夫には「独身」「家を8時間以上空ける」といったことが里親の適格条件に引っかかっているので、多分上司の妻がシェルターで働いているので甘かったのでしょう。ただし、物語の性格上、元の飼い主がいる必要があるのでしょうがないのかもしれません。
ストーリーはそうした保護犬ハウと楽しい時を順調に過ごしていたものの、迂闊に居眠りしたために失踪してしまい、横浜から遠く離れた青森まで運ばれてしまったというもの。言ってみれば犬のロードムービー。映画でも知っている限り『名犬ラッシー』から始まり、数多くの飼い主を探す作品があります。珍しい漫画もあったのですが、たしかコンタロウ氏だったかなぁ。犬が旅する物語なのに衝撃の結末があるというものでした。
さて、今作ではラッキー、ハウ、ポチ、ブンなどと名前を変え、東北・関東地方を旅する犬の物語。悲しんでいる人に前向きになれる魔法をかけるかのようなファンタジー色もあったりしました。また、岩手県では『いぬのえいが』でも最高に笑えた田中要次の出演。友情出演みたいなものか?そして、栃木では宮本信子に石橋蓮司というベテラン俳優。とにかく豪華。
福島では今でも「放射能」だとかイジメがあることを再認識させられるし、非正規雇用の問題やシャッターストリートを描いたり、DV夫という社会派的な部分も。旅のメインは群馬の教会での出来事。とにかく、DVの凄さが窺えるほど狂気に走る男を描いています。そこでのハウの名前はフランチェスコ!聖人ですか?!あ、いや聖犬ですね・・・ちょっとやり過ぎ感もたっぷりだったし、あり得ない現場に遭遇してしまうハウ。まぁ、逃げ込んでいたモトーラ世理奈が最初の飼い主だったためですが。
そして、いよいよ民夫とハウの再会となるわけですが、ここでは予想を覆すようなエンディングとなっています。なぜそのまま民夫がハウを引き取らなかったか?夫を亡くしたばかりの田畑智子と息子は心機一転のため一戸建てに引っ越すのですが、そこが民夫の結婚のため購入し住んでいた家だった。民夫は非正規雇用の池田エライザと上手くいっていたし、ハウや元カノ(深川麻衣)のことを忘れようとマンションに引っ越したばかり。母子がハウ(呼び名はブン)に懐いていたし、マンションでは多分犬を飼えないのだろう。将棋のプロ棋士を諦めたように今回もハウを諦めるという大人の決断をしたのでしょうね。
かつての犬の旅物語りといえば、ほとんどが犯人をやっつけたりすることが多かったと記憶していますが、今作は全く違う。憎き元飼い主であっても攻撃するわけじゃなく、命を救うという救助犬のような働き。そう、フランチェスコと呼ばれたのも聖人のように罪人に赦しを与え、当人に生きる夢を与えてくれるかのような素晴らしいワンコでした。
さて、わが愛犬が亡くなってから1年が過ぎ去りました。たまに思い出すけど、1年間はやっぱり辛かった。晩年はハウのように擦れた声しか出せなかったし、思い出しちゃいました。イヤだわあなた、ススだらけのハウ。何年経っても年下の犬、ハウ。お引っ越しの際に犬を手放した・・・ハウ♪見つめ合ったら本当のお別れなんですね・・・と、キャンディーズの「微笑みがえし」にもピッタリでした。おかしくって涙が出そう。それぞれ、愛する人とともに歩いていくんですね。
〇〇ワールド?みたいな感じ?
前半で、この映画は前知識がなく見た方が楽しめたのか!
と思いきや次の瞬間ハウが生きていることが、難なく分かってしまって、エッて感じになりました。
ハウが青森から帰路での色々な人との出逢いも???となりましたが、修道院での出来事は震えました。そう来たか!出逢いはそれぞれ丁寧に作られているのですが、途中雑な部分もあったりして、誰が監督か知らなかった私は、天才か才能はあるけど経験の少ない新人監督か?と思って見ていました。
見終わってから思ったのですが、それぞれの話の時間配分と場面展開はここ数年で見た映画で1番でした。
ただ少し残念なのが、最後のシーンが以外とあっさり作られていたところですね。もう少し泣ける感じでもよかったのでは?と思ってしまいました。
(原作を知らずにコメントしてます。すみません。)
あと、池田エライザさん演じる足立さんすごく良かったです!
長い旅の果てに民夫とハウにとってどんな変化をもたらせたのか。そういう点では、何だろうかな~?と思ってしまうところが残念です。
名匠・犬童一心監督。これまでも『いぬのえいが』、『グーグーだって猫である』シリーズ、『猫は抱くもの』など動物をテーマにした作品を数多く発表してきた動物映画のレジェンドが、1匹の心優しい犬と、心に傷を負った1人の青年の絆を描き、新たな感動作を生み出しました。
とりわけ注目は、ハウ役の俳優犬のベック。本作で映画初出演を飾りました。このベックくん、線や動きは名優並みの名演技。主役の田中圭を喰って、きっとファンになることでしょう。
ベックが演じるハウはかつての飼い主の身勝手で「ワン」とほえる声を失っていたのです。かすれた声で「ハウ」としか鳴けません。そんな喪失の原体験が、主人公の失恋と呼応して、ハウを寄り添う存在として際立たせていました。
それにしても、ワンと吠えられなくされた設定のハウ。それを忠実に演技で、一度もワンと吠えず、「ハウ」と表現していたのなら、底知れない俳優犬さんですね🐕(^^)
物語は、横浜にあるファミリーレストランで、34歳の公務員である赤西民夫(田中圭)は婚約者である真里菜から別れ話を切り出されていたのです。真里菜の言うことが理解できない民夫。しかし真里菜はあっけらかんとした表情で悪びれた様子もなく、レストランを後にしてしまったのです。
真里菜と暮らすはずだった4LDKの一軒家に戻った民夫は結婚式場にキャンセルの連絡をし、結婚式に出てくれるはずだった友人たちに破談の連絡を済ませた民夫は、勤務先である区役所の住民課で働き、土日は将棋中継に高じ、ミステリー小説を読ふけるという普段の日常に戻っていました。
そんなある日の昼休み、上司である鍋島課長(野間口徹)から1人ではあまりに広すぎる4LDKに暮らしている民夫にペットを飼ってみないかと誘われます。あまり気乗りのしない民夫の話など何処吹く風といった感じで受け流した鍋島の言葉のままに、民夫は次の土曜日に鍋島の自宅を訪れることに。
鍋島の自宅を訪ねると、ゲージだらけでした。妻の麗子(渡辺真起子)は捨てられたペットの保護活動をしていて、家にいる5匹の犬と4匹の猫のうち3匹の犬と2匹の猫の里親が既に決まっているというのです。
その中でラブラドール・レトリーバーとプードルを掛け合わせたラブラドゥードルという大型犬種の1歳になる雄犬だけが引き取り手が見つからないでいたのです。鍋島夫妻から強引に押しつけられた
結果、気乗りのしないまま鍋島夫妻の自宅には5匹の犬と4匹の猫がいて、そのうち3匹の犬と2匹の猫の里親が決まっていた。しかし、のだ。動物が好きでない民夫は犬や猫に視線を合わせないようにするのだが、猫アレルギーと嘘をついて、わざとらしくくしゃみをしたのが災いして、犬を貰い受けるということを了承したと鍋島夫妻に思わせてしまった民夫は、ハウと名付けて渋々飼うことになったのです。
こうして民夫の心の喪失をハウが埋める日々が始まります。しかし、ひょんなことでハウはトラックの荷台に閉じ込められ、遠く青森へと運ばれてしまいます。民夫の住む横浜から800キロ以上離れた場所でした。
ハウは一瞬海を眺めた後、迷いなく本州を南下し始めた。犬のロードムービー、旅する犬の物語の始まりです。
移動手段は歩き、もしくはかけっこ。要は4本の足が頼りです。岩手山の見える自動車整備工場や漁港などで餌を与えられ、なんとか命をつないでいたのです。
ハウの心情は女優の石田ゆり子によるナレーションで分かるようになっています。注意深く記憶すると、物語の伏線になっていることが後々判明することでしょう。
ハウが歩く先々には日本が直面する問題が映し出されます。原発による汚染土などが詰められた黒い袋、福島から転校を余儀なくされた少女(長澤樹)へのイジメ、かつてのにぎわいを失った地方のシャッター通り商店街と独居老人(宮本信子)、恋人のDVから逃れるために修道院に来た被害女性(モトーラ世理奈)が、鳴き声を失ったハウと同じようにそれぞれに喪失感を抱ええていたのでした。
出会う人たちを癒やしながら、ハウは旅をあきらめませんでした。長い旅の果て、ラストは切なかったです。
犬のロードムービーのなかでいろいろ見せられますが、観客が求めているのは細切れのエピソードの羅列よりも、ハウと民夫の関係。そして民夫の喪失感が癒されて、新たな出会いで希望が見いだせるのかどうかということでしょう。そういう点では、落とし所の弱い作品だと思います。長い旅の果てに民夫とハウにとってどんな変化をもたらせたのか。そういう点では、何だろうかな~?と思ってしまうところが残念です。
・公開 2022年8月19日
・上映時間 118分
Hurtful
このビジュアルを見てどんな映画なのかなと想像します。予告の流れを見ても飼い主の元からなんらかの理由で逃げてしまった白い犬が帰る道中で様々な人を幸せにしていく映画なんだろうなと思うじゃないですか。いや、合ってるんですよ。ただその道中がサイコな出来になっており、ターゲット層ガン無視、というか悪い意味でネタバレ厳禁な作品でした。
良かった点
・ハウが可愛らしい
とにかくハウが可愛い、これがこの作品の数少ない良いところです。大きな体を揺らしながらめっちゃ走ったり、人に懐いたり、無邪気にボールを取ったり、俳優犬ベックに賞賛を贈りたいです。
今作の良いところ… そ れ だ け で す 。
悪かった点💢
・登場人物の常識が欠如している
まず冒頭の主人公・民生(田中圭さん)の婚約者が昔好きだった人が離婚したから、そっちに移るという軽いノリで婚約破棄、しかも式場のレンタルもキャンセルしなきゃならないし、家のローンも残っている、それなのにカフェのドリンク代1000円だけ置いて去っていくとかいうゴミっぷりをいきなり炸裂させてきました。もうこの時点で「は?」と思いましたが、それはこの後も続いていきます。
課長夫婦もブリーダーだかなんだか知りませんが、傷心した民生にハウを押し付けるような形だったのも犬を守る人間としてどうなんだ?と思いましたし、白い大型犬が轢かれただけでハウと判断したのも非常すぎやしないか?と思いました。ハウを失った民生に対する同僚のセリフも2度も大切な存在を失った人にかける言葉ではありませんでしたし。後述していきますが、ハウが脱走するまででかなり不快になったのに、不快指数はどんどん加速していきます。
・やるジャンルを履き違えている
オムニバス形式で繋がれる今作は、同時に社会問題も提起しているので、段々ハウとの交流よりもそっちに目がいってしまったのもかなり悪手だったと思います。3.11、シャッター街、DV、宗教。別にこの作品でやらなくても良くないか?と思いましたし、ミステリーなどで扱う代物じゃないかとも思いました。犬とのハートフルな物語を期待して観に行く層が殆どだと思うので、これは自己満足がすぎるなと思いました。
3.11もかなりしつこく入れられましたし、それが物語に役に立っているようには思えませんでした。放射能による差別、正直10年以上経っている今、そんな差別をする人間がいるのか?(まぁごく稀にいるんだと思いますが)と疑問に思いましたし、途中のダンスシーンはGReeeeNの主題歌繋がりで使いたかったんだろうなというファンサービスだと思いますが、別にいらなかった気がします(GReeeeNは好きです)。放射能を浴びたことでいじめられるシーンもあっさりとしているので、描くなら描け!描かないのならそのテーマを入れるな!と思いました。ハウがしたことといえば、少女を電車に導いたくらいなのでハウも長らく人間の愚かさを見せつけられていると思うと…。
シャッター街のエピソードは無難に良かったです。宮本信子さんとハウとのツーショットは微笑ましかったです。
問題は修道院でのエピソード。ここのエピソードがとち狂っていました。ハウの鳴き声で神のお告げが聞こえただなんだ言ったり、キリストの歌を歌い始めた時点でうーんと唸っていましたが、とんでもないのがDV夫が修道院に殴り込んで妻を取り返そうとするあまり、カッターでシスターや関係者たちを切りまくるというこのポスターからは想像できないほどの血が噴き出ました。映倫はマジで仕事してんのか?と思う判断をするんですが、今作はPG12で殺傷があるという項目を明記するべきだなと思いました。しかもその後に暴走運転からの子供を轢きかけて脇道に逸れ、車は炎上。もう自業自得すぎます。それを助けるハウを描きたかったんだと思いますが、その過程があまりにも酷すぎる(ハウがうるさいから声帯を切る、それならシンプルに捨てるの方が良かったのでは?と思いましたし、シンプルに妻に暴力を振るってる時点でアウトですね)ので共感もクソも無いですし、それで改心するとかあまりにもご都合すぎやしないかとも思いました。あのままハウが見捨てて、断末魔を上げながら爆死してくれたらまだ良かったのに…。
最後のハウとの再会、もう違う母子の元にハウは名前を変えてリードを繋がれている、まぁこれは民生が家を引っ越したというのが運の尽きだったようにも思えました。ここで「この犬僕が飼ってた犬なんです!だから返してください!ほらこんなに懐いているでしょう!?」とか言ったらヤベー奴だなと思ったので、ここでのお別れの判断は仕方ないなと思いました。でも仕事場の後輩の女の子狙ってそうだったのでモヤモヤっとしましたが。
・地味に主人公もヤバイ
立ち入り禁止の場所に無断侵入して遊ぶのもアレですし、そこに入ってきた子供に注意もせずそのまま眠りにつき、しかもハウにリールを付けていないという無関心さ。あれだけ愛しているなら場所を譲るなり何かしらできたはずなのになと思いました。中盤以降ハウのことを忘れてヒロインとの談話だったりを繰り広げたりと、序盤のワチャワチャしてた感じはなんだったのか。これは製作側のキャラの肉付けがなってなかったなとも思いました。
・池田エライザの謎露出
悪かった点というと難しいところで、ヘソだしの格好はとても可愛かったんですが、物語上必要なのかなと思ってしまいました。監督か脚本家か製作陣の好みなのか、それとももっと上の指示なのか、分かりませんが不要だったと思います。
とりあえず今年ワーストクラスの地獄映画で、なぜこれを映倫はGで通したのか、製作陣は何も思わなかったのか、不思議で仕方が無い、そんな作品でした。
鑑賞日 8/19
鑑賞時間 16:00〜18:18
座席 G-4
家に帰る途中も見所
横浜市の職員・赤西民夫は、新婚生活に向け一軒家を40年ローン購入し、結婚式場も予約済みだったのに突然彼女に振られ落ち込んでいた。そんなの時、上司の勧めで飼い主に捨てられて保護犬になった真っ白で、声帯を取られた大型犬を飼うことになった。民夫は人懐っこくて声の出ないこの犬を、ハウと名付け可愛がっていた。そんなある日、ハウの散歩中、少年野球を見ていた際ウトウトしてしまい、目が覚めるとハウが姿を消していた。周りの協力で必死にハウを捜す民夫だったが見つからなかった。
実は、ハウは横浜から遠く離れた青森に連れていかれてた。アクシデントが重なり、トラックの荷台に閉じ込められ青森まで運ばれてしまったハウは、大好きな民夫の元に戻るため、青森から横浜まで800キロ以上の旅を続ける、という話。
犬が飼い主の元に戻る話はいくつかあるが、青森を出て、岩手で自動車修理工の家に寄ったり、福島でいじめられてた少女が立ち直るキッカケを作ったり、栃木の傘屋で暖かなおばあちゃんに逢ったり、群馬で捨てた元飼い主に逢ったりと、戻る過程でもその人懐っこさで周りをほのぼのとさせる所が見所。
民夫役の田中圭ももちろん良かったが、しっとりとした池田エライザが良かった。
それと、長澤樹、宮本信子、モトーラ世理奈、市川美和子など、横浜へ帰る途中で会う人達が良かった。
ラストは、え、って感じでちょっと切なかった。
良い作品でした。
CGでは無理な暖かみ、思い入れ
私は事前情報出来るだけ得ずに作品を観るんですが、ビックリしました。ハウのロード・ムービーだったんですね。映画人生、ロード・ムービーにハズレ無しの王道ですね。
再会の為に歩き続けたと思っていたら、別れの為だったとは。
いや、お見事な結末でした。
再会のシーンが余りにもあっけないのは、その伏線でしたか。
しあわせを運ぶ犬ハウ
story的には猫のアニメ映画
[ルドルフとイッパ…]の犬バージョン
の様な感じでした
トラックで遠くまで運ばれ
…そこから
飼い主の所へひたすら戻る…
立ち寄った処で色々な名前で呼ばれ
その人、その人達を
…幸せにする
青森に着いて福島、栃木、群馬と
群馬の教会はちょっと悲惨でした
あそこは見たくなかった…と
ハウは賢い犬なので落ち着いて
観ることができました
動物を亡くした人
連れ合いを亡くした人
その人達の
…心の傷を
癒して幸せなひとときを…
民夫はハウと再会できたけど
新しい飼い主さんと幸せに
暮らしている
…ハウと別れることに
民夫にはサビ猫さんがいるので
…幸せです
民夫にもしあわせを運んでくれました
ハウの最初の名前はラッキーです
納得の名前ですね
……ハウ
を見ているだけで
幸せな気持ちなります
犬を飼う姿勢に疑問
犬目線のロードムービーで、犬(ハウ)が旅の途中で出会う人たちを幸せにしていく短編集みたいな映画。
「幸せ配達人」みたいな犬の持つポテンシャル、仕草や表票のかわいらしさ、演じた犬の演技力を見せる意味ではいい映画なんだけれども。
犬を実際に飼っている私から見ると、まず「犬の散歩中に、首輪なし、ノーリード状態で飼い主が犬から目を離すな!」と言いたいし、腹が立って仕方がない。
飼い主の、犬が行方不明になって悲しむ心情は表現されていたし、予告編にあった通り、最後の方で再会できたのは嬉しくもまた感動するシーンではあったけれども。
犬の気持ちを無視したラストの選択に激怒。
飼い主のことが大好き、という犬の習性や感情を度外視して、亡くなった父親の代わりみたいに思ってハウを拾って飼った子供に何も言わずに去るので、それは「死んだら別の飼えばいいじゃん」と心無い慰めを言った同僚と同じではないかと。
ちょっと、これはないわ。
私が物語に落とし込むのなら、ハウを保護して飼ってくれた親子に話しをして、正式に犬を譲渡しつつも、今後もハウに会いに通うというラストにするけどね。
そもそもこの人間側の主人公に犬を飼う資質がなかっただけでは?
女をゲットできればそれでいいのか、という微妙でモヤモヤした感情がわいて劇場を出ました。
名犬ラッ○ーか?
犬と飼い主との関係をじっくり描くのかと思えば、序盤から方向性が替わり「ラッシー」でした。
この物語は連続ドラマでもないし、それぞれのエピソードが薄く、いまの時代には中々そぐわない物語になってて入り込めなかった。また場所場所で出会う方々との物語も短絡的で希薄な感じがしました。
あと外に連れ出す時、首輪を外してることも気になったし、居なくなったハウを探すとき、野球をしてた少年たちへの確認も抜けてるし、その先にある運送会社の可能性を考えなかったのかと、ちょっと穿った見方をしてしまいました。
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