オーストリアからオーストラリアへ ふたりの自転車大冒険

劇場公開日:

オーストリアからオーストラリアへ ふたりの自転車大冒険

解説

2人の若者がオーストリアからオーストラリアまでの陸路1万8000キロを自転車で旅する姿を、自ら撮影、監督して完成させたドキュメンタリー。オーストリアからオーストラリアまで自転車で走破する旅に乗り出したアンドレアスとドミニク。ドローンと4Kカメラを積み込んだ彼らは、赤の広場やステップ砂漠、ヒマラヤ、カラコルム山脈などを通り抜け、ロシア、カザフスタン、中国、パキスタン、インドなどユーラシア大陸を横断して目的地となるオーストリアのプリスベンを目指す。しかし、初日から豪雨と暴風に襲われたたほか、水や食料の枯渇、灼熱、日射病、友情の危機など、2人の旅には未経験のさまざまな困難が待ち受けていた。

2020年製作/88分/オーストリア
原題または英題:Austria 2 Australia
配給:パンドラ
劇場公開日:2022年2月11日

スタッフ・キャスト

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(C)Aichholzer Film / Dominik Bochis / Andreas Buciuman

映画レビュー

4.02人組の自転車旅案件。ここ10年の撮影機材のチープ化、進化に驚く

2022年1月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

2011年に、本作同様2人で世界を自転車で旅する「僕たちのバイシクルロード」ってドキュメンタリーの配給を手伝ったことがあります。だから、このオーストリアからオーストラリアへの2人の自転車旅案件は興味津々でした。

まず、率直な感想は、「機材のチープ化ってこんなにも進んだのか」というもの。手持ちカメラにジンバル、赤外線カメラ、ドローン、もちろんスマホとかなり多様な機材を携帯してます。しかも、恐らく機材費は2人合わせて50万円ぐらいに収まってるんじゃないですかね(自転車除く)。凄い時代になりましたね。誰でも長編映画が作れるわ。

内容的には、パキスタンのシークエンスが最高でした。警察職員によるカッワーリー。あと、インドの無料の食堂は「聖者たちの食卓」の黄金寺院ですかね。2人の行程は、カザフスタン行ったり、ネパール行ったりと、「僕たちのバイシクルロード」とはまた全然違うルートで面白かった。いずれにしても、完全に2人だけで撮影してるのが凄い。ドローンの空撮も上手いね。

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駒井尚文|映画.com編集長

3.5もっと見たい!

2024年10月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

興奮

二人がけっこう辛そうにしている場面があり、長旅の楽しいだけじゃやってられない所や達成感が、リアルに感じられたのが良かったです。

ユーラシア大陸横断の様子はもっともっと見たかったです。

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YOTSUBA

4.0できないと思うこと

2024年8月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

イスラム過激派やタリバンが支配するパキスタン。戦争が始まる前のロシア。軍事政権下のミャンマー。普通に旅行するだけでも何が起こるかわからない地域を自転車で横断する。酸素の薄い高地から赤熱の砂漠や荒野まで越える旅。簡単に想像するだけで命の危険と隣り合わせであることは明らか。

「できない」と思えばそれまでのこと。「できるかもしれない」そう考えたからこそ全ては始まった。

映画の終盤、とっくに限界を越えたドミニクが、全て失敗だと嘆き、もうやめると言いながらそれでも自転車に乗り走り出す。先に走っていたアンディは黙ってその再会を受け入れる。言葉はなくとも通じ合う2人と美しい風景がドローン映像で映し出される。この映画のハイライトだ。

「どんなに行き詰まろうとも解決法があることを学んだ。止めるのも続けるのも結局は本人次第。」映画の終わり、ドミニクはこんな言葉で締めた。

人生は旅だという言葉をよく聞くが、自分の世界に引きこもり、安全な場所で死ぬのを待っているような人生を送るのも、未知の世界に飛び出して、死ぬような思いをしながら生きる喜びを味わい尽くすのも、全ては自分で決めていること。死んでしまってはどうしようもないんだけれど、死んだような目をして安全な場所で生きる自分には目が覚める思いをした素敵な映画だった。

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supersilent

4.0羨ましすぎるユーラシア大陸横断

2024年7月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

旅行好き、特に秘境好きなら楽しめます。歳をとったら秘境に行くのは難しいし、船旅だとユーラシア大陸は行けないですしね。

ハイライトはパキスタン。パキスタンの人が暖かすぎる。心配だからついてきて見守っていたなんて。私はウズベキスタンで暖かいおもてなしをうけました。だからなんとなく分かります。大富豪になったらユーラシア大陸車旅(運転手付)行きます!

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ミカ