劇場公開日 2022年11月18日

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ある男のレビュー・感想・評価

全380件中、21~40件目を表示

4.5傑作。窪田正孝と安藤サクラは好演。なぞがいくつか残ったが。柄本明じ...

2024年5月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

傑作。窪田正孝と安藤サクラは好演。なぞがいくつか残ったが。柄本明じゃなく、関西弁ネイティブの高齢者役ができる役者がいくらでもいると思う。関西弁に違和感がある。キャストで引っかかったのはそこぐらいかな。

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タスカプレミアム

3.5アマン

2024年5月13日
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鑑賞方法:VOD

2024年5月12日
映画 #ある男 (2021年)鑑賞

夫が素性を偽っていたことを死後に知った女性からの依頼で身元調査に乗り出した弁護士が、少しずつ男の正体と理由に迫る

#ふてほど の #坂元愛登 と #河合優実 が出てる!共演はしてないけど
#安藤サクラ の演技はいつ見ても素晴らしい。見入ってしまう

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とし

3.5血と戸籍と家族

2024年5月12日
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多かれ少なかれ誰もが何かを抱えていそうなテーマに共感せずにはいられない、家族と血筋にまつわる物語。失踪、戸籍の交換による入れ替わり、在日など幾重にも登場人物たちの物語を重ね、人生の何たるかを考えさせる群像劇をみせてくれる。

TVの2時間サスペンスドラマ風かと思って観てしまったが全然違った。妻夫木聡と安藤サクラが上手い。
ふと訪れる、胸にひんやり忍び寄る不幸の予感。台詞にならない心象風景をみせる演出が絶妙である。何とも日本映画らしい。

柄本明が良いスパイスになっていて退屈させない。
何か緻密に計算されたものを感じる脚本。

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Yuk

4.0黄昏 ≒ 誰そ彼?

2024年5月9日
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夕暮れ時の暗がりでは、人の顔が判別できず誰そ彼?と聞くことから「黄昏」という言葉ができたらしい。

人間には皆それぞれに名前があるからこそ、その存在が認められるのか?

それとも名前などなくてもそこに「在る」と言えるのか?

なら名前のない野良猫や、意志がないと考えられている植物は存在しないのか?

などと色々考えさせてくれるとても興味深い映画でした。ようするに哲学的ミステリー映画だね。

否、哲学的ミステリー映画と抽象化してしまうことでこの映画の「存在」が捨象されてしまう???★

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レイは!?★

4.5あなたも。。

2024年5月7日
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鑑賞方法:VOD

過去はやり直せないけど、未来は思い通りに変えられる、のかもしれない。
彼の苦悩は見ているだけでしんどかったけど、のちに得られたものは真実の幸せの時間だったと信じたい。

最後まで面白かった。
サスペンスなのでネタバレなしに是非お楽しみください。

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icco

4.0ある男とは

2024年5月5日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

怖い

前から観たかったが、なかなか時間がなくて観れてなかった作品。
原作は平野啓一郎の同名小説。
離婚を機に宮崎に帰郷しさまざまな辛い気持ちを抑えながら日々を送る里枝(安藤サクラ)は、実家の文房具店に買い物に来る谷口大佑(窪田正孝)という男と再婚。
家族も増え、幸せを実感しながら生活に張りを取り戻した矢先、大佑は仕事中の事故で帰らぬ人となる。
その後、大佑の一周忌に兄の谷口恭一(眞島秀和)が現れるが、遺影を見て「大佑じゃない」と主張する。
里枝は前夫との離婚で世話になった弁護士の城戸(妻夫木聡)に再び手続きを依頼。早速城戸は調査に乗り出すのだが…。
果たして、里枝の再婚相手は一体誰だったのか?
少しづつ解けていく真相とその裏に隠された人々の想いが交錯する過程が、なんとも言えない深みを描き出しているように思う。
ちなみに映画版では、谷口大佑及びその家族の描写が割とばっさりカットされているようで、終盤、城戸が里枝と恭一に結果報告をする場面で見せた、語気を強めて恭一に言うセリフに集約されている気がする。
さて、事件は解決したのだが、物語は何か釈然としない。
そう。弁護士の城戸が抱える葛藤のような複雑な想いは何一つ解決していないのではないか。
原作は未読なので映画版のみの個人的な感想だが、ラストで「ミイラ取りがミイラになる」という城戸の心情がオチのように描かれているが、そもそも城戸は「元からミイラだった」のではないだろうか?
「ある男」とは真相を追っていた側、つまり城戸弁護士の話なのではないかと思えて仕方がないのである。

「市子」とセットで鑑賞すると、よりこの世界観が同一線上の物語として楽しめるのではないかと思う。

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ヒックス伍長

4.0イケメン弁護士にやられる

2024年5月2日
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鑑賞方法:VOD

妻夫木さんに完全にノックアウトされましした。 カッコ良いだけじゃなくて演技が良かった。ストーリーも面白く、どんどん引き込まれていきました。
ただ、はて?(虎子風)と思う設定がチラチラと有りちょっとモヤモヤも。
だって、大祐はあんなに素敵な彼女がいたのに、家族問題だけで過去を捨てたくなるなんて、どうもピンと来ない、とかね。
でも映画として非常に楽しめました。
最後の 終わり方がまた絶妙

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サマースノー

3.0わりにいいですよ

2024年4月29日
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抑えたトーンで良いですね、抑えすぎててたまに何言ってるのか分からないのは安藤サクラのおはこ、これは直してほしい。何となく勝手にセクシャルなお話だと思っていたので敬遠してたら全然違いましたね。基本的な話の流れは面白かったのです。けど妻夫木家の事情が陳腐過ぎる、これはとても雑音。彼を単純な狂言回しにしたくないならもうちょっと気の利いた問題を抱えさせてほしかった。もう一つはストーリーにも関わってくるんだけど、ホンモノの谷口さん戸籍交換する理由なくないですか?

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三毛猫泣太郎

3.5イマイチ良くわからなかった

2024年4月25日
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鑑賞方法:VOD

イマイチよくわからなかったです☆

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hide1095

4.0あなたは大切な人に「本当のあなた」を見せていますか?

2024年4月20日
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鑑賞方法:VOD

怖い

難しい

鑑賞後、しばし身動きがとれなくなった。一体、何を観たのか・・・。

感想を、スッと言葉にできない映画がある。大抵は、数日以内に頭と感情の整理がつくことが多いので、数日待った。しかし、表現が上手くまとまらない。このまま待っても、まとまりそうにないので、区切りをつけるためにこのレビューを書く。

とてもクオリティの高い映画だということは、すぐ理解できた。練り上げられた脚本。原作未読だが、脚本の元となる原作がとても緻密に構成された小説なのだろうと想像がつく。そして、どの場面の台詞にも演技にも演出にも無駄がない。1つ1つの台詞や映像に意味があり、暗喩であったり、伏線として発せられて後に回収されたり。何度も印象的に映される木、横浜の建設クレーン。服役中の詐欺師の消えゆく手の跡、後ろ姿を見る「ある男」の絵・・・。とにかく寸分の隙なく創られているように感じる。

メインキャストは、弁護士の城戸(妻夫木聡)、依頼者の里枝(安藤サクラ)、大祐(窪田正孝)の3人。このうち誰か1人をクローズアップしても映画として成立しそうである。しかし、この映画は、3人とその周囲の人々をほぼ等分に描いているように思われる。観客自身が、この3人の誰に焦点を当てるか、心を寄せるかで、全く違った印象の映画になる。

大祐に心を寄せた者は、逃れられない生い立ちに苦しめられながら、生きることを諦めずに「別人に生まれ変わろう」とし、実際に生まれ変わって束の間の幸せを手にした男の名状しがたい苦悩と前向きな生命力と優しさを。
里枝に心を寄せた者は、愛した男が過去を偽っていたことがわかっても、その男と暮らした日々を「確かなもの」として実感し大切にできる女の強さと母としての愛を。
城戸に心を寄せた者は、他人の過去を暴いていく中で、自分が「見たくないもの」に向き合わざるを得なくなり、大祐に共感に近いものを抱く、実は孤独な男を。
3人からそれぞれ感じることになるような気がする。

私は、どうやら途中からずっと城戸に心を寄せてしまっていて、ラストのバーのシーンでトドメを刺されたようだ。静かな中に力強い生への欲求や愛を感じる映画だったが、それ以上に、「社会に生きる人間の本質(宿命)」に関する問いを突きつけられたようで、薄ら寒さを感じたことが、このモヤモヤ感の正体なのかもしれない。

個人的には、複雑な思いが残る映画だったが、これは純粋に好みの問題だと思うので、未鑑賞の方には観ることをオススメする。
傑作、名作と呼ばれるような映画であると私は思う。

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TS

4.5「ある男」の意味と意義

2024年4月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

昨年、現実に25歳下の架空の妹になりすました女が捕まった。車かバイクの免許取得でばれたけど、その前までは出来るんだ。わたしのバイト先でも年も前科もなしにして入社した人がいた。戸籍の交換、マネーロンダリングのように。

映画は、亡くなった夫が別人と知った妻の物語。わたしの隣にいた男はいったい誰だろうか。誰であることの意味はどれくらいあるのだろうか。

「いちばん幸せな時間だった」という言葉が胸を突く。ふと、若い時に出会い恋に落ちた神宮球場の年上の男の顔が浮かぶ。あの人がわたしに語ったことは、真実だったんだろうかと。そして、それは意味があるのかと、この映画を鑑賞後に深く考えた。

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nonpono

4.0合わせ鏡

2024年4月18日
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人は人の中に、いくつもの人がいるような気がします

血には抗えないのでしょうか
それも人として生きて行く上での業みたいなもの

だけど、Xとして生きる窪田さん演じる彼と
男の子との絆は、それを越した尊いものだったと思います
この人好き、この人が好きって、とても丁寧に描かれていました

妻夫木聡さんの最後のバーでの会話は背筋がゾッとしました

原作を読みたくなった映画です
読みます

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みゅー

4.5私とは何か

2024年4月14日
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私とは何かを考えさせられる。個人の名前なのか、国籍なのか、社会的評価なのか。
大佑が見つかり元恋人が寄り添う姿を見ると、その人の本質はその人が生きた軌跡なのだという考えに辿り着く。
ただし生まれ落ちた場所によってその人がある程度位置づけられてしまうのではないか。

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こんにょ

3.0終始暗い!夢の様な逆光の映画。

2024年4月6日
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悲しい

楽しい

単純

 内容は、ある男にまつわる多目的な視点から語られる暗い雰囲気の人間模様話。
 印象的な台詞は、『生きてて恥ずかしくないですか?』詐欺師の柄本明さんの獄中での会話
が意味深で面白かった。迫力の中にある冷たさが役を引き立て面白さを増してました。
 印象的な立場は、登場人物其々が不満を抱えて自縄自縛状態から逃げ出せないと言うドラマを作っている所が面白かったです。今も昔も変わらず身分詐称やなりすまし自分では無い誰かになりたい変身願望は面白い主題です。
 印象的な場面は、窪田の夢の様な約4年間の逃避行生活です。ハレーションで煌めく生活は決して夢でなく、最後に妻夫木と林の中で別れを告げるシーンでは、身分詐称してきたが誰かに知って欲しかった無念が晴れた様で感謝している様にも、妻夫木自身の心情にも寄り添う様で面白かったです。
 個人的には、自縄自縛で自分勝手な人の思い込みにあり同情は出来ませんが傍目から見ていると悲観的にも楽観的にも見えて面白かったです。でも思春期の継親の難しさは、んな事ないよなと感じてしまいました。絵からインスピレーションを🖼️掘り下げる文学的で緻密な構成と監督の伝えたい事が分かる面白い映画でした。役を演じる役者🎭自体が仮面を付けなりすましている様な構造は映像表現として分かりやすく面白かったです。
役になりきるあまり自分自身を見失う様な演技でないと観客は引き込まれません。罪な仕事だなと思うと同時に変身願望の面白さを感じました。

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コバヤシマル

3.5ある男の人生

2024年4月5日
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鑑賞方法:VOD

弁護士となって社会的地位を得た主人公も、優秀なプロボクサーになるチャンスがあった謎の男も、偏見や差別を受けた過去を重く引きずっている。
鏡の中の自分と殺人犯の父の面影が重なり自己嫌悪に苦しむ謎の男が得た第二の人生には、主人公が欲していた言葉や家族があった。

窪田正孝さんの演技は凄まじく素晴らしかったし、ラストがとても印象的で良かったけれど、途中何度も寝てしまった。柄本明が演じた役がどういう人物なのかがいまいち分からず、原作にはどのように描かれているのか知りたくなった。

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arom

3.0原作を読みたい!

2024年3月31日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

ショートカットされているから原作を読みたい、深く知りたくなる作品!
安藤サクラさんがまたまた違う顔を演じています。

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ひろひろ

3.5血筋ミステリ

2024年3月27日
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鑑賞方法:VOD

原作未読だけど、映画作品として傑作だと思う。
アイデンティティがテーマってことで、あの不気味な絵もよかったし
死人に口なしっていう状況で深まるミステリーというか
まぁ考えてみれば「血筋」なんて謎でしかないな、と。

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mar

2.5期待しすぎた

2024年3月26日
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鑑賞方法:VOD

やたら宣伝はミステリアスな演出だから、もっと深い事情などあるのかと思いきや、うーん淡々と進んでいく
俳優陣が豪華すぎて演技もうまいので引き込まれるけどこれ2流俳優だったら見ていられないような、、
窪田正孝が主役かと思っていたのでまさか妻夫木メインとは思いませんでした
妻夫木はいつまでたってもイケメンだねえ

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まあ映画好

4.0日本アカデミー最優秀作品賞

2024年3月23日
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一言でいうと素晴らし過ぎました。
日本アカデミー最優秀作品賞受賞作品だったのと、監督の作品で「蜜蜂と遠雷」を何度も観ていたので、Amazonプライム・ビデオで視聴しました。
まず演技力合戦で、演技だけで話に引き込まれますし、また終わり方が秀逸過ぎました。
弁護士としての仕事を熱心にしつつ、抱えてている仕事と自分のルーツが重なり葛藤するところや、夫婦関係の問題など、話の展開が計算されていて、だから最優秀作品賞を取れたんだなと納得しました。

個人的に、皆さん素晴らしかったのですが、柄本明さんの名演を評価したい。

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alpenroses