殺人鬼から逃げる夜のレビュー・感想・評価
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スリルはあるが……
殺人鬼に追い詰められながらも逃げ、また追い詰められて逃げ・・・
その過程はスリルがあっておもしろかった。
飽きさせないスピード感と恐怖感がある。
が、主人公が耳が聞こえないというハンデがあったとしても、もう少し本人や周りが何とかできるだろっていうありえない感が拭いきれなかった。
殺人に至る理由や殺人鬼の背景がわからないのでただ狂気の沙汰って感じになっていたのも少し残念。
殺人の動機が生い立ちにあるのかなと思わせる場面があったので、そこをもう少し描いていたらもっと面白かったんじゃないかな?
タイトルなし
聴覚障害を持つ女性が深夜に怪我をしている女性を発見したところ、殺人鬼に追われる話。
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何か障害を持った人が殺人鬼やらとんでもない恐怖に襲われる話は良くあるけれど、そういう場合その障害が逆に殺人鬼より優位な能力として活用されることが多い。『クワイエット・プレイス』の補聴器をつけてる娘や、『見えない目撃者』とかがそう。
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でも今作、その障害が完全にハンディキャップでしかない。特に主人公の親子と殺人鬼が一緒に警察のエレベーターに乗ると、殺人鬼が「妹を殺したのは俺だ」と声が聞こえないことを良い事にハッキリと顔を向けて言うのだけど、2人は分かっていないというシーン。
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冒頭で主人公はそれなりにコミュニケーションが高く、その場の雰囲気を読み取れると示されているのにそこは分からないって都合が良すぎでは?わざと分からないふりをしているのだと思っていたけど、別にそうでもなかったみたいで。
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さらに耳の障害で上手く話せないということもあって殺人鬼の正体が分かっているのに、周りに伝えられないという描写も、障害者が完全に弱者だった。一旦落ち着いて文字で伝えれば良いのにって結構イライラした。
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韓国映画でイケメンの殺人鬼×か弱そうな女性という話は定番中の定番なので、もはやこれって日本のキラキラ少女漫画ラブコメのジャンルと同じような感じなのかなと思った。
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旬な若手イケメン俳優と若手女優さんが通る1つのジャンルがサイコパスものだとしたら、今作の殺人鬼さんも無駄にイケメンで、終盤には頭から水(酒?)を被る水も滴る良い男サービスショットもあるので頷ける。
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話の展開に、あああぁぁぁなんでそうなる💢💢って見ててイライラしてくるとこも、キラキララブコメ見てる時と同じ感情なんだよな(笑).
韓国映画に外れナシ?!
韓国作品なのでマッチャン(ありえない)がありますが、でも素晴らしい作品が多いと思います。耳の不自由な母娘に起こる不幸。彼女の生きたいという懇願は心が震えてしまいました。兎に角、引き込まれます!
耳が聞こえなくて運転できるのね、知らなかった!
色々ツッコミどころはあるが、追われている者の身になって鑑賞すると楽しめます。
サイコ野郎については情報無しのまま終わり(孤児っぽいけど)。ちょっとヒッチャーっぽい。
よく出来てるが、出来過ぎ感。
アイデアありきって感じの一作。作品クオリティはさすがの韓国映画です。しっかりエンタメです。
楽しめる作りにはされていると思います。
そこそこ面白いのですが、追われる側が聞こえなかったら、話せなかったら、こーなるよねーってことの連続で、そのシチュエーションで発生するイベントのみにフォーカスしちゃってるから、だんだんスリルやヒヤヒヤに慣れてきちゃった。それだけでヒヤヒヤつくるから、 見てる方(僕だけでしょうが)はイライラしちゃうんです。もどかしくて。ちょっとでも耳が不自由なことに配慮する人がいたら本作品はどのような展開になったかな?
さらに、いつも思うが、警察がポンコツすぎるんだよな。彼らがつくる穴でヒヤヒヤつくるから、なんか小手先なんだよな。意図的なスキをつくられてもな。って冷めてしまう。
特異シチュエーションだけでなく、工夫したサスペンスを求めたいですね。犯人に猟奇も感じないし。ラストもうまいがどこかで見たようなものだし。
都合良すぎる展開のロマンスもサスペンスも冷めるだけだなー。
ラストは良かったです。
いくつか無理がある設定もありましたが、結論的には楽しめたサスペンス劇でした。
聴覚に障害のある親子が被害者となり、しつこいサイコ殺人鬼に追い詰められてゆくという題名通りのサスペンス。
このサイコ殺人鬼が知能犯なのか衝動を抑えられない本当のサイコ殺人狂なのかが微妙で、途中で何度も親子が助けを呼べそうなシチュエーションがあり
ウズウズしてしまいました。殺人鬼にしつこく追われる一晩の出来事を描く手法は最後まで面白く見れました。ラストも意外性もあり主役女優は見応えがありました。
池袋のシネマ・ロサで午前11時の回で見ましたが館内は私一人の貸し切り状態。寂しい鑑賞となりました。
#79 何故韓国映画は殺人鬼が好きなんだろう?
韓国が身体障害者や小さな子連れの親などあまり街で見かけないのは気づいていたが、ここまで身体障害者に冷たい国なの?
犯罪率が日本より低いのに何故あえて聾唖者を狙うの?
そして交番のお巡りさんも街中の人も身障者に冷たい。
あと何故韓国は『チェイサー』みたいな連続殺人鬼の話が多いんだろう?
そしてその犯人役にカッコウ良い役者を持ってくる。
たとえば日本じゃ竹内涼真とか坂口健太郎が連続殺人鬼役はやらないよね。
実際韓国に行くと日本より親切な人は多いし、夜中に街を歩いていても怖いことないけど、こんな映画ばっか観てるとまるで危なくて冷たい街みたいじゃない。
まあ、話的には面白かったけどね。
映画の韓国警察ってなんでいつも頭が悪いんだろう?
ハラハラする展開の連続で面白かった。
犯人の「殺人自体が目的」「一度狙いをつけたら諦めない」異常性が、怖さを倍増。
ただ、犯人に隙がありすぎて、ミスだらけなのと。
さらに輪をかけて(本作に限らず)韓国映画に描かれる警察って無能すぎて興醒め。
今回も殺人事件の目撃者が犯人に狙われているのに、自宅に戻して警備もつけないって何を考えてんのかわかりません。
脚本がそうなのか、実態がそうなのか、リアリティラインがよく分からなくて悩ましかったです。
『シャイニング』オマージュは笑いました。
肉を切らせて
連続殺人鬼による殺傷事件の現場に出くわして、犯人に追われることになった聴覚障害者母娘の話。
元海兵隊員の兄を持つ女性が殺すことを目的とする殺人鬼に襲われて、通りかかった主人公が負傷した彼女をみつけてしまったことから捲き起こって行くストーリー。
最初に狙われた主人公の母親はなんで歩き回ってた?とか、大切なスマホを車に忘れますか?とか、血痕は?とか、聴覚障害者でも話せる人が殆どだと思うけど…何て思った序盤。
なんなら聴覚障害者の方が手話をする時、声は出さなくとも唇は動かすし、その音結構凄いんですけどね。全員じゃありませんけど。
まあ、そこは映画だし、と割り切って鑑賞出来たけど、その後の警察署でのやり取りは一歩間違えたらコントになりそうな感じ。
ホント韓国映画の警察の扱いって…w
モンクばっかり書いたけど、狡猾で不快な犯人と、人をあまり疑わない娘&娘のことが心配で堪らない母親、脳筋な元海兵隊員の鬼ごっこはスリリングだし、二転三転と変化していくし、落とし方もみごとで非常に面白かった。
ただ、やっぱり話せるんかい!?というツッコミは入れたくなったw
細かい話だけど、最近の車はキーレスで施錠をして物理キーで解錠するとクラクションが鳴り響くのでご注意を。
タイトルが全て…
『殺人鬼から逃げる夜』
本当にこのタイトルのままの内容 笑
聴覚障害があることで、追跡者の足音も聴こえなければ、助けを叫ぶことも出来ないというのがスパイスになってる。
アイデアは良いと思うし割と楽しめたのだけど、残念ながら色々と背景設定に無理がありはしないかな?
意思の疎通が難しいのは当然としても、周囲がどんだけ空気読めないんだよ…
揃いも揃って理解力が無さすぎるでしょ…
消えたとされる被害女性は、通報現場からほんの数メートル先に路駐してあるバンの中…
警察がいかに無能だったとしても、流石に直ぐに見つかるでしょ…とか
そもそも目撃者を消す為の追跡なのに、新たな目撃者をどんどん作ってどうすんのよ?とかetc
そんな不粋な!と怒られてしまうかも知れないけど…苦笑
音に反応する照明やレーダーとか面白そうな小物もあって、もう少しシナリオ練ってくれれば、かなり可能性を秘めてたと思うんだけど…惜しいなぁ…
満足できるオールドスタイルスリラー
ものすごくストレートなスリラーでした。今はエンタメも様々な要素が合体して複合的な様相を呈してることもあるのだけど、オールドスタイルの追いつ追われつ。殺人鬼の背景に潜むキャラクター造形に何か特殊なものが潜んでる訳でもなく、基本チェイスなのでサイコパス的な記号でもある殺人鬼から逃げ切れるか、って話だけど俳優陣の魅力と韓国独特のロケーションの魅力があって満足いく面白さでした。
と言いつつも路地に人がいなさ過ぎ、とか警察頼れなさ過ぎとか違う意味でハラハラしたりしたのだけど、とにかく全力疾走する姿は映画的でした。
耳が聴こえないことで孤立するヒロインの一夜をスリリングに活写、往年の名作への敬意に満ちたタイトな韓流サイコスリラー
聴覚障害者専門のコールセンターオペレーターのギョンミは母親と帰宅途中に重傷を負った女性に助けを求められる。犯人と思しき不審な男に追われたギョンミは命からがら逃げるが現場に戻ると女性の姿はなくなっていた。そこに妹を探しているという男が現れ一緒に警察署に向かうが、耳が聴こえないギョンミは危険が自分の身に迫っていることにまだ気づいていなかった・・・。
プロットとしては事故で口がきけなくなった少女が殺人現場を目撃してしまい深夜のアムステルダムを逃げ惑うスリラー『小さな目撃者』を思い出しましたが、耳が聴こえないため背後から危険が迫っても気づかないというありそうでなかったサスペンスを巧みに使った作品。主人公に迫る危険を直接見せるのではなく、車や自宅に設置している警音器のインジケーターや音に反応して動く玩具等で間接的に表現したり、時折音声をミュートすることで主人公の主観を表現したりすることでキリキリとテンションを上げているので、要所要所で現れるアクションカットがくっきりと映えます。ギョンミが見た目の儚さに対して障害者であることで差別的に扱われることに対して毅然と立ち向かう逞しさを持っていることが丁寧に描かれているので、被害者の女性を巡るサブストーリーも織り交ぜながら到達するクライマックスで大勢の人がいるのに誰にも助けてもらえず追い詰められたギョウミの決意が冷たく光ります。
勝手に期待していた凄惨なゴア描写はほとんどなく、その代わりに『暗闇にベルが鳴る』、『暗くなるまで待って』や『シャイニング』といった、観ているだけで息苦しくなるような閉塞感が印象的な往年の名作スリラーに対してたっぷり敬意が払われていて邦題の醸す不穏な雰囲気に対して観賞後の印象は爽やか。サイコスリラーを作らせるとけたたましく笑ったり、ヒャッハーと狂喜したりするステレオタイプなサイコキラーしか創造出来ない粗製濫造の邦画スリラーに対して、冷徹さの中に遊び心を忍ばせる殺人鬼ドシクを演じたウィ・ハジュンの冷たい存在感と、脆さと逞しさを両立させたヒロインを演じたチン・ギジュの凛とした美しさが冴え渡っていました。
【シャイニング】
映画が始まって、多分30分くらいして、映画のタイトルの意味を改めて考え直し、ん?このシチュエーションが、もしかしたら、エンディングまで続くのか?と、怖がりの僕は途方に暮れた。
シャイニングへのオマージュみたいな場面は出てくるし……。
韓国の夜の都会事情は詳しくないのだけれども、人々は、あまり他人には関心がないように見えて、まあ、日本や海外の大都市も似たような状況だと思いつつも、不安がどんどん膨らんでしまった笑笑
更に、登場人物のありがちなキャラ設定にはイライラさせられっぱなしだ笑笑
ツッコミどころは確かに満載だけれども、それはそれ。
深く考えずに楽しんだらどうかと思う。
お兄さん、それはないよ
決着の付け方はよかったんだけどね。最初から殺人鬼が登場してしまっているからサスペンス的な展開がなくてちょっと物足りなかった。
耳が不自由な人が使っているサウンドモニターなるものを初めて知った。ギョンミにフォーカスが当たると無音状態になり、音が聞こえないギョンミの置かれている物理的環境が体感できる。音を光で知らせてくれるセンサーがギョンミにとって必需品であることがよくわかる。
音がない世界をうまく演出していたんだけれども、殺人鬼の正体も最初からわかっているから、最後まで鬼ごっこ的な展開になってしまった。プロットが甘かったかな。
耳ではなく目が見えない元警官が主人公だった『見えない目撃者』は、真犯人に迫っていく要素があって最後まで息つかせない展開で傑作だった。そのレベルに行くには、鬼ごっこ以上のサスペンス要素が必要だと思う。
エピローグはちょっと泣いてしまうくらいだから、そんなに悪くはないんだけどね。
殺人鬼よりも
中途半端にお節介をする人、余計な口出しをする人。そういう人間の方がイライラした。
クライマックスに至っては、銃を構えるだけで、ヒロインが追い詰められているのにも関わらず、確保しようともしない警察官。
これでは、殺人鬼でなくても人間がイヤになる。
そういえば、殺人鬼がヒロインを狙う動機が、被害者に中途半端に関わるからだった。
本作のテーマはそういうことなのかもしれない。
しかし、そんな事よりも、ヒロインが可愛いかったので満足した❗
終始ドキドキする展開で面白かったー!
上映前に買った飲み物に鑑賞中、一切口に付けずに上映終了~(笑)
聴覚障害者のギョンミと同じ障害をもつ母親。
殺人鬼に殺されそうになったソジュンと兄。
これらの登場人物が殺人鬼に狙われるストーリー。
殺されそうなソジュンを目撃したギョンミが殺人鬼から追われる展開。
耳も聞こえず喋る事も出来ない彼女がひたすら逃げるだけなんだけど、ソジュンの兄がかっこ良い!
とにかくギョンミがとても可愛い(笑)
そして喋ることの出来ない演技に緊張感があってとても良かった!
命乞いするシーンのリアル感に涙腺が緩む(涙)
殺人鬼ドシクの見た目と違うサイコパス感が恐ろしい。
イケメンなのに怖すぎる(笑)
後半のクライマックスのシーンもとても上手い展開で予想も出来なかった!
ギョンミが中指を立てるファックユー🖕のシーン。
メッチャ可愛い💕
自分もされてみたいです( ´∀`)
聴覚障害の制約をうまく活かした脚本
吉岡里帆主演の「見えない目撃者」(韓国映画「ブラインド」のリメイク)と基本構図が似ている。殺人鬼に追われ、障害があるゆえの様々な困難に遭遇しながら主人公が生き残ろうとするというお話。
本作は主人公(とその母)が聴覚障害という設定。人が近づいてきても気づかないというだけでなく、状況をうまく伝えることができないという、聞こえない(声を出せない)ことの制約をうまく活用した脚本だった。母親も聴覚障害者の設定にすることで、手話での会話が他の人にはわからない秘密の会話として成立させていたのも面白い。
健常者だったらもっと簡単に状況を伝えることができるのにとか、なんで警察はそんなにバカなんだ!とか、殺人鬼がすごく頭がいいわけではないのになんで捕まらなかったんだ?とか、軍人ども!バカ!とか、ヤキモキしてしまった。もちろんそれは脚本上の粗さや穴だったりするんだけど、そんなところも含めて楽しむことができたんだから個人的には大満足。あまりグロいシーンがないのにハラハラドキドキしてしまった。
何よりギョンミ役のチン・ギジュが素晴らしかった。手話で語るときの豊かな表情、逃げるときの疾走感、わずかに声を出しながら話す迫真の演技。とても魅力的だった。
これ、日本でリメイクするときにまた吉岡里帆がやったら面白いんじゃないか。殺人鬼から逃げるシリーズ第2弾!
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