サバカン SABAKANのレビュー・感想・評価
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1980年代の長崎を舞台に、2人の少年が繰り広げる冒険と、それぞれ...
1980年代の長崎を舞台に、2人の少年が繰り広げる冒険と、それぞれの家族との愛情に満ちた日々を描いた青春ドラマ
少年久田の両親を☆尾野真千子☆と竹原ピストル、大人になった久田を草なぎ剛が演じる。
草彅くん目当てで行ったら
SMAPファンなのでツヨポン目当てで観に行きました。
劇場には10人ほどで、「あれー?人気ないのかな?」と思いつつ鑑賞しましたが、、
もっと宣伝してほしいものです。
今のところ今年の1番かも。
思えば最近映画で泣いてなかったなと。
泣きました。
声が出るかと思った!
長崎で育った私としては、懐かしい景色ばかり。
時代もそうでしょうが、あの頃の長崎のヤンキーってホントあんな感じ。
あの時代はどこのヤンキーもそうなのかもしれませんが‥
ツヨポンならではのナレーションも素晴らしいですし、子役たちもその他のキャストも本当に素晴らしかったです。
まだご覧になっていない方へ。
どちらかといえば静かな映画ですが、下調べしないで観ていただきたい映画です。
劇場から退場のとき、見知らぬ女性から「いい映画でしたねー!」と声をかけられ、「ほんとに!!」と答えました。
もっと何か言いたかったけど、その時にはまだ言葉にすらできずにそのまま別れました。
今思い出してもじんわりきます。
80年代へ瞬時にタイムスリップ
誰にでも別れの経験はあるだろう。SABAKANのクライマックスの駅での別れのシーンでは、みんなそれぞれの経験と照らし合わせて涙するのではないだろうか。
私の場合は小学校時代の中盤に父の転勤で転校したことがある。久田君のようにやや大人しい性格で、場の流れで友達のように付き合う子もいたけれども、特定の親友はいなかった。しかし転校のとき、それまで親しいと思っていなかった子らが大勢、家まで付いてきたその光景が瞬時に思い浮かび、涙が止まらなかった。それは私も80年代後半の当時『チャイム』というタイトルのCDアルバムを持っていたが、斉藤由貴のスケバン刑事2エンディング曲『白い炎』が流れる5年前のことである。
私の両親はあんなバンカラではなかったが、久田の両親のオノマチと竹原ピストルがハマっていて、80年代の雰囲気が良く出ていた。
見事な作品。
正直この作品の魅力を文章で伝えるにはかなり難しいものを感じる。これと言った特徴が無いのだが‥完璧である。設定、キャラ、演出、脚本、カメラワーク・・・全く非の打ち所がない。この作品が監督初作品と言うのが信じられない。音楽も良かった・・カメラアングルがすごくいい・・・それと長崎良く知ってるなぁ~って思ったら監督は長崎の出身で、さもありなん・・ちなみにフランス語で友達に「サヴァ」と言われて「鯖日安」と返す。友達同士の会話場合のみ。長崎では猫マタギと言われる鯖を彷彿とさせる発音‥今は高級魚となってしまったけど・・(岩手の大船渡の秋刀魚も猫は跨ぐ笑)
「またね~」は「浴びあんと」って漢字変換するとなんか長崎弁みたい。日光浴なのか海で水浴びなのか・・いずれにしても🎦サバカンSABAKANでの、子供らの夏休みの情景が目に浮かぶのです・・・(余談でした)。もう一度見たい‥・小林啓一監督の🎦恋は光と今年の双璧。
2022年9月4日;USシネマ千葉ニュータウンにて再見。やはり完璧。ちょっと前に見た🎦縞模様のパジャマの少年との比較で今回は見る事が出来、感慨深いものがあった。同じ友情の中で二人の間のちょっとしたすれ違いが🎦サバカンSABAKANとは対極の展開を見せる事になる🎦縞模様・・。同じ少年二人の友情物語でありながらこれほどまでに平和の大切さをこの二作品の比較の中で見つける事が出来たことは有意義であった。
ステキな時間です♪
ちょうど、1980年代に小学生だった人間には、ツボる懐かしさですね♪キン消し、
斉藤夕貴にはまった少年時代が懐かしい♪
仲良くなるのに、時間なんて、必要がなくて、すれ違いは、一瞬の出来事で始まる、
忘れがちな、一瞬を巧く切り取った作品です❤️
サバカン友情
なるほどサバカンってそういうことだったのか。たかがサバカンされどサバカン。
しかしあの距離を泳いで往復とは2人の勇気と体力に感服。そしてちょっとした行き違いはあったけど2人の一夏の友情(まあその後も連絡は取り合ってたみたいですが)に万歳を送りたい。
子供のはじめての実写映画
傑作です。
子供が主役の映画です。
だけど、わたしは、この映画は、胸が焦がれるくらい故郷に帰りたいけど、もう戻ることのできない、大人の物語だと感じました。
だから、とても美しくて、儚くて、たまらなく優しいんだと思います。
もう戻れない幸せな日々を思い出すことは、時には、すぐに引き戻される現実に、座り込むくらい苦しいときもあると思います。
だけど、その痛みおかげで、無くしたくない自分の原点を思い出して、進むべき道に戻れるように思います。
子供は、どう見るのかな。
はじめて見る大人の映画に、「どうしてだろう」とか、「あれはなんだ」とか、「なんでこうしないんだ」とか・・・かな。
わたしも竹ちゃんと同じく、友達を上手く作れない子だったから、羨ましく感じるかな。
夏休みに、久ちゃんの家に勇気を出して行った竹ちゃん、かっこよかった。
ちょっと気弱な久ちゃんが、「俺たち友達ばい」って怒るのは、涙がでた。
子供に、失敗の恐怖で教えたり、ガチガチの道徳を振りかざして説教したりしないのが、とってもいいな。
自伝的なのに、自分自慢でないとこも、いいな。
こんなふうに、たくさん失敗できる環境で、子供を成長させていけたらなと心底思った。
「子供のはじめての実写映画にしてほしい」とのこと。
こういう映画があったなーと、ふんわり覚えていて、いつか自分のこととして思い出せるような、まさにそんな素敵な映画になってます。
文句なしです。
夏休みの家族連れ狙い。
強力に出来の良い映画の後に観たから少々点が辛いかもしれないが、、、まあ夏休みご家族で楽しく、懐かしく観る、、、そういうマーケティングのドス黒さを感じる映画だった。
別につまらない話とはいわないが、、割と普通の展開で、、だったらもっと人間掘るべきだったんじゃないかと思う。ついつい「こちらあみこ」と比べてしまった。
大人達役者はレベル高い。子供も下手という感じでもなく、たぶん分かりやすくする為の演出判断だろう。俺泳げないからわからないんだけど、あの位の距離この年代の子泳げるのだろうか?
あと音楽がど正面直球王道ストリングスで、微妙なニュアンスが吹っ飛んでしまったように感じた。
長崎の田舎、絵が美しくてそれが救い。
「あの、お名前は…」『ゆか』…… 『おい!』「なんか」『負けるなよ』……
『ねえ、そのイルカ、一緒に見に行かん?』
ー イルカに乗りたい ー
『ね、いくばい。ブーメラン島に』
夏休み、二人の少年(小学5年生)がブーメラン島にイルカを見に行く物語(海のトリトン、観てたもんねえ)。
すごく良かった。
(一緒に観たおば(80歳)は、観おわってから
『清々しい気持ちになったねえ』と言っていた)。
尾野真千子さん、(相変わらず)すごくいい、
竹原ピストルさんのお父さん、最高。
貫地谷しほりさん、兄弟の子供たちも、ヤンキーのお兄ちゃん達も、雑貨屋さんの夫婦も、サザエの女子高生も彼氏も、みーんな。
岩松了さんがまた、とってもいいんだよね。
面白くてどこかせつない。
配役、役者さん達、ストーリー、音楽、話の辻褄、心情、草彅剛さんの柔らかい声、どこかで見た景色や経験、みーんな出来すぎなくらい(昔はサザエを採って、ああやって海辺で焼いてふつーに食べていたもんねえ。溺れたこともあるし…)。
尾野真千子さんの『チュ~したばい』の台詞も、
『またねー』、『またねー』、『またねー!』も、
半額シールを貼るところも、
お父さんに抱きついて泣きじゃくるところ…
お母さんが包み込むように抱いてあげるところ…、
防波堤の絵をユカさんが見るシーンも…
この夏『サバカン』という映画に出逢えて、本当によかった。
海や山で日が暮れるまで遊んだ、優しい大人たちが周りにたくさんいた夏休みがよみがえった。
ありがとう。
☆9月1日 2回目 サンシャインシネマ下関で。
駅のシーンから父親の自転車に乗って家に帰り、夕食時までのシーンは最高。
全シーン最高だけど…。
何回見てもいいと思った。
パンフルートのBGMがすごく心情に寄り添っていた。そして、おんなじくらい(前半は)蝉の声、波の音が聞こえていた。
仲良くしたってな、タケダ。
主人公と同い年。しかし、共感できる部分は当時の世相のみ。というのも惜しむらくは少年2人(というか子役全般)。演技は申し分ないが、たたずまいがどうしても平成なのよねぇ。テーブルでの食事しかしたことねぇんだろうな、みたいな。
スタイルが良すぎて半ズボンが浮いてるよう。
こればかりはしょうがないのかもしれないが(‘~`;)
もっと素朴な地味ダサの子役はおらんかったか。むしろ素人起用でも良かった。
物語上疑問だったのは、竹本母の突然の(交通事故?)死。展開それしかなかったのかと。カップケーキを死亡フラグにするとは。そんなに交通量多くなかったやん。ヤンキーのし返しか?
友情が続いているのは良い展開。お前まだ寿司屋行ってなかったんかい(笑)
文学小説「サバカン」が売れたから、合わせる顔ができた。ということか。
地方の駄菓子屋はまず万引きを疑うのがデフォルトなのか(笑)
スタンド・バイ・ミーを思い起こさせる🧡
スタンド・バイ・ミーを思い起こさせ、更には、いつの間にか自分自身も少年時代に帰ってしまう、何とも不思議で素敵なお話でした❗😃
褪せないね〜
誰しもがある少年少女時代、そんな少年少女時代の忘れられない思い出ってありますよね!?
そんな思い出を思い出させてくれる映画でした。
断片的ですが姿が見えなくなっても声が届く限りまたね~、これ自分自身もやりました。
あと近所の家にできてるミカン、イチヂク、ザクロなど勝手に取って食ったりと、、、やる事みんな一緒なんだなと思い観てました(笑)
キャストの方は全員いい味(鯵)だしてました!(サバカンだけに)
竹本の最初のまたね~は良かった!
岩松了さんの役もたまらなかったです。
あと草彅剛さん!褪せないし、演技はナチュラルでいいし(作風に合ってる)、ナレーションも素晴らしい!
冒頭のナレーションで泣きそうでした。
公開前にサバカンのフライヤーを見たときは何だよサバカンってセンスの無いタイトルだなって思ったんですが、、、
いざフタを開けて観たら(サバカンだけに)なかなか出会えない素晴らしい作品でした。
上映時間約2時間、素敵な時間をありがとうございました!
泣きたい人におすすめ
ストーリーは、よくある話のようなそうでないような話なのですが、随所随所で泣けます。自分自身の少年期とダブル、情景心情が映画に吸い込まれる感じで飽きない映画です。年代関係なく誰が観ても良い映画と思いました。お勧めです。
子役の皆さんのgood job 作品
メインの2人はもちろんですが弟役の子も良かった。
長崎ののどかな雰囲気にホッとする物語。男の子は子どもの頃から○○パイが大好きなんですね。微笑ましい限りでした。
ピストルさん、今回もサイコーでした。
是非映画館で🎦
74
愛おしさが滲む友達、親子、家族の距離感
新たな夏のマスターピース✨
自分にとって今まで夏の傑作は
岩井俊二監督の「打ち上げ花火〜」でしたが
新しく「サバカン」が加わりました。
健次と孝明の少し特別な夏が
自分も少年時代に引き戻してくれました。
ほぼ同世代なのでキン消しネタでいきなり共感。
キン骨マン3連チャンは確かにキツい😭
久田ファミリーがとにかく素敵で
尾野真千子と竹原ピストル含む
4人のやり取りは永遠に観ていられます☺️
大人の描き方が本当に魅力的で
今の時代では見ることがなくなった
親子や夫婦の愛おしい距離感。
そして全く知らなかったからこそ
素直に感情移入出来た主演の子役2人。
上手さとはまた別の自然体の魅力。
素敵な夏の思い出が増えました。
一つだけ残念だったのは誰の命も奪わず
感動させて欲しかったことです。
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