劇場公開日 2022年1月28日

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「最高にハラハラする傑作サスペンス」ノイズ ニンフィア好きさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0最高にハラハラする傑作サスペンス

2022年10月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

知的

この映画、受けた印象は、ここまでドキドキさせられる映画がまだ存在するのか。。。!
という感じです。いやぁ、サスペンスって面白いですね。この映画は絶海の孤島が舞台で、大して広い面積でもないのに、話の広がりがすごいです。どんどん誰もが極限状態まで追い込まれていきます。一人死んで、また一人死んで、って殺人の連鎖の勢いがすさまじかったです。

小さな島で、大きな繁栄が期待される中、島を活気づけた張本人が人を殺しました。さあ、どうしますか?というスタートです。初めこそ、どうせすぐに殺した人の死体がバレて大騒ぎになるんでしょ、くらいに思っていたのが、警察がわんさかいる中でも必死になって隠ぺいが働くんですね。それでも、主人公と親友の二人は極限まで少しずつ追いこまれていきます。このドキドキ感、ハラハラ感がたまらなく好きになりました。「ミュージアム」のカエル男や「キャラクター」の両角のような最初から決められたシリアルキラーによる連続殺人じゃなくて主人公が人を殺してしまったところから始まるので、また違ったスリルを楽しむことができました。それにしても、藤原竜也さんってどんな役をやっても同じ藤原竜也なんですね。「カイジ」の時となんら変わらなかった気がします。演技はすごい上手いのに、カメレオンではない。そこもまた藤原竜也という俳優の一つの魅力かもしれません。

これ、誰が犯人=ノイズなのか。わかってるはずなのに衝撃的です。サスペンス好きは観ないともったいない!

ニンフィア好き