沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
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う~ん、仕掛けがどうなんだろう…。
全般的には何も文句はない。 しかし、公園で並木佐織と新倉留美が揉み合い、並木佐織が頭を打って倒れ、新倉留美は気が動転し、その場から走り去り、線路に飛び込もうとしてフェンスを登れず転倒し、正気に戻る。 このトリックの最もコアな部分で疑問を抱いてしまうと、この作品自体に入り込めなくなってしまうことは否めない。 新倉留美も犯罪者ではないのだから、並木佐織が倒れれば救急車を呼ぶだろう。 なぜ走り去って、線路に飛び込もうとするのか? ガリレオさんも、あなたは学者?それとも探偵? やはり、これはフジテレビで見るに限りますね。そう思った次第です。 #159
ドラマは見てないよ
数式をめちゃくちゃ書いて謎解きすると思っていたからあれ?ってなりました。どんどん明かされる真実。繋がるピース。 実におもしろい! 重要な役であるお笑い芸人の飯尾さんがとてもよい演技でびっくりしました。
湯川の成長した「変人ぶり」。
「天才」は「狂人」または「変人」と相性がいい。「ガリレオ」は、湯川の変人ぶりを楽しむ作品でもある。湯川は相変わらず常人には考え付かない発想や理屈で相手を煙に巻く。だが際立った変人度はなくなり、人間的に穏やかになった印象だ。これは、湯川が成長して常識人になったということだろうか。事件の解決の方法も、人間的で成熟したものを感じさせる。 湯川は日頃から、事件の解決には興味はない、興味があるのは謎の解明だけだというようなことを言っている。今回は容疑者とされる人たちとつきあいがあり、彼らを救いたいという気持ちが強かったと思われる。自分が謎を解明することで、親しい人たちの罪を問う結果になることには葛藤があったはずだ。しかし自分の姿勢を崩さずに納得のできる解決に持って行ったのはさすがである。湯川と、草薙、内海の連携のファインプレーである。 筋立ては、謎解きを楽しむ探偵小説や推理小説としてよりは、被害者関係者の理不尽な気持ちを描いたサスペンス小説という感じである。湯川の成長した変人ぶりを見られたのも良かったし、一人悪役で頑張った村上淳も異彩を放っていた。とても楽しめる作品でした。
壮大な普通
怪しいとにらんだ容疑者が全員完全黙秘を貫く…という話かと思ったら割と速い段階からしゃべる人間はいるし、オチにそれほど大きな仕掛けはないしで、豪華な、あるいは壮大な普通の映画だと感じた。山場もないし特筆してレビューすることもないように思う……。 いや、面白かったのだけれど。期待通りというか思った通りというか。東野圭吾作品は登場人物が作者のつづるストーリーを協力してオチまでつなげていく感あるよね、とか。
熱演のパレード
原作の「ガリレオ」シリーズは、物理学に基づいた奇想天外なトリックや二転三転するストーリー展開などで人気の作品ですが、その中で「沈黙のパレード」は、実はそれほど評価が高いとは言えない作品 それなのに宣伝でしきりにシリーズ最高傑作と強調されているのを見ると、よく見るテレビCMの「わたし史上最高♥」とかいうのと同じくらいの違和感を感じたりします ただ出演する俳優たちの演技は素晴らしく、特に刑事役の北村一輝さんの、自責の念に追い詰められて小汚なくボロボロに焦燥していく姿や、父親役の飯尾和樹さんの、内面から吹き上がる怒りや憎しみを抑えきれない表情や態度の演技など見事でした そして、福山さんのわりと傍観者的な佇まいや他人事のような推理シーンは、じつは湯川学そのものなのかもしれない、と思いました
大嫌いだ、常連だらけの定食屋。
前作「真夏の方程式」の成功は旅情、郷愁、主人公の微かな成長が肝、それらが不思議な程全く無かったから本作は凡作。 火サス的捻りの為の捻りは人を描けずすっぽ抜け。 常連だらけの飯屋(私は大嫌い)に馴染むガリレオに少し幻滅も。 期待したが。
探偵小説の要素なし、完全な人間ドラマ
過去の作品もそうだが、人の苦悩を丁寧に描き考えさせられる内容で、その点は大変興味深かった。 が、謎解きに関して、なぜそれに気付いたのか説明がなく湯川が一方的に説明する展開。 ブローチに血痕がないからシロ、には無理があると思う。
北村一輝に尽きる
被害者遺族と親しい人々の警察官とは相容れない感情の差をぶつけられながらも過去の事件と葛藤し、真実に近づくにつれて苦しい選択と告白を促す辛さを見事に演じた。容疑者Xの献身で渾身の演技を見せた堤真一と並ぶくらいの名演技、北村一輝は良い俳優だなぁと思った。 あと柴咲コウはこのシリーズに必須ね。
残念
先ずお馴染みのテーマ曲が一切流れない。 最後の決めポーズとそれに至るまでの数式を記すシーンもない。 上記だけでも往年のファンは寂しかったのでは? それと映画にしては予算が無かったってぐらいお金がかかっていない。 あとストーリーも単純だし内容も同情しようがない。 高評価の人には申し訳ないが自分にとっては今年ワースト1位かも。 期待していただけに非常に残念でした。
湯川先生もいつのまにか教授になり、ガリレオというよりホームズのよう...
湯川先生もいつのまにか教授になり、ガリレオというよりホームズのようになった。内海刑事はまだ一人なのかと、要らぬ心配をして。長いと感じなかったから、テンポが良かったんだろうな。お笑いパートのメンバーは出てなかったね。
よく分からなかった。
前作や前々作に比べて少し難しいと言うか分かりづらい感じだった。 ヒロイン?を何故吉高由里子から柴崎コウに変えたのか。。。吉高由里子では華が無いのか?まぁ、個人的には柴崎の方が好きだから別にいいんだけどね。 それにしても柴崎コウは相変わらずの美人。貫禄が出て来たけど、それでも美人。
刑事(と書いて男と読む)と友情と愛の物語。
役者の演技は素晴らしくて、最後まで画面に引き込まれる。 ストーリーもヒューマンドラマとしては、なかなかの出来。 ただ、ミステリーとして見ると違和感が目立つ。 完黙=無罪にも疑問があるし、結構早い段階で筋道が見えてしまう。 それでも、じっくり映画館で見る価値はある映画だと思う。 おすすめです。 でもって、最大の違和感は何かというと、これガリレオいる? ってことかな。
あんまり…
入れ込めなかったな。 ドラマ版、前映画2作品とも鑑賞、本も含めて福山ガリレオファン。 1作目の映画が秀作だったと思うだけにそれを超えてはこないなぁ。 特に今回はあまり科学関係ない気も(^^;; トリック?オチの捻りももう少しパンチが欲しいかも。 ファンだけに期待しすぎたかな。 唯一、飯尾さんがとても良かった。
勘繰り過ぎた
なんとなく大事なシーンがぶつ切りになっているようなぁ、祭りのシーンはテンションが高過ぎてついていけず長く感じた。原作未読なのであらすじが、原作通りなのか脚色されたのか、または演出が悪いのか登場人物たちに矛盾が見えて、今一のめり込めませんでした。 北村一輝さん演じる草薙が関わった事件のお話。彼の苦悩する姿や被疑者とのやり取りは緊張感はあったけど、その草薙が活躍するわけではない。TVドラマを映画館のスクリーンで見ているような感覚でした。映画ならと、いろいろ期待したり、裏を勘ぐったりしたけど、どんでん返しがあるわけでもなく、ちょっと肩透かし。いい加減、揉み合いの末に突き飛ばしてしまい……ってのは定番すぎて、そろそろ無しにしてほしいんだけど。 良かったところは、湯川、草薙、内海の3人で現場検証するシーンが好きで、押し退けたのが湯川先生と勘違いして悪態をついた内海が、草薙だったことに気づいて恐縮してるところとか、レストランでの湯川さんとのやり取りとかが面白かった。 あと酒向芳さんめちゃくちゃ良かった。涙が誘われました。名脇役がいるものの物語はあまり印象に残らない。
ちょっと尻すぼみな感じが・・・
ガリレオシリーズの映画としてはいいです。 福山さんいつまでもお若い。 北村一輝さん、ほかの映画も出てますが、いつも素晴らしいですね。 ちょっと髭の伸び方が映画の時間の流れと合ってないような気がしたんですけど・・・ これから見る方、チェックしてみてください。(*^^*) 設定は・・・うーんガリレオらしくないというか。普通の刑事ドラマでした。 相棒でもできたストーリーではないかなと、個人的には感じました。 お約束の数式のシーンもなかったし・・・・ ちょっとな~って正直感じてしまいました。 友情を描いたところはよかったのかな・・・・うーん、微妙。 ガリレオ好きは見ておきましょう。 エンドロールの映像、なんで過去の分なのかな・・・今回で終わりって意味なのかな。
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