ノイズのレビュー・感想・評価
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脚本の問題なのだろうが、物語がリアリティに欠ける。
オチは途中からある程度読めた。脚本の問題なのだろうが、物語がリアリティに欠ける。メインの登場人物の台詞回しにも違和感が多い。島の住民達にも好感は持てないが、警察の連中の態度が誠に不快。
期待はずれ…
日本の子役ってどうしてこんなに棒読みなんだろう。
そして藤原竜也の父親っぷりが大袈裟で過剰で不自然で、すごく違和感。こんな接し方普通しない。
島起こしをたった一軒の農家の果物に頼るのもすごくおかしい。
何もかもがとってつけたような違和感。
島民たちの大袈裟な警察への反発態度も、おかしい。演技もオーバーアクションだし。
映画館で観なくて本当に良かった
これサスペンスですよね?
なのに全然ハラハラもしなかった。
リアリティが、、、
あれだけの俳優を揃えてもったいないな。
原作は読んでないのであくまで映画のみの感想だが、まず設定が安易過ぎてリアリティが無さすぎ。
幼児レイプ殺人犯が、保護司とともに島に就職しにやってくるという設定がそもそもあり得ない。
さらにその保護司を殺す動機も不明。その後の行動を見ても逃げたいようにも見えないし。
ただ人を殺すような異常者ならそもそも厳重な監督下に置かれるだろうし。
発展しない閉鎖的な島、幼馴染、嫉妬というストーリーありきで、その契機として、最初の殺人は安易に設定されたとしか思えない。
なので無理がある。
警官がいながら、その本人が隠そうと言い出す。あり得ない。
本来、事故死。悪くて過失致死。しかも状況からして情状酌量されるだろうし、そもそも立件されるかどうかも怪しい。
隠す理由が、いちじくで島の発展を目指すことが頓挫すると言っているが、???
つまり、最初からムリ筋。
幼馴染が嫉妬して罪を被せるという話で帰結するがこれも穴だらけ。
もしかすると脚本の稚拙さかもしれない。
表現したいことがしきれていない。
残念。
「デスノート」シリーズで共演した藤原竜也と松山ケンイチの主演の作品...
「デスノート」シリーズで共演した藤原竜也と松山ケンイチの主演の作品。
この2人よりは神木隆之介の方が良かったかな。
ストーリーもどんどんよくわからない方向に展開が悪くなっていくため、あんまりストーリーに入っていけなかったなぁという印象
最高にハラハラする傑作サスペンス
この映画、受けた印象は、ここまでドキドキさせられる映画がまだ存在するのか。。。!
という感じです。いやぁ、サスペンスって面白いですね。この映画は絶海の孤島が舞台で、大して広い面積でもないのに、話の広がりがすごいです。どんどん誰もが極限状態まで追い込まれていきます。一人死んで、また一人死んで、って殺人の連鎖の勢いがすさまじかったです。
小さな島で、大きな繁栄が期待される中、島を活気づけた張本人が人を殺しました。さあ、どうしますか?というスタートです。初めこそ、どうせすぐに殺した人の死体がバレて大騒ぎになるんでしょ、くらいに思っていたのが、警察がわんさかいる中でも必死になって隠ぺいが働くんですね。それでも、主人公と親友の二人は極限まで少しずつ追いこまれていきます。このドキドキ感、ハラハラ感がたまらなく好きになりました。「ミュージアム」のカエル男や「キャラクター」の両角のような最初から決められたシリアルキラーによる連続殺人じゃなくて主人公が人を殺してしまったところから始まるので、また違ったスリルを楽しむことができました。それにしても、藤原竜也さんってどんな役をやっても同じ藤原竜也なんですね。「カイジ」の時となんら変わらなかった気がします。演技はすごい上手いのに、カメレオンではない。そこもまた藤原竜也という俳優の一つの魅力かもしれません。
これ、誰が犯人=ノイズなのか。わかってるはずなのに衝撃的です。サスペンス好きは観ないともったいない!
島の連帯感
真ちゃんと交代で島から出た駐在員、イノシシを轢いてしまった主婦を罰せず、臨機応変に対応。全ての警官がこうだといいのに、と思った。でもこの先輩の行動に真ちゃんは影響を受けすぎたのかな。
村を守るため、と思い、圭太の犯罪を隠すことを提案した。この判断が間違いだった。圭太もついその話に乗ってしまうが、間違いだよな。そもそも、正当防衛だし、そんなに重罪にはならないでしょう。それに島をこれから支えようとする経済なのに、圭太の農園だけって、少し無理がある設定では。
3人だけの秘密が、町長や老人や町長の秘書まで巻き込んでの秘密に。誰も咎めず、島のためにと計画続行。異様な団結心が怖い。
追い込まれた真ちゃんは、責任を感じ自殺するけど、交番に後片付けのことを考えて、ビニールを貼りまくっていたところが几帳面で真面目な性格が出ていて、可哀想に感じた。
圭太が罪に問われるのは仕方がないが、純の嫉妬と妬みが恐ろしい。あの可奈の写真は凄い。圭太夫婦は知っていたんだろうか?知っていたなら距離をおくべきだっただろうし、知らなかったのかな。圭太が可奈と付き合う事になった頃にケンカでもしてハッキリケジメをつければよかったのにね。
出演者がみんなそれぞれピッタリでした。
悪い作品ではないのですが、少し違和感を感じる惜しい映画
キャストがデスノートの藤原竜也と松山ケンイチ。そして神木隆之介などなど、名優ずらりの豪華キャスト。これで期待するなと言う方が無理でしょくらいの豪華キャストです。実際俳優さんたちの演技には文句がないです。
しかしストーリーに関しては、以下の疑問を持ちました。
・なぜ保護司のおじさんがいきなり元殺人犯の小御坂をこの島に連れてきたのか。普通に考えるとこういう人なんだけど会ってみてくれないかと農園オーナーの泉君に事前に相談すると思うのです。まずそれが疑問。
・そもそも小御坂が死んだとき、守屋巡査が「なかったことにしよう」と言って、このような大事件にしてしまったこと。正直に言ったところで最悪でも過失傷害致死。つまずいて転んで死んだと言えば事故死。警官の彼が証言すれば正当防衛でも取れそうです。若くて新任だったから判断を誤ったと言えばそれまでですが、素人目から見ても、もうちょっとうまくやれるでしょうと。むしろ泉が小御坂に殺意を抱いて殺してしまったというような状況のあった方が流れとしては自然に思えます。それならば「なかったことに...」という行動に重みが出てきます。
・最後の流れから言うと小御坂が死んだときに「なかったことにしよう」というのは守屋巡査ではなく猟師の田辺が言うべきだと感じます。ただ、一連の田辺の行動は、一応どんでん返しになるのですが、ちょっと回りくどいかなとも思いました。
映画としては平均以上なのですが、少し惜しい感じを受けました。
なんか納得いかないな。
いきなりネタばれです。
友人の妻を愛していて、いつかは自分が夫の座につきたいと
思っている男の長年の夢が叶う、というストーリー、
でもあるわけですよね、つまり。
しかも、夫は友人の気持ちを知っていると。
サイコパスな男が島へやって来たのも偶然だし、
事故死もたまたま起こったこと。それがないと成立しない話って、
どうなのよw
原作を読んでないので、なんとも言えませんが、
この展開はないでしょ。友人はなんで無罪?
デスノートコンビ+神木隆之介。
その他の出演者も熱演だったのに、もったいないなあ。
結局悪い事をしたら早めに自首するに限る。 最初は殺人ではなく、過失...
結局悪い事をしたら早めに自首するに限る。
最初は殺人ではなく、過失致死だ。
被害者も凶悪犯なのだから執行猶予で済んだのでは。
警察官もその場にいたのに何をやっていたのか。
一番悪い松山ケンイチが最後まで何のお咎めもなしというのは納得できないものがある。
【気づいたら思考している程、映画の世界にどっぷり浸からされています】
・2022年公開の日本のサスペンス映画。
・過疎化が進む猪狩島だが、島の復興を願う圭太(藤原竜也さん)が生産した「黒イチジク」が大人気となり、国から交付金5億円が内定し、島民一同が盛り上がる。しかしある日、突然島に現れた怪しい男(出所したばかりのサイコキラー)を事故的に殺してしまう。居合わせていた幼馴染の純(松山ケンイチさん)と幼馴染で新米警官の真一郎(神木隆之介さん)と圭太は、島の復興が目の前にある中で、殺人事件が起きたことが世間に知れたら、人気どころか交付金までもらえなくなる可能性が出てくると考え、3人で死体を隠すことで島の平静を乱さないことを決意。だが、元受刑者の行方を追って本土から刑事が島を訪れることで平静だった島に波紋が広がり始める・・・ という大枠ストーリー。
[お勧めのポイント]
・死体を隠す3人の視点で緊迫感を感じれる物語
・思考をしてしまう魅力(ノイズの意味を考えずにいられません)
・鑑賞後、後追いで事の真相を知りたくなるオチ
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
【死体を隠す3人の視点で緊迫感を感じれる物語】
・殺人というよりは事故的に殺めてしまったこと(隠したことが悪いだけ)、それを隠しきれば島は平穏でいられると考える幼馴染3人のリアリティ、死んだのは元受刑者のサイコキラー、などが積み重なって「死体を隠す3人=悪」とは捉えられないんですよね。むしろ、3人に共感させてくれるように魅せてくれるんですよね。だからこそ、3人が隠すことが明るみになりそうになると、観ているこちらがハラハラする。しっかりと登場人物に共感させてくれて、感情を揺さぶってくれる物語はダレずに最後まで「どうなるの?!」と観たくなる作品でした。
【思考をしてしまう魅力(ノイズの意味を考えずにいられません)】
・タイトルである「ノイズ」は、劇中に台詞としても出てきます。「さあ~、島を乱すノイズを排除しましょう~」と。この台詞を聞いたその瞬間は「造られすぎ」といいますか「わざとらしさ」を感じてしまいました。が!後で考えてみると、タイトルの「ノイズ」の意味が不明瞭なまま物語が進む中、ここできちっとタイトル「ノイズ」をどういう意味で使っているのか、という言葉の定義をしてくれていたんだろうなぁという考えに至りました。
・そして「島を乱すノイズ」という具体的な意味を提示した上で物語を進めていくと、「ノイズ」の意味がどんどん抽象化されていくんですよね。「誰か(島)にとって、何か(平穏)を乱すもの=ノイズ(元受刑者)」と。その誰かや何かが、変わってゆく。そのノイズとは、誰にとってもどこにでもある。あれ、じゃあ本当のノイズって何?と。
・そうこう考えているうちに、結局、製作者さんの狙いにまんまとはめられている気がしました。笑 これぞ、映画の面白みですよね。気づいたらどっぷりとその世界に浸からせてくれている。そんな思考をしてしまう魅力を持った物語でした。
【鑑賞後、後追いで事の真相を知りたくなるオチ】
・正直、後味悪い映画です。笑
・結末のシーンの意味や、答えを魅せてくれると思っていたことを魅せてくれない、などのモヤモヤが止まりません。
・恐らく、誰もが鑑賞後に抱く感想だと思います。映画を流れで観ているだけでは、絶対にわからない謎だと思います。後で考えたり、他の方の口コミや考察を参考にして、「あぁ、こういうこと?」と真相に近づいた気はしても、未だに明確な結論はわかりません💦 そのモヤモヤは確実に抱くと思います。むしろ、明確な真相がわかったら教えてください!笑
・ただ、いくつかの考察を観た中で、一番「すごい!これかも!」と思えた考察が一つありましたので共有だけしておきますね。「ノイズ 考察アナグラム」で検索してみてください。そこで出てくるURLが「fromau.net」さんの考察がすごい!と思いました。
※もちろん、鑑賞後に見てくださいね!鑑賞前に見ても、よくわからないと思います。
【総じて】
・モヤモヤする終わり方しますし、もう一回見てもそのモヤモヤが晴れないことが確実だと思うのですが、不思議と「面白い映画だったなぁ」「誰かともう一回観てもいいかも」と思える作品です。
・それは、役者さんの演技のうまさによって見える孤島の猪狩島の雰囲気や、事件を隠し通そうとする3人の幼馴染への共感など、鑑賞中の約2時間、この映画の世界感にどっぷり浸かれたからだと思います。
・すぐには観ないと思いますが、きっと1年以内にはもう一度観る気がします。皆さんも是非一度ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。ありがとうございました。
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#全体3.6 #物語3.6 #演出3.6 #演技3.6 #配役3.6 #映像3.6 #音楽3.5
後味悪し。
意外な展開というより、考えられない話。島民の団結、主演3人?の熱い友情の物語かと思いきや、まさかの周到な裏切りという結末。ストーリーを知らないと最後まで視てしまうが、こちらも裏切られたような気持ちになった。キャストに期待して視て、演技も良かったが、強引な結末には失望した。映画の流れからどんなエンディングになるのか期待したが、伏線も何もないなんとも後味の悪い映画だった。誰が、何が、ノイズなんだろう。
ちょっと変わった映画
偶発的な殺人事件が起きて、「死体をどうしよう?」という映画だが、閉鎖的な小さな島での出来事であり、ちょっと変わった殺人エンタメ映画に見えた。
藤原竜也と松山ケンイチのW主演。
黒いちじく栽培をしている島に、元受刑者がやって来て殺人するのだが、元受刑者もチョットしたハズミで殺されてしまう。そこにいた3人の島民(うち1人は警官)。
もみ合っているうちに殺してしまった男(藤原竜也)が唖然としていると、幼なじみの男(松山ケンイチ)が「これ、正当防衛ってことだろ?」と正論。
しかし、島の警官に就任したばかりの幼なじみ(神木隆之介)が「これ全部なかったことにしましょう!」と言って、「死体をどうするドラマ」が始まる。
町長も「さぁ、島を乱すノイズを排除しましょう」などと言いながらやって来る変な展開。
そうして、死体をどうしようか……とすったもんだしていると、死体の数がドンドン増えていく(笑)
「この映画、収拾つくの?」ということだけで最後まで観たが、一度観たら二度は観ない映画の部類か…(自分には)
松山ケンイチが言った「これ、正当防衛ってことだろ?」に沿って、きちんと警察に話していれば、それで済んだ話だと思うが、それだと映画が20分ぐらいの尺になってしまうから無理やり物語を複雑にしていった感が残る映画だった(笑)
<映倫No.121583>
なんやかんやよかったです
主演3人の藤原竜也・松山ケンイチ・神木隆之介の演技の仕方がそれぞれで(※素人目線で恐縮ですが)舞台・映画・テレビみたいなそれぞれの芝お居分で統一感を感じられず、いまいち映画に入っていけなかった。余貴美子と榎本明の格闘シーンは(映画+舞台+テレビが混ざったような感じ)で、永瀬正敏と伊藤歩は(映画とテレビ)みたいな。まさに「ノイズ(雑音)」、雑な音という解釈ではなく「色んな音(お芝居の形)」が入り混じった映画。
ビニールハウスに入ってきた前科者を誤って殺してしまったときも、無花果(イチジク)を島の名産にしようとする思い・期待を背負いすぎて「通報する」ではなく「隠す」ことを選んだ。狭いコミュニティーならあり得ることだろうが、冒頭でもう少し島のコミュニティーの狭さを物語っていてもいいのかなとも思った。
無花果の花言葉が「実りある恋」「裕福」という皮肉もきいている。泉圭太(藤原竜也)は、目の前にある裕福を守るために動く。田辺純(松山ケンイチ)は、ストーカー並の異常な片思いを成就させるために圭太を主犯に仕立て上げる。
小御坂にとっては、保護司がノイズで。
警察にとっては、小御坂がノイズで。
島の人らにとっては、警察がノイズで。
泉圭太にとっては、周囲の期待の声・島の人らがノイズで。
田辺純にとっては、泉圭太がノイズで。
守屋真一郎にとっては、罪悪感がノイズで。
泉加奈にとっては、田辺純がノイズで。(「純は純のしたいことして。私はいつまでも圭太のこと待ち続けるから」と言い放つシーンがあるので)
それぞれの登場人物に「ノイズ」があるが、結果、それぞれのすべてのノイズは取り除かれまた日常が流れていく。
道路を走る車の音、クーラーの音、テレビの音、風の音、日常は色んな音が混ざっており、人は雑音(ノイズ)の中で生きている。
雑音=日常の中に例えば、「SNSでの自分への悪口」という一つの音を気にしはじめると、より「雑音」と認識してしまい、それが雑音のすべて(日常のすべて)だと思い込んでしまう。
島には漁業や農業も他の青果物あるはずなのに、「イチジク」という音だけに集中するから「島にはこれがすべて」という思い込みを生んだ。それが良くない結果を連鎖し呼び寄せた。泉圭太の心には島の風習が濃く染み込んでいたために初動の判断を誤らせ、遺体を「隠す」行為に至らしめた。ラスト、子供の絵日記の内容を復唱しながら歩く場面では、「家族との時間」の「音」が圭太の中で際立ち、その心地よい音に満たされ涙していた。島のしがらみのくだらなさや己の愚かさに涙しているようにも思えた。よかったです。
雑音を消し方を模索。
酷評が多いようだが、自分的には悪くないかなーと。
小さい閉鎖的な島で起こった殺人を隠そうと3人が奔走するものの、それが隠しきれずに、町長や近所のじいさん、出所したばかりの元受刑者、をどんどん殺してしまい、それによって協力者を求めて事件の真相を知るものがさらに数人増える。
ジュンからすると、真やケイタと結託しながらも、出し抜く機会をうかがっていたのか。それをパッと見るだけでは分からない表情は恐怖すら覚える。
閉鎖的な島だからこそ、協力者がすぐ見つかり、島のためという理由で納得してしまう空気感は数年では作り上げることはできない。何十年も同じメンバー、同じ暮らしをしているからこそ生まれるある意味気持ち悪い結束が生まれる。
それがどんどん伝わり、最後の後味の悪い最後もあって、終わり方として納得できない人もいるかもしれないが、それが製作者の意図でもあったのではと想像する。
全324件中、81~100件目を表示