オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体

劇場公開日:

オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体

解説

「恋におちたシェイクスピア」のジョン・マッデン監督が「英国王のスピーチ」のコリン・ファースを主演に迎え、第2次世界大戦下で実行された奇想天外な欺瞞作戦の行方を、実話に基づいて描いたスパイサスペンス。1943年。劣勢を強いられる英国軍はイタリア・シチリアの攻略を目指すが、シチリア沿岸はドイツ軍の防備に固められていた。英国諜報部(MI5)は状況を打開するため、驚くべき奇策をチャーチル首相に提案する。「オペレーション・ミンスミート」と命名されたその作戦は、「イギリス軍がギリシャ上陸を計画している」という偽造文書を持たせた死体を地中海に流し、ヒトラーを騙し討ちにするというものだった。作戦はヨーロッパ各国の二重三重スパイたちをも巻き込み、壮大な騙し合いへと発展していく。共演は「プライドと偏見」のマシュー・マクファディン、「ハリー・ポッター」シリーズのジェイソン・アイザックス。

2022年製作/128分/G/イギリス
原題:Operation Mincemeat
配給:ギャガ
劇場公開日:2022年2月18日

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(C)Haversack Films Limited 2021

映画レビュー

3.0地味だけど観終わってから良かったと思える作品でした

2024年3月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

第二次世界大戦中ヒトラーを騙す作戦というからかなりハラハラドキドキのストーリーかと思っていましたが、ずっと淡々としたままでした
でもそれで面白くなかったって事はなく、このオペレーションミンスミートが成功するかどうかっていうシーンはそれなりに楽しめました
常に緊張感あるストーリーじゃなくて、ユーエン、チャムリー、ジーンの三角関係も絡めながらの人間模様が中心
あんな作戦を成功させた4人が「マーティン少佐とパムの恋愛」を作り上げていくのがとても楽しそう
完璧に架空の2人を作り上げる事に4人全員が夢中で作戦を成功させる事はどうでもよさそうに見えるくらい
実際はそんな事なかったんだろうけど
そんな感じで緊張感ない人達がすごい作戦を成功させた感じだったけど、二重三重スパイのいる世界で味方なのに見張ったりするのはなんか悲しい
でもあのラストで良かった
あの4人のその後も幸せになっていたようで良かったです
それにしてもあの作戦を成功させた事実がホントすごい
コリン・ファースはこんな役がはまり役です

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小町

4.0重層的でロマンティックでもあり、だけど戦争の重さを感じさせる。英国...

2023年12月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

重層的でロマンティックでもあり、だけど戦争の重さを感じさせる。英国流のアイロニー、ユーモア、センチメンタル。大変面白かった。映画館で観ればよかった…。後悔。

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哲也

3.0極秘作戦の虚々実々を描いた一本

2023年12月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
「艦長、潜水艦に180cmの魔法瓶が?」
「積めるが…乗組員たちには、何と言えばいい?」
「極秘の気象観測装置だ…とでも。」
「まるで小説ですな。」
「だが、包囲されているんだ。」
「ドイツに?」
「小説家たちに。」

実際の遺体を使って行われた作戦の名前が「ミンスミート(挽き肉)」。
なんとも生々しいネーミングですけれども。
「名は体を表す」とも言われるとおり、名が「体を表した」ネーミングではあったと思います。評論子は。
少しばかり、悍(おぞ)ましい感じがしないでもありませんけれども。

極秘の作戦であるだけに、ドイツ側にはもちろん、身内であるイギリス軍内部でも秘密厳守が徹底される。
たとえイギリス軍内部といえども、周囲は(作品の執筆ネタを絶えずかぎ回っている)小説家=スパイだらけだと思えとの含意だったとのだろうと思います。上掲の映画のことばは。

しかし、ちょっと立ち止まって考えてみると、要するに、イギリス海軍の将校に似せた適当な遺体にニセ文書を持たせて、それでドイツ軍をだまくらかそうという、児戯に類した、いわば「子ども騙し」みたいな作戦。
そんな作戦を、大の大人―しかも歴とした軍人が軍の作戦行動として、真顔で大真面目に立案するというところには、コメディ的な要素すら感じられてしまいます。

そんな作戦にまでたどり着くほど、連合軍としては戦局的に窮地に立たされ、「起死回生の一策」ということだったのでしょう。
時のチャーチル首相も大乗り気だったようで、作戦の終了を告げた(成功を祝した?)彼ののメッセージも、とてもとても秀逸なものでした。評論子には。

戦争にまつわるヒューマンドラマというよりは、奇想天外な「極秘作戦」の虚々実々を、程よい「ゆるさ」で描いた娯楽作としての色彩の方が強いかとは思いますが、それで、佳作としての評価は間違いのない一本だったと思います。
評論子は。

<映画のことば>
世界の運命は、あの死体にかかっている。

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talkie

3.0恋バナはいらなかったかな

2023年12月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ナチスを欺くための風変わり作戦の話。
このような作戦を実際行って成功させたとは
事実は知りませんでしたが凄いですね。
緊張感が半端ないシーンの連続で
思わず息をのんじゃいました。
ストーリー展開も役者もいいのですが
恋バナはいらなかったような気がします。
作戦のハラハラドキドキ感だけで良かったかな。

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tom
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