BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
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音楽がダサいし、全然すごくない
音楽アニメなのに音楽が物足りなすぎる。
ちょっと前に流行ったクラブジャズ風なアレンジ、ベースレスなのであえてピアノの低音を活かした演奏なので迫力に欠ける、若手の演奏を小馬鹿にしたようなわざとらしい間違え方、どれもが聞き手を見下している。
で、重要なポイントが主人公の演奏の何がすごい演奏なのか全く伝わらないこと。
上原ひろみが音楽監修だがライブシーンでの3人の演奏音源ではなく、途中のBGMに使ってる音源の方が完成度が高く遥かによい。
ビジュアルでは、演奏時の余計な過度なサイケデリックなビジュアルアニメーションが鬱陶しい。CG、モーションキャプチャーよりもそっちのサイケデリックなアニメーション表現が使い回し(同じアニメーションが何度も出てきてる)なのが手抜き感が出てる。
10代のジャズというなら、本当に演者も10代のプレイヤーを起用してほしかった。
なんでわざわざ40過ぎた女性のピアノ演奏をアニメで観ないといけないのか。全く新くないし面白くない。
素人には演奏の上手い下手はともかく、「すごさ」までは伝わらないかもしれないのだから、あえて本当に若手のミュージシャンで挑戦しました!って映画にしてほしかった、それこそがジャズじゃないのって思う。
漫画の連載を楽しみにしているものとしては変な印象がついてしまうので観ない方が良かった。
「内臓ひっくり返るまで」
今年35本目。
「an an」2月22日号は山田裕貴、間宮祥太朗、岡山天音のインタビュー。稲垣吾郎さんが映画のコラム書いているのでたまに買います。そのインタビューで岡山さんが山田君の取り組みが狂気を帯ていると。監督にダメだったら言って下さいね「もう一回 もう一回」と何度もトライして、「もし何かあったら夜中でも呼んで下さい、空いているので」それは寝る時間と岡山さんのツッコミ。何かやる時に狂気じみた事やるのも時には必要だと思います。
上原ひろみさんはオリジナル曲の作曲で雪祈のピアノ演奏もされていますが、「人は自分より凄い人に出会って成長する」大が雪祈に会った事がそれですね。自分も実感しています。
一番好きな言葉が内臓ひっくり返るまでやれ。人に届くってそう言う事だと感じます。
コミックは全然読んでないのだが、評判が良いので観てみた。 音楽は良...
BRAVO! JAZZ!! BRAVO JASS!! Thanks MUSIC!!
期待をはるかに上回る感動に感謝!!
このサイトのレビュー評価の高さに期待してわざわざDollby Atomos シアターで見に行った甲斐があった。
ストーリーは純真な若者の成長物語らしいベタな展開だがその王道的なストーリーと人生のコントラストをわかりやすく描いていてまっすぐに心に刺さってきて素直に感動できた。
私は音楽鑑賞は好きだがJAZZは全くの素人で、この漫画の原作も知らないけれどとにかくJASSの三人が奏でる音の迫力に純粋に心打たれた。音楽以前のハートの部分で強く感じられた。それこそジャンルや新旧を問わない素晴らしさがそこにはあった。😆😂
言葉にならない感動に、ただこの音を聴け!!と言いたくなるような問答無用の情熱と最高の音と音楽に感謝しかない。素人の自分にも、あるいは素人だからこそかもしれないが深く心に響いた胸熱の傑作としか言いようがない。
そしてジャズってこんなにも自由で熱い音楽なんだと気づかせてくれたこの映画に感謝です。😄
俺は海賊王になる、じゃなくてサックス王になる!みたいなキャラは漫画でも今どき珍しいかもしれないが、主人公のその真っ直ぐな姿勢に惹かれたし、自分もなにか情熱の限りを尽くして打ち込めるものがほしいと思った。😄
そして主要キャラの中で沢辺の変化とコントラストが一番大きくて彼自身の学びと成長の過程を見る中で、ありのままの自分の感情をそのまま音楽で表現することの大切さを知った。
やはり成功や結果のために自分を殺して相手に迎合したやり方では、人の心に届くパフォーマンスや作品や商品は提供できない。音楽に限らずすべからくそうだと思う。
それぞれが次のステージに進むためのJASS
主人公の大は世界一のジャズプレイヤーを目指し、ぶれることなく前進していく。そんな主人公とバンドを組む雪祈と玉田は、それぞれ葛藤を抱えながら周囲の支えもあって成長していく。
この辺りのストーリーは、かなりコンパクトにまとめられている。しかし、その分演奏シーンで雄弁に語られていたように思う。
序盤は力強さを前面に出した演奏。それが最後So Blueで演奏するシーンでは、強弱のある表情豊かな曲になった気がする。これは作曲した雪祈の人としての成長の現れだろうか。玉田も大舞台でソロを堂々と演奏するまでに成長している。
音楽は門外漢ではあるが、それでもSo Blueでの演奏シーンは大いに感情を揺さぶられた。観終わったあと、とても心地よい作品だった。
とにかく音の強さに感極まり落涙必至
本気は伝わる
青春
音楽がとにかく素晴らしい!
音楽に全振り
原作ファンです。
原作漫画の第一部にあたる部分が本作ですが、映画の主軸を完全にジャズ演奏シーンに充てていることで、漫画とは別物の音楽映画として楽しめました。
漫画では不可能な「音」を表現することに集中することで、新たなBLUE GIANTの魅力を感じることができます。一流のミュージシャンによる楽曲はどれも素晴らしく胸を打ちました。
一方で、大のジャズに対する直向きな熱さや、大を導く周囲の人々の想いなど、ストーリーやキャラクターの背景はほぼ描かれないので、原作未読の方には大の人物像が伝わらなそう。ほぼ雪祈が主役だし。笑
この辺りは続編で描いていくのかな…?
原作ファンが故の物足りなさはちょっとありますな、音楽漫画のアニメ化として本作のような表現は新鮮でしたし、2時間ジャズに浸れて楽しかったです!
最高のJAZZ漫画
漫画は知りませんでした。レビュー高評価により鑑賞。漫画だしJAZZ分からないしなんて半分信用せず劇場へ。おまけにパンフレットが格好いいなーって、ほかの映画を観に来ては度々気にしていたので、今日は観て買うぞと決めて行きました。
いやー参りました。凄く、凄く良かった。面白かった。こりゃレビュー評価いいに決まってる。次回作もあれば絶対行きたいし、公開してすぐ行く(笑)
JAZZは全く聴かないし分からないけど凄く良かった。
多分JAZZガンガン流れてたけど、設定なだけで物語が最高に面白かった。JAZZが主だけど、主じゃないみたいな。(笑)
ついでに正直なチームワークってものも見せられた気がした。
あと東京在中には嬉しい、知ってる日常の景色(東京設定)が逆に漫画だと忘れる位のリアルさに見えた。
これは実写映画より良い!!
夜景など夜のシーンが多く、これがJAZZと物語にマッチしていて更にレベルを上げた。
◆泣けた
ゆきなりが不調の時のやり取り場面
一流店での演奏が決まってママに報告した場面
あの事故の直後の場面
ラストの演奏シーン
忘れたが他に、、、(笑)
結局たくさんの感動は、感動していた観客を観て感動してたのかも。
暫くJAZZを色々あさってみようと思う。
趣味→JAZZになりたい(笑)
ジャズを聴け
上原ひろみの楽曲が凄すぎる。
原作「BLUE GIANT」は大好きな作品で、今も読み続けているのだけど、そもそも漫画だから音楽については想像すらせずにストーリーだけで楽しんでいた。
映画化にあたって上原ひろみさんが楽曲提供されているという話は知っていたのだけど、予備知識は一切なしで劇場へ。ダイが演奏するJAZZが一体どういうものなのか、実を言うとあまり期待せずにいたが、率直に言って度肝を抜かれた。
ダイの演奏を聴いた観客は原作中でも驚きを隠せない表情をする。この楽曲、演奏を聴かされたら、誰でもそうなるだろうという、ものすごく高い要求を超えなくてはならないし、かつ10代の子たちの拙さや熱さも表現を超えた作品でなくてはならない訳で、そんなものが果たしてと、思っていたが、いや、もう完璧だった。
モーションキャプチャーが個人的にしっくりこなかったが、ストーリーと楽曲で存分に楽しめ、泣ける映画に仕上がっていた。続編を期待したい。
そっちだけで気持ちよくならないでくれ
合奏とはなんて素晴らしいんだ
大ヒット漫画の映画化。と言っても自分は未読で、内容もほとんど知らぬまま劇場へ。
好きな絵と苦手な絵があるとすれば、後者になるのかもしれない。人物の動きがちょっと野暮ったいな・・・。などと思ったのも束の間、物語りの中に強引に引き込まれてしまった。主人公・宮本大が、バンドメイトとなる沢辺雪祈の前で初めてサックスを吹く場面がきっかけで、それ以降はこの青春の熱情のなかに完全に捕らわれてしまった。
音楽を扱ったコミックが実写化される際の永遠のテーマとも言える<漫画で描かれたあの素晴らしい音を、どうやって実際の音として鳴らすのか>。前述した場面で、この映画はそれを完全な説得力を持ってクリアしたのだった。
漫画では読者の想像力に委ね、無限大に広げることができる音楽も、実写ではそうはいかない。生身の人間が演奏したリアルな「音」にならざるをえない。
実写版では歌が聴こえなくなる、とか、そもそも音楽自体の神秘性からは逸れたところに物語りの主軸を置く、など過去の音楽漫画実写化は苦労を重ねてきた。しかし、この映画はその難題から逃げることなく、最高のプレイと楽曲、そしてアニメーションの熱量という当たり前のワザをもって正攻法で正面突破した。音楽担当・上原ひろみの才能の巨大さを思い知らされるところでもあった。すべての演奏シーンにサイケデリックなまでの幻想とリアルな歓喜が宿っている。
音楽がもたらしてくれる感動の言葉にできなさ、それがアニメーションの中でありありと観るものに伝わってくる。
”When you hear music, after it's over, it's gone in the air. You can never capture it again. ー 音楽は流れたら空中へ消えてしまう。そして再びつかまえることはできないのだ”
エリック・ドルフィーのこの言葉を思い出した。その「空中へ消える」さまを、このアニメーションで初めて目にした気がした。
シンプルなストーリーの上にある、純然たる「音楽映画」。家に帰ったら、爆音でドルフィーやコルトレーンを聴きたくなった。
そしてこの映画は音楽そのものの素晴らしさを伝える以上に、合奏の素晴らしさ、人間と人間が音を出し合うことの素晴らしさを教えてくれる。特に音楽をやる者にとっては、最高のご褒美のような映画だった。
宮本大役の山田裕貴、沢辺雪祈役の間宮祥太朗、玉田俊二役の岡山天音の声優陣もハマっていた。この声じゃなきゃ、と思わせてくれる。
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