弟とアンドロイドと僕

劇場公開日:

弟とアンドロイドと僕

解説

阪本順治監督が豊川悦司を主演に迎え、「究極の孤独」を題材にオリジナル脚本で撮りあげた異色の人間ドラマ。孤独なロボット工学者・桐生薫は幼い頃からずっと、自分が存在している実感を抱けないまま生きてきた。そしてその不安を打ち消すため、彼は古い洋館で、自分そっくりな「もうひとりの僕」のアンドロイド開発に没頭している。そんな彼のもとに、ずっと会っていなかった腹違いの弟が訪ねてくる。寝たきりの父親や駅で出会った謎の少女など様々な者たちが交錯する中、桐生と「もうひとりの僕」の間には、ある計画があった。主人公の腹違いの弟役に安藤政信。

2020年製作/94分/G/日本
配給:キノシネマ

スタッフ・キャスト

監督
脚本
阪本順治
製作総指揮
木下直哉
エグゼクティブプロデューサー
武部由実子
プロデューサー
菅野和佳奈
撮影
儀間眞悟
照明
宗賢次郎
録音
照井康政
美術監督
原田満生
美術
堀明元紀
衣装
岩崎文男
へアメイク
豊川京子
装飾
石上淳一
撮影効果
南好哲
擬斗
二家本辰己
音響効果
小島彩
VFX
オダイッセイ
編集
普嶋信一
音楽
安川午朗
音楽プロデューサー
津島玄一
助監督
小野寺昭洋
スクリプター
黒河内美佳
ラインプロデューサー
松田憲一良
全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10

(C)2020「弟とアンドロイドと僕」FILM PARTNERS

映画レビュー

1.0意味不明で理解不能

2023年1月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

映像だけは素人感ありませんでした。
脚本が酷いのだと思います。
全く面白くありませんでした。
これまで観てきた中で1番酷いかもしれません。最後まで観るのが辛い作品でした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
tuna

2.5板書ロボットを作れば講義も楽なのに・・・

2023年1月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 ずっと雨天。そして主人公桐生薫は自分の脚が自分のものとは思えず、常に片脚で歩いている。学科長からも疎んじられ、頼まれた道路補修ロボット開発もおざなり。そんな桐生のもとに腹違いの弟がひょっこり。死を待つだけの父親の借金のためにと金を無心してくるのだ。

 脚だけではなく、自分のアイデンティティーをも見失ったかのような桐生。安心するためか、存在意義を確立するためか、自分そっくりのロボット作りに没頭する。気持ちはわかるが、ロボット工学よりも哲学を学んだほうがまだマシな気もする。自己全否定するならば、親の遺産である土地・建物にすがるべきではないと思うし、別の生き方をするのが普通・・・だから変人扱いされてるんだね!

 阪本順治監督の意図はどこにあるのか。うざったいほどの雨降り映像。少女を自転車に乗せ、住まいとなっている元産婦人科医院の一室で危ない行為。そもそも彼の亡き母親が医者だったことはわかるが、詳細が不明のまま。

 アンドロイドと弟のやり取りという終盤の展開は冒頭に出てきた「ロボット三原則」の矛盾を描いたロボット映画の基本だろうけど、予算潤沢なSF作品とは違い、重苦しく、鬱陶しいテーマに置いてけぼりにされた。ただ、意識不明である父親の心の中に入っていくシーンは面白かった。タイトルも絶妙。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
kossy

4.0わからない…わからないけど強烈に印象に残る作品

2022年6月5日
スマートフォンから投稿

途中からだんだん「???」となり、ストーリーの何が何だかわからなくなりました。
一つずつのシーンは分かるんだけど、繋がってどういう意味なのかが掴めない。
観終わった後も「あれはどういう意味なのか」「これはどういうことなのか」とずっと考えてしまいます。
主人公の苦悩や口から出ているセリフはある意味、監督自身のことなんだろうなぁと解釈してますが。
雨は不快でもあるけど、部屋の中の安心感みたいなものも実感させてくれました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
びすけっと

2.5僕はいますか?

2022年6月4日
iPhoneアプリから投稿

昔からある映画のテーマではあるのかなぁ、と思います。
阪本順治監督も、そういう不確かさ、「存在の耐えられない軽さ」という思いを抱いておられるのでしょうか...
創作するって、自分と向き合わねばならないから、でも自分というものは変わりゆくし、そして逆にそう変われないものだし、突き詰めるほどに、わからなくなる。
物理的肉体としての自分と、見えない何かの部分の自分。心とか精神とか魂と言い換えてもいいかもしれません。

見ため的には、自分と同じアンドロイド。
見ためも性格も異なる、でも遺伝的には自分と半分同じ弟。
主人公は、アンドロイドが斬られると、痛みを感じる(これは現実にも、腕を失った人が、無い部分の腕に痛みを感じることが実際あります。)

何が自分か、という問いは、人によっては惹きつけてやまない、中毒性のある問いなのかもしれません。でもこの問いに囚われずに生きていける人にとっては、これほど愚問に感じるものもないかもしれません。
これは、『団地』も併せて観るといいのでは。自分とは、ひととき宇宙から分けられたものに過ぎない、アレもコレも、全部そう。なんじゃかんじゃ言うたところで、それだけのことじゃ。僕はいるし、いない。いないし、いる。禅です。わかりやすくは描けないでしょうが、監督はそこに挑戦したいんだなあと感じました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
xmasrose3105
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る