サバカン SABAKANのレビュー・感想・評価
全267件中、161~180件目を表示
久しぶりにこういう映画を見たな。
大人になって こういう少年のひと夏の経験のような映画を見てなかったな、と思った。
少年二人の演技が秀逸で、引き込まれた。
子どもの頃に経験してみたかったな。
ホロッとくるシーンが何ヶ所かあって 不覚にも泣いてしまった。
竹原ピストルさんの演技を初めて見たが、上手い!
終わり方も好み。見終わってふわふわした温かい気持ちになった。
サバ缶の美味しさがわかる小学生
時代背景もキャストも凄くはまってた。
1人1人が魅力にあふれていて全員が気になる。
予告でもしかしたらたけちゃん亡くなってしまうんじゃないかと心配してたけど、ずっと仲良しで良かった。
眩しい少年時代の情景に感動!
草彅がゴーストライターの職で、いつかは自分の作品を上梓したいという設定です。愛娘とは会えるけれども、離婚状態。自分の作品を表すことによって、妻も認め始めるのです。その作品の内容が、メインストーリーとなります。少年時代の夏の期間だけの男の子らしい友情の形成の物語に心を掴まれました。誰しもが通ってきた友達の存在の大切さを、あくまでピュアに美しく描いています。タイトルのサバカンは、今でも庶民の食卓を彩ってくれますが、この作品の中では、寿司が大好きな主人公のために、友達がサバを乗せた寿司を握ってくれるのです。それがたまらなく美味しくて、おそらく忘れ難い食事だったのでしょう。私たちも、いろんな食事の思い出を持っています。それも大好きな人と食べたからこそ覚えているのでしょう。まして登場人物たちは貧困の中にいますから尚更なのでしょう。その大好きな友達との別れは辛いものです。父親の胸の中で泣いている主人公の姿に泣きました。思うに、貧乏や交通事故や、いろんなことが人生には起きますが、生きていること自体はこんなに幸せで美しいのか、ということを教えてくれる作品だと思います。そして人生に対する見方を変えれば、何が起ころうと、生きているだけで100%幸せであるということは、多分間違い無いと思いました。
「じゃあね」を「またね」に言い直したくなる
上映時間96分。スキマ時間を縫って映画館に来る社畜や奥様や受験生を始め全人類に優しい上映時間の長さ。最高。ぶっちゃけ最近時間ばかりが長くて中身の薄い邦画が量産されてるので、他の作品も見習って頂きたい。3時間とか正直どうかしてる。まあ他作品ディスは置いといて。
子ども向けジュブナイルかと思いきや、結構大人向けでもありました。斉藤由貴さんがアイドルだった頃に青春時代を送られた方にはガチで刺さるかと思います。なお私はわかる斉藤が斉藤壮馬と齋藤飛鳥なのでギリギリわかったようでわかりませんでしたが、アイドル時代の彼女が神の領域にあることは理解しました。ところでこの作品、尾野真千子さんが主人公のオカン役ですが過去最強に素晴らしい真千子です。強い。かっこいい。推せる。キン◯◯潰すとか言ってる。今後もこの路線で頑張っていただきたいもんです。
さて内容ですが、いわゆる一期一会的な話と言いますか。出会いと別れまでの時間と育む友情の深さは比例しない。スタンドバイミーで喩えるとゴーディとクリスみたいなもんですね。どうでも良いですが、この映画、ヤンキー3人出てくるんですけど設定が恐らく昭和ぽい中令和の風貌です。と言うか、なんかマリリンマンソンを思い出しました。マンソンさんに迫られる映画です。あと更にどうでもいいですが、主人公のスペックが長崎の海沿い住まいのクセして泳げねえしDIYに長けてません。悪友・タケモトは家はボロいし年中ランニング着てますが、絵うめえしケンカ強えしシュッとした風貌なんで、なんでタケモトがハブられて主人公が重宝されてんのかよくわかりません。ワシなら主人公じゃなくてタケモトを友達にします。ケンカ強えし。
全体的に子どもも大人も安心して観られる仕様です。別れ際の「じゃあね」と「またね」の重みがこの作品を観るだけで全然違うものになる。
もしかして、会えるのはこれが最後かもしれないよ?
そんな気持ちにさせてくれる。
子どもは誰かと会うことの大切さを知って、大人は子どもの成長を3歩離れたところで見守る。そんな素晴らしい作品でした。
なお、エンドロール後の映像がまた良い。タケモトの「ヴァカか」のちょっとした言い方の違いが絶妙。
いつまでも色あせない、あの夏の日
しがない物書きの孝明は、1986年のあの夏を忘れない。
こわーい母ちゃんと、ちょっとだらしない父ちゃん、小憎らしいけど可愛い弟や優しい従姉と囲む食卓は賑やかで楽しかったこと。
謎めいたクラスメイトと仲良くなったこと。その竹ちゃんと二人で冒険したこと。
初めて高い所から見た景色が格別だったこと。
人の思いを知ってちょっとだけ成長できたこと。
そして、人生には出会いもあれば別れもあると知ったこと。
子供たちも大人たちも演技が素晴らしいです。
「スタンド・バイ・ミー」が好きな人はハマります。特に、ちょっと疲れている方にはぜひ観て欲しいです。ファミリー層にもお勧めします。
でも、なんでサバ缶だったんだろう。
ひとことReview!
これは2020年代版『スタンド・バイ・ミー』かと思わせる大傑作。子役の2人の眩しい演技が印象的。尾野真千子と竹原ピストルの存在感も凄い。「またね!」の言葉にグッとくる。
眩しい少年時代の情景に胸打たれた!
草彅がゴーストライターの職で、いつかは自分の作品を上梓したいという設定です。愛娘とは会えるけれども、離婚状態。自分の作品を表すことによって、妻も認め始めるのです。その作品の内容が、メインストーリーとなります。少年時代の夏の期間だけの男の子らしい友情の形成の物語に心を掴まれました。誰しもが通ってきた友達の存在の大切さを、あくまでピュアに美しく描いています。タイトルのサバカンは、今でも庶民の食卓を彩ってくれますが、この作品の中では、寿司が大好きな主人公のために、友達がサバを乗せた寿司を握ってくれるのです。それがたまらなく美味しくて、おそらく忘れ難い食事だったのでしょう。私たちも、いろんな食事の思い出を持っています。それも大好きな人と食べたからこそ覚えているのでしょう。まして登場人物たちは貧困の中にいますから尚更なのでしょう。その大好きな友達との別れは辛いものです。父親の胸の中で泣いている主人公の姿に泣きました。思うに、貧乏や交通事故や、いろんなことが人生には起きますが、生きていること自体はこんなに幸せで美しいのか、ということを教えてくれる作品だと思います。そして人生に対する見方を変えれば、何が起ころうと、生きているだけで100%幸せであるということは、多分間違い無いと思いました。
一言「おばちゃん、泣いてまうやろー!!」
1986年夏長崎。少年2人が、島へ「イルカを見に行く」話。
今年もどこにも行かなかった分、長崎の自然が実に豊かで。
映画館の大スクリーンならではの、癒しモード。
後半は一転して現実的な話に戻っていくところが。
これも経験の一つだよね、って心で2人に話しかけてました。
長崎の方言たっぷりなのも、うれしい(九州弁大好き)。
セットとかも、あの頃夏は扇風機全開だったよねって、懐かしいなあ。
クライマックスは、かつての少年だったおじさん達が。
いい仕事してました。憎いねえ。
紹介してくれたラジオ局さんに、感謝。おすすめです。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「またね!」「またね!!」
冷蔵庫
124本目。
遅めの夏休み。
原風景を観ている様。
夏休みってホントこんな感じ、毎日が冒険の様。
あの経験が1つ大人に、いや男になっていくんだろうな。
監督、脚本の人が関わった演劇は10年以上も前に、何本か観て面白かったかったのも覚えてるし、長崎出身だったてのも、空覚え。
年も変わらないってのもあるから、色んなシーンが先述通り。
冷蔵庫は、舞台で確か彼が自身の事を例えて言ってと思う。
担任がまさにそうじゃんと思ったら、親戚までもか?
良い感じ、だけど惜しい
悪くは無い
少年の冒険といえば「スタンド・バイ・ミー」のイメージ。本作もそんな感じかと思っけど冒険部分は思ったより短めでその前後の物語が本質かなと。
主人公の家庭内の描写は昭和感も出ていて良い感じ。
多少あざとい演出もあるし、驚くような展開も無いけど基本的にはよく出来てるお話かなと。
ただいかんせん小役の演技がイマイチなのが残念。
昭和が刺さります。 グサグサきます。 イルカと言ったら海のトリトン...
昭和が刺さります。
グサグサきます。
イルカと言ったら海のトリトン。細かく刺さりました。
悪ガキのたけちゃんがすごく良い。
夏休みと言ったら冒険。
ものすごい大冒険。
行きは怖くて帰りはよいよい。そこは小説だから?
でも「またね-」は本物。
今日が終わってしまったけど、冒険が終わってしまったけど、、明日「またね」
多感な少年故に拗れそうになるけど、悲しい別れにならなくて良かった。
いや、その前にものすごく悲しい別れがあるんだけど。
エンドロールは最後までみましょう。
ん〜…
勿論、悪くない…悪くはないないんだが。
評価の星を目安に行くと期待値上がった分、過大評価に感じる。
好きな人には申し訳ないが、草彅フォロワー勢で異様に高得点になってる感があるので、これから見る人はそこを加味してフラットに観て欲しい。
少年の夏休み成長物語のジャンル。
良く言えば、奇をてらわず丁寧に作られていると思うが、
過去編は展開も既視感で、出来事のフラグも予想通り。
この手の映画のテンプレートを並べたようで、何処かで裏切りなり目新しさを欲している自分がいた。
2つあるポストクレジットは蛇足に感じ、どちらか本編に入れてもいいんじゃないかと。
比べるもんじゃ無いと分かってはいるが、是枝監督の奇跡と比べてどっちの少年達がキラキラしていたかと言われると奇跡に軍配が…。
迫る岩松了の件はもっとトラウマシーンだったら笑えたし、ラストにも効いてくるのでは?
竹原ピストルは歌がうますぎる以外は文句なしで最高でした。
竹原ピストルなら歌わせなきゃ勿体ないって事で歌わせてたんだったら安直だし、もっと雑に歌って欲しかった。
なかなか終わらない「またねー」の往復👍
話は昭和後半の長崎。2人の少年が夏休みに旅をしながら、成長して友情を深めていくロードムービー的な作品。早朝から日暮れまで子供だけで出掛ける。今の子供にはさせないでしょうが、当時は当たり前でした。子供の頃の1日は長かったことをしみじみ思い出す。
2人の少年、久田と竹本のイルカを見に行くというだけの全く無計画な旅。自分もこんなことやってきたなあと懐かしむ。案の定トラブル連続の旅だが、貧乏でクラスで笑い物の竹本が根性があり、久田を引っ張っていく。離島に浮き輪なしで泳いでいくなんて、やっぱり昭和だな。
旅の途中で出会う女子高生にほっぺを赤くするような感じ、その気持ち分かる分かる。でもおっぱい見過ぎ😂でもそれも分かる分かる❗️
なんとか家に帰ってきた2人。大冒険をクリアして完全に親友になった感じも良い。別れ際の「またねー」の繰り返し。このシーンはニヤニヤ。よくやったなあ自分も。あれいつ終わりにするか分からないから続いちゃうんだよなあ。何百メートル先、見えなくなるまで。でも、竹本の転校で本当の別れ際の「またねー」にはぐっとくるものがありました。少年時代に帰ったような心温まる作品でした。2人の少年を演じた番家くんと原田くんは演技経験が無いそうですが、仕上がった子役よりもリアルで良かった(でも演技お上手でしたよ)。久田の両親役の尾野真千子さん、竹原ピストルも昭和の父ちゃん母ちゃんを上手く演じてました。さすが、竹原ピストルは歌が上手い。草彅剛の出番は最初と最後10分もないが、彼のぼくとつなナレーションは好きです。こういう映画最近なかったので観れて良かったです。エンドロール最後まで見てねー。見てねー。見てねー。
サバカンとは?エンドロール後も含めて完成する映画です。
1986年のある夏の日から今に至る二人の少年の物語。いじめられていて貧乏な家だけど母親と4人姉妹の長男として家族楽しく暮らしている友達。亡き父が作ってくれたサバ缶をネタに握った寿司を美味いからと主人公の少年に食べさすのだが、後に大人になり、板前となったその友達に語られるように、大人になった客に出しても決してうまいものではない。しかし主人公もこの寿司を「うまい、うまい」と言って頬張る
「尊敬していた父親が作ってくれたから、、、。」このことから分かるのが、サバカンは親子の関係性、外から見ていると分からない、本人同士だけ理解し合える関係の象徴なのかなぁと。だからこれは他の世界では分からない味がするのだ。そこで思い出されるのが、主人公が冒頭で読まれる父への作文、何かと叩き合う家族、そこからもこちらも形は違えど本音を言いあえるいい親に育てられているのは理解できる。ちゃんと愛されて育った子供たち。
こういう思いを共有しているひとたちのお話。
その比較対象、理解できない人たちとして
主人公と友達の価値観が分からないいじめっこ達。
子供というだけで、ピンクだから女の子という判断をする不良の若者。人を見ると全て万引き犯と決めつける駄菓子屋の夫婦。が登場しなさますが、それくらいであとは基本みんないい人ばかりが数多く登場する。
地元の不良を一蹴し、友達にだけ「負けるなよ」と帽子をくれた地元で一目置かれるお兄ちゃん。「サザエを焼いてくれる、ちょっと色っぽいその彼女」「みかん畑の天敵ジジイ、スーパーの半額店員、お土産をくれる、家族の姪っ子、褒める先生、抱きしめてくれる主人公の両親。カップケーキを買って帰り、友達の行動をずっとからの立場になって考える友達の母。いざとなると引き取りに来る親戚。そして「トムソーヤの冒険」のハックみたいな友達。
そしてその友達からパワーワードが連発する。
「お前だけ俺の家を見て笑わなかったから」「走ると決めろ!」「文を書く人になれ」「お前はすぐ諦めるからな」そんな印象的な言葉が見ているこちらの心に突き刺さり、主人公の背中を押す。子供の頃のこういう友達や他人のひと言って何十年経った今でも残っているもの。そんな風に友達は主人公よりちょっとだけ大人だから、まだまだ子供の主人公は、友達の「自分はトモダチだと思ってるけど、、、」という相手を気遣っている発言についての考えが理解できない。
そして、物語はひと夏の想い出がその後もらずっと続いていく。
大人になった主人公は
「そういえば、幼馴染で友達いたなぁ。」って水族館のイルカを見て思い出す。
困難はあるけれど周りには必ず優しい大人がいた。
そのことを思い出すことで大人になった主人公も家族について見つめ直してゆく。
とても好きな作品で落涙しましたが、
子供同士の会話や
もうひとつくらい旅での大きなエピソードがあってもよかったかなぁと。例えば旅から帰れなくなったとかして、主人公が警察とか大きな社会にぶち当たるとか。そういったことはないのでお話しに今ひとつ起伏がないのです。その点で言うと友達の母の死が山場と言えるのですが、ここ、もっとじっくり友達と主人公の会話が聞きたかったなぁ。
でも、そうすると「またなぁ」の活かし方が難しくなるのか、、、。(ちなみに「またなぁ」のいかにもな、伏線の貼り方は分かりやすすぎて、、、回数減らしても良いかと)
エンドロール後まで見て完成する映画ですので席は立たずに。
みかんの不器用な愛情もいいけど手間暇かけた愛が詰まったサバ缶もね!
そういえば、
サバからのイルカ?そして寿司、気づいたら海洋生物だらけだ!
またね、の重みを噛み締めて
子供時代長いと感じてたあの夏休み
私は都会っ子なので山や海の思い出はなかったが、何だかとても楽しくて、そんな一夏の思い出とあの時の友達
誰しも経験したことのあのあの思い出
何度も胸がヒリヒリして、あの頃に戻りたいと感じさせた
子役も大人も演技が光ってて、あの手の映画は一人でも棒がいるとたちまちチープなものになるが、本当に絶妙だった。
「またね!」別れ際友達になんとはなしに言う言葉があんなに重くて切なくなるなんて
時代の空気感が良く描かれている
主人公が作家なこと、主人公の親友がめぐまれていない境遇なことなど、スタンド バイ ミーと重なる。ただあちらはラストで親友の死を知るけど、この作品では大人になった2人が再開するシーンがラスト。断然本作品のラストを支持する。2時間だが、もう少し子の世界にひたり
たいと思えた。あと30分長くても良い。あの女子高生は在日?軽トラの彼との関係は?など幾つかの疑問点を描けたかも。あえて語らない良さもあると思うが、もう少し長く観ていたかった。それだけ面白かった。
全267件中、161~180件目を表示