BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
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CGの違和感が気にならなければ傑作
原作もジャズについてもまったく知らないが
この映画は楽しめた
本作はジャズで世界一を目指している主人公が
東京に上京して、凄腕のピアニストと友人がドラムをメンバーにして
ジャズバンドを組んでトップを目指すというストーリー
ドラムは一人だけ初心者なので見ていてヒヤヒヤした
最後のライブで入院していたはずの
雪折がでてきたのは驚いたが感動もした
本作は、基本的にストーリーはシンプルだが
それでもよくできているし
ライブシーンも演出などもよかった
ただ、ライブシーンなどのCGの違和感が
あるところが多いので、
それが気になる人はあまりよいとは思わないかもしれない
ストーリーの途中でインタビューを挟むのは
某格闘漫画を思い出したが原作通りなのかな?
ジャズって熱いんだ!
音良し、ストーリー良しも、、、、
ジャズがテーマ。仙台から上京してきたテナーサックス、4歳から弾いているイケメンピアニスト、サッカー少年から転向したドラム、の3人の18歳が「10代でBlue Note(作中ではSo Blue)の舞台に立つ」という青春音楽ドラマ。
演奏シーンがめっちゃカッコいいです。もちろん1級のプロが演奏しているので、音は良いのは当たり前ですが、絵が音に負けてない。グルーヴ感がしっかり描かれている。
メインプロットもなかなか秀逸。才能と努力、成功と犠牲。主人公のテナーサックスは、この映画の中では、何も動かない。
ドラムは努力するが結局「学生時代の忘れられない『思い出』ができただけ」で終わり、努力だけでは成功はしない。イケメンピアノは、才能もあったが「作曲でもいいかな」と浮気したとたんに非情な女神はピアノを取り上げる。
テナーサックスは、そんな2人とのトリオバンドを踏み台に次のステージへ。1つの成功の影には2つの犠牲がある、って非情の世界を描いている。
絵も良くてプロットもいいんだけど、話がダサいんですね〜。本当にベタベタな展開やセリフ。まあだから、非情な才能の世界の話を暗くならずに観れる、ってことなのかな〜
音楽好きなら是非。スポ根好きも楽しめます。萌えなし、尊いもなし、でターゲットが難しい作品ですね。
音のイイ映画館で観ておこう。
サックス王に俺はなる
聴くアニメ映画。
若いっていいですね。
ヒューマントラスト渋谷の odessa で鑑賞しました。
最初はブローばっかしの荒削りなテナーサックスで、うん???でしたが、
トリオのオリジナル曲になってから俄然良くなってきて、
オジさんもめっさ熱くなりました。
上原ひろみさん天才ですね。
ちょっと、もののけ姫のテーマのフレーズに聴こえるところがありました。
アニメの画質も荒削りなところがかえってよかったです。怒涛の青春。昭和のかおり。
実はRolandの電子サックスを去年買ったんですが、超難しくて、
親指にタコができることもなく、三日坊主😅
ドラムの玉田君、頑張りましたね~
そりゃ、留年するわ。
雪折君はなんでピアノの先生のバイトしないのかな?ガテン系のバイト中に夢見るようにホワンホワンしてた時から嫌な予感的中でした。
宮本大。宮本って熱い人多いね。
感動を超え、ジャズに圧倒される。
ブルージャイアント自体は昔、漫画大好き芸人で麒麟の川島さんが大絶賛していて、読んでみたい!!とは思っていたのですが、読めずにいた。そして、時が経ち、友人から今上映してるブルージャイアントは絶対に見た方がいいと言われ、読みたいと思っていた経緯もあり映画館に足を運んだ。
真夜中の大雪の降る河原で主人公の大が1人サックスを吹くところから始まる。そこに1匹の黒猫がやってきて、主人公には目もくれず通り過ぎ、一匹暗闇の中へ進んでいく。
ジャズというのは、ブームが過ぎた廃れつつある音楽ジャンルだ。売れている音楽と比べると音楽で食っていくのは難しい。大が進もうとしている、世界一のサックスプレイヤーの道はある意味で先が万人に受け入れられるかわからない暗闇の中、一人で突き進まなければならない茨の道だ。しかし、どんなに厳しい現実があろうともその先に待つ物語のページをめくる勇気がある者だけが夢を叶えることができる。だから、どんな会場でどんな状況だろうと夢のために全力を出し切る彼の姿、ジャズってる彼に励まされた。自分も今、この瞬間、ジャズれてるのか問うことした。若さをぶつけて自分を試して日々成長したいと感じることができた。
さらに漫画では味わえない大音量で聴くこの上原ひろみさんの音楽に圧倒される。初めて聞いた時、心を握りつぶされるような圧倒的な演奏と映像に思わず涙ぐんでいた。音楽を聴いて涙ぐむ経験は生の演奏でフィンランディアを聞いた時以来だった。CGが酷評されているがリアルを伝えるためにはあれぐらいでもいいと個人的には思う。
とにかく、「あれ」を自分の目でそして、耳で聞いてほしい。きっと私たちジャズを知らない人たちにも届くなにか激しくてアツい情熱のようなものを彼らの演奏は持っているのだから。
青二才のアレを喩えた言葉
音楽がすごかった。 ライブハウスにいる様な ジャスの事は分からなく...
遅ればせながらの鑑賞
映画「BLUE GIANT」、レビューの評価が高かったので、気になっていたのですが、やっと観に行ってきました。
その前に原作漫画をレンタルして予習してから観たのですが、ストーリーとしては原作コミックのダイジェスト版みたいな感じでした。まあ、全10巻を2時間にまとめているのですから、しょうがない面はあると思います。でも、原作を読んでいないと人間関係やその背景などがよくわからないだろうと思うシーンも多く、読んでおいてよかったです。
そもそも、SFとかアクションモノ以外の現代ドラマのアニメ化は難しい面もあると思っているのもあって、なぜこれが実写で映画化できないのだろうか?と思いながら観てました。洋画では、音楽を題材にした多くの名作映画がありますが、邦画ではあまり思いつきません。
原作がコミックということもあり、そのイメージを壊したくなかったのでしょうけど、わざわざライブシーンを擬似3D化で見せるなら、実写でええやん、と思いました。
ただ、普段からジャズはあまり聴きませんが、劇中の音楽そのものは良かったです。
原作はまだ続いていますが、映画版も続編があるのでしょうか?
これは絶対劇場で観るべき!ライブシーンを体感して!!
ジャズには明るくない私。
そんな私が観てもライブシーン含めめちゃくちゃ良くて最高だった…。
大くんの熱く激しくほとばしるような、彼の叫びそのもののようなテナーサックス(テナーサックスの音良いよね…力強くてハスキーな声みを感じる)。
雪祈くんのすごくお洒落なのに、彼の抱える泥臭さやパッションも感じさせるピアノ(片手の時でも音の厚みがすごい)。
玉田のひたむきさや実直さ、そして力強さを感じるドラム(ライドシンバルの心地よい音、最高)。
これが劇場の音響だと、さながら会場で聴く生音のように体内に響く。
だから目の前で彼らのライブを観ているかのようだった。本作は絶対劇場で観るべき…。
また上原ひろみさんによる劇中楽曲がとても良い!!
私のようにあまりジャズを知らない人は、おしゃれで軽快でカフェで流れてるような音楽、ってイメージ持ってる層もいると思うんだけど、本作で彼ら「JASS」の楽曲、ジャズはまさに大くんがジャズそのものを評したように「熱くて、烈しい」。
プレイヤーの魂がぶつかり合うような、烈しくて、そしてめちゃくちゃ格好良い音楽なのだ。
あと楽曲に関してはライブシーンのアニメーション演出めちゃくちゃ良いよね!
サックスにライトが当たって反射した光の表現、サックスやピアノ、ドラムからほとばしる青い炎や渦、彼ら自身の汗、うねって躍動する世界。
この演出が楽曲と相まってめちゃくちゃにエモーショナル。
本作はアニメーションという媒体で作るのが一番良かった気がするし、媒体の強みを最大限に活かしてるのを感じる。アニメーションの演出がさらに感情と楽曲の熱を高めていた。いや、すごかった…。
あと、私は実は大くんが東京に出るまでは原作既読勢なんだけど、ここを綺麗に飛ばして東京編から描いたの英断だったし大正解だったと思う。
しかもただ飛ばしたんじゃなくて、彼らの奏でる音に彼らの過去を乗せて組み込んだ構成めちゃくちゃうまいし最高かよ…!
自己紹介は演奏の音、というのはプレイヤーの在り方に通じる気がするし、東京編にフォーカスしたことで大くんと「JASS」の物語として見事に1本の作品になっている(これによって青春映画の趣があるのも良い)。
本作のライブシーンはもれなくみんな素晴らしいのだけどSo Blueでのライブシーンはアキコさんたちオーディエンスと一緒に思わず泣いてしまった…。
JASSの最後に全てを出し切ろうとする3人が眩しくて美しくて…。
あと泣いたのはラスト大くんがドイツに旅立つ前に雪祈くんに電話かけるところ。
大くん、バンド組んでからは雪祈くんに割と厳しいこと言うシーンが多い印象だったけど、出会いの時から彼のピアノを大好きだった彼が電話口で静かに「俺が一番雪祈のピアノが好きだ」(記憶のまま書いてるから細かい部分違うかも)と言い、雪祈くんが涙を流すシーン、とても良いよね。
大くんは雪祈くんを信頼してるからこそ、彼が苦しい時もなぐさめたり手を差し伸べようとしなかった。
ただ、雪祈くんが自分で壁を乗り越えてくるのを待っていた。
この2人の関係がとても良いなと思う。
(ちなみに本作では曇らせ要素を一身に引き受けていた印象の雪祈くん。冒頭の登場から彼がこんなことになると誰が予想しただろうか。事故のシーン辛すぎた…。)
あと一緒に観に行った夫と話したのは「いや、玉田くん凄すぎるでしょ!」ということ。
素人から始めてるのに、いかに本人の努力がすさまじいとはいえ、成長度合いがすごすぎる。
本作で一番すごいの実は玉田くん説。
***
と、語りたい部分が多すぎて感想もつい長くなってしまう。笑
この作品の素晴らしさは作品内での大くんたちの熱量、この作品に込められたスタッフの皆さんの熱量なのだと思う。
とにかく音楽好きの全人類に本作を劇場で観て!!と叫びたい。
みんな劇場で観て!!!
音楽が素晴らしいが……
上原ひとみ的なるもの。
漫画は読んだことないことは影響あるのかもだけど、世間の評判と、スラムダンクでアニメーション映画の新たな地平線を感じることができたことによる期待は高すぎたのかもしれない。
個人的にはバンドの成り立ちやその苦労のパート、ワンパターンでメリハリがない音は、正直しんどかった。唯一、葛飾ジャズフェスで見せたドラマーのバスドラから始まるソロにはゾクっときたけど。
一つだけ言えることは、コロナですっかりご無沙汰している音浴びは早々に再開せねばということ。それに気づかせてもらったのはありがたい。
上原ひろみはやはり天才
最後の方、少し原作と違うんですが、普通なら「あーあ、やっぱそういうことしちゃう?」となるような流れだけど、「いや、ユキノリが弾いてたら、想いを詰めるなら、こんなメロディだ」と思わせるような、心に入ってくるようなそんなメロディラインを構成してくれた。
ありがとう。
ジャズは激しくて熱いんだ!!
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