サバカン SABAKANのレビュー・感想・評価
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サヨナラ(bye)じゃなくて、またね(see you)
めちゃめちゃいい。自転車があればどこまでも行けそうな気がした少年時代、お姉さんの胸になぜか目がいってしまうあの頃、恐いけどやさしい近所のおじさん。自分の記憶もオーバーラップして蘇ってくる。ノスタルジーではない、今、もう一度前に進むための物語がそこにある。
どうやってこの子役を見つけたのか、信じられないくらい自然な演技と表情を見せてくれる。いたいた、こんな同級生。昭和時代に田舎の小学校で過ごした僕にとって、ものすごくリアルな教室と先生の雰囲気。
尾野真千子と竹原ピストルの息のあった掛け合いがほほえましく、股間を掻くお父さんを肝っ玉母さんがビシバシ叩きまくる。兄弟喧嘩も鉄拳でおさめてしまうんだけど、愛情に満ちていて、なんかうらやましい。こんな家族だったら子供はグレたりしない。
サヨナラ(bye)じゃなくて、またね(see you)を言いたくなる。そんな作品でございました。
ミッドナイトスワンからのPRは間違い
主演の2人の瑞々しい演技に心打たれた
在りし日の思い出
少年時代とスタンドバイミーを思い出す
取り戻したいキラキラしていた少年時代
タイトルなし(ネタバレ)
【良かった点】
長崎の綺麗な空、海、そして80年代の空気感。全てがスクリーンから伝わってきた。文句を言い合いながらの家族団欒、一夏の親友との大冒険、田舎で子ども時代を過ごした自分にとって、忘れかけていた大切な宝物のような思い出が引っ張りだされた。後半は王道ではあるが涙が止まらない。エモーショナルな雰囲気に包まれた傑作。
【良くなかった点】
文句なし、個人的には手放しでおすすめしたい作品。
昭和レトロ
またね。またね~
今週は「ご地域枠」が「凪の島」と本映画。迷ったら両方でも。
今年248本目(合計524本目/今月(2022年8月度)24本目)。
「バイオレンスアクション」で「んんん???」になった後(感想書いてます)、10分差で入ったこちらの映画。
そうですね。多くの方がかかれている通り、子供むけの映画というより、この時代に子供時代を過ごした方(私もそう。年齢がばれそう…)に共感がいきやすいと思います。かつ、さらに出身が長崎か、あるいは九州か…だともっと共感度は高いと思いますが、当時の文化そのものは、場所は変わってもあまり変わってはいないようです(いわゆる「ガチャガチャ」にハマったりとかという話など)。
原作小説なども存在せず、そのために結構「好きに作れた」模様です。どうしても法律系資格持ちなので、その観点(勝手に100円拾っちゃダメだとか何とか)は気にしましたが、この映画の主人公は子供なので…。そこは今回に限っては(あるいは今後も、趣旨的にそうである限り)減点なしか低めの扱いです。
あの年代を(5歳くらいは違っても)過ごした方なら、確かに長崎という「地理の特殊性」からくる文化の違いなどはあっても、「そういう思い出あったなぁ」というもので、そういった層をターゲットにしているのだと思います(したがって、逆に高すぎても低すぎても、共感度は低くなってしまう)。
エンディングロール、文化庁のお墨付きマークがついているのも納得の一作。こういう作品にこそどんどん補助金などを出してほしいな、って思います。またエンディングロールといえば、「ラストのお楽しみ」は2回ありますので(1つは容易に「あることが想定できる」想像がつく範囲ですが、もう1つは最後の最後に出ます)、席を立たないように工夫です。
若干、長崎弁がきついかな…とは思ったものの、前後関係から読み取れるし、いつも気にするこの手の映画で「勝手に自転車持っていっちゃダメ」「100円拾って勝手にネコババしちゃダメ」に関しても、そりゃそうだとしても、それで引く趣旨の映画ではないと思うので、指摘はしますが減点なしにしています。
なお、解釈上わかりにくい点については補足を入れました。
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(参考/みかんを取って農家の人から怒られるシーン(「果実」について))
・ 怒られるのは当然ですが、この「みかん」、法律上は「果実」と呼ばれるもので、その中でも「天然果実」と呼ばれるものです。「物から収取すべき産出物」をそういい、その権利はその収取時にそれを収取する権利がある人(通常は、通常の用法に従って土地を管理している人)に帰属します。したがってそれを勝手に持っていくと怒られるわけです。このような例(みかんやりんご)のほか、「牝馬が仔馬を生んだ場合のその仔馬」も天然果実です(結構「変な」例ですが、民法の専門書にはよくあげられる例です)。
これに対して、「物の使用の対価として受け取る、金銭その他のもの」を「法定果実」といいます。代表例は「家賃マンションを所有している人が、その住人から受け取る家賃」です(ほか、貸しているお金につく利息など)。こちらはその性質上、「勝手に第三者が持っていく」ということが想定できないものです。多くの方が「家賃の支払い」だと認識しますし普通はそうですが、究極突き詰めるとここまで分解されます(民法88、89条)。
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描きたい世界はなんとなくわかるが…。
おそらく、この脚本を見ると、よくできていると思ってしまうのかもしれない。
しかし、単調な音楽に、役者の演技に頼った演出が重なり、この映画を観るのに要する91分がとても長く感じる。
おもしろい掛け合いを作りたいのだとは思うが、しっくりはこない。
金沢知樹監督は元お笑いタレントで、劇団も作って活動しているらしい。
演劇の掛け合いを映画でやっても、あまりおもしろいものにはならないのだと思う。
みかんを盗んで追いかけられるシーンも、農家のオヤジが子供の足に追い付くわけない。
健次の家も貫地谷しほり演じるお母さんは夜、何の仕事をしているんだろう?「夜仕事だから」と言って出かけてしまったが、描きかたが足りないのではないだろうか。
ラストもぼやかして終わるが、それならば草彅剛はいらなかったように思う。
ただ、子役の演技もよかったと思うし、パーツなら映画になっていたと思う。
デビュー作で終わらず、次回作は長編としてまとめあげて良作に仕上げてほしい。
ぜひ、劇場でお確かめください!
誰にでもある‼️❓友情と郷愁に包まれた想いで‼️❓
またね!
1986年の夏、すべてに見覚えがある
友達、友達、友達
子役達の演技が光る、子ども時代の思い出
子役達が良かったです!
子どもの頃の思い出の映画なんだろうな、と分かってはいましたが、それでも展開に引き込まれました。
シンプルに最後のほうは泣きそうになったし、エンドロール後もおまけ映像があって良かったです。
途中、海の近くで描いた絵は何かな~と思っていたら、最後の最後で見せてくれました。この演出も良かったです。
子ども時代を懐かしく思う大人世代にほっこりと見てほしい、そんな映画でした。
少年時代の記憶が蘇る
カセットテープはAXIAのメタル!
温かく、瑞々しく、切ない
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