機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島のレビュー・感想・評価
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世界の中心で愛を叫ぶ、元祖、本家‼️❓
世界の中心で愛を叫ぶ、の原作題名は、担当編集者が、ガンダムのファンで、ガンダムのセリフから拝借して命名したのは有名な実話です。
ガンダムの肝は、アムロレイがニュータイプであることの差別と才能の物語です。
例えてゆうと、我々人類が北京原人だとすれば、アムロレイがクロマニヨン人です。
また、家族愛と憎しみ、仲間愛と争いの物語でもあります。
まあ、ワンピースの真髄の先祖みたいな面もあります。
さらに、反戦的もあり、哲学のデパートのようなものでした。
だから、後々のガンダムとは似て非なるものです、比べるのがおかしい。
今回、初めて、本家ガンダムを映画館で、特別料金です。
感慨深いデスが、この映画はアムロレイが主役ではありません。
そんな意味で、出たから観た、そんな感じです。
元祖ガンダムファンは是非。
感心するわ…追記
特別興行割引ナシと200円の違いなので舞台挨拶ライブビューイング回を鑑賞。ファーストガンダム原理主義者のマタゾウ、どうしたら劇場作品として面白くできるのかわからない本作に戸惑いつつ待ったこの期間。舞台の皆さんのトークで、もしかして面白くなるのか?との思い返して開幕。ダガいつまで経っても面白くならない。監督はこれでいいという判断をどこでしたのか。大御所過ぎて対等に口が出せるスタッフはいなかったのか。それともグッズが売れれば中身など関係ないと割り切っているのか。パンフは3種類、最高額は4,400円。舐められたもんだ。こんな作品でもきちんと良いところを見つけて登壇された皆さんには感心する。まあ飯の種だからな。
追記
一日経って怒りが増してきた。ファーストにも、オリジンの安彦オリジナル部分にも感動してきた俺の過去をまさか御本人に裏切られるとは…。
優しい子供のようなアムロを見せながらザクの座席を刺したり生身の人間を踏みつけたり、これはスタッフの誰かが止めるべき蛮行だ。
ククルス・ドアンの島の24の瞳
新しくククルス・ドアンの島に赴任されましたガンダム先生です!
子供の誕生パーティーのスペシャルゲストはガンダムです!
噴火口のカルデラ地形がいかしてるのでもうちょっと青ヶ島に寄せても良かったのでは?
伝える、説得するって難しい。
次は風の谷にも赴くのかな?と思案しました。
山羊は鳴く、ドルビーサウンド、駆け巡る。
ファミリー向けでガンダムもついにトイ・ストーリーの一員か?
祝復活白い悪魔
たぶんファーストガンダム はアニメの中で一番影響を受けた作品です。
この映画のエピソードについては主筋に関係ないため旧作三部作でも取り上げられなかったもので、それを一部オリジナルキャストでリメイクできたことに感動しました。
戦争がテーマの一つなので今の社会でも十分通用すると思います。
一つ心配なのが説明部分が多いとは思えなかったので初めて見る人がどう感じたかですか。もしかしたら知っている人相手で十分商売できると踏んだのか気になった人は調べると思ったんですかね。
TV版や今までとはストーリーを変えたのならカイ役の声優さんが元気なうちにミハルのエピソードもリメイクして欲しいです、
スレッガージム!首ちょんぱの巻!!
これを観るために、1900円払いました。🤣
後、ドアン!石を投げるな。それを避けるエグバ高機動型ザク。思わず失笑です😂
あれってパイロットどう操作しているのかなぁ…😑
今回のガンダムは、ホワイトベースクルーががんばってくれたので、星3つです。
安彦監督が本来描きたかった物語がついに実現した一作。
初めて劇場でガンダムを鑑賞した観客の感想です。いわゆる「ファーストガンダム」と呼ばれる、1979年に放映されたテレビアニメ『機動戦士ガンダム』でディレクター、キャラクターデザイナーなどを務めた安彦良和の監督作品ですが、題材が「ククルス・ドアンの島」と発表されたことで、特に往年のガンダムファンから驚きの声が上がっていました。この物語はテレビアニメの第15話にあたりますが、前後の本編との繋がりも薄く、言わば外伝的な扱いを受けてきました。とはいえ安彦監督にとっては非常に思い入れがあったエピソードだったそうですが、当時の制作体制の問題もあって未消化な仕上がりとなっていまい、それがずっと心にわだかまりとして残っていたそうです。そのため今回のテーマ設定は、安彦監督にとって意外でも何でもなかったようです。
このような背景もあり、本作は安彦監督が本当に描きたかった「ククルス・ドアンの島」の映像化であって、本来20分強だったエピソードを、無理矢理約100分に引き延ばした、といった「リメイク」とは根本的に方向性が異なっています。またテーマがテーマであるため、モビルスーツ同士の手に汗握る戦闘シーンはそもそも中心的な要素ではなく、あっさりとした戦闘描写となってはいます。それでも滑らかに動き回るモビルスーツの動きは圧巻で、劇場で観る満足感はかなり高いものでした。ドラマ部分のアニメ描写がややレトロ感溢れるのは、まぁ「ファーストガンダム」の雰囲気が壊れないという点でも、むしろ良かったのでは。ブライトさんの意思決定の理由にちょっと分かりにくいところがある点だけ気になったけど、アムロらとの対比で、随分威厳があるように見えるブライトさんも、実は軍隊の中ではほぼ「少年兵」なんですよね…。だから判断に迷って良く分からない指令を出してしまう、という意図での演出なのかも。
テレビドラマの方ではドアンが救った子供達は4人でしたが、本作ではかなりの大人数になっています。これだけの人数を養う食料や生活物資はどうするのか?という現実的な問題はひとまず置いておいて、純粋に戦争被害者としての彼らの描写に多くの時間を割くことで、むしろ戦い慣れた「少年兵の集まり」としてのホワイトベースのクルー達との対比が鮮やかとなり、特にアムロの哀しさが浮き彫りになっています。直接的な描写や台詞ではなく、こういったキャラクター同士の関係性で戦争の悲劇を表現する手法には感じ入るものがありました。
超絶的な作画技術でモビルスーツが縦横無尽に駆け回る大迫力の戦闘シーンとか、人気キャラクター総出演サービス、とかを期待すると肩すかしを食った気持ちになる可能性が高いので、「テンション爆上げ」な映画を期待するのであれば、素直に『トップガン マーヴェリック』の方をおすすめします。
日本を代表するアニメ監督の心に長年堆積していたわだかまりが、ついに昇華された過程を観ることができて、非常に得がたい映画体験となりました。
パンフレットは通常版、豪華版、限定版と色々なラインナップがあり、いずれも通常の映画パンフレットと比較してかなり高価ですが、インタビューや絵コンテも含めたキャラクターデザイン資料、スタッフのイラスト(寄せ書き)など、それぞれに豊富な内容となっています。映画に感銘した人なら、どれを購入しても満足できると思います!
マチルダさんの方が良かった?
ガンダム誕生からもう半世紀になろうとしてますが、一向に衰えない根強い人気を博しています。
ファーストより数々の派生作品を生み出し多数のシリーズを誇る『機動戦士ガンダム』も、音頭を取る安彦良和氏は御年75歳。
本作が最後という話も漏れ聞こえますが、宮崎駿氏が81歳と聞けばもう1〜2本行けそうでしょうか? それはさておき‥‥
とは言え安彦氏は往年の頃より尚更に〝人間の生活を描く〟方向に作風が向いてしまった様に思えて(元から?)、氏の描くガンダムには今後もあまりモビルスーツバトルが期待しにくいかも知れません。
ガンダムの真骨頂はモビルスーツのカッチョ良さを描けてナンボだと思う自分は、実はORIGINもザク(シャア機)登場以降はともかく、序盤のルフィシャアから旧ザク登場までの結構長い話数は、ドラマ的には楽しめてもモビルスーツ目的では退屈でした。
本作も、アムロの顔が若干面長になって大人びたキャラデザに変わったせいもあるでしょう、ちっともヘタレてないイイ感じの若者に。
カイさんはアレで良いとして、いささか軍人カタブツで融通の利きにくいブライトさんはあんな悩み多い中間管理職だったろうか?
またドアン家の子供達のワチャワチャが作中の大部分の尺を埋めていて、モビルスーツのシーンは冒頭と終盤のみ多少の戦闘があるだけです。
ソレもワリと人間そのものの動きで、ロボロボしさが全く無いほとんどナマのチャンバラなのは何だか微妙でした。
結局安彦氏は、むしろ子供たちのワチャワチャの方を描きたかったんじゃないでしょうか?
そう云う観方であればドアンはじめ島の子供たちは、少々クドい位に個性を色濃く描けてると思われ、ソコまでするンならむしろ『マチルダさん』を観てみたかったなぁ、ってのが本音です。
その結果、個人的にお目当てだったガンダムvsザクの地上戦(ベージュのザクがドムみたいな動きなのもチョッと微妙)はウエイト的には軽くて薄味でしたし、その割にドアンのジオン離脱前の悩み多き頃を触り程度しか描写していないため、子供たちを守ると言う『意気』が描写不足かと思われます。
そもそもヤギをあそこまでフィーチャーした理由だってサッパリですし‥‥
実はファーストの記憶がなくて不明ですが、当初はもっと別な理由があった様な気もしますが?
いずれにせよ期待した見どころに乏しいため、脚本や展開の不可解さの方にばかり気をとられて、結果的に評価を下げてしまってる感が否めませんでした。
そんな訳で、イロイロ突っ込まれそうな細部のシーンも散見されつつ仕上がりも今ひとつで、個人的な期待との乖離が決して小さくはない、結構残念な作品でした。
往年の戦争映画と時代劇アニメの影響が濃厚。大胆な翻案で『〜めぐりあい宇宙篇』に対するローグ・ワンのような機能がガッツリ足された地味ながら重厚で優しい物語
重いテーマが滲んだ異色作ながらテレビ版ファーストガンダムの捨て回とも揶揄され映画版でも割愛された“ククルス・ドアンの島”を映画化と知った瞬間にその手があったか!と膝を打ち、封切初日に駆けつけました。物語は当時のテレビ版第15話であるオリジナルをかなり大胆に翻案したものでありながらファーストガンダムの世界観に関するナラティブな説明を排した潔い展開。連邦軍からは残置諜者と疑われジオン軍からは裏切り者として追われるククルス・ドアンをめぐるそれは『サスケ』や『忍風カムイ外伝』のような深い陰影が刻まれた白土三平原作アニメからの影響が濃厚でモビルスーツの白兵線はもう完全に時代劇。60年代、70年代の戦争映画のエッセンスもきっちりあるのでEP4におけるローグ・ワンとほぼ同等の役割をも担った重厚な物語は堂々たるもの。セル画プレゼントを求めて徹夜で並んで観た『〜めぐりあい宇宙篇』から40年、まさに残置諜者のごとく社会の片隅で生きてきた我々のような木っ端の魂を浄化する福音書のような作品。讃美歌の代わりに奏でられる往年のあの旋律が聴こえた瞬間に魂が震え涙が溢れました。
そりゃパリは燃えないわww
劇場版3部作でも割愛されたマイナーなエピソードをよくぞここまで設定を後付けして108分の物語に仕上げたなぁと良くも悪くも感心する。
色々と疑問は残るのだが、
①ドアンは脱走兵という形をとって姿をくらまして、実際は核ミサイルの護り人としての密命をマ・クベから受けていた…という設定は描かれたっけ?
②アムロが電源(ほとんど車載バッテリーw)を直して灯台を復旧させて、それでWBやジオンに発見される…という事だったのだろうが、それとは無関係に両陣営ともあの島に集結してるんだがww
③せっかく貴重な敵機である陸戦タイプの高機動型ザクを鹵獲しなかったのは何故だろう。隊長機とドアン機はほぼ稼働状態だったのに。もったいない。
④そもそもあんな離れ小島に戦争孤児?たちが集まっていたのは何故?そして、あのあとドアンと子供たちはあの島で幸せに暮らしましたとさ…にはどう考えてもならないだろ。少なくともジオンにとっては戦略拠点なのだから。
まあ、安彦良和さんの気が済んだと思うと良しとするかな。
ただ割引が一切効かない特別興行1900円なのは何だかなあ。
MSが綺麗
1stガンダムTVシリーズ初回放送を観た時の衝撃は今でも忘れません。それまでの勧善懲悪のロボットアニメとは一線を画した内容に、『何だこれ』と呟いた少年たちの1人です。
オリジナルの30分の話を映画の長さにしているので、若干間延びしてしまっている感がありますが、あれから40年経って1stガンダムの世界に映画館で再び浸れるのは素晴らしい。
ガンダムと名のつく作品はその後、続々と作られましたが、やはり1stこそGUNDAMです。
1900円とお高いですが、1st世代の皆さん劇場に行って次作に繋げませんか。
太陽の牙ダグラムの再映像化もして欲しいです。
まず最初に「機動戦士ガンダムF91」をボロクソに言っていた安彦良和...
まず最初に「機動戦士ガンダムF91」をボロクソに言っていた安彦良和が監督するガンダム映画なら「ガンダムF91」」を上回る作品でなければ、おかしい。
しかし、期待して観た物はガッカリ…
ジオン兵は、主人公や子供達に危害を加える悪であって、殺されて当然な描き方で、分かりやすい勧善懲悪アニメ…ガンダムは本来そういう物ではなかった筈だが…
ジオンの女性兵は、ドアンの「元恋人らしき者」であるが、中途半端なうえ出番が短すぎ意味不明。 「ガンダムF91」のアンナマリーのエピソードの方が、ちゃんと映画的な物となっていた。 無意味に子供達の無邪気な場面が多いが、ドアンの元いたジオン小隊のエピソードを、もっと描くべきだったのでは? ジオン小隊にとっては、自分達を捨てて逃げたドアンこそ、悪なのだから…
ガンキャノン2機やスレッガー専用ジムは、出てきてすぐ壊れ、何の為に登場したのか分からない。 ドアンのザクなんか、ジオンのザクがまとめて掛かれば楽勝と思えるが、なぜか1対1のタイマン・バトルを仕掛けるのが、意味不明。
「腹は空いていない」と言った後に腹がクーと鳴るとかは相当古いマンガのネタだし、この男殴られるなと思ったら殴られ、この子供ころんで手にしてる水こぼすと思ったらそうなるという、先が読める陳腐な内容。 つくづく安彦良和というのは、アニメ作家として「年寄りで終わった人」と痛感した。
「ククルスドアンの島」は、何か無邪気な子供が多くて良さげ、的な描き方だが、作品として全然楽しめなかった。 劇場で観ていて「つまんねぇ映画だな~ 早く終わんねぇかな~」と何度も思った。 「ガンダムF91」の方が「娯楽映像作品」として、充分楽しめた。
「ガンダムF91」は劇場で3度見て、ビデオをダビングして何回も観た。 「閃光のハサウェイ」は劇場で3度は観た。 だが今回の「ククルスドアンの島」は1度観て2度と観たくないと思った。劇場から出てすぐに「ガンダムF91」のブルーレイ版を観たいと思った…
最後に、ジ・オリジンのアニメ版が、一年戦争本編の前で終わり、つまり「1stガンダムのリメイク・アニメ」を、安彦良和が筆頭の体制で作らせなかったのは、つくづく会社側の判断が賢明と思える。
戦争の一側面
Dolby-CINEMAで鑑賞。
原典は視聴済み、ノベライズは未読です。
高校からの友人と観ました。
ガンダムシリーズに特段思い入れの無い私(SEEDシリーズを子供の頃に観ていた程度)ですが、ファーストの異色エピソードの映画化と聞き、ふと興味が湧きました。
去年「閃光のハサウェイ」を観に行く際に予習した劇場版三部作からは端折られた回でありながら、ファンの間では語り継がれていると云うことをネットで調べて知りました。
実際に原典(第15話「ククルス・ドアンの島」)をネトフリで視聴し、ジオンの脱走兵ククルス・ドアンの姿を通して戦争の一側面を提示した物語に、とても考えさせられました。
そう云う状態で観た本作、これぞ翻案と云う印象でした。
ストーリーの膨らませ方や、設定の掘り下げ方が絶妙な塩梅で、蛇足的な部分が一切無いのではないかなと思いました。
映画的文法で多くを語らず、観る者に解釈を委ねる手法はテレビシリーズの一エピソードの映画化として適切だな、と…
モビルスーツ戦のシーンの作画の美しさと滑らかな動きに目を見張り、その迫力には思わず手に汗握ってしまいました。
敵同士であっても分かり合える。それが人間の素晴らしい部分のひとつであるはず。現実問題として戦争が起きている今、これ以上無いタイミングで放たれた本作に籠められた想いは、真摯に受け止めねばならないものだと思いました。
[余談1]
ガンダムで敵を踏み殺す描写は必要だったのだろうか?
[余談2]
シャアも出るぞ、と云う前宣伝にどう云う絡ませ方をするのかと期待していたのに、アムロの夢(回想)だけなんて…
これじゃあまるで詐欺じゃない?
[余談3]
島の食料はどうしていたのだろう?
特に、パン。自分たちでつくっていたのか?
ガッカリ…
サザンクロス隊やスレッガーさんのジムの登場など、胸熱ポイントもあれど、サザンクロス隊がめちゃ弱かったり、スレッガーさんなんて出落ちのコミカル扱い。
「テレビシリーズの隠れた名作」の映画化は過度な期待だったなぁ…
値段も一律だし。
初期ガンブーム世代をガッカリさせるストーリー…
大きいスクリーンでモビルスーツがドンパチすること以外、大して響かなかったなぁ…
個人的には特に映画化する必要なし。
残念…
安彦さんらしさが出ていました
FIRST世代としては、1年戦争の物語をアニメ化して欲しいところですが、その場合THE ORIGIN を避けて通ることが出来ません。
しかし、原作者の安彦良和氏は74歳。
さすがに全話を監督してもらうのは不可能。
その安彦さんも、今作で監督を引退すると言っていますので、体力的にも限界なのでしょう。
多くの方は、モビルスーツ戦を望んでいたと思うので、物足りなかったと思いますが、安彦さんは人間ドラマを描くのが好きなようなので、番外編的な「ククルス・ドアンの島」の製作で間違い無いと思います。
時折りキャラがギャグっぽい仕草を見せるところなんか、安彦作品だな〜と思いました。
まあ今回の作品は、安彦さんの最後のアニメ監督作品として、軽い気持ちで観れば良いと思いますよ。
と言いましたが、スレッガー機があっさりやられたのには、ちょっと残念でした。
ファーストガンダムファンは必見
ファーストガンダム好きの人は絶対観ましょう。ただ、新規の人や他のガンダムシリーズは知っていてもファーストは知らないという人は微妙かもしれません。
この「ククルス・ドアンの島」は、最初に説明が入る通り元はファーストガンダムこと機動戦士ガンダム(TV版)の第15話を翻案した映画です。なので既存ファンはすんなりと話を理解できると思いますが、新規の人やファーストガンダムを観たことない人はあまりハマらないかなと感じました。あくまでファーストガンダムを好きな人が観るべき作品です。
新規の人が観てもあまりハマらない理由は、やはり作品の第一話をすっ飛ばしている作品なことや、回想などでファンは「あのシーンが現代の作画で観れる」と安易に感動できますが、新規の人が観てもピンとこないし意味もわからないと思います。直近の他のガンダム映画に閃光のハサウェイがありますが、「ハサウェイ面白かったからこれも観てみようかな」とは思わない方がいいです。
既存ファンの自分から観ても捏造しすぎなのでは?とも思いましたが、そこは翻案した話なことと、令和にまたホワイトベースの面々が観られたことを考えれば文句は言えません。一ファンとして今回この「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」を企画・制作してくれたことに感謝です。
さて、ここから映画の内容についての話になります。
まず最初の初遭遇シーンですが、アムロがNT覚醒前だと考慮しても、ドアンザクに簡単に背後取られすぎで少しモヤモヤしました。ただ、ドアンもいつの間にか「赤い彗星かドアンか」と言われるぐらい強化されていたのでこういった強敵描写なのかもしれませんが。
ちなみに、この作品はMS戦にはそこまで焦点を当ててないので、ドンパチを求めている人は物足りなさを感じると思います。(既存ファンはわかっていると思いますが…) とはいえ現代の綺麗なアニメ調のCGで描かれるMS戦は圧巻です。静止画で観ればイラストかと思うぐらいには違和感のないCGでした。劇中の音楽もファーストガンダムの時に使用されているBGMが流れるので、何度も言いますがファーストガンダムファンは必見だと思います。
また、アムロ役の古谷さんの演技が、過剰すぎるきらいがあります。アムロはZ時代と逆襲のシャア時代の三つ声のパターンがあるので演じ分けのためなのでしょうが…。しかし、主人公なだけあって様々なアムロの姿が見られるので、古谷さんの少年ボイスが聞きたい!という人は新規の方でも観る価値はあるかもしれません。
ハサウェイから、早1年くらいか?! ククルス・ドアンの島かぁ~と思いながら、特報が何度か更新され、デキの良さに初のムビチケをマイホーム劇場で購入。事前に電話で特典が1・2も残っているか聞き無事に購入できました。まさか第三弾は出まいと思いつつ、封切り2週間程前でも、第一弾も残っていることに少しの不安を残し・・・
ここのところ映画は4Dで鑑賞、ムビチケで無事に2日前に席確保はできたものの、少し出遅れ朝一定位置の最後列の端席は確保できませんでした。グッズも事前に確認し、封切前までにイベント上映の安彦さんの喋らなさの不安が増しながらも、車で最近の安心感、駐車場内にトイレがある安心感、車を降りて歩数最小の三拍子揃ってる劇場で観れる喜びは何よりです。
4Dだからこそ寝ないで済んだ内容と上映後のパチンコ台に直結しそうな演出と音楽に大人の事情を感じ、ブライトと参謀本部(?)とのやり取りや、アムロに対する指導方法に悩む一面は今の私にも考えさせられる場面でした。ドアンが子どもたちの親を殺してしまった苦悩が描かれていなかったのが少し残念でした。
私の映画の評価に直結するグッズ購入は、上映後の混雑を避け上映前に職場の仲間に少し買い、お布施での欲しいグッズは、マイホームには売っていませんでしたが、棚4列、更に平積1に衰えない人気を物語っていました。年1のコナンのように続けて欲しいです。
COMBAT!
とてもとても懐かしいのにすごくすごく新しい
何かとても不思議な感覚に囚われました
アムロの心の中での葛藤と成長
ドアンの揺るがない気持ち
昔見た時はさっぱり分からなかった物語だったのに今では痛いほどわかる
くしくもロシア侵攻後に上映となりリアルタイムで心に刺さるものとなってしまいました
子供の頃にがむしゃらに見ていたアメリカのドラマがあります
「COMBAT!」
このドラマには戦争へのありとあらゆるメッセージが込められていました、あの頃は分からなかった
今またもう一度再放送をしてほしいものです
今の若い人たちにも見てほしい
私ももう一度見直してみたい、何故動画サイトにも無いのでしょうか?
不思議でなりません
追伸
森口博子さん、おかえりなさい
ららぽーと沼津4DX鑑賞
まず、劇場サービス無効の料金1900円均一というのはいかがなものか…
「〜サハウェイ」の時は納得がいかずAmazon primeまで待ったが、「ORIGIN」にハマった自分としては劇場鑑賞を決意。どうせなら1000円上乗せして4DX初体験してやろう❗️と意気込んで移動時間90分かけてやってまいりました。
結論から言いますと…2900円払う程の価値はなかったかなぁ…。
4DXって最初は「おぉっ❗️」って思ったけど、時間が経つと正直邪魔な気がして内容が入って来ないですね…爆発シーンなんて揺れが凄すぎて背もたれに頭付けとくと乗り物酔いしそうになりますね。
内容については〜伝説のTV15話を劇場映画に膨らませるという荒技には、中盤での間延び感は仕方がないですかね。
それと登場人物の演出が古く感じてしまいました。一昔前のアニメを見ている気になりました。
ただ戦闘シーンは迫力があり綺麗で素晴らしかったです。高機動ザクを駆る「褐色のサザンクロス」の登場で地味な話にモビルスーツ戦闘という大きな見所が増えました。
しかしシャアの登場と入場者プレゼントって〜いります❓
個人主義的な少年になったアムロ
この映画には「オリジナル」というものがある以上、どうしてもそれと比較されてしまいます。
今回のククルス・ドアンの島は、キャラクターの性格特にアムロがリベラルな考えの少年になっているという点が賛否両論を呼ぶと思います。
オリジナルのククルス・ドアンの島では、アムロは対面して間もないドアンに食ってかかります。
「僕はジオンの侵略者と戦うために武器がいるんです!」
「あなたのように子供を利用するのとは違います!」
それに対してドアンは、
「モビルスーツを返したら、君だって私を攻撃するんじゃないのか?」
と反論し、口論になります。ここはアムロが安っぽい正義感を振りかざし、一時的に嫌な奴になる場面です。
ところが、今回の映画ではそれが一切ありません。アムロはドアンに食ってかかることなく、黙々とガンダムを探し続けます。
この辺りに首を捻ったオールドファンは多くいるはずですが、それはアムロが「戦争慣れ」した証拠と捉えることができます。目の前のジオン兵に「あなたは誰?」「どうしてこんなところにいるの?」と聞くだけ野暮という発想に、アムロは至ったのではないでしょうか。いい意味での個人主義が彼に根付いています。
実際、ドアンもアムロのことを根掘り葉掘り聴いたりしませんでした。
ドアンと彼が養っている子供たちの食事シーンは、まるでジブリ映画のようです。
いささか食事が豪勢な気もしたのですが、それは島にあったジオンの基地から備蓄を持ってきた……と考えればいいでしょう。ただ、そうであるなら「ジオンのマークが描かれている小麦粉の袋」とかをちょろっと出したほうがよかったですね。ドアンの愛用するコップにはジオンのマークがあったんですから、そうした小さな芸も詰め込むことができたはずです。
ですがそうした細かいところを補って余りある「子供たちの健康さ」を描いていた点は大いに評価できます。特にマルコスの肉体や体力は、海中を潜らせることやアムロと取っ組み合いの喧嘩をさせることで見事に光らせています。カナリア諸島の気候と相成り、ここが肥沃な亜熱帯地域であることがよく伝わってきました。
肥沃といえば、「黒い土」をきちんと描写してくれたことも忘れるわけにはいきません。あの島は農業に適した土壌だったんですねぇ。
ドアンの苦悩やこの先の不安は、時折見せる彼の表情からちゃんと伝わっています。
ただ、そうであるならオリジナルにあった「ドアンが民間人を虐殺してしまった時の夢」が出てこなかったのはいささか不満です。
この映画の中でアムロは、睡眠中に悪夢を見ています。けれどそれはドアンが見るべきものでしょう。たとえば「サザンクロス隊が無抵抗の町を破壊しまくった時の記憶」をドアンの悪夢として描写すれば(回想シーンには出てきますが)、なぜ彼が軍を脱走したのかという理由の強調にもなるはずです。
あと、あの島には核ミサイル発射施設があるというのは、いささか話を大きくし過ぎている感があります。そうすると島自体が戦略拠点ですから、もはやドアンひとりじゃどうにもならないんじゃ……という疑問もうっすら浮かんでしまいます。
ゴップやマ・クベが絡んでくるスケールの話じゃないんですよね、本来なら。
だから核ミサイルじゃなくて、ドアンの乗ってるザク自体に何かしらの新テクノロジー(もちろん機密事項)が内蔵されていた、ということにしたほうがより身丈に合った話になったんじゃないかな、と思います。全方位モニターとか、シャアの戦闘データが使われたAIとか。これならジオンとしては見過ごせる話じゃないけれど、戦略級の話でもなくなります。
ただ、全体としてはストーリーテラーな部類のガンダム映画として上手くまとまっていると思います。
キャラのやたらとオーバーな仕草や、ヤギのブランカにやられるハヤトやカイのコメディシーンは正直ササクレのように感じてしまいますが、今回の主役であるドアンの優しさ、厳しさ、思慮の深さ、心の傷を見事に描写し切っています。モビルスーツの戦闘シーンもこのテーマとしてはちょうどいい割合だったのではないでしょうか。そして今回のアムロは、ドアンを引き立たせる程度の存在感に留まっていて、その辺りも好印象でした。
全248件中、181~200件目を表示