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映画「元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件」 元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件
劇場公開日:2021年8月6日
解説
飛行中にパイロットを失い絶体絶命の状況に陥った小型セスナ機を舞台に、同乗していた主人公と元恋人が生き残りをかけて奮闘する姿を描いたサバイバルパニック。友人の結婚式に出席するため、小型セスナ機でインド洋に浮かぶ孤島に向かうことになったサラは、これから始まる空の旅に心が弾む。しかし、セスナ機にはかつての恋人で今は気まずい関係にあるジャクソンが乗り合わせていた。さらに離陸してほどなくして、地上から6000メートルの上空でパイロットが心臓発作を起こして急死するというアクシデントが発生。自動操縦は機能せず、GPSや通信機器も故障し、前方には巨大乱気流が迫っているという絶体絶命の状況下で、サラとジャクソンは生き残るためある行動に出る。サラ役は「ゲット・アウト」のアリソン・ウィリアムズ、ジャクソン役はNetflixドラマシリーズ「ラスト・キングダム」のアレクサンダー・ドレイマン。「ロスト・バケーション」のジャウム・コレット=セラが製作を務めた。
2020年製作/92分/G/スウェーデン・アメリカ合作
原題:Horizon Line
配給:ギャガ
スタッフ・キャスト
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序盤の展開を見るとかなりのスロースタートというか、もっと他に人を引きつけるような語り口やノリやテンポというものがあるだろうと首を捻ってしまうのだが、今思うとこれも全部計算の上だったのだろうか。こうやって観る側をかなり油断させておいて、20分ほど経ったところで怒涛の状況を発動させる。かつて海や砂漠や森林で遭難する映画は観たことがあるが、空での遭難というシチュエーションは初めて観た。現在地や進むべき方角が分からず、連絡も取れず、着陸の仕方も分からない。この絶体絶命の「空飛ぶ密室」でワケありな男女はどうサバイブするのか。過去はどうあれ、ここでは協力しあわないと生き残れない。もうまるで交際や結婚生活をめぐるメタファーのようだ。アイディアと勢いだけでなかなかの面白さを引き出しているが、もっと高みを目指せたのではないかと惜しくなる場面もちらほら。いつかハリウッド・リメイクでもされる日が来るのだろうか。
原題は「HORIZON LINE」で、水平線を意味する。チャラめの邦題がかなりネットで批判されていたが、この映画のほどよくライトでほどよく深刻なノリには結構合っているような気がする。原題をそのままカタカナにして『ホライゾン・ライン』だとよくわからないし、直訳して『水平線』だと硬すぎる。チャラいノリの恋愛パートをサクサクこなし、その後はワンシチュエーションのパニックムービーに転じるのもいいサイズ感で、実際ポップさも感じられる。
どんなにありえない無茶な展開でもいちいち真面目に全力で対応する主人公カップルには応援する気持ちしかないし、結果、ほどよいジャンル映画として可愛らしくすらある。深夜にたまたまテレビで流れていて、「ああ、最後まで観ちまったよ、これ映画館行ってもよかったな」と思う。そんな出会い方がよく似合う。ジャウム・コレット=セラ組がいろいろ関わっているので、傑作『ロスト・バケーション』の空版としてもおすすめ。
2023年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
なぜかこれをプライムのリストに入れてて。好きな監督とか何か理由あって登録してるつもりがそんなことなく、なんだっけこれ。で、タイトルおもしろいし、やっと観たところ。やー、何も面白くない。主人公も軽薄気味だし、特徴もないし。見どころは、やはり終盤のヒヤヒヤもんシーンくらいかと思う。でもなんで男のときは命綱つけてたのに、サラはつけずにあんな離れ技をやったんだとか、色々ツッコミどころは満載。これ、本に起こしたら、オチなしストーリーになっちゃうなあ。ド級ストレートな本作なので、そわそわハラハラする分には楽しめた。
2023年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
出だしはなんか、いかにもB級ぽく安っぽい。
期待しないで観ていました。
ところが、
友人の結婚式の介添人なのに、寝坊してフェリーを乗り過ごすんですよ。
それも一日一往復のフェリーを!!
フェリーに乗り遅れた主人公のサラがセスナ機で
モルディブの小島に向かう事になります。
ちょうど元カレのジャクソンもセスナ機に乗る事になります。
ところが操縦士のオジサンが突然心臓発作を起こして死亡。
サラが操縦する事態になるのです。
まぁこういうパニック映画の定番。
次から次へと危機が起きて、それを乗り越えて回避していくのですが、
これが意外とハラハラする。
雲の中は嵐、とか、
無線も通じない、GPSは壊れている、
コンパスもなくて方角すら分からない。
燃料タンクからガソリンが漏れてくる。
ジャクソンが機外へ出て燃料の流出を止めたり、
彼が大怪我してサラが治療したり、燃料切れになって、
積み込んでたラム酒を燃料代わりに翼にある燃料タンクに注ぐシーン。
分かっていても結構足が震えます。
ともかくセスナ機が小さい。あまりに小さい。
最後にはどこかに着陸しなければ・・・
燃料は完全に切れて・・・絶体絶命・・・
ここで終わってれば、ホラー映画です。それもいいかも!!
と、思ってましたが(笑)
これだけの危機を乗り越えた運命共同体。
サラとジャクソンは、絶対的な絆を深めた・・・のでした。