余命10年のレビュー・感想・評価
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やっぱり泣けてしまう。
泣けた。ボロボロじゃないけど涙が出た。 悲しいよなあ。現実なだけに。
この映画観るまえに、映画を観て時間を過ごすことを
「どうなのかな?」なんて少し疑問というほどでないけど有意義なのか考えてしまった。
でもこの映画を観ながら、映画って自分を今と違う世界に連れて行ってくれる。ふだん忘れていることを考えさせてくれる。大事だなあと思いました。
※
リリーフランキーかっこよかった。
焼き鳥焼きながら和人と
「好きな人と出会えるって幸せだよな。」と話すところ。
そして和人に「今日はもうあがっていいよ。」というところ。
男を演じているなあと思いました。
※
坂口健太郎。この人いい役者だよなあと思う。
無秩序でない、素直な現実に戸惑う青年を演じたらピカ一だと思う。
「at Home アットホーム」、「今夜、ロマンス劇場で」、「仮面病棟」。そしてこの作品もすごく良かったです。
ラストへの持って行き方
途中までは非常にいい映画だと思って見ていました。
藤井監督は、私に言わせれば、映像の人ですね。
主演俳優たちの表情の映し方だとか、季節感の出し方だとか、映像面では言うことなし!なんです。
それが、ラストに近づく頃になると、何となく物足りない感じが入ってくる。
惜しい。
ヒロインはともかくとして、彼女に恋する男はあそこで終わったらダメでしょう、いくら店にヒロインの名を付けても。
あくまで、最期まで彼女を見届けるということでなければ。
その辺の脚本が弱いんですよね。
原作起因なのか、脚本家に力量がないからなのか。
本当に、惜しい。
せっかく小松菜奈の主演した映画なのに。
彼女が結婚してから初めて主演映画を見ましたが、相変わらずダントツの存在感。
相手役の坂口健太郎も、彼にしては(笑)なかなか良かった。
なのに、ラストの不備のために作品の充実感が削がれてしまったのは、まことに残念です。
今と、もう少し先を生きようとする純情
原作は読んでいません。
涙を必死にこらえるよりも、必死に生を感じようとする茉莉の純情と、茉莉に愛情を注ごうとする和人の純情に静かに胸を打たれました。
哀惜に押し流されてしまうことなく、わずかな命の時間をしっかり描き出していて、思ったより冷静な読後感。秀作だと感じました。
◉流れる時とビデオカメラ
小松菜奈さん演じる茉莉が、亡くなった女性からもらったビデオカメラで、目に映る季節の流れを撮り始める。恐らくはそれまでなかった習慣。それはもしかしたらもう見られないから残すだけではなく、早すぎる時間の中に留まるための、おまじないだったような気がしました。考えすぎかとも思いますが。
ほんの微かに笑みを浮かべながら、シャッターを切る茉莉を見ていて、そのように感じたのです。
カメラに保存していた画像を次々に消去していく場面は、やはりドキドキが止まらなかったですが、出会いの夜桜のシーンだけは残った。昼の眩い桜と、夜の海に沈んだ桜。どちらもきれいでした。
◉賑やかで寂しい街中で大人になる
居酒屋の中のはしゃいだ明るい光景と、居酒屋が並ぶ街のそこはかとない淋しさ。それも良かったです。
最近観た「明け方の若者たち」「ちょっと思い出しただけ」にも、同じような夾雑な街の様子が出てきたけれど、情感溢れていました。
和人は、結局はそんな街中で一人前になる。仕事を覚えて、恋をして。あと少しだけ、和人のエピソードが描かれても良かったかなと思いました。
途切れ途切れに、それでも綴られていくパソコンの文章。生きるのは、ここまででいいかなと言う茉莉の胸の内を告げるようで、切なくなりました。
涙がとまらなかった。
ピアノ、桜、美しい旋律、美しい景色。
これからの悲しさを想像させました。
後半一時間はほぼ泣いていました。
病気を打ち明ける辺りで泣き始め、早いぞと自分で突っ込む位ほぼ泣きでした。
小松さんは風貌が変わるくらい、頑張って痩せられていて
舞台挨拶での原作のご家族からの手紙、小松さんの涙、作品をみてより強く伝わりました。
桜で始まり最後も桜でした。
美しくて綺麗で儚い。
特典が欲しくてこのタイミングで念願の鑑賞。
悲しみ強めだろうから2度はみれないと感じていました。
その通りで、痛みを残した作品でした。
けれどそれは嫌な痛みじゃない、というか。
うまく説明できませんが、小坂さんのこと、ご家族のことを思うと本当に素敵なことで、本が映画にまで昇華されて。小松菜奈さんという素敵な女優さんが演じられて。
悲しく痛い作品なのだけれど、幸せなことだなと思いました。
劇場でここまで涙ズルズルになったのは初めてでした。
帰宅後主題歌のMVを。
また泣いて。
和人が終始穏やかで瞳には希望がみえて。
よかったです。
自分の余命は?
映画観たあとに、ふと考えた。毎日、平和に過ごせることは幸せだ。今、何か闘病してるではないけど、以前に手術、闘病歴があります。
迷惑かけるからって身を引く、遠慮するってシーンとか、お母さんに本音を語るシーンとか、泣けましたわ。坂口さんをはダメさ、弱さを演技するの工夫されてたと思った。小松菜奈さんはかわいくて、きれい。あらためてドラマじゃなくスクリーンで観たい人。
映画の世界だけで感情移入して泣ける
内容が薄く感じた
自分の娘がそうなったと思うと、本当に悲しかった
原作とは違うけれど感動します
まず、感動します。これだけは保証できると思います。高林茉莉役の小松菜奈さんや真部和人役の坂口健太郎さんの演技なども感動の理由の一つですが、自分が個人的に良い役柄だったと思ったのは高林茉莉の両親を演じていた原日出子さんと松重豊さんでした。この親子間でのシーンが一番心に刺さりました。一つの映画としてはとても良い映画だったと思います。しかし自分は映画を見た後に原作を読んでみたのですが、役柄や設定などがあまりに違いすぎて困惑してしまうほど原作とはかけ離れていたと思います。
ですがどちらも作品としてはとても良いので別の作品として見ると良いかと思いました。
悲しい気持ち
タイトルなし
2022年1番泣ける感動作になる
藤井道人監督は実話系感動ストーリーもいける!
病気がからんだ、実話系感動ストーリーって少し苦手だったりする。でも、これは原作を読んでいたし、「新聞記者」「ヤクザと家族」と観てきた藤井道人監督が作って、小松菜奈が出るんだから観るしかない。
原作を読んだときは、ベースは恋愛だけど残りの期間を「生きる」ことの意味について作者のリアルな感情が書かれていた印象がある。映画となると恋愛一辺倒になるかと思っていたが、家族との関係性がうまく織り込まれていた(そりゃそうだ)。
小松菜奈はやはりさすが。元気なときのかわいさや小悪魔的な態度とかもいいし、迫ってくる死と向き合う苦悩や闘病しているときのはかなさの対比も素晴らしかった。
それにしても、藤井道人監督はすごいな。ちょっと社会派の監督と思わせておいて、こんな王道の感動ストーリーを、真っ当に作り上げてしまう。マイナー系の映画にせず、キチンとメジャー系の映画にすることって大事。これからもいろんなタイプの映画を作ってほしい。
タイトルがハードルを上げている
タイトルが「余命10年」とストレートなだけに、大半の方は自分の中でぼんやりとしたストーリーができて映画を観るのではないでしょうか。
私は、映画の中でストーリーが進むにつれて、自分が作った、ぼんやりとしたストーリーが、だんだんとハッキリ見えてくる感じでした。
人を愛する事は、この世で1番素晴らしい事だと思っています。反面、1番苦しいものであるとも思っています。
この映画は、そのどちらも表現されていて個人的に凄く好きな感じでした。ただ、少し物足りないなさもあり、中盤で茉利が和人を好きな気持ちをもっと表現しても良かったのではないでしょうか。
当然、自分は病気なので、和人の前では好きな気持ちを押しころしているのはわかりますが、もっと内に秘めた好きという気持ちを表現できたら、もっと素晴らしい作品になったかもと思ってしまいました。
この映画を見て色々考えさせられました。別れることが本当に良かったのかと。
例えば、80歳ぐらいになって同年代に愛する人ができたらどうだろうか?平均寿命からいうと余命何年だろうか?その時に残りの人生が短いからと言って別れるという選択をするだろうか?とか、普通に付き合っていても2、3年で別れるカップルは沢山いる。当然それまでの感情とかは、苦労とかは全然違うけど、結果だけ見ると数年後に隣にいないという事では同じではないかとか、実際にその状態になってみないと分からない事なんだろうけど。
PS リリーフランキーいいですね!
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