劇場公開日 2022年6月17日

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「恋の定義の行方」恋は光 シューテツさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0恋の定義の行方

2022年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原作コミック未読。
公開時は全くノーマークの作品でしたが、凄く評判が良いので再映を機に鑑賞しました。
恋愛映画苦手な私でもこれは面白かったなぁ~(笑)
凄く映画的(?)な作品で上手く作られていて、且つ非常にユニークで他に似た作品が無い感じで楽しめました。今後恐らく色々な国でリメイクされそうな予感がして、こういう作品を見ると日本のコミックってつくづくアイデアの宝庫なんだと思ってしまいます。
あとキャスティングも非常に良く、出てくる女子が全て可愛らしく、特に西野七瀬は大学生役には無理があるのにも関わらず凄くピッタリでしたしね(笑)
彼女を最初に観たのは『あさひなぐ』って作品で、その時は如何にもアイドル映画で下手ッピーと思ったのですが、今ではこんなに良い女優になった事にある種の感慨がありました。本作で、完全にファンになってしまいましたよ(爆)
でもポスターなどに惑わさて、本作を(邦画定番の)キラキラ青春アイドル映画を観るつもりで来ると裏切られるかも知れません。
ファンタジーであり、台詞などもちょっと時代錯誤に感じた人もいるかも知れないが、例えば時代設定を明治後期から昭和初期位に置き換えてイメージしたり、海外の作品で字幕スーパーで観ているのをイメージするなど、こうした脳内変換すればなんの違和感もなく、作品の根底にあるのはいたって真面目な恋の意味を追求する作品になっていますから…
「愛すべき小品」ってこういう作品の事を言うのでしょうね。

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シューテツ