GUNDA グンダ

劇場公開日:2021年12月10日

解説・あらすじ

農場に暮らす動物たちの深遠なる世界を、斬新な手法で叙情豊かに描いたネイチャードキュメンタリー。とある農場で暮らす母ブタ「GUNDA」。生まれたばかりの子ブタたちが、必死に立ち上がり乳を求める。一本脚で力強く地面を踏みしめるニワトリや、大地を駆け抜けるウシの群れ。研ぎ澄まされたモノクロームの映像と驚異的なカメラワーク、人工的な音楽及びナレーションを排した迫力の立体音響で、動物たちの本質に宿る美しさや躍動感あふれる生命の鼓動を映し出す。「アクアレラ」のビクトル・コサコフスキーが監督を務め、俳優ホアキン・フェニックスが製作総指揮に名を連ねた。

2020年製作/93分/アメリカ・ノルウェー合作
原題または英題:Gunda
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2021年12月10日

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(C)2020 Sant & Usant Productions. All rights reserved.

映画レビュー

3.5子豚たちとの幸せなひととき

2025年2月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

 まず予告編を観て、BGMもナレーションもない作品、ということを知ってからの鑑賞。解釈の自由度が高そうだと思い、敢えて何も考えずにポカーンと頭の中を空っぽにしようとしたが、ついつい撮影方法を考えながら観てしまった。

 単焦点レンズの使い方のセンスが良く、さらに構図が良い。中盤、カメラ目線の豚がいて面白い。さすがマイク8台、大自然の音がすばらしい。
 母豚のグンダの目が美しい。片足の鶏が凛としていて格好良かった。牛がペアになって尻尾でペシペシしたり牛の足の動きが面白かった。
 最後は切なかった。

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Don-chan

4.5良かった

2025年2月28日
Androidアプリから投稿

トラクターの撓むタイヤとエアバルブは、母豚のお乳を連想させる。さりげなくもあからさまにそれは映されている。
子豚たちが母豚(グンダ)から生きる糧としてお乳を与えられていたように、人間が子豚たちから生命の糧を得ている、ということを伝える絶妙の演出で、作品に芯を通す演出と思った。

子豚たちが集荷された後、小屋の中を何度ものぞいたり、辺りの地面に鼻を擦り付けるグンダを見ていると胸に迫るものがあるが、可哀想だなどと思うのは人間の想像(フィクション)で、作品の重心はグンダ(豚)への感情移入よりも、育まれた命を頂いているという事をリアルに伝える方に据えられていたと思う。

ドキュメンタリーの持つフィクション性やメッセージ性の節度を保った美しい映画だった。

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抹茶

5.0真のドキュメンタリー映画

2025年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

生きる意味を理屈抜きで感じるとる映画。
都心部に住み生きる意義、魂を失いつつある現代人お勧めです。
全ての生物、植物の営み、感情、愛情があり、想像だにしない理不尽、不条理な現実に直面した時のGUNDA は人間と同様でもあり、さらに人間の俳優の演技では表現し得ない感情を伝えてくれる。

映像、音楽が美しく 説明、音楽無く鑑賞者に好きなように感じとらせて魅せる稀有で上級な作りの映画です。

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ザンテツ

3.5タイトルなし

2024年6月6日
Androidアプリから投稿

悲しい

知的

これは… つらくなった。
偽善者なので。

が、案外、ヒトも生まれ落ちた環境によっては似たようなものだったりするのか。

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ekmek