ウェイ・ダウン
劇場公開日:2022年6月10日
解説
「チャーリーとチョコレート工場」のフレディ・ハイモア主演、「REC レック」シリーズのジャウマ・バラゲロ監督によるアクションアドベンチャー。伝説の財宝を追う主人公たちが、国中がサッカーワールドカップに沸いている隙に金庫破りに挑む姿を描く。フランシス・ドレークの財宝を追っていたイギリス人のウォルターとジェームズは、ある沈没船からやっとのことでヒントを得るが、その沈没船がスペイン籍だったため、保有権を主張するスペインに奪われ、発見したものはすべて、「世界一安全な金庫」の異名を持つスペイン銀行の地下倉庫に保管されてしまう。天才的な頭脳の持ち主である大学生のトムを仲間にしたウォルターたちは、設計図も地図も存在しないスペイン銀行の金庫を調べ上げ、攻略法を発見。国中がスペイン代表の優勝が懸かったサッカーワールドカップ決勝戦で盛り上がる中、鉄壁の守りを誇る銀行の金庫に潜入する計画を実行する。トム役をハイモアが演じるほか、リーアム・カニンガム、サム・ライリー、ファムケ・ヤンセンらが脇を固める。
2021年製作/118分/G/スペイン・フランス合作
原題:Way Down
配給:クロックワークス
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2022年6月18日
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鑑賞方法:映画館
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伝説の財宝を探そうと、スペイン籍の沈没船からお宝を拾い上げるも、寸でのところで捕まってしまい、お宝はスペイン銀行の金庫に仕舞われてしまう。刑期を努め、サッカー・ワールドカップの間にその頑強な金庫を破って、お宝を取り戻すお話し。
もう、色々とご都合主義なんですが、細かい部分は気にならない位のテンポの良さとワクワク感が満載で、観ていて楽しい。登場人物のキャラも活かされている。
閃きと運の良さで無事金庫破りは成功するが、お宝は手に入れてもまだ、伝説の財宝はこれから見つけるわけで…続編ですか?2024パリ・オリンピックの最中に決行予定!お楽しみに!
2022年6月18日
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鑑賞方法:映画館
沈没船の中から回収した伝説の財宝のありかを示す手がかりをスペイン政府に没収されたサルベージ会社のボスと仲間達は世界一安全な金庫と呼ばれるスペイン銀行の地下金庫に保管されたその手がかりを奪還しようとする話。普通なら最新鋭のセキュリティシステムにするところですがこの金庫は19世紀の技術で作られたものでそもそもどんな仕組みかもさっぱり解らないという設定なのが面白い。そこで登場するのが天才的な頭脳を持つ大学生トム。大企業から次々に舞い込む破格のオファーも蹴り飛ばす変わり者のトムを仲間に引き入れてからの頭脳戦はある意味テンプレですが、この奪還作戦と2020年のサッカーW杯が同時進行というところにラテン味がさく裂。ということはクライマックスがあれとカブるわけですけど、もうそれがやりたいためだけの話やろ?レベルのシンクロ率にテンション上がりまくります。当時私もスペインを応援してましたし、こんな話ならユニフォーム着てくればよかったと激しく後悔しました。
個人的には天才なんとかみたいな思考停止と後出しジャンケンがある脚本って劇場版ナンチャラみたいな安い邦画の脚本みたいで好きではないですが、これは前述のローテク金庫とW杯を持ち込んだ捻りを効かせたお話を進めながら登場人物の心理描写も要所要所で盛り込んでジワジワとドラマのテンションを上げてさりげなくバラ蒔いていた伏線もサラッと回収する粋な作品に仕上がっています。『REC レック』シリーズとは全く趣が異なるジャンルながら、陰影が深くて奥行きのある映像と濃厚な心理描写にハウメ・バラゲロ監督の作家性が滲んでいたように感じました。
2022年6月17日
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鑑賞方法:映画館
チームを組んで強盗ってワクワクする映画ジャンルの1つ。それぞれの個性や能力を活かして難攻不落の警備や金庫の仕掛けに立ち向かう。最初は一枚岩じゃなかったのに徐々に結束が強くなったり、予想もしないトラブルにも奇抜なアイデアで対処するのもいい。
そういう意味で本作はチーム強盗ものとして王道の作りだった。さらに2010年のサッカーワールドカップ決勝の試合当日に決行するという設定がいい。スペイン初の優勝を狙うその熱気がうまく表現された舞台設定だった。
チームの個性と活きてるし、金庫もなかなかの難攻不落っぷり。スリリングな展開や最後の落ちも満足いくものだった。イニエスタの姿にも少し感動。あのときは歓喜したよなーなんて感慨にふけてしまう。あの熱狂の中、試合が気にならないスペイン人がいるのだろうかと思ってしまう(いるのだから面白い)。あと、なにげにサントラがいい。なかなかカッコいい曲がふんだんに流れる映画だった。
ただし、全体的になんでそうなった?って説明は適当。トレジャーハンターなのにやたらと銀行強盗に慣れているのが違和感あるし。そもそもトムが石油事故から企業(と周辺の人々)を救済したアイデアが何かわからないし、だから銀行強盗に勧誘する意味もわからない。頭脳が優秀ってだけで誘うか!?
でも、あまり細かいことは考えないのが正解。チャリチョコでかわいかったあの子がこんなに大きくなってる!なんて親戚のオジさんみたいな気持ちで観てしまった。
続編はあるか?ある流れだけど。続編はつまらなくなりそうな予感しかないがどうなるのか楽しみに待ちたい。
なんとなく気になっていたので鑑賞。サービスデーでしたが人入りは少なめでした。
話の根幹自体は唆られるのですが、実際に面白さに繋がっていたかというと周りくどくて眠気に襲われました。なんとか観終えることはできましたが、それでも記憶がうっすらしています。
W杯中に金庫破りをするのを目的にしており、イニエスタのゴールが決め手になり見事脱出まで果たすという展開的には雑で出来すぎな感じがしましたが、そこはイニエスタに免じて許しましょう。ただ、最後の実はこうでした!みたいなオチは他の強盗映画でも観たことがあるのでそこに一工夫欲しかったです。
Tジョイ系列は月に一本ペースでこういうDVDスルーされる手前の作品を劇場に持ってきてくれるのでそこに感謝をしながら帰路につきました。
鑑賞日 6/15
鑑賞時間 18:30〜20:35
座席 G-3