アフリカン・カンフー・ナチス

劇場公開日:

アフリカン・カンフー・ナチス

解説

第2次世界大戦後、ひそかに生き延びていたヒトラーと東條英機が、落ちのびた先のガーナで世界征服のための武闘会を開催するというトンデモなストーリーが展開するカンフーアクション。第2次大戦後、アフリカのガーナに逃げ延びたヒトラーと東條英機は現地を制圧し、魔術的パワーを秘めた「血塗れの党旗」を用いて人々を洗脳。世界侵略のための新たな拠点を築いていた。ヒトラーたちによって地元のカンフー道場を潰され、恋人を奪われた青年アデーは復讐を誓い、最強のカンフーを習得するため過酷な修行に励むのだが……。日本在住のドイツ人監督のセバスチャン・スタインが、ガーナの映画監督ニンジャマンとタッグを組んで製作。スタインが自らヒトラー役を演じ、スタインの友人で一般人の秋元義人が、カラテの達人である東條英機を演じた。

2020年製作/84分/R15+/ガーナ・ドイツ・日本合作
原題または英題:African Kung-Fu Nazis
配給:トランスフォーマー
劇場公開日:2021年6月12日

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映画レビュー

3.0スーパーのパンコーナーに売ってる安いハンバーガーみたいな作品。

2023年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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すっかん

3.5観客を現実から解き放つ、B級度数の高い酒

2021年7月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 スタイン監督が酔っ払って2時間で脚本を書き上げたという本作。確かにこの、モラルの壁をなぎ倒す勢いは、気持ちよく酔った時の解放感に似ている。
 冒頭から神妙な語り口でシュールな設定を叩き込まれる。予告などで多少は知っていたものの、気圧されて「お、おう……」となってしまう。登場人物の字幕は薄めの関西弁である。なんでやねん。(←ガーナの民族アカン族の言語アカン語からの発想だそうです)

 ヒトラーと東條英機が、逃亡先のガーナで「血染めの党旗」の魔力とカラテスキルを使い現地の人を「ガーナアーリア人」として洗脳する。彼らにカンフー道場を潰され、恋人も奪われた青年アデーが、修行して強くなり彼らを倒す。ディテールはともかく、ストーリーはオーソドックスだ。
 一番まともな見どころは、ガーナ人俳優の俊敏なアクションだ(カンフーや空手としてちゃんとしているということではありません)。現地のアクションスターを揃えたらしい。B級映画のユルい空気感で油断していたところに、ん?なんかこの動きはすごくないか?と気付くとちょっと見方が変わる。
 ところどころに仕込まれたカンフー映画へのオマージュも、監督のワクワク感が伝わってきて楽しい。
 「ガーナのジョージ・ルーカス」ニンジャマンによるキッチュなVFXも注目ポイントだ。指や首がチョンパされるシーンが出てくるが、貼り絵状態だったりあからさまな粘土細工だったりして、温故知新的な感動を覚えた。

 スタイン監督は日本在住のドイツ人で、母方はロシア人、父方の祖父は元ドイツ軍の砲兵。「負の歴史は徹底してバカにしてシンボル性をなくす方がいい、タブー視して隠すと崇拝する人が出てくるから」という思想をインタビューで語っている。一見とんでもなく不謹慎そうなのに笑いをスポイルするような不快感がないのは、この考えが根底にあるからだろうか。知らんけど。

余談↓
 しげる氏による監督インタビュー(作品タイトルと「しげる」とかで検索すると見られます)が情報量多過ぎて抱腹絶倒。
・黒人女性が好きで、アフリカに行くためにどうするか考えた結果作品の制作に至る。
・室内での武道会シーン撮影をブードゥー儀式と誤解され警察沙汰に。
・アドルフの格好で銃を持ち、ドローン撮影していたら警察沙汰に。
・プロデューサーの車が爆発。
・アドンコはガーナで一番人気の蒸留酒で、メーカーは本作のスポンサー。差し入れのアドンコでスタッフは泥酔しながら撮影。
・エンドロールに朝堂院大覚が出ているのは、監督の昔からの友達だから。

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ニコ

3.0「なんでやねん!」ってツッコミ入れるんが好きな人向けの映画(?)絶ッッッ対に吹替で見るべき!頭バカになりゅぅぅぅ~~~っ!

2024年6月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

“観る”ではなく、あえて“見る”を使う、そんな見世物小屋的映画です。そもそも映画かぁ?(笑)
それでねこれ、どのバージョンでも同じなのかはわからないのですが、アマプラの吹き替え版が、どういう訳か関西弁吹替だったんですよw YouTubeで予告見たら、字幕版も関西弁表記になっていました。なんでやねん!
「アホンダラ!シバくで!腹へってるか?儲かりまっか?ボチボチでんな。茶ぁシバこか!」
全編そんな感じなんですよw 割とネイティブに準じていました。
これ、今まで観てきた作品の中で、ありそうでなかった試みでした。
唯一、コレだけが評価できる作品。
お話の筋をどうまとめればよいのか、さっぱりわからないですが、下手くそに書いてみますね。

ガーナ・ドイツ・日本の合作やねんw「なんでそないなってんw」って感じの映画やねん。ここからしてもう頭おかしいてw しかも、カンフーやのに日本てw 香港は嫌がってたん?
第二次世界大戦でヒトラーは生き延びてはったんですね。裁判で死刑にされたはずの東條英機もおんなじで。
そんな戦争を一緒に戦ったはずやった同盟国やのに、イタリアはハブられとるんですよ。
「ポンコツのイタリアは除外された」って言われとるんですよw イタリア人怒ってもええとこ。いや、外されとった方が幸せやって話やね。
ほんで、二人はなんでか?アフリカのガーナに亡命しとったんですよw なんでやねん!
そんで、“ナチスの神器の血染めの党旗”の魔力で(なんでやねん!)現地人をガーナ・アーリア人に洗脳して(顔に小麦粉塗ったくって白くしただけw)支配下に置いて、ごっつい帝国を作ろうとしてたらしいねん。ヒトラーの側近が、ドイツ人やのぅて、なんでかか現地で調達したっぽいガーナ人(?)っぽいのが笑えるねんw
役者足りへんから、スタッフが兼任してるんが多いみたいやねん。
「なんのこっちゃ?」でしょ。こっちが説明してほしいくらいやねんw 頭バカになりゅぅぅぅ~~~っ!
血染めの党旗のデザインって言うんが、これまたひどいのひどくないのなんの。日章旗の真ん中にドイツ軍のかぎ十字が描かれてるだけやねんw
そんなん見たら色んな国の人が色んな意味で目ぇひんむいて倒れてしてまうやんw
そんなヘンなのんに立ち向かうカンフー使いのガーナ人の主人公の話やねん。
一回は負けてしもた主人公なんやけど、なんでかヘンな師匠に修行つけてもろて酔拳をマスターしてもう一回戦って勝つねん。
最後のボスで、空手使いの東條英機(だからなんでやねん!)が、たっぷんたっぷんの体つきで、全然強そうに見えへんねんw ちょっとくらい努力して役作りせぇ!っちゅう話ですわw
んで、ヒトラーとの対決もカンフーで戦って勝つって思うやん?ちゃうねんて、最後は鉄砲の撃ち合いでやっつけるねんw カンフー関係あらへんw

お話自体は、別にいいんですよ。ミリヲタこじらせた中学生が授業中に「面白い話考えたった!」で済むレベルのことですから。
問題は、こんなのに、お金とゴーサイン出した人らです。何考えてんだかw

評価なんですが。よくもこんな作品を世に出した勇気に敬意を表して、一周半回ってこんな感じにしました。
Z級もここに極まれりって話しです。こんなくっだらねーカルトムービーがたまに観られるから、いやぁ~映画って本当にいいもんですね。

いっつもは、アカンなりに、一応推敲して投稿してるねんけど。今回はそんな労力かけとぅもない映画やったんで、やっつけ仕事で書きましたねん。

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野球十兵衛、

2.5素人が撮った映画とか思って観たならなんとかみたいな…?

2023年11月11日
iPhoneアプリから投稿

以前に何かの紹介映像で見たことがあったので、興味からなんとか頑張って最後まで鑑賞し通すことが出来た。

正直、何度か挫折しかけたが、止めたらもう二度と観なくなるだろうと思い、製作者へ敬意を払うつもりで耐えた。

多分、というか劇場で対価を払って観るのはムリっぽい。
しかし、製作者の情熱で、低予算でここまでやり抜いたのは本当に凄いと思ったし、脱帽ではある。

アイデアとか、設定とかは着目点など、良いものがあると思うし、カンフーやアクロバティックな体技などは悪い訳でも無いので、そうした事を理解する特定のマニアにはウケる事もあろうと思うが、フツーの人は辞めておいた方が無難でしょう。

まあ、ある意味“愛すべき映画”だとは思います。
金にモノを言わせたハリウッド大作のようなのの対局にあるこのような作品は必要な存在であり、いつの世にも無くならないで欲しいと願います。

評価が低いのは、やや単調感が辛くなるので「もう少し絞り込んでテンポが良かったら」もっと良くなっていたように思えるので….

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アンディ・ロビンソン