ONE PIECE FILM REDのレビュー・感想・評価
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映画という短距離走で叙事詩『ワンピース』を開こうとする無謀
映画という短距離走的なフォーマットで『ワンピース』という叙事詩を開こうとする試み自体が決定的に誤っているのではないかという印象を受ける。尾田栄一郎監修の『ワンピース』映画はあらかた鑑賞してきたが、本作もまた上記の認識をさらに強めるだけの結果となった。
とはいえ確かに原作における膨大なキャラクターが次々と夢の共演を果たすという点においては確かに楽しくはあるのだが、あくまでファンサービスの域を出ない。
CP9のブルーノ、カリファや海軍のヘルメッポ、ビッグマム海賊団のブリュレ、オーブンにバルトクラブのバルトロメオなど、長らく忘れられていたキャラクターが活躍するのでついつい盛り上がってしまいそうになるが、よくよく考えて彼らが集結する必然性があるんだろうか?
『ワンピース』原作の面白さは、各々のキャラクター同士の間にある緊密な力学とその変化にあると思う。それを抜きにしてただ単に膨大量のキャラクターを立ち回らせたところで二次創作的な快楽以上の何かは生まれ得ない。
また「ルフィとシャンクスは約束の時まで出会うことができない」という原作上の規約を遵守すべく「空想世界」と「現実世界」のレイヤーを用意し、その内外で麦わらの一味と赤髪海賊団を便宜上「共闘」させるというアイデアも確かに面白いのだが、ウタウタの実の能力やトットムジカの存在自体がそうしたアイデアに合わせて設計されている感じがあまりにも前面に出てしまっておりいまいち乗り切れなかった。
一方でウタのキャラクターそのものは非常に秀逸だったように思う。自らの壮絶な過去や周囲の過熱した期待ゆえに人格破綻を引き起こし、やがて撤退不可能なところまで突き抜けてしまうという彼女の破滅性は、さながらSNS時代のアーティストといった感じで現代的だ。ボーカル声優がAdoというのがまた絶妙で説得力がある。
「ウタは何がしたいの?」といった批判が相次いでいるようだが、本作の惨劇はまさに彼女が何がしたいのかわからなかったからこそ起きてしまったのではないか。明確な夢や目標を持つキャラクターが多いワンピース世界の中でこうしたキャラクターが登場するのは非常に新鮮だった。「そういうせせこましいキャラはワンピに要らんねん」と言われてしまえば返す言葉もないが…
とはいえ全編を通して鑑賞した感想としては、やはり大筋の欠如したモザイク画のように見える。映画作品としての強度がない。これならOVAとか番外編としてやったほうが納得できる。『ワンピース』のメディアミックスの難しさを改めて認識させられた一作だった。
エンタメも取り入れた原作にも影響してくる内容
adoのMV
ある歌い手の悲劇
Adoのコンサートでもあり、原作にも繋がってコミック派としてもワクワク
バトルシーンと楽曲は繰り返し観たい
新時代
私の中ではワンピース映画最高傑作
今までのワンピース映画の中で一番好きです。
今回はバトルと歌の割合がいい感じに振り分けられていて、2時間飽きずに見ることができました!!!
今までワンピースの映画を見ると(ワンピースは本編も一作一作長いし、やっぱり2時間の映画だとそこまで深くは描けないよな)と少し映画特有の「浅さ」を感じてしまったのですが、今回はそれを感じませんでした。
またワンピースの映画で初めて泣きました。
2時間しか出てこないキャラクターがここまで印象に残ったのは初めてです。
はじめに口コミを見たときにあまり評価が高くなかったので、一回目は配信サイトで見て、すぐに考えが変わり結末を知りながら翌日映画館に向かいました。
自分が普段のバトルを長いなと感じてしまうタイプなので今回は大変良かったのですが、逆に普段のバトルシーンが好きな人からすれば確かにウタの歌に持っていかれている割合は多いなと感じました。なのでそういう方にはオススメできません。
シャンクス、ルフィ、ウタこの三人の関係性がなんとなく把握できてさえいれば楽しめると思います。私の妹はそれで十分楽しそうでした。
ワンピースを元々みていないから?
子どもに連れられて、映画館で観ました
子どもは、劇中のadoさんの歌も好きでこちらの映画、高評価のようですが、
私は何度かワンピース読もうとしてハマらなかったタイプの人種で、こちらの作品もごめんなさい、何がいいのか分からなかったです^^;
赤い髪のお父さんは渋くてとてもかっこよかったです♪
久々に触れるワンピは変わらず面白かった
残念な気持ちになりました
ワンピースは小学生の頃から読んでいて、空島編まではとても楽しくて、大好きで、映画デッドエンドの冒険も、ストロングワールドも、とても楽しく見ました。バンプの主題歌もミスチルの主題歌も最高でした。
しかしこの映画からは、古いファンは捨ててもいいから新しいファンをたくさん手に入れたいという感じを受けました。
普通の人がado嫌いになる可能性があるかも・・
ワンピースの映画を見に来たのにadoが演じるキャラがずっと歌ってる。
物語より歌ばっかりだからファンじゃなければ到底受け入れるの無理では・・?
adoに関しては好きでも嫌いでもなかったけどこれを見ると純粋なワンピースファンはアンチになるとおもわれ。
映画の内容もオリキャラが強くて、歌もうまくて、
シャンクスのつながりがあってルフィともって・・・
なんかワンピースで考えた私の最強キャラみたいになってる。
映画館に見に来た人は絶対にコレジャナイ感あったと思う。
adoはうっせえわで知ってたけど、
ワンピースの映画をここまで変に染めるのならやめてほしいと思うよね。。
脚本を作った人、もしくはこの脚本を作らざるを得ない状況にした人は
本当にado好きで布教したかったんだと思うけど、
調整する人がいなかったせいで嫌う人が増えるという悲しみ。
主題歌や挿入歌は1曲ずつでいい。
歌うキャラの感情移入できる話をしっかりと作ってほしかった。
その後に主題歌を歌えばきっと違う結果になったと思う。
原作を読んでいないので…
ONE PIECEの原作を読んだことが無かったのでストーリーが刺さらないのは仕方ないかなと納得しながら最後までAdoのコンサートとして楽しみました。UTAのキャラクターデザインや映像はとても綺麗でした。
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