恋は光のレビュー・感想・評価
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展開も思考も理に適ってる
2022年劇場鑑賞41本目 優秀作 72点
異質な恋愛映画でとりわけ楽しみにしていた作品
徐々に(ジョジョに)成長している西野七瀬ですが、まだまだ演技下手で、その中でも一番のハマり役だった気がします。
神尾くんもハイローや20歳のソウルの様なわかりやすい目立つキャラクターより、陰をもってる方があってる。
恋を理屈的に考えている女の子も確かに恋を分解して丁寧に考えてみると確かにと妙に納得してしまったし、あのお人形さんみたいな容姿がまさしくだった
馬場ふみかも適任っちゃ適任だけど、もっと遊んでそうなギャル寄りの見た目の子でもよかったかも(山本舞香とか)
総じてそれぞれのキャラクターの色や思想故に織りなす展開がちゃんと理にかなっていてよく出来た作品でした。
是非。
恋を頭で考えよう
こういう映画を観ていきたい
哲学恋愛ファンタジー
コミックを実写化した作品で原作は未読。恋の光が見える男と恋する3人の女たちの奇妙な四角関係をコメディを交えながら描いている哲学恋愛ファンタジー。恋愛を哲学的に描くという発想が面白い。
4人の演技と絡みが素晴らしくそれぞれ役柄にピッタリの印象。特に印象的なのが現在大活躍中の馬場ふみか。今回も彼女の魅力を存分に味わうことが出来ました。
2022-146
恋の定義の行方
原作コミック未読。
公開時は全くノーマークの作品でしたが、凄く評判が良いので再映を機に鑑賞しました。
恋愛映画苦手な私でもこれは面白かったなぁ~(笑)
凄く映画的(?)な作品で上手く作られていて、且つ非常にユニークで他に似た作品が無い感じで楽しめました。今後恐らく色々な国でリメイクされそうな予感がして、こういう作品を見ると日本のコミックってつくづくアイデアの宝庫なんだと思ってしまいます。
あとキャスティングも非常に良く、出てくる女子が全て可愛らしく、特に西野七瀬は大学生役には無理があるのにも関わらず凄くピッタリでしたしね(笑)
彼女を最初に観たのは『あさひなぐ』って作品で、その時は如何にもアイドル映画で下手ッピーと思ったのですが、今ではこんなに良い女優になった事にある種の感慨がありました。本作で、完全にファンになってしまいましたよ(爆)
でもポスターなどに惑わさて、本作を(邦画定番の)キラキラ青春アイドル映画を観るつもりで来ると裏切られるかも知れません。
ファンタジーであり、台詞などもちょっと時代錯誤に感じた人もいるかも知れないが、例えば時代設定を明治後期から昭和初期位に置き換えてイメージしたり、海外の作品で字幕スーパーで観ているのをイメージするなど、こうした脳内変換すればなんの違和感もなく、作品の根底にあるのはいたって真面目な恋の意味を追求する作品になっていますから…
「愛すべき小品」ってこういう作品の事を言うのでしょうね。
興奮!
原作未読。
ずっと気にはなってたんだけど、近所の映画館の最終上映日にちょうど時間がハマって、コレは運命だと思って見に行きました。
(決して時間つぶしではないです。ちょっと寝不足で寝ちゃったらごめんと思ってたけど決して時間つぶしではないです)
めっちゃ面白かった!
いや面白いを通り越して、めっちゃ興奮してました!
物語の大枠はありふれたカタチの恋愛モノだけど、その恋愛をあんな切り口で見せてくるって斬新!
ありふれてるから北代さんのセリフを一言一句違わずに先読みできちゃう場面もあったけど、それがまた「そうだよね!そう思うよね!」って、ずっと恋バナしてるみたいな楽しさの中でワクワクしながら観てました。
平祐奈ちゃん、すっごい綺麗だったなぁ。今までちゃんと注目したことなかったけど、元々品の良い人なんだろうな。東雲さんの品のある感じがすごく自然だった。いいお芝居しますね。
西野七瀬ちゃんが良かったですね〜。キャラ立ちするところのない、いわゆる"普通"の北代さんを、すごく"普通"に演っていて、彼女とならちょうどいい距離感の友達になって恋バナできそうって、この映画を観た女子はみんな思ったんじゃないかな。
かく言う私もこの映画の間中、彼女と恋バナしてたし(←こわ)
伊東葵ちゃんも良かった。恋のキラキラが一番ちゃんと出てたのは彼女じゃない?
その彼女の最後の告白が意外だった。そこからまた考察を進める東雲さんが切なかったよ。。
本当に観て良かった。
運命的に時間が合って、ホント良かったです。
登場人物がみんな素直で魅力的
恋が光で見えるというところから、通常の恋愛映画とは違う切り口で思っ...
セリフのリズムと開放的な岡山ロケが良い
鮮やかで爽やかな恋愛映画
恋愛映画というと、やたらドロドロなリアリティを追求しているか、キラキラで非現実的なザ・少女漫画のような実写映画が最近は多い様に思う。
そういった意味で、本作は恋している人が光って見えるというファンタジー要素を扱いながらも、その実は大学生の爽やかかつリアルな恋愛群像劇。やっぱ、恋愛映画は良い人ばかりの作品が良いですね。
西条・北代・東雲・宿木、何れもキャラが立っていて良い。名前まで魅力的に思えてしまう。個人的なお気に入りは宿木かな。寝取ってばかりのとんでも無いキャラなのに、案外純真で憎めないのよね。そして、メインヒロインの北代は断然可愛い。間違いない。
西野七瀬さん、ちょっと前まではアイドル上がりらしくしょうもないドラマのしょうもない役ばかりだったが、良い女優に成長して良い役を貰いましたね。これからどんなドラマ・映画に出演していくのか、とても楽しみです。
東雲さんの魅力
光にもいろいろありまして。。。
「殺さない彼と死なない彼女」が大好きな私は期待大で鑑賞です。
この監督は恋か友情かのギリギリ(今回は憧れって感情もでてきますが)のこの言い表しにくい感情をうまく映像に溶け込ませますよねー。「殺さない〜」のときも感じましたが、気づかない気持ち、伝えられない気持ち、揺れる気持ち、自分自身の中にも確実にあったと思える、何処か遠い記憶の彼方に行ってしまったものを見せてくれるんですよね原作未読です。同じ展開、決着なのかな?それはさておき、監督への期待裏切られませんでしたよ。初めて他人を好きになったかもー?なあの頃を思い出させてくれる作品です。本作、好きです。
簡単に言っちゃうと、西条くん達の恋愛入門物語ですね。そこそこみんな不器用でいい感じです。蒼いわぁ(笑)原作が秀逸なんでしょうかねぇ。ラストの「光」の落とし所が見事だったんです。蒼さが全くないおじさんの僕ですが西条くんが気づいた時のセリフがグッときちゃいました。
そう、恋は光。確かに「光」なんですが「光」にもいろいろあるんです。それに気づいていく道のりをちゃんと描いてくれています。そしてそして、人を好きになるって辛いことなんだってこともしっかりと。
あぁ、あぁ、悶え死にしそうになりました。これはキュンキュンくるとか、そーいうのじゃないのです。自分が経験したことがないような絵空事、少女漫画の世界の恋を見てドキドキするやつじゃぁないのです。あぁ、「これ知ってる!」ってやつなんです。だから、心のどこかにある遠い恋の記憶がくすぐられ悶えてしまうのです。
演者さんたちがみんな良かったなぁ。西野さん、「孤狼の血」よりこういう役どころの方が現段階はFITしている気がしました。個人的には宿木さん推しですね。馬場さんがうまかったんでしょうね。憎めない寂しがり屋な感じがとっても良かった。
やっぱね、人を好きになるって(気持ちに気づく含め)素敵なことですよ!うん!って気分になっちゃうハッピーな映画でした。おすすめですね。
当方キラキラから遠ざかっておりますので(^^;
率直に面白い
"恋をしている人から光がみえる"
そんな特殊能力をもつヲタク気質のある西条(神尾楓珠)と、想いを打ち明けられない北代(西野七瀬)、恋を探求する東雲(平祐奈)そして、人のものを欲しがる宿木(馬場ふみか)の4人で繰り広げられていく様々な恋の物語。
ありきたりな恋愛映画ではなく"恋とは"と哲学として考えていく流れが面白く、少し難しかったりもしました。
ですが、今までにない作品で個人的にはとても面白かったです。
キャストとしては、神尾楓珠さんがとてもいい味を出していた印象です。彼には良い意味でも悪い意味でも"顔が美しい"というハンデがあるのでどのようにそれを隠し、癖のある主人公を演じていくのだろうと思っていたのですが、その面影はありつつもしっかり西条に染まっていました。
他の女性キャストも個々のキャラがたっていたので3人でのシーンなどでは異色の3人が集まったことによって化学反応がおきる、会話のラリーもとても面白かったです。
何より、恋を探求していくうちに自分が見ているこの光は本当に恋の光なのか?それを深く考えていくというストーリーの流れも面白く、何より西条が北代の打ち明けられない想いに気づいたシーンがとても印象的でした。
時が止まったような素敵なシーンでした。
この作品は恋をしている人でも、してない人でも、恋って何なんだろう?と思う人でも見る価値があると思います。
オススメの作品です。
そしてタイトルが「恋の光」ではなく「恋は光」という所がまた深いなと思いました。
これは掘り出しモノの巻
広まって欲しい。
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