BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
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「内臓ひっくり返るまで」
今年35本目。 「an an」2月22日号は山田裕貴、間宮祥太朗、岡山天音のインタビュー。稲垣吾郎さんが映画のコラム書いているのでたまに買います。そのインタビューで岡山さんが山田君の取り組みが狂気を帯ていると。監督にダメだったら言って下さいね「もう一回 もう一回」と何度もトライして、「もし何かあったら夜中でも呼んで下さい、空いているので」それは寝る時間と岡山さんのツッコミ。何かやる時に狂気じみた事やるのも時には必要だと思います。 上原ひろみさんはオリジナル曲の作曲で雪祈のピアノ演奏もされていますが、「人は自分より凄い人に出会って成長する」大が雪祈に会った事がそれですね。自分も実感しています。 一番好きな言葉が内臓ひっくり返るまでやれ。人に届くってそう言う事だと感じます。
コミックは全然読んでないのだが、評判が良いので観てみた。 音楽は良...
コミックは全然読んでないのだが、評判が良いので観てみた。 音楽は良いがCGがダメの噂通りライブシーンになると出てくるCGはちょっと興醒めものですが音楽の熱さでカバーしてますね。今回は通常上映でしたがやはりドルビーアトモスとか轟音上映で観た方がよいのかも。 あとベースレスのトリオ編成というのがどうにも気になって、山下洋輔トリオぐらいしか思い浮かばないのですが音楽性全然違うし、原作にはどうしてそういう特殊な編成になったのか説明あるのかな?
BRAVO! JAZZ!! BRAVO JASS!! Thanks MUSIC!!
期待をはるかに上回る感動に感謝!! このサイトのレビュー評価の高さに期待してわざわざDollby Atomos シアターで見に行った甲斐があった。 ストーリーは純真な若者の成長物語らしいベタな展開だがその王道的なストーリーと人生のコントラストをわかりやすく描いていてまっすぐに心に刺さってきて素直に感動できた。 私は音楽鑑賞は好きだがJAZZは全くの素人で、この漫画の原作も知らないけれどとにかくJASSの三人が奏でる音の迫力に純粋に心打たれた。音楽以前のハートの部分で強く感じられた。それこそジャンルや新旧を問わない素晴らしさがそこにはあった。😆😂 言葉にならない感動に、ただこの音を聴け!!と言いたくなるような問答無用の情熱と最高の音と音楽に感謝しかない。素人の自分にも、あるいは素人だからこそかもしれないが深く心に響いた胸熱の傑作としか言いようがない。 そしてジャズってこんなにも自由で熱い音楽なんだと気づかせてくれたこの映画に感謝です。😄 俺は海賊王になる、じゃなくてサックス王になる!みたいなキャラは漫画でも今どき珍しいかもしれないが、主人公のその真っ直ぐな姿勢に惹かれたし、自分もなにか情熱の限りを尽くして打ち込めるものがほしいと思った。😄 そして主要キャラの中で沢辺の変化とコントラストが一番大きくて彼自身の学びと成長の過程を見る中で、ありのままの自分の感情をそのまま音楽で表現することの大切さを知った。 やはり成功や結果のために自分を殺して相手に迎合したやり方では、人の心に届くパフォーマンスや作品や商品は提供できない。音楽に限らずすべからくそうだと思う。
それぞれが次のステージに進むためのJASS
主人公の大は世界一のジャズプレイヤーを目指し、ぶれることなく前進していく。そんな主人公とバンドを組む雪祈と玉田は、それぞれ葛藤を抱えながら周囲の支えもあって成長していく。 この辺りのストーリーは、かなりコンパクトにまとめられている。しかし、その分演奏シーンで雄弁に語られていたように思う。 序盤は力強さを前面に出した演奏。それが最後So Blueで演奏するシーンでは、強弱のある表情豊かな曲になった気がする。これは作曲した雪祈の人としての成長の現れだろうか。玉田も大舞台でソロを堂々と演奏するまでに成長している。 音楽は門外漢ではあるが、それでもSo Blueでの演奏シーンは大いに感情を揺さぶられた。観終わったあと、とても心地よい作品だった。
とにかく音の強さに感極まり落涙必至
職場の若手に「ぜひ劇場で」とのお勧めで公開中に鑑賞。アニメ映画は子供の同行を除くと、まさかの「紅の豚」以来か(笑) 序盤はアニメ感に少し戸惑いがあったものの、ジャズの強い音とその効果的な映像に圧倒され、たちまち引き込まれた。 主人公の前向きさや、その他教訓となることがたくさん盛り込まれており、熱く硬派な作品。 後半はまさに感極まるシーンの連続。 この涙は、ストーリーに感動したとかだれそれが可哀想だとかそのての脚本的なものではなく、強い意思と強い音に感情が高ぶり、その沸点が涙腺を刺激する的な熱くたくましい涙と言うべきか。「ジャズをやる」格好いい! いいぞ、アニメ!今後も良いものはどんどん観ていこう!
本気は伝わる
原作マンガ好きすぎて、期待と不安がありましたが、 うわー見てよかった!最高でした! いきなり私の大好きなシーンから始まって、 ストーリー展開もさすが! 知ってるはずなのに、胸に響いて泣いた。 音楽も素晴らしくて、 ジャズ分からなくても、聞き入るよねこれは。 こうやって大たちは、人の心を掴んできたんだなーと、 私もすっかり魅了された。 本気は人に伝わるし、人を動かす。 自分に置き換えて、明日から頑張るぞ! という気持ちになりました。 きっと大たちの気持ちと、 この映画を作ってる人たちの熱意が、 私を動かすんだなー
青春
元々漫画を少し読んだことがあったが、迫力のある絵の漫画だが、やっぱり音がほしい!と思っていた。なので、待望の映画化で、本当に期待してた。 そして、期待通りの内容に、青春なんだなーって感じることできたし、感動して二回ぐらい泣きそうになった。 声優は俳優陣を使うというアニメでしたが、全く違和感なくて、とてもアニメキャラには合ってました。 素晴らしいアニメであり、ジャズのライブでした。 ちなみに、自分はジャズ初心者です。
こんなに素晴らしい音楽映画ははじめてです。
目をつぶって音楽だけでも楽しめてしまうくらい、音楽も最高!キャストさんもとっても良い!最後までこんなに泣き続けた映画は初めてです。もう一度映画館で観たいです。
音楽がとにかく素晴らしい!
原作は未読でしたが、劇場に足を運んで良かった!と思える作品でした。 後半の展開には思わず涙してしまいました。 山田裕貴、間宮祥太朗、岡山天音の俳優陣の声も、とても自然な感じでした。 主人公の大の存在感は"さすが主人公"って感じなのですが、私はゆきのりや、玉田のキャラがとても気に入りました。 そして1番の聴きどころは、上原ひろみの作曲した数々の楽曲です。 「ジャズってめちゃくちゃカッコいい!!」と感動。 見事にライブシーンを盛り上げてました。 私の行った劇場は音響が普通だったので、低音などの響きが普通でしたが、もっと音響の良い劇場なら、さらに感動をもらえるだろうな、と思いました。
音楽に全振り
原作ファンです。 原作漫画の第一部にあたる部分が本作ですが、映画の主軸を完全にジャズ演奏シーンに充てていることで、漫画とは別物の音楽映画として楽しめました。 漫画では不可能な「音」を表現することに集中することで、新たなBLUE GIANTの魅力を感じることができます。一流のミュージシャンによる楽曲はどれも素晴らしく胸を打ちました。 一方で、大のジャズに対する直向きな熱さや、大を導く周囲の人々の想いなど、ストーリーやキャラクターの背景はほぼ描かれないので、原作未読の方には大の人物像が伝わらなそう。ほぼ雪祈が主役だし。笑 この辺りは続編で描いていくのかな…? 原作ファンが故の物足りなさはちょっとありますな、音楽漫画のアニメ化として本作のような表現は新鮮でしたし、2時間ジャズに浸れて楽しかったです!
最高のJAZZ漫画
漫画は知りませんでした。レビュー高評価により鑑賞。漫画だしJAZZ分からないしなんて半分信用せず劇場へ。おまけにパンフレットが格好いいなーって、ほかの映画を観に来ては度々気にしていたので、今日は観て買うぞと決めて行きました。 いやー参りました。凄く、凄く良かった。面白かった。こりゃレビュー評価いいに決まってる。次回作もあれば絶対行きたいし、公開してすぐ行く(笑) JAZZは全く聴かないし分からないけど凄く良かった。 多分JAZZガンガン流れてたけど、設定なだけで物語が最高に面白かった。JAZZが主だけど、主じゃないみたいな。(笑) ついでに正直なチームワークってものも見せられた気がした。 あと東京在中には嬉しい、知ってる日常の景色(東京設定)が逆に漫画だと忘れる位のリアルさに見えた。 これは実写映画より良い!! 夜景など夜のシーンが多く、これがJAZZと物語にマッチしていて更にレベルを上げた。 ◆泣けた ゆきなりが不調の時のやり取り場面 一流店での演奏が決まってママに報告した場面 あの事故の直後の場面 ラストの演奏シーン 忘れたが他に、、、(笑) 結局たくさんの感動は、感動していた観客を観て感動してたのかも。 暫くJAZZを色々あさってみようと思う。 趣味→JAZZになりたい(笑)
ジャズを聴け
話はすんなりと進み、悪いヤツもいない。 ストレス皆無。 トントン拍子に進んで最後に一山くる。 原作未読。 周囲から、前半の話ずいぶんすっ飛ばしてる、、とチラ聞こえた。 作画がすごく美しいということはなく、トロンボーンから斜線がぶわーっと出たりして どちらかというと古いアニメのような熱さがある。 ライブに行った感じ。
上原ひろみの楽曲が凄すぎる。
原作「BLUE GIANT」は大好きな作品で、今も読み続けているのだけど、そもそも漫画だから音楽については想像すらせずにストーリーだけで楽しんでいた。 映画化にあたって上原ひろみさんが楽曲提供されているという話は知っていたのだけど、予備知識は一切なしで劇場へ。ダイが演奏するJAZZが一体どういうものなのか、実を言うとあまり期待せずにいたが、率直に言って度肝を抜かれた。 ダイの演奏を聴いた観客は原作中でも驚きを隠せない表情をする。この楽曲、演奏を聴かされたら、誰でもそうなるだろうという、ものすごく高い要求を超えなくてはならないし、かつ10代の子たちの拙さや熱さも表現を超えた作品でなくてはならない訳で、そんなものが果たしてと、思っていたが、いや、もう完璧だった。 モーションキャプチャーが個人的にしっくりこなかったが、ストーリーと楽曲で存分に楽しめ、泣ける映画に仕上がっていた。続編を期待したい。
そっちだけで気持ちよくならないでくれ
画面の向こうの登場人物だけ気持ちよくなっていて、僕は全く入れなかった。 ジャズはあんまわからないし批評だけして具体的な提案は出さない卑怯者だが、 音量調節次第で気持ちよくなれたのかな。。ここはドラムの音を抑えてピアノを出すとか、ですか。 やってたのかなわかんなかったな。 一年と半年で上手くなれるんかな、努力したんだね。 セッション見た後だとどうもね、いけるのかなって。
合奏とはなんて素晴らしいんだ
大ヒット漫画の映画化。と言っても自分は未読で、内容もほとんど知らぬまま劇場へ。 好きな絵と苦手な絵があるとすれば、後者になるのかもしれない。人物の動きがちょっと野暮ったいな・・・。などと思ったのも束の間、物語りの中に強引に引き込まれてしまった。主人公・宮本大が、バンドメイトとなる沢辺雪祈の前で初めてサックスを吹く場面がきっかけで、それ以降はこの青春の熱情のなかに完全に捕らわれてしまった。 音楽を扱ったコミックが実写化される際の永遠のテーマとも言える<漫画で描かれたあの素晴らしい音を、どうやって実際の音として鳴らすのか>。前述した場面で、この映画はそれを完全な説得力を持ってクリアしたのだった。 漫画では読者の想像力に委ね、無限大に広げることができる音楽も、実写ではそうはいかない。生身の人間が演奏したリアルな「音」にならざるをえない。 実写版では歌が聴こえなくなる、とか、そもそも音楽自体の神秘性からは逸れたところに物語りの主軸を置く、など過去の音楽漫画実写化は苦労を重ねてきた。しかし、この映画はその難題から逃げることなく、最高のプレイと楽曲、そしてアニメーションの熱量という当たり前のワザをもって正攻法で正面突破した。音楽担当・上原ひろみの才能の巨大さを思い知らされるところでもあった。すべての演奏シーンにサイケデリックなまでの幻想とリアルな歓喜が宿っている。 音楽がもたらしてくれる感動の言葉にできなさ、それがアニメーションの中でありありと観るものに伝わってくる。 ”When you hear music, after it's over, it's gone in the air. You can never capture it again. ー 音楽は流れたら空中へ消えてしまう。そして再びつかまえることはできないのだ” エリック・ドルフィーのこの言葉を思い出した。その「空中へ消える」さまを、このアニメーションで初めて目にした気がした。 シンプルなストーリーの上にある、純然たる「音楽映画」。家に帰ったら、爆音でドルフィーやコルトレーンを聴きたくなった。 そしてこの映画は音楽そのものの素晴らしさを伝える以上に、合奏の素晴らしさ、人間と人間が音を出し合うことの素晴らしさを教えてくれる。特に音楽をやる者にとっては、最高のご褒美のような映画だった。 宮本大役の山田裕貴、沢辺雪祈役の間宮祥太朗、玉田俊二役の岡山天音の声優陣もハマっていた。この声じゃなきゃ、と思わせてくれる。
黄金の光が噴射され、赤く燃えて、青く燃える
演奏シーンはあまり力を入れてないところはCGで、イマイチかなと思いきや盛り上がるシーンで手描きのスゲー作画が来て鳥肌が立つという、焦らされて興奮させられる感じでした。 サックスという筒から黄金の光が噴射され、赤く燃えて、青く燃える、作り手が伝えたいであろうジャズの熱量を、考え得る以上の作画で見せつけます。 物語の内容自体は、古臭い展開だし、「泣いてください」と言わんばかりのベタな演出なんですが、劇場の音響と大スクリーンで観る価値は大いにあります。
BLUESと思ってたらJAZZ
公開中作品で異常に評価が高いので原作未読で鑑賞。堤幸彦BECKとは異なり、漫画内ジャズは普通に音楽されていてよかったものの、ジャズつーてもマイルス・デイビス、ナベサダぐらいしか名前を知らない門外漢ゆえ、JASSのジャズがどんだけすごいのかはいまいちわからず。 展開的には王道ながら、いくつか誰これ?みたいな箇所があったり、雪祈のアレはさすがにチートじゃね?という気もした。つまりは大人気の原作に寄り添ってきたファンならライブハウスの観客同様に号泣必至、高評価必至という作品だろうか。 石塚真一の前作・岳の主人公である島崎三歩はある意味スーパーヒーローで、人間味の薄い漫画っぽいキャラだったが、宮本大は少しリアルに寄ったとはいえ、真っ直ぐさ加減は相変わらず。三歩は小栗君が実写で演って、なんかちょっと足りない人に見えちゃってたので、今作は素直にアニメで正解だった。演奏中の映像表現はがんばってたけど、モーションキャプチャーはSLAM DUNKほどの予算がなかったのか、画力が井上雄彦には劣るせいか、結果、メタバースっぽい動きになっててやや残念。
BLUE GIANT
面白かった。涙するとはこういうことなのかと思ったほど、泣いた。泣けた。 しかしこの涙は、果たしてお話で泣いたのだろうか?それとも音楽に泣いたのだろうか? 僕が涙したのは、TAKE TWOのバーの店主の女性が最後と途中で流す涙。 それから、最後の3人の涙の演奏に、ついもらい泣き。 店主の女性のは、一瞬だけ過去の写真が映ることによって涙が出た。あそこで音楽が鳴っていたのか、なっていなかったのかは覚えていないが、少なからず店主の女性の気持ちに同情してしまった。共感してしまった。それは、彼女が我々観客と同じ立場にいるからではないだろうか。特に何もするわけではないが、陰で3人を見守り、ずっとその軌跡を客観的に見てきた彼女だからこそ共感できるのではないだろうか。あの涙の正体は、喜びの嬉し涙だ。彼らの成功に、彼らの挫折の経験に、喜びを感じずにはいられない。それは我々なのだ。 人の弱い部分が見えたか、どうか。グッとくるのは、玉田が「こんなバラバラでジャズできんのかよ!」って家を出て行くところ。バラバラになってしまうかもしれないという恐怖感と虚しさ、危うさ。それを引き起こしたのは、紛れもなく、玉田の心の奥の感情だ。「売れるための踏み台で、バンドは解散するものだ」という2人に対し、「俺は2人と一緒にやりたいんだ」という剥き出しの感情。生もの。危険な匂い。迂闊に触れてはいけないもの。 面白いのは、この弱い部分という面で言うとあまり主人公の大には見えないと言うことだ。雪祈と玉田にはそれぞれ悩み、苦労する場面が見える。ただ、大はまっすぐ、強く生きている。ただそれのみ。だが、この物語はそれでいいのかもしれない。大に対して、観客は絶対的な憧れを持つ。これは、雪祈や玉田もそうなのだ。彼のカリスマと才能に引っ張られて行く。観客も同じ。大のまっすぐな気持ちにやられる。憧れる。尊敬する。それも、面白さなのかもしれない。ファイトクラブのブラピなどもそうだ。しかし、僕の定義の中で必須ではないのだろう。 第2の条件といったところか。 謎があったかどうか。謎は特になかったように思う。原作を知っていたからかもしれないが、興味をそそるような謎はなかった。だからこそ、序盤が退屈に感じた。全部説明して、とんとん拍子で進んでいくから。例えば、雪祈の前情報をどこかで先に置いておく(誰かが雪祈の噂をしている。が、雪祈は一才劇中に出てこない)など。謎がなかった分、そこに面白さは半減したように思ったが、それでも楽しめるものだった。 この映画を一言でまとめると「泣ける」。音楽につられている部分がでかいだろうが、それでも泣ける。しかし、僕が今まで好きだと言ってきた映画が全て「泣ける」のかと言われたら微妙だ。だから「泣ける」の条件は第二候補行きになるだろう。 今の所 条件1、人の生の感情が見えるかどうか 条件2、その物語に謎はあるのか 第2候補 1、観客が憧れ、尊敬する人物の存在。 2、「泣ける」かどうか。 が、今の僕の「最高の映画」の条件だ。 これからもっといろんな映画に出会うだろうが、もっと研究していこうと思う。
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