BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
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遅ればせながらの鑑賞
映画「BLUE GIANT」、レビューの評価が高かったので、気になっていたのですが、やっと観に行ってきました。
その前に原作漫画をレンタルして予習してから観たのですが、ストーリーとしては原作コミックのダイジェスト版みたいな感じでした。まあ、全10巻を2時間にまとめているのですから、しょうがない面はあると思います。でも、原作を読んでいないと人間関係やその背景などがよくわからないだろうと思うシーンも多く、読んでおいてよかったです。
そもそも、SFとかアクションモノ以外の現代ドラマのアニメ化は難しい面もあると思っているのもあって、なぜこれが実写で映画化できないのだろうか?と思いながら観てました。洋画では、音楽を題材にした多くの名作映画がありますが、邦画ではあまり思いつきません。
原作がコミックということもあり、そのイメージを壊したくなかったのでしょうけど、わざわざライブシーンを擬似3D化で見せるなら、実写でええやん、と思いました。
ただ、普段からジャズはあまり聴きませんが、劇中の音楽そのものは良かったです。
原作はまだ続いていますが、映画版も続編があるのでしょうか?
これは絶対劇場で観るべき!ライブシーンを体感して!!
ジャズには明るくない私。
そんな私が観てもライブシーン含めめちゃくちゃ良くて最高だった…。
大くんの熱く激しくほとばしるような、彼の叫びそのもののようなテナーサックス(テナーサックスの音良いよね…力強くてハスキーな声みを感じる)。
雪祈くんのすごくお洒落なのに、彼の抱える泥臭さやパッションも感じさせるピアノ(片手の時でも音の厚みがすごい)。
玉田のひたむきさや実直さ、そして力強さを感じるドラム(ライドシンバルの心地よい音、最高)。
これが劇場の音響だと、さながら会場で聴く生音のように体内に響く。
だから目の前で彼らのライブを観ているかのようだった。本作は絶対劇場で観るべき…。
また上原ひろみさんによる劇中楽曲がとても良い!!
私のようにあまりジャズを知らない人は、おしゃれで軽快でカフェで流れてるような音楽、ってイメージ持ってる層もいると思うんだけど、本作で彼ら「JASS」の楽曲、ジャズはまさに大くんがジャズそのものを評したように「熱くて、烈しい」。
プレイヤーの魂がぶつかり合うような、烈しくて、そしてめちゃくちゃ格好良い音楽なのだ。
あと楽曲に関してはライブシーンのアニメーション演出めちゃくちゃ良いよね!
サックスにライトが当たって反射した光の表現、サックスやピアノ、ドラムからほとばしる青い炎や渦、彼ら自身の汗、うねって躍動する世界。
この演出が楽曲と相まってめちゃくちゃにエモーショナル。
本作はアニメーションという媒体で作るのが一番良かった気がするし、媒体の強みを最大限に活かしてるのを感じる。アニメーションの演出がさらに感情と楽曲の熱を高めていた。いや、すごかった…。
あと、私は実は大くんが東京に出るまでは原作既読勢なんだけど、ここを綺麗に飛ばして東京編から描いたの英断だったし大正解だったと思う。
しかもただ飛ばしたんじゃなくて、彼らの奏でる音に彼らの過去を乗せて組み込んだ構成めちゃくちゃうまいし最高かよ…!
自己紹介は演奏の音、というのはプレイヤーの在り方に通じる気がするし、東京編にフォーカスしたことで大くんと「JASS」の物語として見事に1本の作品になっている(これによって青春映画の趣があるのも良い)。
本作のライブシーンはもれなくみんな素晴らしいのだけどSo Blueでのライブシーンはアキコさんたちオーディエンスと一緒に思わず泣いてしまった…。
JASSの最後に全てを出し切ろうとする3人が眩しくて美しくて…。
あと泣いたのはラスト大くんがドイツに旅立つ前に雪祈くんに電話かけるところ。
大くん、バンド組んでからは雪祈くんに割と厳しいこと言うシーンが多い印象だったけど、出会いの時から彼のピアノを大好きだった彼が電話口で静かに「俺が一番雪祈のピアノが好きだ」(記憶のまま書いてるから細かい部分違うかも)と言い、雪祈くんが涙を流すシーン、とても良いよね。
大くんは雪祈くんを信頼してるからこそ、彼が苦しい時もなぐさめたり手を差し伸べようとしなかった。
ただ、雪祈くんが自分で壁を乗り越えてくるのを待っていた。
この2人の関係がとても良いなと思う。
(ちなみに本作では曇らせ要素を一身に引き受けていた印象の雪祈くん。冒頭の登場から彼がこんなことになると誰が予想しただろうか。事故のシーン辛すぎた…。)
あと一緒に観に行った夫と話したのは「いや、玉田くん凄すぎるでしょ!」ということ。
素人から始めてるのに、いかに本人の努力がすさまじいとはいえ、成長度合いがすごすぎる。
本作で一番すごいの実は玉田くん説。
***
と、語りたい部分が多すぎて感想もつい長くなってしまう。笑
この作品の素晴らしさは作品内での大くんたちの熱量、この作品に込められたスタッフの皆さんの熱量なのだと思う。
とにかく音楽好きの全人類に本作を劇場で観て!!と叫びたい。
みんな劇場で観て!!!
音楽が素晴らしいが……
音楽と演出、作画のチカラが圧倒的な作品。
面白いのにストーリーが物足りない何かスカスカすると思ったら、やはり原作をダイジェストだったようです。
知らない回想がたくさんで置いてけぼり。
原作を読んでから観ればよかったかな……
でも読んでたら終盤の事故のインパクトは無かっただろうから……向き合いが難しい作品。
音楽と作画と演出は完璧!!
ストーリーは尺があるからしたかたない!
でもCGお前はだめだ!
上原ひとみ的なるもの。
漫画は読んだことないことは影響あるのかもだけど、世間の評判と、スラムダンクでアニメーション映画の新たな地平線を感じることができたことによる期待は高すぎたのかもしれない。
個人的にはバンドの成り立ちやその苦労のパート、ワンパターンでメリハリがない音は、正直しんどかった。唯一、葛飾ジャズフェスで見せたドラマーのバスドラから始まるソロにはゾクっときたけど。
一つだけ言えることは、コロナですっかりご無沙汰している音浴びは早々に再開せねばということ。それに気づかせてもらったのはありがたい。
上原ひろみはやはり天才
最後の方、少し原作と違うんですが、普通なら「あーあ、やっぱそういうことしちゃう?」となるような流れだけど、「いや、ユキノリが弾いてたら、想いを詰めるなら、こんなメロディだ」と思わせるような、心に入ってくるようなそんなメロディラインを構成してくれた。
ありがとう。
ジャズは激しくて熱いんだ!!
ジャズはほとんど聞いたことがないド素人ですが、口コミの良さに惹かれて観てきました!
ジャズはリラックスしながら聞く落ち着いた音楽というイメージが強かったのですがこの作品を見てイメージが180度変わりました!
これほどまで熱いものだったなんて!
ストーリーも起承転結とわかり易く、特に演奏シーンは痺れました!
終わったあとにもっと演奏聴きたかったと思えたし、ここまで熱さのあるアニメムービーは久々に見ました(^o^)
ひとことReview!
本格的な音楽アニメーション映画制作の限界を思い知らされる作品。世界クオリティのサウンドに、作画クオリティが低い為、それに追いついていない。大袈裟な演出をしたり、過去のシーンを挿入したりして、胡麻化しているとしか思えない。NUTはその程度しか作れないという事がバレバレだ。ufotableや京都アニメーションにコミックス・ウェーブ・フィルムなど作画クオリティが高いスタジオが手掛けたら、良い作品作品になったのではないか。実現性は限りなくゼロに近いけどね。
3人の成長物語だけにしたストーリーや、メインの3人の声演技は問題ないんだけどねぇ...ラストのあのシーンは無茶苦茶だな。
映画はイマイチだけど、サウンド・トラックは欲しいね。
JAM!
最高でした。これは観るべき作品です。終盤の演奏シーンは圧巻。涙が出たと思ったら音楽以外にも、インサートされるシーンやエピソードのかけら、映像表現で心を掴み続けた。涙も止まらない。
評価は4.5にしましたが時間が経つと5になるかも知れない、そんな作品でした。
サクソフォニストの大が主人公だが、今作はピアニストの雪祈と初心者ドラマーの玉田の物語だ。どちらも乗り越えるモノがあった。大の成長は物語の前なので回想が少し挟まる程度。光り輝く主人公が脇を輝かせるって普通は取らない手法ではないか。
演奏シーンも同じ。迫力ある大の演奏が見どころだが、本当に輝く演奏シーンはやはり雪祈と玉田だった。
人生が大きく動くのも脇の2人。
今作後に大の人生も大きく動くのだろうけど。
演出も最高。見えない音を映像表現で見せる努力がすごい。考えられる事を全部ぶち込んだのではないか?一貫した表現ではなくカオス。ただソロ演奏も徐々に盛り上がる事を考えると、この表現は正しいと思うし飲み込めた。
逆に飲み込み辛かったのが3DCGアニメーションによる演奏描写。残念だったがそれを打ち消すだけの迫力があった。無理はあるかもしれないが3DCGをベースに手書きして欲しかった。
最後に当然、音楽も最高でした。私自身、ジャズも好きで聴くのでたまらない音楽体験でした。モダンジャズ、また聴いてみよう。
Jazzってすごい
きっかけは岡田斗司夫のYoutube。
絶賛していたので、ぜひ観たいと思っていました。
原作は読んだことがありません。
ドルビーアトモスの劇場でした。
なんといっても音楽に圧倒された。
サックスの力強さ。
本当に大がそこにいて演奏している。
からだの動きや、呼吸が苦しそうな感じ。
気がついたら手を組んで、祈るようなポーズで聴いていた。
二人ライブのときの、ドラムソロ。
あれは反則だよね。
最初、単純なリズムでスタート。
彼なりに精一杯やるんだな、と思ったら、なによ、あれ!!
もう、心臓わしづかみだっだ。
Jazzは若いころにウィントン・マルサリスやマッコイ・タイナーのライブに行ったり。
最近では2016年に出た上原ひろみのSPARKを聴き込んでいました。
映画観終わってすぐ、この映画のサントラをエンドレスで聴き込んでいます。
やっぱりJazzはライブで聴きたい。
また聴きに行こう。
映画館で見れた幸せ
圧倒的なライブシーン
これが映画館で見れたのはとねも幸せなことかと思
う
最後のライブ
JASSの熱い想い、観客の興奮が自分にも流れ込んできて号泣してしまった
バーの女店主が泣いているのを見てすごく共感した
同じ気持ち!って
3人それぞれいい
等にドラムの友達想いで一生懸命なところがすっごく好き
交通事故のシーン
本当に目の前が真っ暗になった
ほんとふざけんな!居眠り運転の運転手ふざけんな!
この映画を映画館で見れたこと、本当に幸せだった
これはLIVEだ
JAZZは全く知らん、むしろJAZZに良いイメージ持ってないオッサンのレビューです。
ストーリーや映像はさておき、この映画は極上なJAZZバンドのLIVEだ。
JAZZのカッコ良さを、大迫力の音で知れただけで大満足。
さておきと書いたがストーリーも良いし、アニメ映像と音がシンクロする場面も凄く良い。
もっと主人公を魅力的にして欲しかった、たまに入るCG映像的なのが少し違和感、と思ったから満点にしなかったけど、難癖レベルの戯言かな。
感動と興奮で久しぶりにパンフ買ったし、超久しぶりにサントラまで買ってしまった。
これは大画面と大音量で観ないと駄目な、映画らしい映画。
ちょっとズレてる周波数
意地もてらいも捨てていい。
ちょっとズレてる8ビート、
夢を見るように酔えばいい。
ジェームス・ブラウンは、
バンドメンバーに向かって聞いた。
おまえの持っている楽器は何だ?
バンドメンバーは答えた。
ギターだ。
JBは返す。
違う、ドラムだ。
おまえの吹いている楽器は何だ?
サックスだ。
違う、
ドラムだ。
おまえが弾いてる楽器は何だ?
ピアノだ。
違う、
ドラムだ。
全ての楽器は、
観客のハートを打ち鳴らすドラムだ!
感動の前に圧倒だ!
Do you see the light?
メロディやリズムは、
その後だ、
ベースは心臓だけでいい、
とJB。
本作は立派なドラムだった。
【蛇足】
楽器のみならず、
ボーカルも、
メロディとリズムを打てる。
ベースやドラムも、
リズムだけでなく、
メロディも。
そんな、変幻自在の、
型なしではなくて、
形破りの、
メロディとリズムのセッションに圧倒され大。
※形は型より形が好き。
学校では形なし、型破りで習った、、、
気がする。
ジャズなんてと言う前に
音楽のアレンジでJAZZ風は想像がつきますが
アニメーションでJAZZ風ってこんなにカッコよくて
パワーがあるものになるんですね〜。
JAZZの将来を背負った映画だったように思えます。
古い言葉でいうなら根性ものと言ってもいいのかもしれません。クールで生きるとは適当に才能で生きることではないのかもしれませんね。
泥まみれ汗まみれになって自信に満ち溢れた状態なのかもしれません。人生の半分損してる!よく聞く言葉ですがこの映画を見るとそんな言葉が浮かんできます。
是非映画館の真ん中の真ん中で映像と音に身を任せれば後は素敵な世界へ連れていかれます。自分のために見る映画と言っても良いかもしれません。
三者三様の情熱を抱いた若者たちの時限青春活劇... JAZZと一体化し、紙一重の危うい結束の中で蒼い消失点へと突き抜けたクレイジー少年映画!!
『ビッグコミック』にて現在も連載中のジャズ漫画。なんとなくで人伝に原作の評判は聞いておりまして、てっきりTVアニメシリーズを経ての劇場版なのかと思いきや今回が初の映像化ということのようなのでそれなら入門編として入り易いかと鑑賞した次第です。
結果、"その道に魅せられた主人公のサクセスストーリー"という外殻の部分は如何にもで使い古された感は有るものの、青年三人のジャズに対する熱意の捧げ方がまさに三者三様となっており、それが危ういところでギリギリ噛み合っているバランスが作中で語られているジャズセッションの期間限定の刹那性を物語るとともに、各人の青春の謳歌の有り方ともオーバーラップしており、非常に構成として見事であるとともに胸が熱くなるものがありました。
それは例えば、学生時代の部活動に対するモチベーションで周囲の友人との開きや相違を感じた思春期の懐かしさ……"自分はどういうアプローチが一番物事に熱中出来るのか""より高みに挑み続けられる人はどういうモチベーションを持っているのか"等々、その後の人生で仕事に取り組む姿勢なり生き方なり、指針となるべきものを模索していたあの頃の感覚を呼び起こされるようでした。
いずれ訪れる別れを予感しながらも有限の連帯の時間を噛み締める姿は実にベタながらも、それだけになんとも普遍的に観ている側の胸を締め付けるもので。
中年の砌、こうした時間を仕事以外できちんと持ち続けることが最終的な人間的豊かさに繋がるのだろうととみに思った次第でございます。
現代日本における最高の『お伽話』
映像作品(劇場で観る映画)とは必然的に時間に沿って前に進むものです。後戻りも一時停止もできない。
私は原作を読んでから劇場に足を運びました。
ですのでクライマックスを知ってから映画版を鑑賞いたしました。
劇中何度も前に進まないでくれ、止まってくれと、このままの時間が永遠に続いてくれと、そう願ってしまうほどに主人公たち三人の人間ドラマに熱いものがありました。
何度も目頭が熱くなるのを感じました。
この漫画、宮本大が主人公のようで実のところそうではありません。
宮本大は物語における主人公の条件である『葛藤』をほとんどしません。ただ真っ直ぐに進んでいくだけです。才能に溢れた『お伽噺≒女性神話』における姫の役割が与えられている
つまりこの映画においては宮本大よりもその周りにいるピアノとドラムの二人こそが真の主人公です。
二人の成長物語。
特にドラムの玉田の物語こそこの映画におけるメインのプロットといっても差し支えないのではないかと思うほどでした。
映画において『実際に耳に聞こえてしまう音楽』を扱うのはシナリオとは別の評価軸が生まれてしまうので、私はそもそも音楽映画自体あまり好きではないのですが、
しかし、この映画では人間ドラマの部分で音楽の評価に正当性を与えています。
感動。
暫定、今年ベストの映画です。
無条件にオススメできます。
可能ならば、原作を読まないで行った方が、もしかしたらいいかも、とは思いました。
良作です!
音楽が最高でした。
ツッコミどころはいろいろあるけど、ジャズというものに縁がなかった人に、ジャズ面白いかも。興味出てきたという人がいれば、大成功じゃないでしょうか。
気楽な感じで楽しめる作品としてオススメします。
あ、これは、実写では、難しいのではないかなと、、。
熱い音に包まれる感動
TC PREMIUM THEATERで鑑賞(ドルビーアトモス)。
原作マンガは未読。
ストーリーはオーソドックスな青春物語(大、玉田、雪祈の織り成す青春模様は王道の部類なれど、友情・挑戦・挫折・成長と云う重要な要素を兼ね備えていたから心にビシバシ刺さったし、青春モノ好きとしては大満足!)でしたが、本作の白眉はなんと言っても大たちの演奏シーンにつきる!
大の言う「熱い音」とは何かを、目と耳と心に訴え掛けて来る圧巻の映像と音響に浸り、酔いしれ、痺れました。ドルビーアトモスで観て正解だったな、と…。ジャズに関して門外漢な私でしたが、鑑賞を機にジャズに興味が湧きました。
[余談]
3DCGの違和感がすごい。
動きのぎこちなさがどうしても気になってしまいました。
[以降の鑑賞記録]
2023/11/03:Amazon Prime Video(レンタル)
※修正(2024/06/24)
Jazz for your soul
JAZZ
19世紀末期に
アメリカはルイジアナ州
ニューオーリンズを発祥とする
黒人コミュニティで生まれた
音楽ジャンル
ブルース等をベースに広まり
一ジャンルにおいて
ピアノ・サックス・ウッドベース
様々な伝説的プレイヤーを生み
多種多様に派生しながら
歴史を紡いでいる
近代ではフュージョン
(テレビでよく使われるやつ)
スムーズジャズ
(バーでかかってそうなやつ)
など様々な形で
なじみ深くなっている
公開からだいぶ経っての
観賞でしたが
ステマっぽい宣伝に
食指が伸びませんでしたが
まぁ観たいのが特にない
週末だったので観賞
漫画は未見
さてどうだったか
やはり「音が付く」
音楽の漫画の映画化というのは
意義が大きく原作の世界観を
広めるもので特にアニメで
やった事がハマったと思います
あまりJAZZ自体の蘊蓄はなく
ジャズで世界一になる
音楽で人を感動させる
という少年漫画級にシンプルで
わかりやすい展開で
好印象が多いのも
わかる話です
悪くはないけど
肝心な演奏シーンの
演出面はちょっと
物足りなかったかな
映画は
漫画では分けられていた
「仙台編」
「東京編」
「ミュンヘン編」
のうち東京編を抜き出した
感じ
根性と努力の天才
「宮本大」がサックス一本で
東京に乗り込み
ピアノの天才「沢辺雪折」
上達までの
期間的には間違いなく
こいつが一番
天才なのではという
大の居候先の
ドラムの「玉田俊二」
らで「JASS」を結成し
日本のジャズプレイヤーの
夢舞台「SOBLUE東京」
(BLUENOTE東京のこと)
に10代で上がるという野望に
向かって邁進する顛末を
扱います
演奏シーンには楽曲担当の
本職のプレイヤーを
ロトスコープ
(実写映像の上から
トレースするアニメ)
とCGワークの合成
そして決め絵を手描き
みたいに組み合わせて
いるのですが
各々のクオリティが
あまりにバラバラすぎ
なのとCGパートになると
急に単調なカメラワークの
繰り返しになったり
使ったメリットが
さほど感じられない
ところもありました
丁度同時期にやっていた
音楽テーマのアニメ
「ぼっち・ざ・ろっく」
の方がそう凝った工夫も
なく自然だったような
気がします
楽曲の尺に
演出の引き出しが
もってない感じでしょうか
また展開的にも
どうしても漫画版の
大が覚醒していく仙台編を
端折った影響で
JASSのそれぞれのメンバーの
才能にあふれる部分に
だぶつきを感じるところも
ありました
(まあこれは自分漫画未見
だからなんだろうけど)
キャストの声出演は
山田涼介や間宮祥太郎
岡山天音らほんと
最近の若い俳優は
声優もうまくやるもんで
実写でこういう
「いい音楽」系映画をやると
たいていその作中で皆が
感動する「いい曲」に
ハマれないと白け度が
ハンパなくなります
20世紀少年とか
BECKとか
DMCとかね・・
(また作中では一生懸命
やってるから余計)
アニメは声優・演奏・楽曲
各パートにスペシャリストを
集めて超人を創り出せます
まぁそういうのがわかんない
企画屋がまた実写で音楽の漫画
やって悲惨なことになる
んでしょうけど
思ったより雑な映画でしたが
まぁ悪くなかったです
追記
Amazon Primeで見返しましたが
改めて観るとめちゃめちゃ良かったw
恐れ入りました
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