ラストナイト・イン・ソーホーのレビュー・感想・評価
全336件中、121~140件目を表示
60年代、音楽と映像のすばらしさ。
サンディ役の女の子が離れ目で自分好みだなー、と思って観ていたら、「クイーンズ・ギャンビット」のヒロインだったので、ネトフリで観ていましたよ。映画のストーリー自体には惹かれなかったが、映像のキレイさ、当時の音楽のすばらしさが本当に良かった。ジョージ・ハリスンの"セット オン ユー"はオリジナルがあったのね。
心に余裕ある時に観るべきホラー
尿意に耐えかねて、荷物を持って扉を開けた時、飲み物のキャップが落ちてパニック状態。あれ、この作品のデジャヴかな…笑?確かに思ってたんと違かったし、「もう…やめてくれ…」が続く映画だった。
ファッションもかわいい60年代。色めきだった若者と牙を向ける男たち。落とし込まれた闇が現代と絡まりながら、鮮やかで華やかなホラーへと誘う。監督が『ベイビードライバー』のエドガー・ライト氏だからって理由と、表現の是非の真相を知りたいことから鑑賞した。
作品はホラーだよ、ってことは頭の片隅にいたものの、かなり怖い…。日本の脅かし方に近い部分もあるが、重厚なドラマが作品の主体なので全然飽きない。遊園地のようにパタパタと色を変え、見方を変えていくので凄く楽しい。真相にビビるばかり。結構な緊迫感があるのは良かったが、まくし立てるところは疲れ切っていたので、正しさを見失ってしまった。本来なら「え!?」ってなる所も、「あぁ…ホント…」って感じ。お化け屋敷でいう、大丈夫な人に引っ張られてる人みたいな…笑。
肝心の性表現に関しては問題ないと思ったが、これは確かに「聞いてないよ…」ともなるし、「言っちゃダメでしょ」ともなる。核となるが故にボーダーがぼやけるため、改めて伝えることの難しさを感じた。役者も皆魅力的なんだけど、役がハッキリしていて、キャラクター本来の個性は、主人公以外あまりないと感じた。そこがホラーの難しさであり、1つの魅力でもあるが…。
この評価は単純に、自身のトラウマと重なってしまっただけなので、もう少し気楽に観れたら星4は付けてた。でも、ホラーとしては一級品だし、心に余裕があってやっと観れる作品だから仕方ない。ごめんね。笑
これは観て損ないです。
昨年観たかったけど行けなくて新年二本目。
なにこれ、めちゃくちゃカッコ良い絵!
スタイリッシュにも程があります。
けしからんカッコ良さ。
ジャンルはホラーみたいですね。
ま、それは置いときましょう。
僕は知りませんが、60年代のロンドンは
危なっかしい格好良さがあったんでしょうね。
知らないけど映像の世界に見とれてしまいました。
こりゃ、憧れますわ。
さーらーに、小気味良いテンポの良さも相まって
ハラハラが心地よいです。後半に向けての畳み掛け
主人公の追い込まれて行く様も、暑苦しくない。
なんだろー。とにかく洒落てるんだよなー。
題材はかなりどんよりしてる暗い話なのになー。
よくあるストーリーなのになー。
めちゃくちゃ魅力的な作品に仕上がってるのは
監督の手腕なんでしょうねー。
ベイビードライバーも大好きな一本。
間違いない新作でした!
ラスト結末が自分としては納得できてないので、
泣く泣く減点した満点級の一本でした。
ホラーと言うにはあまりに甘美で魅惑的。
60年代のロンドン・ソーホー地区はおそらくもっと猥雑だったんだろうなぁ。
でもこの映画では妖しい空気は漂っているもののスタイリッシュでおしゃれ度増し増しな場所。街もドレスも色彩がとても美しい。
サンディのヘアメイクは明らかに当時のファッションアイコンだったブリジット・バルドーから。ひと目見たときからときめいちゃったほどにsoooキュート!いつの時代も女子の憧れですね、BBは♡
エドガー・ライト監督は前作「ベイビー・ドライバー」同様に音楽との融合が素晴らしくて60’sのサントラがまたいいのよねぇ。
夢か現実か
鏡に映るのは私なのか誰なのか
エロイーズがサンディとシンクロしていったように観客の私たちもどんどん惑わされていくー
構成もとてもよくできていて単にホラーという言葉では片づけられない完成度の高い娯楽作。
あとひとつピースがハマれば傑作になる匂いはするのだけど……。
イメージが先行し過ぎていて、ストーリーが追いついてない印象。『ベイビー・ドライバー』を見た時と同様に、映像や音楽など演出的には凝っているけど、そこからもう一つ足りないせいで、どこか「それっぽい」作品として止まってしまう。
学園もの、サスペンス、ホラーなど多様な要素を盛り込んでいるのだけど、「つぎはぎ」感が出てしまっているのも、おそらく全体を通じる軸が足りていないせい。ガシッとした背骨があれば、ジャンルを包括したダイナミックさが出てくると思うのだけど。
なお今作は、演出についてもちょいとネタ不足感。途中から演出の重複が気になった。映像的に新味が薄れていくこと、ストーリーが進展しないことが相まって中弛み。
映像的な演出や音楽の使い方でガンガン押し切っていくにしても、ちょっと足りない。ならストーリーで補完して欲しいのだけど、それも少し足りない。
めちゃくちゃ惜しい感じはするんですが……。
サンディ役のアニヤ・テイラー=ジョイをはじめとして、役者陣の華はすんばらしいです。サンディを見るだけでも作品としての価値はあります。
映像と音響に惑わされるホラーサスペンス
スタイリストを夢見てロンドンで学校に通い始めた少女が、アパートの一室を間借りしたことをきっかけに、1960年代のロンドンの夢を見るようになり、それに取り憑かれていく
主人公のエロイーズに霊感があることがストーリーの核となっていて、それが最後のどんでん返しにも繋がっていく
結局、幽霊より怖いのは…
60年代の音楽やファッション、キャバレーなどのカルチャーと現代が、夢を媒体に行き来する構成で、華やかなナイトネオンと大音響の音楽が不穏な空気を助長して、最後まで緊張感が途切れない
緩急にとんで観客の裏をかくストーリー展開に加え、役者がそれぞれハマっていて、サスペンス、ホラー、青春物、と複数の要素が楽しめて、コスパの高い映画でした
ホラースリラーは追い詰められていく過程で見ている側が回避策を提示できてしまうと冷める
色々細かいところも「え?これでこのまま進むの?」みたいなことがあって、厳しいかな。
Good old days?
上京への期待から、戸惑いへと変わっていく流れの説得力、ロンドンに近づいて車輌にも人が多くなり、窮屈になる。周囲に敏感になり、居場所に辿り着くまでアップアップ。テンションあげてマウントしてくるルームメイトにノリが掴めず居場所が見当たらない。グループからあえて離れて笑みを浮かべる。
幻想への傾倒も一種の引き篭もり症状か。アニャの衣裳と軽やかな踊りとそのボディ、話の軸になるキャラクター設定に見事に応える。ガラスの中との見事なカメラワークで無言の掛け合い。
その中で自分を取り戻して、自立していく話しへと進むのか...などと思いきや、話しはホラー味が増長してくる。このホラーのテーマがよく掴めぬ。恐れたのは都会に埋もれていくことか?娯楽として割り切った方がわかり良いかな。
光と闇
スポットライトを浴びてる人は、大きな影も背負っている。
脚本も映像も音楽も衣装、ロケーション、演出、小道具、大道具、全てが刺激で、これが映画だ!と殴られた爽快感を味わえた!。
もう、評価はgrade star five
歴史に残る名作
60sと現代が交錯する秀逸な構成
松原智恵子似のおばあちゃんと田舎で暮らすエロイーズ。ファッションも音楽も60sだった。おばあちゃんの青春時代だった。
ファッションデザイナーを目指しロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入ったエロイーズ。一人暮らしを始めたアパートの一室での奇妙な、そして恐ろしい出来事。
夢の中は60sのソーホー。
歌手を目指すサンディが可愛かったなぁ。
てか、ここからはホラー&サスペンス。クソみたいな男たちによって堕ちていくサンディとシンクロしたエロイーズが壊れていき…
自分的には結末が残念だったけど、これは好みの問題。シラ・ブラックやサンディ・ショー(サンディって彼女から取ったのかな?)などをフューチャーした60sのテイストは好きだった。
言い方悪いかも?意外や意外で予想以上に…
私事で別の作品を観るつもりが,一寸したイレギュラーとでも言うんであろうか?で,この作品を観る事になり,色んな言い方を見受けるが、サイコスリラーとでも言うんであろうか? コイツは意外にも眼っけモンじゃん!と私めは感じ取ったのが率直な感想だった。 わりに綺麗めな2人を間違えてしまいそうで,内容もわりと難しく&私的には,実は濃い作品に感じ取っちゃったのは私だけ?
予定外の鑑賞,鑑賞したのが元旦というタイミング?その何て言うのか,シチュエーションみたいなものに弱い私には、エェ意味でも忘れにくく,残る作品になった事は伝えたい❗️処…。
ちょっと怖いけどスッキリ感味わえます
なぜスッキリしたのか、考えてみると
ストーリーにきちんと理由があったから。
あと、普段ホラーは見ないのですが、そんな私でも最後まで見れたのできっとホラー苦手な方でも大丈夫なんじゃなかろうか。
いい具合に最後までハラハラしながら楽しめました。
現実と主人公の女の子の夢の中?との入り混じり方が、リアルでした。
私は霊的なものは見えないですが、もし見える人ならこう言う感じなのか…と想像がついて、
映画館を出た後の東京の街は、なんて安全で幸せなんだ…と感じました。
見所はあるけど、可もなく不可もない展開で少し退屈。
演出 ★★★☆☆
音楽 ★★★★☆
ストーリー ★★☆☆☆
この監督の作品は音楽が欠かせませんね。
時代背景に合わせた女優チョイスもとても良かったです。2人とも可愛しステキ。
ストーリー展開はベターで特筆するところはないけど、構えてないところでホラー表現を組み込んでくるからたまにビックリした
万華鏡の様なホラー映画
わざわざ年の最後にホラー映画などと思いつつ冬休みの暇つぶしで観たら、思いがけず面白い映画でした。
主演の可愛い女の子は一人二役だと思ったら別々の女優さんだったり、懐かしのテレンス・スタンプが出ていたりでキャスティングにも驚かされましたが、なんといっても凝った極彩色の映像の素晴らしさ、ホラーなのにヒネリの効いたミステリー仕立てなところが斬新でした。死んだ母親のエピソードは少し思わせぶりでしたが、前半から後半へと急展開する脚本の妙が、毎度おなじみのホラー映画ばかりを撮っている日本の某監督たちの作品とは全く違う新感覚のホラー映画に仕上げています。
60年代のロンドン・カルチャーに憧れる少女が主役だけに、使われる音楽も私の年代には懐かしいものばかりなのも嬉しかった。しかし、彼女のレコード・コレクションにビートルズのものが一枚もなかったのが不思議...?
サイコスリラーとしてはかなり微妙
夢か現実かわからなくなる系映画が好きな私としては観なきゃいかんと思って観てきました。評価も高かったので期待値は上がっていました。
ただ内容はかなり微妙なものだったと思います。
サイコスリラーとしてはもっと面白いものが既にたくさんあるので二番煎じ感が否めず、聞いていたミステリー要素とかドンデン返しとかも大いに肩透かしを食らいました。
60年代のロンドンに興味がある人には刺さるのかもしれません。
主人公の中途半端な「みえる」設定はまったく機能していなくて物語の足を引っ張っていた気がします。
母親の亡霊の伏線回収も特にないので、これならシンプルに精神の話にした方が良かったのでは。
とにかく今はブラックスワンをもう一度観たいです笑
どう撮ったんだこれ
エドガー・ライトが60年代の音楽をやりたかったんだろうな。それで話とギミック考えた気がする。
話の入りが《ミッドナイト・イン・パリ》に似てるから、タイムスリップ(じゃないけど)が《007 サンダーボール作戦》公開年だったとき「その時代は、もう、遠い過去なのか!」と驚いたけど、おばあちゃんの時代が憧れだからそんなもんだね。
サンディとエロイーズが鏡合わせになるところとか、画面上でどんどん入れ替わるところは「どう撮ってるんだ?」とつい考えちゃった。ここの技術はすごいよ。
話は、そんなに捻りがないね。サンディ可哀相で終わってるし。
エピソードの中では、ジョカスタが出てきたとき「大学で一発かまそうと思ってスベる人いるな」と懐かしかった。
ストーリーはともかく、音楽の合わせ方がやっぱりうまくて、楽しく観ていられて、良い作品だと思ったよ。
すごい
これ、よく映像化した!すごい!あっぱれ!
ミステリーホラーをオシャレな音楽と映像と共にってなかなか難しい。
予告観た時からずっと観たくて、やっと見れました。映画館で観て良かったーー!!
今年観た中で一番。
ひとつだけおしいところが、ラストの方で亡霊達の姿がハッキリとした所で全員が見事にタンクトップを着たおじさんだったところ。そこだけ、もうちょっと違う表現の仕方してほしかった!!
全336件中、121~140件目を表示