劇場公開日 2022年1月21日

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さがすのレビュー・感想・評価

全308件中、261~280件目を表示

3.5父の醸し出す底知れぬ人間味

2022年1月26日
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鑑賞方法:映画館

人の弱さと醜さを詰め込んだ、最後までじっとりとした不快感でいっぱいのなかなかキツイ作品でした。

突然失踪した父を探す娘・指名手配中の連続殺人犯・妻を失い鬱病になってしまった父、それぞれの視点で語られることで次第に明らかになっていく真相。冒頭では謎だらけに見えた場面がしっかり後半の展開に繋がっていくのが分かり易く、とても観やすい構成になっていたと思います。
一方で、父の真意をはじめ、含みをもたせたままの部分も多く、あえてハッキリ描かれないので観る人によってら解釈が分かれそう。父はお金が欲しかっただけとは思えず、でもそうとも見える…このあたりの佐藤次郎の演技は素晴らしかったですし、時折見せるコミカルな演技は重い作品の中での息抜きとしても良かったです。

自らの死への選択や安楽死、貧困や異常な思想を持つ人など、重くデリケートなテーマを扱っているけれど、ギリギリ重くなり過ぎないエグみで良かったです。もっと振り切ったものを見てみたい気持ちはありますが、謎解き(伏線回収)要素などなんだかんだ最後まで飽きずに観れました。

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まだまだぼのぼの

3.0佐藤二朗の親父、ヤバい

2022年1月26日
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鑑賞方法:映画館

『岬の兄妹』の片山慎三監督の新作と会って、かなり期待していたので早速見に行った。

またしても、凄まじい映画だった。
佐藤二朗演じる、父親がとてつもない人間で、松浦祐也氏演じた『岬の兄妹』の兄貴以上に、闇が深かった。闇が深いというか、馬鹿なのか、単純なのか、ちょっとよくわからない。こんな人、いない。
でも、人間の心理や環境が底をついた姿はこうなのか、とも思えてしまう。もう本当救いどころがない。

清水尋也も、現代に潜むか弱き者たちに漬け込む異常者(元ネタはあの座間事件ですよね)。
大事件を犯した後、西成に潜んだり、島に行ったり『怒り』の元ネタである彼を彷彿とさせ、自分の立場を巧く使い、人を手玉に取る姿は凶悪犯罪者の常とう手段のよう。

異なる時間軸から終盤になるほど、ここに繋がっているのかと思った。巧く構成されている。

映画自体観てて面白いし、正直人間の底を巧く表現していると思うが、何とも感情の抜けどころのない、何と言ったらいいのか、この佐藤二朗演じる父親に対する感情がちょっと何とも言えないもので、観終わった後はちょっと上手い言葉が見つからない。

悪い映画ではないが、監督の前作ほど心が揺らぐものはなかった。

あと、西成でロケしたのだろうが、周りに映ってくる通行人たちがクセの強い人ばかりで、
あのお父さん失踪のビラ配りシーンはほとんど記憶にない。

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じーたら

4.0娘が父を探す話かと思ったが

2022年1月26日
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鑑賞方法:映画館

逃げてる殺人犯を見たと、いって消えた父、何かあると探しだす娘の話かと思いきや
ホラー好きが喜ぶ展開でした
娘役適役です
二朗さんいいね~、、邦画でドキドキしたの久しぶりでした

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れこほた

4.5ひさびさに

2022年1月26日
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ひさびさに「どこへ連れて行かれるのか〜」と翻弄されるタイプの作品。
印象としては『パラサイト』以来。真相が明かされるにつれて「コレはどこに着地するんだ〜?」と戸惑うばかり。
しかしそのストーリーの振れ幅もさることながら、主要な役者達の芸達者さは信じられないほど。
佐藤二朗のダメおやじっぷり、清水尋也の不気味さ、森田望智のいるいる感。そしてなによりも伊東蒼の実在感と感情!天才か!
なによりも、ラストに交わされるやり取りが、深く深く、染み入ったのでした…

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ぱんちょ

4.0岬の兄妹の監督、父親が失踪する話しと言う予備知識のみで鑑賞したレビュー

2022年1月26日
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mvlv

4.5満を持して封切られた邦画新時代、片山慎三監督のしぶとさが光る

2022年1月26日
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怖い

興奮

知的

邦画のこれからを片山慎三監督に託したくなる、そんな今年のベスト。あらゆる角度が浮かび上がらせる人間の渇望が、この3字で帰結する。世界に行く監督の片鱗を観た。

私がミニシアターにハマりたての頃、初めてポレポレ東中野で観た作品が『岬の兄妹』だった。その頃は、嫌なモノを観たのに、不思議と人間の臭みがあることを感じた記憶。我ながら選球眼があるな…と自負。笑 それから。商業デビューとなった今作。更にパワーを蓄えてとんでもないモノを生み出してくれた。

すごく導入はシンプル。何度も劇場で観た予告にある様に、父は懸賞金300万円をかけられた犯人を見つけたと言う。そして、姿をくらました。娘が父の名を聞いて辿り着いたのは、父が見つけた指名手配犯で…。その続きを見ていく度に訪れる衝撃と秘密、そして、その言葉の意味にただ言葉を失う。

片山慎三監督の面白い所は、映画に何層ものカラーを重ね、単なるドラマで片付けない所だ。邦画好きなら聞いたことのある、高田亮と小寺和久が脚本に名を連ね、重層的なプロットに更なる色を加える。その中にいくつもの工夫が施された画が展開されており、作品の太さを上げていく。内容は重くなるはずなのに、関西弁特有のテンポと柔らかさが飽和する。よって、そのドラマのギミックにひとつひとつが衝撃としてガツンとくる。そしてラストまで切らさない。そこが監督の最大の強みであり、邦画の在り来たりを塗り替える強さを兼ねている。

また、西成を中心としたロケーションにも感服する。これまでも格差や個々の生きづらさを街の中に落とした作品はあっただろうが、今作は違う。あくまで因果であり、この構造の問題のみを痛烈に写し出す。あくまでドラマの中で起きた事に終始するが、その色の引き具合が何とも絶妙。作品の面白さを増幅すると共に、本質を突いてくるのだ。

そして何より役者が素晴らしい。佐藤二朗は「パブリックイメージとは違う役」と自らパンフレットで言っていたが、今は彼以外ハマらない。監督が当て書きしたという脚本に、彼が持つユーモアとシリアスさが混じっていて、妥協がない。その鋭さが作品の幹となって価値観を揺らしてくる。また、伊東蒼も見事。『空白』では穴を開けた彼女だが、今作は父が作った穴をさがす役どころ。細かな仕草や表情が台詞の想像を掻き立てる。その中に等身大な姿を浮かばせ、幼さも滲む。次の清原果耶になると言っても過言ではない。更に、清水尋也や森田望智も憑依ぶりが凄い。凄くスタッフ自身も「託した」キャストによって出来たモノだと感じる。単に、「モネ出てた3人」とかで片付けちゃダメなやつ。笑

グルグルと、手を変え品を変え、映画の色を多岐に魅せる。その器用さとブレない強さが今も衝撃と共に回る。ああ、コレは誰かと語りたい…。

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たいよーさん。

3.5佐藤二朗って 最近はバラエティー系に行ってしまったけど もともとは...

2022年1月26日
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佐藤二朗って

最近はバラエティー系に行ってしまったけど

もともとはこういう役者さんだったよね、

と思い起こさせる映画でした。

味のある役者さんだと実感できる作品に出て欲しい。

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jung

3.5さがしてるのは娘だけ。

2022年1月26日
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なかなか凝った話しで面白かったし絵も良かった。
父が突然失踪し、それを娘が探す。
そこに死んだ母と殺人鬼がからんでくる。

1人ずつ別の目線で話を語り、真相を炙り出すやり方は最近の流行だと思うのだが良く言えば同じシーンを別目線で見る「発見」、悪く言えば「また見せられてる感」のバランスかなぁ。「13カ月前」とかデカデカとタイトル出てやれやれと思うのはタイトルの入れ方が悪いのかもね。あと終わり方はもう少しキレ良く出来たんじゃないかと思うが、、きっとこれやりたかったんだよね。

出演者のレベルは高い。とくにトラックに轢かれてた子がこんなに良い役者だと思わなかった、将来が楽しみ。佐藤二郎もこういうの合う。清水、森田も良い。Hビデオに鉄心さん出ててびっくり。

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masayasama

2.0期待しすぎは…

2022年1月25日
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レビューを拝見し、期待もしながら観たけど…😓何というか、探しているのは父親ではなく、父親の良心というかジャスティスだったのかもしれない…モヤモヤ感が残る、すっきりしない作品。期待しすぎたこともあり、このエンディングは残念でした。

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ろくさん

4.0世の中知らない方が良いこともある

2022年1月25日
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悲しい

怖い

知的

※後半で若干ネタバレ含みます。
「お父ちゃんな、今日電車で指名手配犯見たんや。」
その翌日、父・原田智は姿を消した。
母親を亡くし、日雇いで働く父親と2人暮らしの楓は、早速父親を探し始める。
しかし、行方不明の父親を探していくと、知らなかった真相があらわになっていき…

心の奥がモゾモゾした。
『パラサイト』を観た後に近い感覚との口コミを聞いていたが、確かに邦画ながら韓国映画のようだった。
連続殺人鬼を追う父親を追うだけでは終わらない、予測不能な父親探索。
探せば探すほど、見ようとすれば見ようとするほど、見たくなかった真実が見えてくる。
「君はいったい誰を探してんの?」
最初は父親を探していたはずが、観ている側も途中から何を探していたのか分からなくなる。
明らかになる父親失踪事件の真相も、良いか悪いか簡単に判断できない、なんとも言いがたいものだった。
あの境遇と状況で山内照巳にあんなこと言われたら、誰だってそちらへ靡いてしまうよ。

とにかく構成が上手い。
登場人物ごとの視点による章立てと少しずつ過去に遡るやり方は『悪なき殺人』を彷彿とさせる。
ポスタービジュアルから分かるように、それぞれの視点によるすれ違いを意識しているらしい。
原田家の家族の繋がりを表すような卓球も効果的。
会話のキャッチボールならぬ会話のラリーや、踏み潰されるピンポン玉、そしてエンディングの音楽にも取り入れられているピンポン玉の弾む音は、いつまでも耳や目に残る。

伊東蒼という女優さん、最近来てます。
一個一個の表情が本当に良い。
無口な役のイメージだったけど、喋らせるとなお良い。
今年はもしかしたら彼女の年かも。
冒頭で、車道へ飛び出したりスーパーに入ったり『空白』っぽかったのでヒヤヒヤしたけど、万引きしたのは父ちゃんでした…
その父ちゃん役の佐藤二朗もまた良い。
最近は福田組でのあのノリを捨てた、静かな佐藤二朗が見れて嬉しい。
私的にはうるさい佐藤二朗も嫌いじゃないけど、静かな狂気を纏った佐藤二朗は無敵なので。
清水尋也は冗談抜きで怖かった。
「これは人助けです」とか言ってる時の正義に満ち溢れた目も怖いし、人殺しをなんとも思わなくなった時の何かに取り憑かれたような目も恐ろしい。
とりあえず役者みんな良かった。

案外探し物はすぐそばにあるのかもしれない。
父親捜索中に楓のすぐ近くに父親がいたように。
死は思っている以上に隣り合わせなのかもしれない。
指名手配中の“名無し”が楓に深く関わっていたように。
おっと、ここから先は有料コンテンツですね。

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唐揚げ

3.0伊東さん良かった

2022年1月25日
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佐藤さん主演なので見に行きました。
ほぼ満席。

途中、え?こういう話??
どうしよう。。。。と思いつつ

父親を探すそして犯人も探す映画と思って期待していたのだけど。

なんか、びっくり‼️

最後の卓球ラリーのシーンがあって救いでした

娘役の伊東さんとても良かった。
これから、楽しみな俳優さんです。

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Billy

4.5ポン・ジュノに

2022年1月25日
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この映画を観てもらいたい。

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マンハッタン

3.5伊東蒼は今後が楽しみ

2022年1月24日
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藤崎修次

3.0ネタは良かっただけにもっと現実的に

2022年1月24日
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ゆたぼー

2.5心拍数が上がる

2022年1月23日
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普段よく見るおちゃらけた佐藤二朗とはまた違う顔を見せてくれた。
伊東蒼はいい娘だなー。
ダメな父親を決して見放さない。この子がいることでまだ救われる。
ほんとにどうしようもないストーリーと、登場人物たちの違和感のある行動の数々になんで?なんで?と理解できないままに残虐なシーンの連続で心拍数だけが高くなっていった。
また、同級生男子の胸を見せてっていうシーンは辟易。
彼女のことが本気で好きなら誠実に本気で心配して島に行け!
そしたらもう少し娘の未来に希望がもてたのに。
シスターに唾を吐いてるし、先行きがとても心配だ。
ひたすらピンポン玉がラリーし続ける音に被さるサイレン!
ラストシーンがとても良かった。

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momo

3.0前半の前半

2022年1月23日
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ごっとん

4.0さがすのは

2022年1月23日
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モロもろきゅう

2.5伏線が貼られているとわかる展開

2022年1月23日
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レビューが高めなのと佐野二郎のあの声がいいので観てみた。ミステリー要素もからんでいて、最後の結末はどうなっている?って伏線が多く貼られている展開だった。少し動機という面では弱いような気がしていまひとつ感情移入ができなかった。
異常心理な犯人とそれに共謀するかのような父親と、それを探す娘という構造なんだけれど、やはり動機かなぁ。いい大人がなんのためにそんな異常心理の犯人に加担するようになっていくのか。そこがもっと納得がいくような脚本にしてほしかったけれど。それとやはり、佐野二郎はもっと笑いに振った雰囲気の脚本が合っているのかなと。
カメラワークは寄りから引きへの動き、チルトアップ&ダウンの動き、パンの動き、わりと動きが多かったという印象。その分、ミステリアスな要素も引き出しているのかなと思えた。

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菜野 灯

2.5有料コンテンツ

2022年1月23日
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怖い

難しい

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いぱねま

3.5期待感より不快感が勝った

2022年1月23日
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ちょっと期待はずれ。
父親に一体何があったのか…殺人鬼の正体は…と気になりはしたけど、不快感が強すぎて

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いたかわ
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