GUNDA グンダ

劇場公開日:

GUNDA グンダ

解説

農場に暮らす動物たちの深遠なる世界を、斬新な手法で叙情豊かに描いたネイチャードキュメンタリー。とある農場で暮らす母ブタ「GUNDA」。生まれたばかりの子ブタたちが、必死に立ち上がり乳を求める。一本脚で力強く地面を踏みしめるニワトリや、大地を駆け抜けるウシの群れ。研ぎ澄まされたモノクロームの映像と驚異的なカメラワーク、人工的な音楽及びナレーションを排した迫力の立体音響で、動物たちの本質に宿る美しさや躍動感あふれる生命の鼓動を映し出す。「アクアレラ」のビクトル・コサコフスキーが監督を務め、俳優ホアキン・フェニックスが製作総指揮に名を連ねた。

2020年製作/93分/アメリカ・ノルウェー合作
原題または英題:Gunda
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2021年12月10日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

“観る楽しさ”倍増する特集をチェック!

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12

(C)2020 Sant & Usant Productions. All rights reserved.

映画レビュー

3.5☆☆☆★★★ いや〜!とんでもない映像美の作品でした。 冒頭の豚の...

2024年3月20日
iPhoneアプリから投稿

☆☆☆★★★

いや〜!とんでもない映像美の作品でした。

冒頭の豚の出産直後。産まれたばかりの子豚達が、いきなり生存競争に巻き込まれて行く描写からしてもう凄い。

片◯で必死に生きる鶏。
やがては屠殺されてしまうであろう牛の、こちらを射抜く様な目線。

そして、冒頭へと帰還するラストまでが全く目が離せない。

私は以前に、大通りを片◯で必死に餌を探しながら生きる鳩を(某JR駅前で何度も)目撃しているし。おそらくは何かにお腹を引っ掛けてしまい、飛び出てしまった自らの腸を引きずりながら(助けてあげたいこちらの想いを嘲笑うかの様に)逃げ回る鳩も見ている。

生きとし生きる全ての生物には【生に対する執着】に溢れている。
そんな一般的には《家畜》と言われている彼ら。
彼らから我々人間は命を頂き、エネルギーを頂き、明日の生活の糧を貰って日々生きている。
しかしながら、食卓の上に並べられる彼らは当然の如く細かく解体されており、元々の体を成してはいない。
では細かく解体される以前の彼らは、果たしてどうゆう生活をしていたのか?
カメラは余すところなく記録し我々に見せてくれる。

《家畜》と言われる生き物には、【屠殺】されるだけの〝 価値 〟しかなかったのだろうか?
感謝の念を抱かせて貰える作品だったように思えてならない。
(彼らとの言い方が正しいのかどうか?…は今は置いておきましょう。)

そして、一見すると普通の撮影風景に見えるのだけれど。よく見ると、豚の周りを回り込むような移動撮影の撮影方法が、ちょっと凄いんじゃなかろうか。

2021年12月12日 ヒューマントラストシネマ渋谷/スクリーン1

コメントする (0件)
共感した! 0件)
松井の天井直撃ホームラン

3.5【ある農場で暮らす豚、鶏、牛たちの生きる姿、発する生き物の音をナレーション、音楽、字幕なしに、モノクロームの画面と音響、巧みなフレームワークで抒情豊かに、そして切なく描き出したドキュメンタリー映画。】

2023年9月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

ー こんなドキュメンタリー作品は初めて観た。
  ナレーション、音楽、字幕は一切なしで、母豚から産まれたばかりの子豚たちが乳房に吸い付く姿。
  一本足で力強く立つ鶏の姿。
  農場の中を自由に走り回る巨大な牛たち。-

・子豚たちが、何処かに連れていかれた後の、母豚だけが歩き回る姿。

・動物たちが発する”生”の鼓動が観る側に迫って来る音響、フレームワーク。

<“最も革新的なドキュメンタリー作家”と称される、ヴィクトル・コサコフスキー監督とホアキン・フェニックスがコラボした、画期的作品である。>

コメントする (0件)
共感した! 4件)
NOBU

5.0感動しました

Mさん
2022年8月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、TV地上波

最後の母豚グンダの表情が忘れられません。レビューではあんまり良くない評価が多い印象ですが、見に行ってよかったです。泣きました。人間にしか表情がないなんて嘘です。動物たちみんなあります。分りにくいなら鳴き声とか。豚を食べないとか、経済状況からして無理ですが、命をいただくということに感謝しながら、残さず食べようと思いました。もう少し裕福になったら、そういう生活もありです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
M

5.0MY BEST1 MOVIEが2つになった🐷🐮🐔

2022年8月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

監督の動物目線のLowAngle。
モノクロの音も字もないがかえって雄弁。
🐷豚さん、牛🐮さん、鶏さん🐔の生き生きした
表情が伝わってくる❗
広い農場にで、おいしい空気、風、木々の匂い
を嗅ぎ、伸びたり、羽を存分に広げ、大きく鳴く。
GUNDAの子をみつめる暖かい眼、出産後の快い疲れ
監督、GUNDAのお乳アップ。
皆生き物たちはこのお乳で育ってきた。
鶏の脚のクローズアップ。
土を確かめるように一歩一歩進む。
一本足の鶏🐔さんの力強い歩み、躍動感。
🐮さんの空を見上げた時の気持ちよさそうな表情。
尻尾をブンブンふって
みーんな人間と同じ感情。

特に日本における畜産動物に対する扱いは
考えなければいけないと思います。
スタンガン、執拗に尻尾をひねったり、病気の
子は放置される。
私はVEGANにはなりきれない。
豆乳、アーモンド乳、豆乳ヨーグルト
ケージフリーの卵、大豆ミートを買う。
でもやはり肉を食べる。広い所で育ち、
出来るだけ苦しくない方法でお肉になって欲しい。
コフサコスキーの動物に対する畏敬の念がある
この作品が周知される事を切に願います😊

La Vita e Bellaと同じナンバーワンの映画🎦です。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
なお